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長崎そのぎ茶で作った、冷たくて舌でとろける「抹茶なめらかすてら」

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ストーリー

  1. 長崎そのぎ茶を使い、冷たく舌でとろける、なめらか抹茶カステラ
  2. 食品と医療の専門家が試行錯誤の末開発した「なめらかすてら」
  3. 美味しくたべやすい食品を広く募集し、コンテストを通じて摂食嚥下障害を多くの人に伝えたい

プロジェクト概要

私たちゆめカステラプロジェクト(https://yumecastella.com)は「摂食嚥下(せっしょくえんげ)障害」を地域の人々に啓発する活動や美味しく食べやすい食品を開発する活動を行い、好きな物を食べ続けられる社会作りをしています。

2018年に開発した「なめらかすてら」は多くの方に購入頂き、好評を得ています。今回新味となる「抹茶なめらかすてら」を開発しました。抹茶には長崎そのぎ茶を使い、抹茶の渋みとカステラの甘さのバランスが絶妙です。

今秋には長崎の地で飲みこみづらさがあっても美味しく食べやすいデザートコンテストの開催を企画しており、みなさんのご協力をお願いします。

プロジェクト詳細

「抹茶なめらかすてら」

「なめらかすてら」はゆめカテラプロジェクト開発食品第1弾として2018年に開発されました。本場の長崎カステラをベースに水分含有量を増やすことで舌でとろけるような食感、するっとしたのど越しを実現し、受注生産ながら2020年3月までに4000個以上が販売されました。2019年の4月には第5回介護食品・スマイルケア食コンクールにて農林水産省食料産業局長賞を受賞しています(http://www.fabex.jp/news/carefood_2019prize.html)。

今回カステラの甘さと絶妙にマッチする抹茶味を新しく開発しました。そしてその抹茶には長崎が誇るそのぎ茶を用いています。

「そのぎ茶とは」

そのぎ茶とは長崎県東彼杵郡東彼杵町で生産されているお茶です。東彼杵町は年間を通じて温暖な気候で肥沃な農地が広がる優美な町です。また東彼杵町は大村湾に面し、古くより鯨漁の中継地として栄えた町でもあります。その大村湾に面した山間の斜面にそのぎ茶の茶畑が広がっています。そのぎ茶の生産者の方々のたゆまぬ研鑽により作り上げられたそのぎ茶は全国茶品評会の蒸し製玉緑茶部門でなんと3年連続(第71回〜73回)で農林水産大臣賞を獲得しているのです。

抹茶なめらかすてらに使用しているそのぎ茶は株式会社FORTHEES(フォーティーズ)さんが生産されたものです。株式会社FORTHEESは長崎県で初となる碾茶(てんちゃ)工場を作り、抹茶の原材料となる碾茶を製造しています。

カステラは長崎雲仙のみかど本舗さん(https://mikado-honpo.com/)で作られた長崎カステラを使用しております。

そのぎ茶を使った通常の抹茶カステラも美味しいですが、今回は「抹茶なめらかすてら」をMakuakeより先行リリースします。

そして、この場を借りて「なめらかすてら」とは何か、私たちゆめカステラプロジェクト(https://yumecastella.com)が「なめらかすてら」を開発した理由やその過程を皆さんにお話ししたいと思います。

「ゆめカステラプロジェクト」、そして「なめらかすてら」

さて長崎銘菓と言えば皆さん、カステラが思い浮かぶと思います。ただ、このカステラ、水分が少ないため、実は口の中が乾きがちな高齢者にとっては不向きとされているのが現状です。伝統のカステラをいくつになっても楽しんでほしい。そんな願いを込めて作られたのがプロジェクト開発食品第一弾、舌でつぶせてとろける「なめらかすてら」です。

開発当初は医療や介護の専門家がカステラにとろみをつけた牛乳をしみこませたり、試行錯誤していました。ただ所詮は素人の集まりでなかなか形にならない状況が数ヶ月も続きました。今思えばたとえ形になっていたとしてもそれをどのようにして社会に広めるのか想像もついていませんでした。しかし、幸いなことに徐々にSNSや人づてに食品業界の専門家にも集まって頂けました。そしてメンバーのカステラメーカーが、寒天を主成分とする液体にカステラを浸すことで、とろけるような舌触りを実現しました。しみこませる成分の種類や配合、しみこませ方など多くの壁を乗り越えながら試作品が生み出されました。プロジェクトには他にも多彩な業種のメンバーが参加しており、のみ込みやすさや栄養、味などで意見を出しあいました。

