◆敦賀映画第2弾製作決定！◆

　本プロジェクトは2013年DYC製作の『SNOWGIRL』に次ぐ敦賀映画第2弾として、2015年2月下旬から3月上旬にかけて福井県敦賀市で全編撮影された映画『弥生の虹』の製作及び上映を行うプロジェクトです。前作に引き続き、敦賀出身でDYC主宰の山下大裕がメガホンを取ります。

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　近年、福井県内の市町村を舞台にした商業映画が少しずつ増えていますが、未だ敦賀をメインロケ地とした商業作品は生まれていません。そんな敦賀の地で学生主体の自主製作映画として小規模作品の良さを生かしながら地域の方々と一緒に作品を作り上げていきたいと思っています。

◆前作『SNOWGIRL』（2013年製作）◆

　2年前、敦賀を舞台に山下大裕が初監督を務めた映画『SNOWGIRL』は、完成後に東京渋谷のアップリンクファクトリー及び福井県敦賀市のきらめきみなと館小ホールにて完成披露上映会を行い大盛況のうちに幕を閉じました。

◆初めまして『弥生の虹』監督の山下大裕です◆

　高校卒業までの18年間を敦賀で過ごした私は、映画監督を志し2011年春より神奈川県にある日本映画大学で映画製作の技術を学んでいます。大学2年の冬、 「20歳のうちに自分の監督作を撮って上映したい！」 と意気込み、地元敦賀で撮影に臨んだ映画『SNOWGIRL』から早くも2年が経ち学生生活も残り僅かとなりました(※)。将来的には世界を目指すことを視野に入れていますが、まず一つ目に 2020年までに全都道府県で公開される映画を撮る という目標を置き、日々励んでいます。（私は現在22歳なのでその頃は27歳です）

※企画書からの引用につき"学生"となっておりますがこれは本作製作準備段階(2014年1月)の記述です。私は今春大学を卒業し現在フリーランスで活動しています。

　そんな中で私にとって最も心残りなことは、脚本演出コースに在籍していながらこれまで何度もあった撮影実習で一度も監督に選ばれることがなかったということです。これはなんとも屈辱的なことで、大変悔しい思いをしました。しかし実力の世界である以上、選考に落ちたという事実をまず受けとめなければその先には進めないと思いました。
　同時に改めて、才能が保証されていない自分のような者はいつか誰かに選ばれる日をあてもなく待っているようではいけないと強く感じました。そして私は学生を終える前にもう一度、大好きな地元敦賀で監督として１本の映画を撮りたいと思いました。

　この冬、日本映画大学の信頼できるスタッフと共に再び敦賀の地へ映画を撮りに行きます。前作の撮影から2年を経て、皆それぞれ少しずつではありますが腕を上げています。その実証も兼ね、映画を学んだ4年間の集大成として全力で臨む覚悟でいます。前作よりレベルアップした私たちの姿にどうぞご期待ください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　映画『弥生の虹』監督・脚本　山下大裕

◆映画『弥生の虹』企画意図◆
　自身2作目の監督作を撮るにあたり、自分が今なにをテーマに描きたいのかということをしばらく考えていました。そこで達した答えは私にとってとてもしっくりくるものでした。それは『悔いのない人生を生きる』ということです。
　今でこそ「映画監督になる！」と言っている私ですが、小学校の卒業文集を読み返してみると、そこには“将来の夢…小学校の先生 理由…収入が安定しているから”と書いていました。幼いながら夢も希望もない回答をしていた過去の自分に正直言葉を失いました。
　しかし、そんな私が今映画の道を志しているということは、きっとどこかのタイミングで“悔いのない人生”を選ぶことに決めたからなのだと思います。改めて当時を振り返ってみると、その心変わりのポイントは決して自分の中だけにあるものではないということに気が付きました。私にはこのような生き方を選択するにあたり大きく影響を受けた一人の大人がいました。映画監督という大きな夢を追う今の自分がいるのは、間違いなくその出会いがあったからです。こうした実体験からこどもが成長過程にある頃に出会う大人にはとても大きな影響力があるということを強く感じました。

　学生最後の作品となる本作は春から本格的に映画界へ飛び込んでいく私にとって所信表明でもあり、それに最も適したテーマが『悔いのない人生を生きる』ということでした。そしてこのテーマを描く題材として、廃校が決まった高校で最後の卒業式を前に奮闘する二人の生徒会役員を取り上げることにしました。
　私自身、学生時代はそのほとんどを生徒会活動に費やし、中学高校と二度の生徒会長を務めた経験があります。そのため一度どこかで生徒会の物語を描きたいという思いがありました。生徒会といったら内申目当てで教師に媚を売ってばかりのお固い真面目集団だと思われているかもしれませんが、少なくとも私が関わっていた頃のメンバーは多種多様で面白い仲間がたくさんいました。リアリティを持たせながらその内情を面白おかしく描くことができたら、この作品はきっと魅力的なものになるはずです。

　また私自身、昔から卒業シーズン特有の切なくも清々しい感じが好きで、その澄んだ空気を画に映し取りたいという思いもあり、さらにこの春自分たちが卒業を迎える節目の年であるということも踏まえ、この題材を選びました。

