プロジェクト実行者
ストーリー
- 伝統的な紙への加飾技術を、新たな挑戦としてガラスに応用!
- 細やかな金箔による「砂子加飾」ならではの味わいや趣
- 日常を彩るお皿やインテリアプレートをお贈りいたします
伝統工芸「加飾紙」の新たな挑戦
はじめまして、加飾紙製造・販売を行っております湯島アートです。
有限会社湯島アート 3代目 一色清(いっしき きよし)
プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。湯島アート代表の一色清と申します。湯島アートは、和紙にさまざまな加飾をデザインする職人の工房です。明治のなかごろに創業し、当時は横山大観氏などの美術学校の先生がたとの交流もあり、さまざまなところに和紙を納めておりました。
砂子(すなご)加飾とは?
紙への加飾を行う職人は、大きく分けて唐紙師・更紗師・砂子師がございます。当社はその中で、砂子細工を行う砂子師として始まりました。砂子細工とは、箔を筒で目を揃えて細かく砕いて、砂子を数回に分けて蒔き、押さえることを繰り返し、図案を描き出す技法です。
細かい箔の濃淡でグラデーションを作り出すこともでき、長年の修行が求められます。こちらは創業当時からある図案の「遠山(とおやま)」です。
砂子加飾の新たな挑戦
現在、湯島アートでは、新たな挑戦として異素材への加飾に取り組んでいます。初代から続く砂子加飾をガラスに施し、「砂子硝子(すなごがらす)」として、商品開発を進めています。
▲湯島アートの新機軸として取り組んでいる「砂子硝子」シリーズ、贈答用スモールプレート「Tsumugu」/協働デザイナー:清水覚(オクノテ)。紙への加飾技法をガラス材に応用した挑戦作。
これまでガラス材への金箔加飾は、ガラスと一緒に焼き付けるか、漆を使った蒔絵がございましたが、私たちが新たに開発した技法では、より細かい箔による造形を可能にしました。
型を使うことで、自由な造形を作り出すことも可能です。
リターンについて
ご支援いただいた方への御礼として、砂子硝子の新商品をお贈りいたします。
・4,200円(税込)のご支援:砂子硝子 豆皿×1点
色もサイズもさまざまな箔を散りばめた、同じものは一つとない特別な豆皿です。
・4,400円(税込)のご支援:砂子硝子 丸皿×1点
直径120mmのプレーンな丸皿です。襖絵にもよく描かれる伝統的な琳派をモチーフに砂子加飾にて描きました。
▲砂子硝子 丸皿 桜
▲砂子硝子 丸皿 杜若
▲砂子硝子 丸皿 紅葉
・4,900円(税込)のご支援:箸置き×1点
長さ80mm、高さ9mmのガラスの箸置きに砂子加飾を施しました。
・5,900円(税込)のご支援:お香立て付き小皿×1点
直径110mmのガラスの小皿に加飾しました。お香立てとしてお使いいただけます。
▲香立て(金箔加飾 ガラス製お香立て)
▲香立て(七彩箔加飾 金属製お香立て)
▲香立て(金箔加飾 金属製お香立て)
・8,900円(税込)のご支援:砂子硝子「Tsumugu」(金彩銀彩)
ギフト向けとして制作した豆皿セットです。金箔、銀箔にて、食材が触れない外側に砂子加飾を施しています。
・9,900円(税込)のご支援:お猪口とお皿セット×1点
砂子加飾を施したガラスのお猪口とお皿のセットです。色は青、緑、ピンクの3種類、飲み物が触れない、お猪口の外側に加飾しています。
・12,900円(税込)のご支援:砂子硝子「Tsumugu」(七彩箔)
こちらは希少な七彩箔(しちさいはく)で砂子加飾を施しています。クロームや銅のような重厚感のある輝きです。こちらも食材が触れない外側に加飾しています。
・50,900円(税込)のご支援:砂子硝子 特製インテリアプレート×1点
屏風専門店である片岡屏風店の三代目・片岡孝斗さんとコラボレーションし、屏風形状で立てかけられるインテリアプレートを制作いたしました。砂子硝子と加飾紙の美しさを合わせてお楽しみいただけます。
片岡屏風店について
片岡屏風店の創業は1946年。以来、現在に至るまで、東京都墨田区にて、節句用、ホテル・式場用、装飾用など屏風を専門に製造・販売しています。今では着物や写真、絵画などを屏風に仕立てる「オーダー屏風」も手掛けており、さまざまなクリエイターからも支持されている職人の一人です。
どのリターンも、ご支援いただいた方には、お礼のお手紙をお送り差し上げます。また、催事やイベントなどの際にはご案内を差し上げます。
プロジェクトにかける思い
日本の暮らしを彩ってきた加飾紙の歴史
昔はどこの家庭にもあった襖を思い浮かべてください。いろいろな柄や飾りが施されていたのではないでしょうか。襖紙は、家の中にいながらも季節を感じさせ、安らぐ空間をかたち作ってきました。砂子職人として始まった湯島アートは、2代目になると襖紙や壁紙をメインに取り扱うようになり、手仕事では間に合わなくなるほど隆盛しました。
手仕事への原点回帰、クリエイターとの協業