特に味や食感に関しては長崎県佐世保市にあるハウステンボスホテルズの三浦英樹シェフパティシエのアドバイスをもらいながら、1年間試作・試食を幾度も繰り返しました。そうして「なめらかすてら」は摂食嚥下障害を持つ方に限らず、離乳期の子供から高齢者まで食べやすいカステラとしてついに完成しました。

高齢者の通所施設でもモニタリングを重ね、色々な意見を頂きました。

パッケージデザインや配布チラシには活水女子大学生活デザイン学科に協力してもらいました。つい手にとってみたくなる素敵なデザインです。

試食会ではみんなの笑顔

2018年7月11日には長崎市の百貨店前で試食を実施し、なめらかすてらに興味をもっていただいた多くの人々にチラシの配布や直接話をして摂食嚥下障害を知ってもらいました。子供から高齢者までさまざまな方と触れあい、プロジェクトが目指す地域へのアプローチの第一歩となりました。

試食会の様子はテレビニュースや新聞記事にもとりあげてもらえました。その新聞記事を読んで新聞社に問い合わせをして下さった福岡県の90代女性へ「なめらかすてら」をお届けしました。誤嚥性肺炎で入院し、退院後にペースト状の食事やそれを成形したムース状のソフト食を食べている方でした。5分程で一切れをぺろっと食べられ、「みんなにもあげて」とおっしゃられ、プロジェクトの思いと現場が繋がったすばらしい空間でした。

「なめらかすてら」は2019年4月には第5回介護食品・スマイルケア食コンクールにて農林水産省食料産業局長賞を受賞しました。

ここまで長い文章を読んで頂いた方に感謝しつつ、そもそもなぜ私たちがゆめカステラプロジェクトという団体を作ったのかも話したいと思います。

「今日からあなたの食事はミキサー食です。」

数日間だけではなくて、半年、1年と続くかもしれない。原型の無いどろどろの食事。食欲を保つことが出来ますか?食事の楽しみが少ない毎日はつらいものでしょう。

そんな普通の食事が出来なくなる原因として「摂食嚥下(せっしょくえんげ)障害」があります。食物を見た目や匂いなどで認識し、口に入れ、食べやすい形に咀嚼し、ゴクンと飲み込む。意識せずに日々何百回も行っている動作も、脳梗塞や認知症など様々な原因で上手くできなくなります。

上手く飲み込めないと、食物が気管に入る「誤嚥」が起き、食物と一緒に細菌が肺に入ると誤嚥性肺炎、気管が詰まると窒息に繋がります。肺炎は日本人の死因の3番目であり(2015年)、高齢者の肺炎の多くは誤嚥性肺炎とされています。窒息死も年間4000人を超え(2018年)、今や交通事故による死者よりも多いのです。摂食嚥下障害はとても身近な問題であり、あなたやあなたの家族、そして未来のあなたにも起こり得る「自分事」の問題です。

「誤嚥」は生活の場で起きているので、生活の場で誤嚥を減らし、肺炎や窒息を予防すべきです。しかしながら、誤嚥の原因や予防方法を知らない人々が多く、医療・介護の専門職側もより美味しい食物にこだわる意識がまだまだ高くないのが現実です。

自分は歯科医師で摂食嚥下障害のリハビリを専門としていますが、日々の臨床の中で対応が後手になったり、マンパワーの無さに悩むことが多々有ります。もう少し早く誰かに気がついてもらえていたら・・・。ともに立ち向かう仲間が沢山いたら・・・。

