米どころ新潟の糀甘酒専門店

新潟県で糀甘酒の製造販売を行っている古町糀製造所。

古町糀製造所は米どころ・醸造どころの新潟県で2009年の創業以来、一杯の甘酒を通して糀や発酵の世界に多くの方に触れていただくことを目指して商いを続けてきました。

醸造産業（味噌・日本酒など）に欠かすことのできない「糀」という素材から作られる甘酒は、砂糖を加えずともお米由来の豊かな甘みが生まれ、またノンアルコールであるため小さなお子様から高齢者まで幅広い皆様に愛されています。

甘酒というとどちらかと言えば「古臭い」というイメージをお持ちの方がまだまだ多いと感じていますが、当店の特徴のひとつは各種フレーバー甘酒の展開。

果物やお茶など様々な素材と相性が良く、これを引き立たせることができるもの糀甘酒の魅力です。

甘酒の新しい一面を皆様にお見せして楽しんでいただくべく、フレーバー商品の開発にも力を入れてきました。

私たちのミッションと、新潟の素材

創業当時、まだまだ糀甘酒という食品は広く認知されているとは言い難い状況でした。当時から一貫して目指していることは「糀甘酒を一人でも多くの皆様にお届けし、生活に役立ててもらうこと。そしてそのきっかけを作ること。」です。

甘酒の原料は「米」、製造の技術は「醸造」で古来用いられてきたものです。いずれも日本の伝統産業で、今でも全国各地に根付き、また私たちの食生活の中心でもあります。

そして近年の「健康ブーム」「腸活ブーム」の広がりに伴い、発酵食品の持つ秘めたるパワーが注目されるようになってきました。甘酒は多種の栄養素をバランスよく含み昔から夏場の栄養補給や、産後の肥立ちにも役立てられてきました。実は甘酒（や発酵食品）がどのように私たちの身体に良い影響をもたらすのか、についてはまだまだ未解明なことが多くあります。

それが近年は、研究活動も盛んに進められ、徐々に新しいことも分かってきました。

昔の人は理屈は分からずとも、体験的にこれを生活に役立てていたわけです。

そして2021年8月に法人代表が変更して以来、「新潟ならでは」の素材を活用した商品開発についての構想を練ってきました。もちろん主原料である米は県産の素材を使用しておりますが、豊富なフレーバーラインナップに使用する果物や野菜などにまでこだわることが出来ていませんでした。

お米に注目が集まりがちな新潟県の農業ですが、四季を通して非常にバラエティ豊かな農作物が日々の食事の場面を賑やかしてくれます。古町糀製造所はオンラインショップを通して首都圏にも多数のお客様がおり、日本全国の人に甘酒を通じて新潟の魅力を届けたい。そんな気持ちから開発に取り組み始めました。

第一弾として2022年11月に販売したのは「糀・ルレクチェ」。新潟名産の西洋ナシをブレンドして作った商品です。

第二弾には2023年の3月に「糀・越後姫」を販売しました。新潟県で開発されたブランドイチゴを使用しています。

そして第三弾には2023年7月に「糀・茶豆」を販売。作付面積が日本一を誇る新潟県の枝豆。中でも自慢の品物である“茶豆”と呼ばれる種類の素材を使用しております。

いずれもMakuakeにおいても先行予約販売を実施いたしまして、おかげさまで多くの反響をいただきました。

そしてこのたび新発売になる商品が「糀・焼き芋」です。

新潟沿岸部の砂地が育む秋の恵み

全国で5番目の面積を持つ新潟県。外の方から見ますと「田んぼの広がる平野」と「豪雪の降る山間部」のイメージが強いかもしれません。

山から海に向けての標高差、信濃川をはじめとする大小様々な規模の河川、そんな影響も受けて、実に様々な気候・地形・土壌を有する地域でもあります。

越後平野の沿岸部には河川の運んだ砂が堆積して形成された砂丘が広がっています。南北約70kmにかけて伸びる砂丘地形は、あの鳥取砂丘を遥かに上回る日本一の規模なのだそう。そんな海に近い砂丘地がさつまいも作りの舞台です。

（砂山がむき出しになっておらず、防風林や宅地開発も進んでいるため、ぱっと見て砂丘であるとは分かりにくいですが・・）

とりわけ、新潟市の西部の海岸近くに広がる砂丘地域は現代に至るまで農業の盛んな地域です。砂丘でよく生育するスイカ、大根、葉タバコなどの栽培が行われていました。

しかしタバコ産業の衰退によってこの需要は激減、転換作物の調査が行われ、「さつまいも」の栽培に適した環境であることが分かりました。

砂丘地の特徴である水はけの良さ、日本海から吹き込む潮風、雨の少ない夏の気候、そのような環境が揃う土地における栽培。また生産者もこの品質を維持増進するために、土壌の改善や栽培技術の向上に取り組み、新潟のさつまいもとしてのブランド化を推し進めてきました。

