プロジェクト概要

京都老舗問屋が手掛ける「伝統をくらしのなかへ」プロジェクト第四弾。

【①-a】時には「手軽に」ミニマルに使う

「お札、小銭、カード6枚、レシート数枚」だと約190ｇの軽さ。

普段から財布にモノを入れない方や出来るだけコンパクトに使いたい方にはこちらの使い方をご提案。サイドポケットにお札を入れることも出来ますので、センター部分はスッキリとお使いいただけます。

【①-b】「カード収納がもっと必要な時」 付属のカードケースへ

同素材の革を使った付属のカードケースは４ポケットタイプ。各ポケットに2枚、計８枚収納出来ます。（使い始めはカードを入れる時少しきつい感じがあります）

【カードケースの使い方いろいろ】

カードケースは出し入れ自由なのでお好きな使い方が可能です。ポイントカードが増えた時、カードが多めに必要な時などにお使いいただけます。もちろん必要のない時はお家で保管出来ます。

【①-c】時には「しっかり収納」

「お札：25枚、小銭25枚、カード14枚、通帳1冊、領収書1枚」入ってこのスッキリ感。持ち歩きが多い時でも対応可能です。ミニマルの時よりは分厚くなりますが、しっかり収納出来ます。

本革ながら軽量を目指したデザイン

●極力パーツを少なくし、表も内側も本革でありながら軽量化を目指したシンプルな設計。

内側に使うパーツを少なくし革の重なりを少なくし、軽い仕上がりを目指しました。

●一枚革が魅せる、美しい仕上がり。

財布の上下端は革を折り曲げて仕上げております。パーツを貼り合わせて縫う仕様とは異なり、縫い目の少ない美しい仕上がりになっております。

赤矢印は継ぎ目の無い一枚革となっております。

今回のプロダクト：約100ｇ（付属のカードケースを除いた重さ）

＊自社従来品との比較：ラウンドファスナー長財布：約200ｇ、ミニ財布：約45-50ｇ（＊グラム数は弊社比です）

●蓋の裏側にカード収納スペースを確保

蓋の裏側はカード収納とポケットがあります。

センターで2か所に分かれたカードホルダーには各3枚重ねて収納、計6枚のカードが収納可能です。また、カードの明細やレシートは横のポケットに入れて保管可能です。

●サイドポケットには通帳/レシートも入ります。

小さいながらお札もスムーズに出し入れ可能です。

●ズボンのポケットに程よく収まるサイズ18㎝。

【②美しい革】イタリアTEMPESTI社製フルオイルドレザー「イビザ」

財布とカードケースに使用している革はイタリアTEMPESTI社製「イビザ」を使用。光沢があり高級感漂う植物タンニンなめしのプルアップレザーです。

（注＊黒は他の色と比べてやや光沢感が薄れます）

プルアップレザーは通常のオイルレザーよりオイルの量が多いため、革を曲げたり指で軽く押すと、圧力によりオイルが革の内部を移動して表面に浮き出る表情の面白い革です。

「プルアップレザーの特徴/良さ」

・オイルにより耐久性が高い。

・圧がかかる場所によって色の変化が異なり自分だけのエイジングが出来る。

・独特の美しい艶がある。

・肌触りがしっとり滑らか。

【③-a】職人の競演 縫製

縫製は弊社の革製品をいつも手掛けていただいている革工房「GYPSY」さんに依頼しております。「made in japan」にこだわり、職人の手によって一つ一つ丁寧に縫製しております。

【③-b】職人の競演「伝統工芸 -染め-」

●財布を開いたときに観える、絞り染めの美。

製品1点１点の柄域が異なり、財布を開くたびに絞り染めの美しさを楽しめます。

プロダクトの一部の製品には伝統技術である「絞り染め」を施した革を使用しております。染めは布製品でもお世話になっている「京鹿の子絞りの伝統工芸士」さんに依頼をしております。

伝統工芸と聞くと「高価」「観賞用」「文化財」などの敷居の高いイメージがありますが、もともとは日常生活に溶け込んだ事から始まっております。なかなか日常に工芸を取り入れる機会が少なく感じる日々ですが、今回身近に取り入れてもらいたいと思い、財布の内側に「絞り染め」を施した革を使用しております。

お札を入れた時もチラリと見える絞り染めが楽しめます。

染色により革の裏側まで柄が出ます。表とは違った表情ですので小銭やポケットを開いたときも新たに楽しめます。

【絞り染め】とは

布を染める技術しては古く、江戸時代には全盛期を迎え、今日までその技術・技法が受け継がれてきました。その魅力と言えば、色の染め際に生まれる「にじみ」や「ぼかし」です。同じ染色方法を行ったとしても、その日の温度や湿度、染める時間や重なり方で1点1点の仕上がりが異なるのが特徴です。再現性が難しいその技術はオンリーワンとしての付加価値が生まれます。