◆映画『弥生の虹』あらすじ◆

　閉校を控えた西浦高校で生徒会長を務める良太と幼馴染で副会長の有紀。二人にはそれぞれ想いを寄せる人がいた。卒業までのカウントダウンが進む一方で見込みのない恋に悩む日々。そんなある日、良太は有紀に急かされ閉校記念のビデオレター作りに亜里沙を誘いOKの返事をもらう。しかし恋に不慣れな良太はまたとないチャンスをことごとく無駄にしてしまう。亜里沙に想いは届くのか。いま、最後の卒業式が始まろうとしている……。

◆キャスト＆スタッフ◆

製作･監督･脚本･編集：山下大裕

出演：武田凌平　奥田成美　濱頭優

清野勝寛　瑠美子　佐藤栞菜　油木田一清　原扶貴子

笠野龍男　奥原慧　竹田光一　高橋光宏　木村亮

大口兼悟

撮影：黒沼優大 ／ 照明：長谷川明日香 ／ 録音：金成旻 白沢文晴 ／ 助監督：松本拓也 石田晴花 ／ 制作担当：山下里美 ／ 照明助手：三田峻也 ／ 録音助手：奥原慧 ／ 音楽：中野哲郎 ／ 車輌：山下成一

協力：サンミュージック　KTspace　BamBoo Revolution　スィートホーム株式会社

◆地元メディアに多数取り上げて頂きました◆

◆休校を控えた小学校の全面協力による撮影◆

今年初旬、閉校を控えた高校の卒業式を舞台に映画を撮りたいと思い立ち地元でロケ地を探していたところ、平成26年度を以て休校となる学校があるとの話を聞きつけ、詳細を求めて訪ねたのが敦賀市立西浦小学校でした。こちらの学校は本作の撮影に全面協力頂きました。

行ってみるとそこは海岸沿いの素晴らしい立地でロケーション抜群の小学校でした。また驚いたのは校長先生を務められていたのが中学時代の恩師であり当時所属していた部活の顧問の方だったことです。実に7年ぶりの再会にご縁を感じ、早速映画製作の趣旨説明と撮影協力のお願いをしたところ二つ返事で快諾して頂きました。

本作の撮影では学校シーンの大部分をこちらの西浦小学校で行わせて頂きました。今振り返ってみるとこの学校の協力が得られなければここまで自由に撮影を行うことはできなかったと思います。西浦小学校の関係者の方、西浦地区の方には本当に頭が上がりません。

そんな西浦小学校が休校するということで、撮影自体は僅か2週間でしたが思い入れが湧いてきていました。（卒業生の方々にはとても及ばないでしょうが）3月24日の休校式では在学中の子どもたち、校区の皆さんに交じって監督の山下も参加させて頂きました。

おかげさまで素敵なシーンがたくさん撮れました！ありがとうございます！

◆撮影風景◆

◆ロケ中に虹出現！◆

3月2日の夕刻、屋上シーンの撮影のためキャスト･スタッフ揃って屋上に上がったところ、うっすらではありますが偶然にも虹を見ることができました。『虹』は本作の中でとても大事な意味を持っており（皆さんにはまだ言えませんが）それゆえに感動が増しました。まさにこの作品のタイトル『弥生(3月)の虹』を見ることができ、これはいい作品になる兆候だと信じ撮影の後半戦に向けさらに気合が入りました。

◆ご支援のお願い◆

　本作の製作費は監督山下自身の持ち出しもありますが、2週間に及ぶ遠征ロケということもあり資金面で相当厳しい部分があります。そこで、企画にご賛同いただける方からのご支援･ご協力をお待ちしております。他のプロジェクトに比べ豪華な協賛特典が用意できず大変恐縮ですが、必ずいい作品に仕上げ、敦賀を舞台にした映画ということで県内外に広く発信していき、微力ではありますが映画という方面から商業作品のロケ地誘致及び観光振興など、あらゆる形で敦賀に貢献できればと思っております。皆様からのご支援・ご協力を心よりお待ちしております。

＜支援金(300,000円)の使い道＞

・遠征ロケ費(移動交通費･宿泊費･食費)の一部…200,000円

・機材レンタル費（撮影録音照明関係）の一部…50,000円

・美術費の一部…50,000円

皆様から頂いた支援金は全額を本作の製作費に充てさせて頂きます。なお上記金額は製作費の一部ですので、300,000円以上集まった際には超過分も全て製作費に充てさせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。

◆上映スケジュール◆

本作は2015年6月末の完成予定で現在編集作業が進められています。上映は今夏(8月～9月頃)の予定で進めています。会場に関しては東京及び敦賀の2箇所で現在日程等の調整を行っておりますので決定次第告知させて頂きます。なお今回ご支援くださった方には東京及び敦賀のどちらかお好きな場所で使える鑑賞券を口数に応じてお送りさせて頂きます。

◆意気込み◆

撮影を終え編集段階の『弥生の虹』ですが、現時点で確かな手ごたえがあり 2本目の監督作として自信を持ってお見せできる作品 に仕上がってきています。また、今回ビデオレターを使ったことが大当たりで、 実写でありながらドキュメンタリー要素も含んだ今までにない映画 に仕上がっています。どうぞご期待ください。資金集めは相変わらず苦戦しており延長に延長を重ねておりますが、この企画にご賛同いただける方に一人でも多く出会えることを願ってこれからも宣伝活動を進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

◆お問い合わせ先◆

映画製作団体DYC 山下大裕

本作や本プロジェクトに関するご質問等がございましたら、eigadaisuke@gmail.comまでお気軽にご連絡ください。（山下大裕に直結しております）