そんな思いから地域全体で摂食嚥下障害への認知を向上させたいと考え、プロジェクトを長崎市内の医療介護の専門家たちと立ち上げました。

ゆめカステラプロジェクトでは2017年1月より月1回の会合を重ねてきました。会合の参加者に摂食嚥下障害のレクチャーを行いつつ、活動の軸として摂食嚥下障害のある人にとっても食べやすい長崎の食品の開発を行っています。発足当初は医療介護業界の集まりでしたが、回数を重ねるにつれ、人づてやSNSにより様々な職種の人々が集まる会となりました。会の名称も参加者から考案された候補から投票の末「ゆめカステラプロジェクト」に決まりました。

「好きなものを食べて生きていく」

自分を含めみんながいつまでも美味しく食べ続けるためには、摂食嚥下障害をもつ人やその周りにいる人々が摂食嚥下障害や誤嚥を予防し、障害を持つ状態になってもより良い食物を食べる意識を持って、医療介護の専門家とともに立ち向かっていく必要があります。いやむしろ、最後に食べる食物は自分で決める!そのためにすべきこと、出来ることを医療や介護の専門家がしっかりと考えてくれ!という意気込みでいてもらいたいと思います。

自分の食べるものを自分で決める、こんな当たり前のことが軽視される世の中で死にゆくのはまっぴらですよね。

ゆめカステラプロジェクトでは「なめらかすてら」やこれから開発していく食品を入口として、地域の人々に摂食嚥下障害をより広く・深く知ってもらうことを使命に活動を続けたいと考えます。

これまで地域の祭りやイベントに参加し、なめらかすてらを試食して頂いた方々にアンケートやクイズ、ゲーム、資料提供を行いながら摂食嚥下障害について考えてもらいました。プロジェクトが主催となり2019年10月には、「食べる」にこだわり健康長寿の題目で県民公開講座を行い、プロジェクトの多彩なメンバーがリレー方式に講演しました。会場からは沢山の質問が挙がり、充実した講座になりました。

また福祉科の高校生を対象に授業を行い、これから社会に出て行く若い世代にも食べることの重要性や考えかたを学んでもらいました(http://shimashima.adthink.net/feature/education/20191011mikado/Posts.html)。

「第1回 長崎嚥下食デザートコンテスト」を開催したい!

そして今回のクラウドファンディングの目的でもありますが、2020年の11月8日に長崎において摂食嚥下障害のある方にも食べやすく美味しいデザートのコンテストを企画しました。県内の学生や社会人の方など広く作品を募り審査を行います。優秀な作品を表彰し、商品化やレシピ本の製作を計画しています。摂食嚥下障害で食べにくさがあっても美味しいものを食べて幸せになる人が増えるといいなと思います。また大会を通して色々なメディアに取りあげてもらうことで摂食嚥下障害への理解がより広がることを期待しています。もちろんコンテストの経過はMakuake内で随時お知らせします。またリターンにはコンテスト優秀者のレシピ本も完成次第送ります。

プロジェクトの活動はこれまで参加者の有志で続けており、今回コンテスト実現に必要な費用を援助して頂ける方を募りたいと思います。

ゆめカステラプロジェクトの理念に賛同して頂ける方々の思いも乗せて地道に社会を変えていきたいと思います。精一杯のリターンもご用意していますので是非皆様のお力をお貸し下さい。

活動実績

【イベント】

2018年

7月11日:「なめらかすてら」完成試食会、(アンケート、資料配付)

9月23日:くにみの日(お祭)(ゲーム、アンケート)

10月8日:すみよし祭り(健康相談、アンケート、資料配付)

10月28日:長与健康祭り(アンケート、資料配付)

11月3日:いいね、いいまち、いい介護in長崎(クイズ、資料配付)

11月3日:ウエスレヤン大学文化祭(アンケート、資料配付)

11月11日:映画「ケアニン」上映会in南島原(クイズ、資料配付)

12月16日:映画「ケアニン」上映会in島原(クイズ、資料配付)

2019年

2月24日:映画「ケアニン」上映会in雲仙(クイズ、資料配付)

6月29日:佐世保スイーツフェスティバル(資料配付)

7月12日:高校生介護技術コンテスト(クイズ、資料配付)

7月20日:Kaigoスナック@三鷹(試食のみ)

6月28日:高校生出張授業@島原翔南高校(福祉学習、なめらかすてら製造体験)