しかしながら、時代は移り変わり、現在のように洋室が中心になっていくと、襖紙の需要もだんだん小さくなってきました。追い討ちをかけるように、技術の進歩により精密な印刷が可能になり、量産品の安価な襖紙との価格競争にも飲み込まれていきます。その中で、3代目である私は、創業当時の手仕事に原点回帰し、量産品ではなく、伝統工芸としての価値を高めた商品開発に舵を切りました。
また、外部のデザイナーとのコラボレーションにも精力的に取り組み、襖紙として培われてきた加飾紙の技法を新たな形で打ち出してまいりました。
コラボ作品例①紙の貝殻碗
▲東京手仕事プロジェクト採択商品「紙の貝殻碗」/協働デザイナー:平田ことこ氏、竹本真実氏。自分で組み立てて、アクセサリー・小物入れになる紙製トレー。
コラボ作品例②香り紋
▲東京手仕事プロジェクト採択商品「香り紋」/協働デザイナー:PORT。中に匂香を入れることができ、室内の芳香剤に。
砂子加飾の魅力をもっと世の中に広げるために
今回、もっと多くの人に加飾の魅力を知ってもらいたいと思い、Makuakeに挑戦しました。集めた資金を活用し、以下のアクションに取り組みたいと考えています。
1)加飾紙ワークショップを開催するために工房を改装
▲渋谷西武にて行ったワークショップの模様
これまで催事やイベントを中心に、加飾体験のワークショップを行ってまいりました。実際に多様な加飾技法を体験いただき、「こんなに紙への加飾に種類があることが知らなかった」「プリントでは表現できない美しさがいい」と好評の声をいただいています。今後ももっと多くの方に体験の機会をお届けできるよう、老朽化した工房の改装を検討しています。
2)自宅で加飾体験できるキットの開発
▲加飾体験キット試作品
一方で、まだまだ外出自粛は続きます。ご自宅でも加飾体験を楽しんでいただけるよう、材料や手順書をまとめたキットの開発を考えています。年賀状をはじめ、お手紙に加飾技法を取り入れてもらえれば何よりです。
3)加飾紙文化の発信力の強化
▲湯島アート企業サイト
昨年より、有志の方のご支援により、企業サイト(https://yushima-art.co.jp/)をリニューアルいたしました。STORES(https://yushima-art.stores.jp/)での販売や、Instagramでの発信も手探りではじめています。集まった資金で、さらに加飾紙文化の発信力を高めていければと思います。
スケジュール
リターンについてはプロジェクト終了後、3ヵ月後の発送となります。状況については随時報告させていただきます。
実行者紹介
有限会社湯島アート 一色清
【経歴】
昭和28年生まれ
昭和50年 早稲田大学卒業
昭和57年 有限会社湯島アート入社 (三代目)
平成13年 伝統工芸士認定・東京内装材料協同組合副理事長
平成17年 有限会社湯島アート代表取締役就任、文京区伝統工芸会入会
平成29年 文京区技能名匠者認定 [一色清 加飾紙]
商品開発協力:片岡孝斗(片岡屏風店)
実施協力:清水覚(オクノテ)
硝子砂子の取扱上のご注意
・中性洗剤で優しく洗ったあと、乾いた布で乾拭きしてください。
・小さなお子様が口に入れるなど、誤った使い方をしないようにご注意ください。
・経年劣化によって箔が剥がれる場合がございます。ガラスに割れ、欠け、ひびがある場合は使用を中止してください。
・紫外線により変色や劣化が進むため強い照明や直射日光は避けて保管してください。
・たわし、磨き粉、食洗機(食器乾燥機)を使用しないでください。
・硬いものを当てたり、擦ったり、過度な衝撃を加えないでください。
・電子レンジ、オーブン、直火、湯煎での使用を避けてください。
・漂白剤に浸さないでください。
リスク&チャレンジ
湯島アートでは、すべての商品を一つ一つ手仕事で丁寧に作っています。 しかしながら、その工程において、材料の入荷が遅れる、またデザインの仕様が一部変更になる可能性もございます。製造スケジュールについては、現在プロジェクト成功を想定した数で調整しておりますが、ご支援の数が想定を上回った場合、製造工程上の都合や配送作業に伴うやむを得ない事情によりお届けが遅れる場合がございます。 上記のようにプロジェクトページに記載している内容に変更がある場合は、できるだけ早く活動レポートなどで共有を行っていく予定です。 最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。日本には数々の伝統工芸がございますが、その中の1つとして、「加飾紙」という世界があることを、心のどこか片隅に置いていただければ何よりです。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2021年09月29日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
砂子硝子 豆皿×1点
4,200円(税込)
