豪雨による畑冠水被害というピンチをチャンスに！

じゅんかん育ちの生姜をベースに農家直送「蒸し生姜＆佐賀海苔パウダー」を開発しました。

九州佐賀有明海沿岸地域の特性を活かした栄養満点「じゅんかん育ち」のオンリーワンを目指した新製品をお届けします。是非お試しください。

卵焼き、焼きそば、ご飯に振りかけ、パスタ・・・・・。

お湯に煎じて飲むだけでも十分ですが、いつもの料理が、一味違った風味として味わっていただけるのではないでしょうか。

最初は、海苔のほのかな磯の香り！そして、舌にピリッとシャープな辛味の後味！そんな香りと味を賞味いただけると思います。

即席とんこつラーメンやカレー、焼き飯などにも振りかけて、コレ、いいじゃん！と、思っていただけると幸いです。生の生姜だと気付けない風味や出せない食感が引き出されるのではないかと思います。新しい食べ方をドンドン見つけて、ワクワクさせる食卓の美味しさ！を耕してください。

僕の奥さんは、毎朝、味噌汁にひとかけ。「美味しいね！」と言いながら、色々な料理に薬味の一つとして、使ってくれています。

プロジェクト概要

大雨冠水という自然災害により収量が激減したため、高付加価値化を図るべく農業の6次化による新商品づくりと販売によって復活することに挑戦。九州佐賀有明海沿岸地域の特性を活かした「じゅんかん育ち」の新製品を、食品ロスを発生させることなく商品化し、自然災害を克服できる持続可能な農業の6次産業化を図り復活したい。応援よろしくお願いします。

プロジェクト詳細

当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

西原農園の西原幸一と申します。

江戸時代に本格化した有明海干潟の干拓によって広がる佐賀平野。それはミネラル豊富で微生物豊かな肥沃な大地。全国屈指の農業県、食どころです。そこで生まれる農産品はまさに天の恵みであり、自慢の逸品の数々。

そんな佐賀で、佐賀県認定のエコファーマーとして土にこだわり自然の恵みを余すところなく込めた生姜を育てはじめました。

しかし、昨夏、8月14日からの記録的な大雨による冠水被害！

数十年に一度という大雨、畑は4日間以上見事に冠水しました。

土づくりにこだわらない、化学肥料や化学農薬を使った通常の慣行栽培だったら、病原菌が蔓延して全滅してしまったのではないかと思います。生姜は、2日間以上冠水したら大きなダメージを受けて抵抗力がなくなり、徐々に全滅していくというのが通説ですから。

何とか生育しましたが、半分以上はダメージを受けて抵抗力がなくなり病気に勝てませんでした。収穫量は例年の三分の一にも満たず、しかも、店頭に出せない規格外の小さな生姜が多々ありました。廃棄処分も覚悟しました。

土づくりこだわって栽培していましたので、全滅には至らなかったものも、次年以降も自然災害に見舞われると経営継続が成り立たなくなってしまいます。少量の収穫でも生姜は生姜ですから、「いかに付加価値をあげるか！」が復活するための思案のしどころでした。

そこで、規格外の生姜を加工に活かして新たな商品を作ることに取り組みました。そして、これまでボチボチと作っていた「蒸し生姜シロップ」、「玉ねぎ生姜ソース」に加え、

「蒸し生姜パウダー」を開発する目途がたちました。

また、シロップやソースを作る過程で、相当量の搾汁滓が出ますが、これらも乾燥してパウダー化することで、「蒸し生姜シロップパウダー」、「玉ねぎ生姜パウダー」

も作ることができるという、食品ロスなく製品化できると、「勿体ないなぁ！」という思いから、大きな気づきを得ることができました。

これで、規格外の生姜も活かして、しかも、食品ロスを生じさせない工夫も凝らすことができるようになりました。今では、これらの商材を多くの方々にお届けできないかと取り組み始めています。

私は、佐賀県庁退職後、第二の人生として、今は亡きトマト栽培農家の友人と合同会社友幸素舎を立ち上げ、栽培、加工、販売と農業の６次化に取り組んできました。特に、約2割のトマトが規格外となり廃棄されますから、これを加工して、トマトドレッシングなど加工品づくりに取り組んでいました。