8月24日:浪の平夏まつり(レクリエーション、クイズ、資料配付)

8月31日:長崎在宅Dr.ネット市民公開講座

9月23日:くにみの日2019(クイズ、資料配付)

10月11日:出張授業@県立加高校(授業・ディスカッション)

11月2日:島原翔南高校文化祭(ポスタープレゼン、資料配付)

11月16日:福祉大賞コンテスト(翔南高校高校生によるプレゼン、試食会)

11月17日:いいね、いいまち、いい介護inながさき(クイズ、資料配付)

11月26日:オレンジカフェ@口之津(クイズ、資料配付)

12月3-4日:復興支援事業@福島県川内村(レクリエーション、講演)

【研修会・市民公開講座】

2018年

11月3日:認知症と家族の会(長崎市支部)研修会

11月16日:長崎県介護福祉士会研修会(南島原)

2019年

2月21日:PEGワークショップ

5月13日:長崎県健康長寿部会

9月30日:長崎県介護福祉士会研修会(大村)

10月19日:摂食嚥下障害啓発県民公開講座

11月12日:長崎県介護福祉士会研修会(諫早)

11月15日:佐世保市総合医療センターNST研修会

12月9日:長崎県介護福祉士会研修会(佐世保)

12月14日:日本緩和医療学会第2回九州支部会(スイーツセミナー)

【学会】

長崎発 食べやすいカステラの開発.三串伸哉.第24回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会.2018年9月9日.仙台

ゆめカステラプロジェクト【第2報】〜最後の晩餐はなんですか〜.三串伸哉.第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会.2019年9月6日.新潟

【メディア掲載】

2017年

2月26日:長崎新聞

11月17日:長崎経済新聞

2018年

6月24日:FM長崎(ラジオ)

7月11日:KTN、NCC、NBC(テレビ)

7月12日:毎日新聞

7月18日:西日本新聞

7月25日:長崎新聞

7月30日:毎日新聞

11月15日:日本経済産業新聞

2019年

4月5日:長崎新聞

4月16日:日本食糧新聞

6月29日:長崎新聞

7月26日:日本食糧新聞

8月1日:長崎新聞

2020年

7月27日:日本食糧新聞

利用シーン / 利用方法・操作方法

「抹茶なめらかすてら」、「なめらかすてら」は冷凍状態で出荷します。食べる際は冷蔵庫に移して解凍するか、そのまま凍った状態からアイス感覚で召し上がっても美味しいと思います。夏場の常温解凍は特に離水しやすくく食感を損なうためご注意下さい。

スケジュール

7月下旬:コンテスト告知・募集開始

9月28日:応募締め切り。書類審査

11月8日:最終選考(実食審査)・表彰式

コンテスト終了後:応募作品からレシピ集を作製。

リターンについて

全ての方にお礼の手紙、コンテストレシピ集

抹茶なめらかすてら 4個入り:抹茶なめらかすてら4個が化粧箱に入っています。
なめらかすてらMIX 4個入り:抹茶なめらかすてら2個+なめらかすてら2個が化粧箱に入っています。

なめらかすてらについて

https://mikado-honpo.com/specialnamera/specialnamera.php


プロジェクトポロシャツ:プロジェクトメンバーがデザインしたポロシャツです。

製作はサガシキ(http://www.sagasiki.co.jp/)さんに依頼しています。

資金の使い道

広告・印刷費:30000円

会場費・賞品費:50000円

レシピ集製作費:50000円

リスク&チャレンジ

新型肺炎への対応はその時期のガイドラインに沿い万全に準備しますが、感染拡大状況により先行者や審査員が集まって審査する事が難しくなる可能性があります。その場合は応募されたレシピを元に書類審査で対応する予定です。

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抹茶なめらかすてら 4個入り 1箱
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抹茶なめらかすてら2個・なめらかすてら2個入り 2箱

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長崎嚥下食デザートコンテスト応援

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プロジェクトオリジナルポロシャツです。
デザイン、色は変更になる可能性もございます。ご了承ください。

「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 社会貢献カテゴリの 「長崎そのぎ茶で作った、冷たくて舌でとろける「抹茶なめらかすてら」」プロジェクト詳細ページです。

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