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https://www.makuake.com/en/project/yohji-yanagisawa/

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■コンセプト−侘び寂び−

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YOHJI YANAGISAWAは、偶発的な美やありのままの姿を美しいとする日本の“侘び寂び”の美意識を現代に蘇らせることをコンセプトにしています。

侘び寂びとは「閑寂（かんじゃく）さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」とも言われ、時間の経過によって劣化した様子に美しさを見出す文化です。

その“侘び寂び”を表現するためにそれらに通ずる水墨画や仏教の経典に使用される墨汁を活用して服作りを開始しました。

このプロジェクトは、そのような日本の美意識を日本国内のみならず世界中の人へ広める為のプロジェクトです。

■墨汁染とろうけつ染とモードの融合

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YOHJI YANAGISAWAは、2014年に東京で活動を開始しました。

√ 　すべての物は自然に由来し、退廃し、また自然に帰する

√ 　儚い物が美しいとする、日本人古来の美意識を根底に置いた服作り

日本の伝統技術や美意識とモードを融合させるというとても珍しいブランドです。スタッフは華道をたしなんでいたり、落ち着く場所が神社だという２０代後半の若いメンバーを中心とした3人組です。日頃から日本の文化が好きで、さらにカッコイイモード服が好きだった者が服作りを始めたときに見出したのが墨汁染め、ろうけつ染めの手法でした。

それら技術の探求、習得から、生地の染め、ろうけつ柄を筆で描くこと、パターン、縫製などすべての工程を手作業で行い、販売まで一貫して自社で行っています。

まだまだ理想には遠いですが、頑張って活動しております。

■墨汁染めは難しい！

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　墨汁染めとは墨液を利用し、染色する方法です。墨汁の濃度によって仕上がりをコントロールし、色の濃淡を表現します。天候によって湿気などが影響し、微妙に結果が変わります。　そこが染めの醍醐味です。

　墨汁は水墨画や書道において、古来から使われているものです。墨汁の濃淡で空間に奥行きをもたらす。その無の世界に豊かさを見出す。古来の日本人はそんな遊び方をしていたのです。

　墨汁の服は古来、僧侶が身近で質素に服を染められるということで使われるようになり、僧侶の服の基本になったと言われています。私たちは黒の見出す奥行きと、墨汁の濃淡に惹かれて墨汁染めを行っています。

■ろうけつ染めはもっと難しい！

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　ろうけつ染めとは、模様部分を蝋で防染し、染色する染色方法です。すべて手書きで行い、一点一点筆で模様を描きます。ロウの温度によって浸透度合いが変わり、思い通りに筆を動かすのもたいへん。最初は失敗の連続でした。

　でも、ロウで防染した部分がひび割れし、独特の模様が表現されます。そうやって格好いい生地ができて、洋服として仕上がるのを見るのが至福の瞬間。

　日本では奈良時代から蝋纈（ろうけち）と称して行われており、正倉院御物のなかに多くの遺品が残されていると言われています。そんな、連綿と繋がる伝統技術を２０１５年の現代に生かして、服作りを行っています。

■墨汁染めとろうけつ染めの組み合わせはとてもたいへん！

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　墨汁染めの方法は現代ではあまり行われておらず、当初は試行錯誤の連続でした。自分たちで色々な材料を組み合わせて実験を繰り返しました。

　ろうけつ染めは蝋（ろう）で柄を描いた後に高温のお湯で蝋を洗い流す工程が必要です。その際に染めた墨液が高温洗浄で流れてしまうこともありました。
　何度も試行錯誤を繰り返しながらも失敗を重ねました。全く思い通りにならない想像とは全く違う色に染め上がる布を見て諦めかけたこともありました。　

　しかし、今ではようやく研究が進み、墨汁の濃淡の付け方や色止めの方法などをコントロールできるようになりました。でも、まだまだ理想の色や風合いには届きません。

　いずれは糸から墨汁で染めて生地づくりを行いたいと思っています。

　水墨画など墨の濃淡だけで世界を表現する奥ゆかしさ、不足や閑寂の中に豊かさを感じる。そんな日本人が本来持つ美意識をさらに追究したいと思っています。

■YOHJI YANAGISAWAの価値

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　あらゆるものが一瞬で生み出されコピーされる現代のファッション業界。そこには安くて、早くて、簡単な利便性があるのも確かです。しかし、同時に失ったものも多いと感じています。
　時間をかけ、手作業を行い、偶発的な自然の力を借りながら制作する服には独特の魅力と価値があると信じています。

　墨汁、ろうけつ染の服作りはプリント印刷では実現できません。ろうけつ柄は機械では作れず、人が一点、一点描く以外に方法がないのです。

　１点1点気候やタイミングによって予想外の生地が出来上がる服作り。ぜひ皆さんにも袖を通して体験して頂きたいと思います。

■作業工程

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■メンバー

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■コレクション

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■レディース　コレクション

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■メンズコレクション

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■集めた資金の使い方

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　墨汁、ろうけつ染には多くの作業工程を伴います。　

　今回のプロジェクトで集まった資金はそのための設備投資、また、私たちの活動を世界に発信していく活動資金として活用させて頂きます。

　今後は糸から墨汁染めを行い、生地づくりの工程も自ら行いたいと思っております。

■Makuake 限定のリターンについて

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Makuakeでサポート頂いた方へのリターンとして、予定販売価格の10%割引にてご提供させていただきます。（ハンカチを除く）

※本プロジェクトのリターンは全て新宿伊勢丹の本館にて下記の日程で試着ができます。ぜひ期間内にご覧ください。

・日時：8月26日（水) − 9月22日（火）10時30分～20時
・場所：伊勢丹新宿店本館２F　グローバルクローゼット　ザ・スタンドの隣

詳しくは以下のリンクをご覧ください。

http://isetan.mistore.jp/store/shinjuku/floor/main_2f/index.html

■リターンのお渡しについて

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プロジェクトが終了してから1ヶ月後を目安に順次発送させていただきます。

■最後に

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　このプロジェクトをきっかけにより多くの人にYOHJI YANAGISAWAの服を知っていただき、同時に日本文化の侘び寂びの奥ゆかしさを日常生活で感じて頂けたらと思います。

　洋服は持ち運びができるアート、美術品だと思っています。今後も新しい技術や風合いを込めたコレクションを発表していきます。

　皆様のご支援を、よろしくお願いします。