そして、2年前、歳は重ねつつも、これからも一層「夢を持って生きていこう」と、退職後3年目、64歳にして佐賀県認定のエコファーマーとして就農することができました。

古より東洋で重宝されていた生姜を栽培し、生姜の持つ多くの機能性を活かして、６次化し、地域の方々の健康づくりを、ささやかなりともお手伝いできないか、そして、

「常に正念を保ち、量を知って食べる人は、苦しみ少なく、長生きができる」という

他者と自分の夢を追いかけようとの思いから。

そのような中で、この度、低平地佐賀平野という地域の特性を活かした「じゅんかん育ち」の新しい特産品が作れないかと模索し、めぐり巡る中で、ハッと閃いたのが、生姜と、自分の周りでは当たり前にありふれた、有明海特産海苔、それぞれの健康パワーを組み合わせた食材でした。

海苔の成分を調べた結果、辿り着いた、

「蒸し生姜＆佐賀海苔パウダー」です。ホントに灯台下暗しでした。

さ-て、どんな料理ができるのか！

早速、簡単料理にチャレンジしました。（奥さんに作ってもらいました。）

お湯に煎じて飲むだけでも十分ですが、

卵焼き、焼きそば、ご飯に振りかけ、パスタ・・・・・。いつもの料理が、一味違った風味となり、とんこつラーメンやカレー、焼き飯などにも振りかけて、コレ、いいじゃん！と、多くの方々にお届けしたいと思った次第です。

さて、

みなさん、「じゅんかん育ち」ってご存知ですか。

「じゅんかん育ち」とは、下水道資源を有効利用し育てた農水産物などの「下水道発食材」の愛称です。国土交通省では、下水道資源を農作物の栽培等に活用する取組「BISTRO下水道」の一環として、「じゅんかん育ち」を浸透させ、農水産業における生産性の向上を図ることを推進しています。

私の地元佐賀市でも、バイオマス産業都市さがを推進し、地域資源の活用で「昔に帰る未来型」をキーワードにして、「じゅんかん育ちin佐賀」ブランドの浸透を図っています。最近よく言われるSDGｓ（持続可能な開発目標）取り組みの実践でもありますね。

下水道資源である下水汚泥堆肥は、利用された方からは、「土がふっくらとなった」、「経費が安くなったうえに病気になりにくくなった 」、「 作物のえぐみがとれて、うまみが増した」などと喜びの声が寄せられています。安価で凄い堆肥ですね。

私は、この堆肥を、さらに、C/N比（炭素率）を20程に調整して、再び発酵させることにより有用な微生物とアミノ酸豊富な発酵資材（籾殻乳酸菌発酵ボカシ）を独自に作っています。これを使う「じゅんかん農法」により、滋味（栄養豊富で美味しい）な野菜を栽培しています。しかも、連作障害も回避でき、病害虫の発生も少なくなることも、これまでの実践を通して確信しました。

昨夏の4日間の大雨冠水による全滅の危機を何とか乗り越えられたのも、この「じゅんかん農法」のお陰であると思っています。

そして、下水道の処理水は、有明海の海苔養殖期の冬場に合わせて、窒素やリンを含む栄養塩やアミノ酸を多く流すことにより、美味しくなり色落ちも防ぐなど、

佐賀県の海苔養殖日本一に貢献しています。

じゅんかん農法で作ると、慣行農法とは一味違う、滋味（栄養があって、美味しい）な野菜など作物ができますが、このじゅんかん育ちも、市場に出せない規格外の生産物がでます。同じ滋味な食材ですので風味は変わりません。生姜も同様です。

そこで、

この生姜に、有明海特産海苔の際立つ栄養と香味をプラス

しました。

古くから日本人の主食であるお米とともに食べられてきた海苔ですが、脇役ながらもタンパク質、食物繊維に加え、健康維持に欠かせないビタミンやミネラル、葉酸の豊富な食材で、「海の緑黄野菜」と異名を持つ優秀な食材です。