取り組みが始まったのは2010年頃以降の出来事ですので、比較的新しい名産品と言えるかもしれません。

いもジェンヌ

この地域で栽培されたさつまいもは「いもジェンヌ」と呼称されていますが、これは特定の品種名を指す言葉ではありません。品種としては「べにはるか」と呼ばれるもので、比較的糖度が高くしっとりした食感が特徴的な種類です。

収穫後に温湿度を管理された貯蔵庫で1か月ほど寝かせ、追熟により十分に甘みが増した頃に出荷されます。

生産者組合において、苗・土壌・栽培・収穫・追熟　など各段階にルールを取り決め、高水準な品質のさつまいものみを流通するような努力が行われています。

糀・焼き芋

そんな新潟のさつまいも「いもジェンヌ」をブレンドして開発したのが本品です。

生のさつまいもではなく、まず「焼き芋」にしたものを材料に使うことで、いもジェンヌの濃厚な甘さを最大限引き出すことができました。

甘酒自体がもともと、米由来の甘みを豊富に持つ飲料ですが、これに負けず劣らずのまったりした甘さ、そしてさつまいもに特有の風味をお楽しみいただけます。

甘酒は様々なメーカーの商品がありますが、当店の商品はいずれも「すっきりとくどくない甘さ」と「粒感の少ない滑らかな舌触り」が特徴的。普段から甘酒を飲み慣れている方にはもちろん、甘酒ビギナーにもお勧めしやすい味わいを目指して作っています。

甘酒とさつまいもの出会いを、是非お楽しみください。

※特定原材料８品目：なし

新潟の四季を楽しむ甘酒シリーズ

既述の通り、当店ではこの一年間、新潟の自慢の産品を活用した甘酒商品の販売を行ってきました。冬の「ルレクチェ」から始まり、春「越後姫」、夏「茶豆」、そして秋の「いもジェンヌ」までが形になりました。

いずれもMakuakeにおいて先行予約受付をいたしましたが、少なからぬリピーターもおりまして、甘酒の魅力、そして新潟の魅力を少しはお伝えすることができているのかな、と感じている次第です。

当初に目標と考えていたのは、春夏秋冬の四季商品をそろえることですので、おかげさまでこれは達成することができそうです。ありがとうございます。

Makuakeにおいては今回のプロジェクトでひと段落になると思いますが、またどこかで見かけた際には気にかけていただけると嬉しく思います。

以後の展開も色々考えていることがございますが、いずれにしても新潟県で商売をする甘酒の専門店として、甘酒の力をさらに追及すること、また新潟の魅力発信に貢献すること。それは引き続き果たしていきたいと思っています。

引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。

リターンについて

本プロジェクトでご提供の商品は、メインの「糀・焼き芋」以外にも当店の自慢のラインナップの詰め合わせセットもご用意しております。また、昨冬に販売開始した今シリーズの第一弾「糀ルレクチェ」を含むセットもご案内いたします。

※「糀ルレクチェ」を含むセット商品は11月下旬頃の発送を見込んでおりますので予めご了承ください。これを含まないセット商品は11月初旬の発送予定です。

＊糀プレーン

米と米糀のみで作られたプレーンタイプの甘酒は、当店の創業以来人気ナンバーワン商品です。お米由来の優しい甘みはさっぱりしたあと味で、滑らかで粒感の少ない口当たりも相まって老若男女多くのお客様に愛されています。当店の商品を初めて試す方にはまず飲んでいただきたい商品です。

※特定原材料８品目：なし

＊糀・柚子 一陽来復

和歌山県産の柚子果汁を加えた糀ドリンク。

冬至を意味する、陰が極まり陽がふくらむ「一陽来復」にちなみ、運と幸せがおとずれる事を祈り「一陽来福」と名づけました。

冬至のゆず湯には、柚子の強い香りで邪気払いをする意味や、柚子が実るまでに長い年月がかかることから、
長年の苦労が実りますようにとの願いも込められているそうです。冬が旬の爽やかな柚子の香りをお楽しみ下さい。

※特定原材料８品目：なし

＊糀・ルレクチェ

新潟の冬の贈り物と言えば「ルレクチェ」。県内で盛んに栽培される西洋ナシの品種です。

国内では流通量、知名度ともに「ラフランス」に後れを取っておりますが、“西洋ナシの貴婦人”の異名を持ち、華やかな香りととろけるような食感が特徴的です。

甘酒に配合することで、甘みはすっきりとしながらも非常にフルーティな香りを楽しめる一本です。

（※糀ルレクチェを含むセット商品の発送は11月下旬を予定しています）

※特定原材料８品目：なし

オリジナル甘酒　開発します

古町糀製造所はメーカーとして、自社ブランド商品の販売の傍ら他の事業者様からの製造受託事業も行っております。甘酒は野菜や果物など様々な素材との相性が良く、土地柄・企業柄を活かした商品作りに向いている食品の一つです。

これまで数々のフレーバー商品を開発してきたノウハウを生かして、レシピ開発から製造までワンストップでのご対応が可能です。こちらのページで詳しくご案内しておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

https://furumachi-kouji.jp/pages/oem

＜出典＞

・いもジェンヌ農商工連携協議会HP