■商品説明
新たな試みとして硝子に砂子を撒いた豆皿。
豆皿も手びねりのものを選びました。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
直径約90mm高さ18mm
■重さ
76g
※手加飾のため全くの同一品はありません。
※手びねりのため、個体差がございます。
砂子硝子 丸皿×1点
4,400円(税込)
■商品説明
砂子硝子で製作した豆皿です。
小物入れやお香立てにどうぞ。
桜、杜若、紅葉の3種ございます。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
直径120mm
※手加飾のため全くの同一品はありません。
砂子硝子 箸置き×1点
4,900円(税込)
■商品説明
ガラスの箸置きに砂子加飾。
箸が触れる面ではなく、
裏面に加飾しております。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
長さ80mm、高さ9mm
※手加飾のため全くの同一品はありません。
砂子硝子 お香立て付き小皿×1点
5,900円(税込)
■商品説明
直径110mmのガラスの小皿に加飾。
お香立てとしてお使いいただけます。
3種類の中からお選びください。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
直径約110mm
(お皿のサイズ)
※手加飾のため全くの同一品はありません。
【早割】硝子砂子「Tsumugu」(金彩銀彩)
8,100円(税込)
通常価格:8,900円→早割8,100円
■商品説明
新たな試みとして硝子に砂子を撒いた豆皿。
ちぎり箔と砂子で、複雑な奥行きを表現。
豆皿も手びねりのものを選びました。
金彩、銀彩のペアでお送りいたします。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
直径約90mm高さ18mm
■重さ
76g
※手加飾のため全くの同一品はありません。
※手びねりのため、個体差がございます。
硝子砂子「Tsumugu」(金彩銀彩)
8,900円(税込)
■商品説明
新たな試みとして硝子に砂子を撒いた豆皿。
ちぎり箔と砂子で、複雑な奥行きを表現。
豆皿も手びねりのものを選びました。
金彩、銀彩のペアでお送りいたします。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
直径約90mm高さ18mm
■重さ
76g
※手加飾のため全くの同一品はありません。
※手びねりのため、個体差がございます。
砂子硝子 お猪口とお皿セット×1点
9,900円(税込)
■商品説明
お猪口とお皿のセットです。
色は青、緑、ピンクの3種です。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
お猪口:口径77mm 高さ45mm
お皿:直径110mm
※手加飾のため全くの同一品はありません。
硝子砂子「Tsumugu」(七彩箔)
12,900円(税込)
■商品説明
新たな試みとして硝子に砂子を撒いた豆皿。
ちぎり箔と砂子で、複雑な奥行きを表現。
豆皿も手びねりのものを選びました。
金彩、銀彩のペアでお送りいたします。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
直径約90mm高さ18mm
■重さ
76g
※手加飾のため全くの同一品はありません。
※手びねりのため、個体差がございます。
※青はクローム調、赤は銅のような色味です。
砂子硝子 特製インテリアプレート
50,900円(税込)
■商品説明
砂子硝子で製作したインテリアプレート。
中のガラスは取り外して、飾り皿にも。
片岡屏風店特注のオリジナル商品です。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
高さ150mm 幅150mm 奥行き39mm
※折り畳んだ状態
■重さ
560g
※手加飾のため全くの同一品はありません。
【早割】硝子砂子「Tsumugu」(七彩箔)
11,700円(税込)
通常価格:12,900円→早割:11,700円
■商品説明
新たな試みとして硝子に砂子を撒いた豆皿。
ちぎり箔と砂子で、複雑な奥行きを表現。
豆皿も手びねりのものを選びました。
金彩、銀彩のペアでお送りいたします。
■加飾技法
砂子
■完成サイズ
直径約90mm高さ18mm
■重さ
76g
※手加飾のため全くの同一品はありません。
※手びねりのため、個体差がございます。
※青はクローム調、赤は銅のような色味です。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「伝統工芸の新たな挑戦 金箔とガラスが織りなす美しいお皿やインテリア」プロジェクト詳細ページです。