また、うまみ成分であるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などがたくさん含まれています。これらのうまみ成分は、一つ一つよりも一緒になった方が美味しくなります。これを味の相乗効果といいます。海苔はこれらの成分量が多いばかりではなく、それぞれのバランスがいいため、各々のうまみ成分が相互作用し何倍もの美味しさを作り上げています。

今回は、いつもご一緒に街角マルシェに参加している「恵丸水産」様のじゅんかん育ちの有明海海苔とコラボレーションしました。

何で生姜の６次産業化を始めたのか。

就農に当たって、自前の農地は所有していません。借りれた農地は、有明海低平地という、米麦作中心で産地でもない所、しかも、毎年大雨時には必ずと言っていいほど冠水する畑でした。

そこで、限られた条件不利農地でより一層の利益を上げるにはどうするか、新たな加工食材としても用途が広い生姜を栽培することにしたのです。冠水で悩まされるだろうと危惧しながらも。

学生時代は柔道に明け暮れながら、農芸化学を専攻していましたので、インターネットを通じて食品加工技術を独学で習得することができました。便利な世の中になりましたね。

加工の特長：低温スチームと130℃加熱水蒸気処理‼

私の野菜加工方法の特長は低温スチームと130℃加熱水蒸気処理です。

低温スチーム加工は酸素が少ない空間で加熱調理しますので、酸化が抑制されます。さらに、熱効率も高く短時間で加熱することができます。また、130℃の加熱水蒸気はほとんど無酸素状態の空間で加熱します。酸化がなるべく起こらないように工夫した加工調理を行っております。

地元のサガテレビさんも取材に来られました。ありがたいことでした。感謝しております。

ご承知のとおり、生姜にはポリフェノール類が沢山含まれております。ジンゲロール、ショウガオールなどですね。この生姜、熱して乾燥させるとショウガオールが生の生姜の200倍以上に増えると。

このショウガオールは生の生姜には少なく、加熱・乾燥して、よりたくさんのショウガオールを生成させた方が効果的であるともいわれています。

そのショウガオールは100℃を超える加熱水蒸気で加熱することでジンゲロールが変化、豊富に生成されるという研究結果が出ています。

ここで、130℃加熱水蒸気処理による蒸し加工調理を活かすことができます。

さて、2年前の4月、エコファーマーとして就農し、土づくりから始めた生姜づくり、やはり毎年、大雨、そして台風といった災害を被りました。

昨年の様子です。

2年前にエコファーマーとして就農して、この度やっと、自然災害被害を克服しながら、地域の資源を活かして、持続可能な、土づくり-栽培-一次加工-二次加工、そして、皆様の健康な食生活のお手伝いができる地場の産品を使った販売と、一連のノウハウを確立できる糸口ができました。これで、通年で取り組める目途が立ちつつあります。

これからは、雨季の大雨冠水被害を回避するため、冬季でも栽培できるハウス栽培にも取り組み規模拡大していきたい！ 有明海低平地地域での産地形成ができればいいなという夢を追いかけながら。今は一反の小さな農家ですが、千里の道も一歩から、一人息子が脱サラして就農しようかなぁと、その気になっています。

夢なき者に 理想なし

理想なき者に 計画なし

計画なき者に 実行なし

実行なき者に 成功なし

故に 夢なき者に 成功なし

そんな、幕末の思想家 吉田松陰の言葉を重ね重ねかみしめながら。

これからも、応援よろしくお願いします。

リターンを紹介します。

リターン単品の商品仕様

〇蒸し生姜＆佐賀海苔パウダー 20ｇ

原材料：生姜（佐賀県産）海苔（佐賀県有明海産）：特定原材料なし

内容量：20ｇ

賞味期限：製造から1年

保存方法：常温、冷暗所で保存

販売者：西原農園 佐賀県佐賀市久保田町大字新田740番地

製造者：合同会社友幸素舎 佐賀県佐賀市久保田町大字新田740番地

〇蒸し生姜パウダー 20ｇ

生姜にはジンゲロール、ショウガオールなどポリフェノール類が沢山含まれており、生の生姜よりも加熱・乾燥して、よりたくさんのショウガオールを生成させた方が使い勝手が良く効果的であるともいわれています。そして、ショウガオールは100℃を超える加熱水蒸気で加熱することで蒸すと、ジンゲロールが変化し、豊富に生成されます。そこで、独自の130℃スチーム製法で蒸し、乾燥させパウダー化しました。

薬味として使っていた「すりおろしの生姜」を蒸し生姜パウダーに変えてみてください。また、蒸し生姜海苔パウダーと同様にお料理にもお使いください。

生姜紅茶は定番、味噌汁、生姜焼き、カレー、うどんetc.

