前回大好評だったプロジェクト『ヒラヤマクロコダイル長財布』ですが、お客さまから『ミドル版もあったらいいな』というご要望が寄せられておりました。

このたび私たちは、お客さまのニーズにお応えするべく、関連企業さまのご協力を得ながら、商品化することができました！

二つ折り財布より大きく、長財布ほどかさばらず、長財布と同等の収納力を持っているお財布です。（上写真：パイソン藍染）

ミドルとは『中間』という意味ですが、長財布と二つ折り財布の中間という意味からきています。

サイズと機能性において、使い勝手の良いお財布に仕上がっています。（上写真：ヒマラヤクロコダイル）

長財布と二つ折り財布は言わずと知れた二大勢力です。ですが、この二大勢力にもそれぞれのデメリットがあります。

長財布は、抜群の収納力の反面、財布自体が大きくヒップポケットからはみ出たり、持ち歩きにくかったりします。二つ折り財布はその逆で、持ち歩きはしやすいが収納力は満点ではない為、多く入れるとお財布がパンパンになってしまいます。

この王道の二つのお財布のデメリットを埋めたのがミドルウォレットです。
必要なすべてを収納する、たいへん使い勝手の良いお財布に仕上がっています。（上写真：パイソン虹染）

カード、お札、コイン…必要なすべてをミドルに収める…

内装にはカード棚5段とフリーポケットを2つ設けているので、十分な量のカードが収納できます。
また大容量のコインポケットにもカード類が収納できます。
札入部は縦横共に余裕を持ったサイズ感になっていますので、お札の出し入れをスムーズに行うことが出来ます。

【収納目安】
・カード10枚
・お札10枚
・コイン20枚

ミドルなボディに、カード、お札、コイン。長財布に引けを取らない収納量です。

かさばらない丁度良いサイズ感でいて美麗。

ミドルウォレットなら、小さめの鞄や、ちょっとした外出でもスーツやパンツのポケットに美しく収まり、スマートな装いです。（写真：ヒマラヤクロコダイル）

三革三様どれもがユニークな魅力を放ち、まさに至高なウォレットが完成いたしました。

（左：ヒマラヤ　中央：パイソン藍染　右：パイソン虹染）

当社のヒマラヤは、竹腑から丸腑へのバランスが良い、世界のスーパーブランドでも採用されている『ナイルクロコダイル』を使用しております。

雪解けのヒマラヤ山脈を彷彿とさせるグラデーションが特徴です。

ヒマラヤは、染色は一切せずに、選び抜かれた原皮だけが織りなす『天然のグラデーション』となっております。

竹腑から丸腑へと連なる美しいグラデーションとオフホワイトからグレーへの色調のグラデーション・・・その両方を表現するために、原皮のサイズにも徹底的にこだわりました。

お財布の左右にグレーのグラデーションを配置できるように、革幅サイズ22～23cmに限定したクロコダイル革にヒマラヤ加工を施しました。

サイズはミドルにもかかわらず、長財布同等のセンター一枚取りを採用しております。贅沢な迫力と優雅な表情を存分に堪能できるモデルです。

そのヘビは、全身にダイヤ型の連続的な斑紋（はんもん）模様があるところから、ダイヤモンドパイソンと呼ばれています。　（上写真：藍染　下写真：虹染）

蛇は成長過程で脱皮を行うさまが「再生」を象徴するとされ、古来より、『財の守り神・お金の成長の繰り返し』に例えられることから大変縁起の良いものとされてきました。

（左写真：パイソン藍染　右写真：パイソン虹染）

当社では、パイソン肚部センター１枚取りを採用しており、継ぎ目は一切ございません。

贅沢に１枚革で製作する理由は、パイソン本来の左右対称のグラデーションを存分に表現するためです。高級感が増すことはもちろん、継ぎ目がないことで強度も増します。
ぜひ、贅沢で美しい鱗の流れをお愉しみください。