今回その技術を使って「革」を染め、財布の内革に使用しております。

色鮮やかなブルー系

エキゾチックな赤系

落ち着きのある黒系

奥行きのある柄を表現するため、2色の染料をつかって染色しております。

青と黒、赤と黒、茶と黒の染料に加え、原皮の色も重なり合い、独特の表情が生まれます。

布を染める時とは違った難しさ（革の硬化を防ぐ、革の厚みによって染料のは入りが異なるなど）があるため、職人さんの熟練の知識と経験が必要です。

仕様

「サイズ」

・本 体：長さ約18㎝×高さ約10㎝×厚み約1.7㎝

・カードケース：長さ約14㎝×高さ約8.8㎝

「素 材」・表革/カードケース：イビザ（イタリア） 、 内革：牛ヌメ革（北米産）

「生産国」：【日本】

「染め / 縫製」：【日本（京都）】

リターンについて

【内革に絞り染めの革を使用しない、「ALL無地タイプ」もご用意】

「イビザ/nero-黒」

「イビザ/cenere-灰」

「イビザ/rosso-赤」＊赤に限り内革は染色の無いプレーンなヌメ革を使用しております。

（注＊黒と灰は内革は同ヌメ革の黒になります）

【外革「イビザ」と内革「絞り染め」のコンビタイプ】

外革「イビザ/黒」×内革「絞り染め/黒系」

外革「イビザ/黒」×内革「絞り染め/青系」

外革「イビザ/黒」×内革「絞り染め/赤系」

外革「イビザ/灰」×内革「絞り染め/黒系」

外革「イビザ/灰」×内革「絞り染め/青系」

外革「イビザ/灰」×内革「絞り染め/赤系」

外革「イビザ/赤」×内革「絞り染め/黒系」

外革「イビザ/赤」×内革「絞り染め/青系」

外革「イビザ/赤」×内革「絞り染め/赤系」

【ご注意点】

●絞り染めの製品は1点1点の柄の出方が異なるのが特徴となっております。大変申し訳ございませんが、柄のご指定は出来かねますので、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。

●職人さんの手仕事で行っております。染色の特性上多少の色ブレが生じることがございます。

●天然皮革の性質上、生産ロットにより色や質感が異なります。また、色ブレ、傷、色ムラなどが個別にございます事、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

●製品の風合いや色合いが現物と同じように出るよう撮影しておりますが、照明や自然光、パソコン環境等で実物と色合いが異なる事がございます。何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

●開発中の製品につきましては、デザインや仕様が一部変更になる場合がございます。

スケジュール

●プロジェクト終了後、生産に入らせていただきます。生産完了次第、ご支援頂いた順に随時発送準備に取り掛ります。

●新型ウィルスの影響により海外から輸入する革などの仕入れに遅れが生じる場合がございます。その場合はリターンのお届けにも遅れが生じる事が考えられます。
●ご支援数が想定を上回った場合、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。

資金の使い道

皆様からのご支援は量産の際の金型代や今後の商品作成費用や新商品の企画・開発費用に充てさせて頂きます。

実行者紹介

株式会社ヨアケは1903年創業、京都烏丸仏光寺の地で白生地の卸から始まりました。1980年代より、寝装品のオリジナル商品の企画・販売を開始。現在は寝装品だけでなく、身の回りでお使い頂けるリビング雑貨や小物等の企画・販売も手掛けております。

京都の地に腰を据えて商売をしていく中で「伝統とは何か」と考えておりました。 多くの方々とお話をするうち「日常が継続していくことで、のちに伝統となるのではないか」という考えに至りました。そのような中で地場産業との新たな取り組みとして「伝統をくらしのなかへ」というプロジェクトを発足いたしました。古くから使われてきた道具や伝統技法を使い、今の暮らしの中で使って頂けるこだわりのモノを企画・販売いたしております。

職人の方々のご協力もあり、過去のプロジェクトでは「先染めの柿渋糸を使った製品」「絞り染めを使った財布」を展開させていただきました。ご支援者様からは「こういうのを探していた」など様々な嬉しいお言葉をいただきました。これらを励みに大量生産ではない、丁寧なモノづくりをモットーに日々取り組んでおります。

私どもは今後もこれまでの経験や繋がりを生かし、色々なかたちで古くから続く良いモノを多くの人に触れて頂けるよう努力して参りたいと思っております。