色んな料理に、お飲み物に振りかけてみてください。

原材料：生姜（佐賀県産）：特定原材料なし

内容量：20ｇ

賞味期限：製造から1年

保存方法：常温、冷暗所で保存

販売者：西原農園 佐賀県佐賀市久保田町大字新田740番地

製造者：合同会社友幸素舎 佐賀県佐賀市久保田町大字新田740番地

〇蒸し生姜シロップ 240ｇ

添加物なしの自然の美味しさを実現しました。香料、着色料、保存料を一切含まない、自然な美味しさそのままの飲みやすい生姜シロップです。

5倍希釈でそのままどうぞ。生姜で元気！美味しく飲んでみてください。

独自のスチーム製法で生姜の成分を引き出しました。また健康にやさしい北海道産甜菜糖を使用、自然の美味しさを実現。濃縮タイプですのでお湯、紅茶、牛乳、ヨーグルト、またお好みに合わせてお酒（焼酎やジン、ウォッカ）等で割って、お召し上がりください。

なお、成分が底に沈殿しますので、よく振ってお使いください。

材料：生姜（佐賀県産）甜菜糖（北海道産）レモン果汁

内容量：240ｇ

賞味期限：製造から6ヶ月

保存方法：常温、冷暗所で保存 開封後は要冷蔵

販売者：西原農園 佐賀県佐賀市久保田町大字新田740番地

製造者：合同会社友幸素舎 佐賀県佐賀市久保田町大字新田740番地

〇生姜たまごプリン 130ｇ

ご存知でしょうか！佐賀県は プリン県 なのです。現在「さがプリンマップ」には49種類が掲載されています。

このマップに、この「生姜たまごプリン」も取り上げられたらいいな！との思いで、香料、着色料、保存料を一切含まない、自然な美味しさそのままのプリンを作りました。「甘く、そしてピリ辛っ！」スイーツとして、美味しいプリン県定番の一つになったらなーとの思いで作り上げました。

まずは、一口、いかがでしょうか！

原材料：牛乳（九州産）卵（佐賀県産）甜菜糖（北海道産）生姜（佐賀県産）

特定原材料：乳、卵

内容量：130ｇ

賞味期限：製造から2週間

保存方法：要冷蔵（10℃以下以下で保存）

販売者：西原農園 佐賀県佐賀市久保田町大字新田740番地

製造者：合同会社友幸素舎 佐賀県佐賀市久保田町大字新田740番地

実施スケジュールについて

2021年2月 蒸し生姜＆有明海苔パウダー試作（1）

2022年3月 蒸し生姜＆有明海苔パウダー試作（２）プロジェクト準備

2022年6月上旬プロジェクト スタート

2022年6月末 プロジェクト終了

2022年7月中旬 リターン配送

リターンについて

資金の使い道

昨年の大雨冠水被害により、生姜の収量は1/3以下でした。そのため、主に、種生姜の購入資金に充てたい。・・・40万円程

運営費・・・10万円程

なお、それ以上の場合は販路開拓費用に充てさせていただきます。

実行者紹介

西原農園 西原幸一

1956年生まれ。中学時代からの学生時代は柔道に明け暮れ、九州大学農芸化学科を卒業後1982年に佐賀県庁に入庁。

佐賀県庁ではICT、農業、環境、産業・科学技術振興などに従事。傍ら少年事業育成にも尽力。

定年退職後6次産業化に取り組む「合同会社友幸素舎」を設立。

一昨年4月に佐賀県の認定を得たエコファーマーとして新規就農、循環型農業（炭素じゅんかん農業）に取り組んでいる66歳。