そして、ダイヤモンドパイソン仕様は、2つの稀少な染色からお選びいただけます。

『藍色』は、持つ人の心身を落ち着かせ、創造性を高めてくれる色です。

藍染めは、『JAPAN BLUE』と呼ばれており、日本独特の染色技法です。当社の藍染は、東京手染め職人による『国産藍染め』にこだわりました。

藍染めは、鱗１枚１枚に濃淡があり、奥行のある表情が特徴です。使い込むほどに革に深みが出てくるエイジングもお楽しみください。

見る角度や光の当たり方により、パープルからグリーンに変化する分光性を持った色味を実現しました。

虹染とは、当社が表現した造語であり、ラテン語で魔法を意味する単語"MAGIA"（マギア）カラーとなっております。

別名マジョーラカラーとも言われており、「マジョーラ」は、日本ペイント㈱の登録商標です。

不思議で魅力的な色合い…
そのカラーリングの美しさは、対峙するお相手の信頼と羨望のまなざしを向けられる逸品です。

内装革には、じっくりと時間をかけてなめされた「国産牛のヌメ革」を採用いたしました。
繊維の詰まったハリとコシがあり、たいへん丈夫な革です。

お財布を開いたとき、上品で落ち着いた大人の雰囲気を醸し出したかったため、革色にもこだわりました。

色味は、稀少なワイン系パープルで、『当社商品専用』で染め上げました。
大人っぽさと神秘的な美しい仕上がりです。

国産牛のヌメ革ですので、エイジングによって増していく『上品な光沢・質感の深み』を楽しめます。

かぶせ部とコインポケット部は、フラップに備えられたバネホックにより、鞄の中でも勝手に開いてしまうことがない仕様となっております。

当社のホックは、『革製品の為に開発された日本製メタルホックを採用』しております。（株式会社久永製作所製　ハイクラウンシリーズ）

エキゾチックレザーには、手縫い・ミシン両方の技術を会得した職人にしか出せない縫製の美しさがあります。

エキゾチックレザーのミシン縫いは、職人の高い技術が要求される作業となります。

革を重ね、厚さが均等ではないため、ミシン縫いでの力の配分など非常に高度な技術を必要とします。

職人の手から創り出される革製品はいわば手技の極み。　道具の特性と商品との相性を考え、ミシンor手縫いを使い分けて製作しております。

『コバ』という言葉をご存知でしょうか？
耳にすることがないかもしれませんが、「コバ」とは、革をカットした「裁断面」のことを指します。

裁断面は革製品にとって、非常に重要な役割を担っております。

コバはなぜ重要なのか…
コバを何も処理しない状態にしておくと、革の線維がほつれてしまって、「革と革の貼り合わせ部分の割れ」や「コバの黒ずみ」などが起きてしまいます。

ですので、コバの仕上げは、『製品の美観と耐久性』を大きく左右する重要なポイントとなるのです。

当社のコバ処理は、下処理後、『仕上げ材を塗布-乾燥-磨き』を3～5回繰り返しております。注目されることのない部分ですが、コバが綺麗だと、製品全体の表情が引き締まって光沢も加わり、より美しい製品となります。

革製品の縁部分にある薄い線を「捻（ネン）」といいます。

効果としては、
●見栄えが良くなる
●革の屈曲性を上げる
●耐久性が向上する

革製品には欠かせない『捻（ネン）』は、耐久性に優れ、見栄えが良いのが特徴です。
ぜひ、職人の捻引きにもご注目ください。

クロコダイル革の耐久性は牛革製品の10倍以上にもなると言われており、丁寧にお手入れをすれば末永くご愛用できます。

基本的には、ご使用後に『柔らかい布』で丁寧に拭いて汚れやホコリを取り除いて日陰に保管して下さい。

全般的な革同様に、クロコダイル革も本質的に水を嫌いますので、なるべく水に触れるのを避けて下さい。革を濡らした時は、なるべく早く乾いた布(やティッシュペーパー)で水分を拭き取ってください。
その後、型を整えて、陰干しを行ってください。

革の選別から、革染色・縫製・検査・出荷までを一貫管理し、関連企業さまに『想い』をお伝えすることで、共感と賛同をいただきました。その結果、東京品質で、徹底したコストパフォーマンスも実現する事ができました。

プロジェクト終了後、応援購入を頂いた順から製作・発送準備にかかります。

＊自然災害等の影響でリターンのお届けに遅れが生じる可能性がございます。
＊応援購入の数量が想定を上回った場合、製造工程上の都合により出荷時期が遅れる場合があります。
＊発送及びプロジェクトの内容に関して変更等があった場合は、迅速に活動レポートなどで応援購入者様にご報告させていただきます。

当社は、2018年から革製品の製造販売事業に携わっております。昨今では、エキゾチックレザーの頂点である、『クロコダイル』に特化したプロジェクトを実施しておりましたが、お客さまのご要望を受け、今回からパイソンも開始いたしました。

また、本プロジェクトも、革製品に対する正しい知識を身につけている『レザーソムリエ』が商品開発に携わっております。

レザーソムリエは、
革の持つ魅力を深く理解し、愛着を持って革製品を製作・使用する従事者が取得する『日本革類卸売事業協同組合』が認定する資格です。
生きてきた素材を大切に…
合成素材は、欠点も少なく様々な用途に活用できるのですが、地球に還らない素材もあります。

革は食肉の副産物であり、天然素材の代表的なものであるとともに、『自然の生命の恩恵を受けた限りあるエコ資源』であります。
生活用品として用いる場合には、その生き物の持つ特徴が欠点となる場合もございます。しかしながら、その欠点を認めながら、長所を活かす使い方を開発・提供することで、愛着が生まれ、『生きてきた素材』を大切に利用する文化を醸成することが大切だと考えております。
今回は、老舗の皮革製造業、抜型業、革抜業、縫製業様と試作を繰り返して、プロジェクトに至りました。