人生の意義とは何か。多様に発達した現代社会では、多くの若者がそれを問い、その多くが答えを見つけられずにいます。その答えをすでに見つけた方々との交流を通じ、自らの答えを導くためのきっかけを与えたい、それがこのプロジェクト立ち上げのきっかけです。

2011年3月11日午後、台湾でも揺れを観測、「いつもの小さな地震かな」くらいにしか感じられなかったあの揺れが、まさか日本では未曾有の大惨事となっているなど思いもよりませんでした。

台湾にはこのようなことわざがあります。

「友情とは、逆境の時にこそその真偽が見えるものである」

私達台湾人は、日本は本当の友人であるといつも思ってきました。1999年の921大震災、2009年の八八大水災、2015年の八仙テーマパーク爆発事故など、台湾が有事の際に、日本はいつも助けの手を差し伸べてくれました。このような国と国との友情は、世界中を探しても簡単に見つかるものではありません。台湾人の日本に対する特別な感情は、こうして生まれました。

今では多くの日本人が知る石巻ですが、私達台湾人にとっては馴染みのない地名で、現地に何があるのか想像もつかないまま、2019年9月、数名の台湾の若者を引き連れ訪問しました。そこで出会ったのは、あの未曾有の大災害のあと、何もなくなってしまった土地から勇敢に立ち上がり、いまも復興に向けた努力を続けている方々でした。

石巻に生まれ育ち、石巻を世界一面白い場所にしたいと奮闘する方。祖国に戻るという選択肢を捨て、石巻と運命を共にするイギリス人。漁業の若者離れを止めるためにイノベーションに取り組む非営利組織。石巻の木材を使用した高品質の家具を世界に届ける工房。その他外部から石巻復興に訪れた方も含め、私達にとっては衝撃の連続でした。

「彼らのストーリーを台湾にも届けたい！届けないのはあまりにももったいない！」そう思わずにはいられませんでした。その思いから生まれたのが、今回の出版計画です。

今回のクラウドファンディングの目的

石巻で出会った衝撃と感動を他の台湾人にも伝えたい、その思いを具現化する最良の方法は、文字と写真を組み合わせ、デザイン性のある書籍という形で届けることだと考えました。私たちのチームには、撮影やデザインはもちろん、日本語のできるメンバーも揃っていますが、NPO 法人という形態上、印刷・発刊までこぎつける予算が不足しています。今回のプロジェクトを通じて得られるご支援は、全額印刷および発刊費用にあてさせていただきます。

リターン

書籍と同じく、日台の交流をさらに進めたいという思いで、今回のリターンも考えさせていただきました。書籍の中でスペシャルサンクスとしてお名前を掲載することに加え(匿名希望も OKです)、台湾を代表する茶葉によるリターン、また台湾旅行に興味のある方に向け、台北でのガイドおよび現地の文化交流センター内の宿泊施設の提供を設定させていただきました。このプロジェクトへの参加をきっかけに、台湾の友達も作っていただければと思います！

台湾茶

台湾を代表する烏龍茶のブランドであるThree Leafs の提供する茶葉です。Three Leafs とは、お茶の摘み方の一つ、一心三葉摘みからくるネーミングで、世界に向け台湾の茶葉と文化を届けるべく、日々心を込めて茶葉の生産を行っている会社です。現在は20ヵ国近くにて販売されており、日本のメディアに報道されたこともある有名ブランドです。

台北旅行中の現地ガイド

お好みに合わせ、以下より一つまたは複数お選びいただき、カスタマイズいたします。

A. 下町ツアー：龍山寺、大稲程、北投など、古くからある台北の街をご案内します。

B. モダンエリアツアー：台北101、象山、西門町など、台湾の流行を牽引するエリアをご案内します。

C. アートツアー：故宮博物館、現代美術館、松山クリエイティブセンターなどの芸術にまつわる観光地をご案内します。

D. 文化ツアー：夜市、台湾料理、タピオカミルクティー、お茶屋さんなどのグルメスポットの他、座禅体験など、文化面での体験をご案内します。

その他、書店めぐりやハイキングなど、ご要望に合わせてカスタマイズ可能です。 担当ガイドは、当協会のメンバーであるTung-Han が担当いたします。彼はデザイナーで、台北のウォーキングツアーのガイド経験も４年間ございます。英語での対応はもちろん、日本語への通訳担当をつけることも可能です。

注1. 基本的に2021年末までのご旅行をお願いしたいと思いますが、コロナウイルスやその他状況を鑑み、フレキシブルに対応させていただきたいと思います。海外旅行が可能となった際、最初の旅行先として是非台湾を選んでいただけると幸いです！

注2. 車での送迎やツアーガイドはありません

台北旅行中の現地文化交流センター内での交流体験

University Cafe は当協会の保有する文化交流センター兼コワーキングスペースになります。海外からの訪問者を招いた数々のイベントを開催してきました。この施設のオーナーは当協会の会長になります。ここでは、音楽家・デザイナー・小説家・旅人・マジシャンなど、多彩なメンバーが日頃から集っており、彼らとの交流も旅の醍醐味になるかと存じます。

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タイムライン

今年の9月に台湾にて発刊することを目標としています。

6月頭：ファンディング開始

7月末：ファンディング終了、支援者のお名前を整理

8月頭：印刷開始

9月：リターンの発送(Makuakeにて皆様に通知)、発刊

台北のガイドおよび宿泊によるリターンは、基本的には2021年末までの使用期限とさせていただきたく存じます。特別なご事情のある方は、別途相談とさせていただきます。本権利をご使用になる際は、旅行に来られる一ヶ月前までを目安にご連絡いただければと思います。

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チーム紹介

ここで、今回のクラウドファンディングを運営する当協会のメンバー３名を紹介したいと思います。

Andy Chang: NPO 法人台湾相信世代発展協会のプロジェクトマネージャー。世界一周旅行もしたことのある旅人で、五大陸で34ヵ国を周遊。国際交流や異文化交流に対する情熱から、2019年にこのXplore 計画を始動、横浜・石巻・インドネシアでのプロジェクト企画に携わる。

Ning Chuang: Xplore雑誌の編集とデザインを担当しているニンです。2014-2019の五年間は東京に住み、楽しい留学生活を送りました。現在は故郷の台湾台北に帰って、もっとリアルな台湾と日本を知ってもらいたいため、Xploreプロジェクトを携わりながら、台日交流に関する会社を運営しています。

Yutaka Matsumura: アメリカ留学中に大量の台湾人にお世話になったきっかけから台湾旅行を繰り返し、現在は台湾に住んで5年になる日本人。Andy と同じく大の旅行好き、国際交流好きで、本プロジェクトでは通訳・翻訳を担当。

NPO 台湾相信世代発展協会

皆様はじめまして、私達は台湾のNPO 法人です。主な活動内容は、国内外のソーシャルイノベーションの促進、ならびに若者世代によるイノベーションを通じた社会問題の解決を後押しすることです。ソーシャルイノベーションというとあまりピンとこないかもしれませんが、もう少し具体的にいうと、海外の社会活動家との交流の場の提供や、それを台湾の社会問題の解決につなげる場の提供を通じて、地方創生および環境保全を促進することです。

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