ロードバイク用ウィンターハンドルカバーとは

R250初のMakuakeによる新製品の発表です。

1.スポーツサイクル歴33年+自転車屋歴29年の自転車愛好家が企画・開発するブランド「R250（アールニーゴーマル）」
2.冬のライドでは、体幹から末端部で、筋肉が少ない手・指がとても冷たくなります。特に下りの時は、ただじっと風を受けるだけのため、ブレーキレバーをしっかり握ることが難しく、とても冷たくなります。
3.オートバイやスノーボードのように、自転車用のグローブでは分厚くしたとしても寒さが解決しにくいのです。指が太いグローブだと、変速やブレーキレバーの操作が難しくなってしまいます。
4.”こたつ”のようにレバーと手の両方を包み込むことで、カバー内に空気の層ができて温かさが保たれます。そのため、操作しやすい薄手のグローブで問題はありません。

【機能性1】 "こたつ"のようにハンドルカバーの内部の空気が温まる。

ハンドルカバーの中の空気は、自分の手から出る熱で温められて中に閉じ込められるため、暖かさが保たれます。気温が5度程度までなら、夏用のグローブでも大丈夫です。それでも寒い場合は、中にカイロなどの発熱アイテムを入れるのもおすすめです。ただし、やけどには注意が必要です。

【機能性2】こだわりの3層構造。

1：アウターには、雨に強く切り裂きにくい撥水素材が使われています。

2：中間層には、高い保温性を持つ両面アルミ蒸着シートが配置されています。

3：インナーには、触り心地の良い裏起毛素材が採用されています。
これらの層ごとに空気の層ができ、保温力が向上します。

更にアウターは、3種類の層を組み合わせた特殊素材。

その構造はサンドイッチ状になっていて、3層を圧着加工することで完成します。

・上層：ナイロンや綿帆布などの素材の表生地

・中間層：ポリエステルを撚った強力な紐をX状に組み合わせた素材

・下層：接着の役割を持つ「ポリエステルフィルム」と撥水加工された「ポリエステルファブリック」を合わせた裏生地

【機能性3】 38%の軽量化（Msize 当社旧商品との比較）

2019年に開発されたR250のネオプレーン製ハンドルカバーと比較して、新たなバージョンでは38%の軽量化を達成しました。これにより、横風などによるハンドリングへの影響を軽減します。

【機能性4】 ２種類のマチ付きで、握った手が窮屈にならない。

幅30〜60mmのマチを全体に配置して、ブラケットを握った手が窮屈に感じないようにしました。さらに、深さ15mmのタックをMサイズには1ケ所、Lサイズには2ケ所追加しました。これにより、ハンドルカバーが柔らかく丸く膨らみ、温かい空気が漏れにくくなり、同時に手の出し入れも容易になりました。

【機能性5】フロントとサイドに大型リフレクター。

前方および横方向から、車のライトによって反射する仕様です。夜間の通勤や通学、またブルベのナイトランにおいても、高い視認性を確保します。

【機能性6】 ブラケットの大きさに合わせて、2サイズ。

ブレーキとシフトのブラケットのサイズに応じて、2つの異なるサイズを用意しました。この適合感が、開発の中で最も難しい部分でした。

実際の使用シーン

【シーン1】 ブラケットポジションはもちろん、下ハンも握れる。

ブラケットのポジションはもちろんのこと、下り坂でのブレーキ操作が容易な下ハンドルポジションも快適に取れるようになっています。

【シーン2】 ブラケットポジションからの立ちこぎもOK

立ちこぎ（ダンシング）時に腕の角度がほぼ垂直になっても、窮屈さを感じないように、最上部をやや大きめに設計しました。

また、開口部も広めに設けることで、手の出し入れが窮屈にならないように調整しています。

【シーン3】カラーと素材感で、見た目も重たくならない

モーターバイク用でもよく利用される真っ黒なネオプレーン製のハンドルカバーは、バイクとライダーの装いとデザインが異なりすぎていて、目立ち過ぎることがあります。しかし、この商品はサドルバッグやフレームバッグなどにも使われる素材を使用しており、バイクとの組み合わせに適したデザインです。また、マチ部分はホワイト、裏側はグレーで統一されており、バイクとライダーになじみやすいデザインとなっています。

【シーン4】 バックミラー等が取り付けられる。

左右のバーエンドはカバーされていないため、ドロップハンドルのバーエンドにバックミラーやリアライトを取り付けることができます。

誕生・開発ストーリー

（商品の誕生秘話）

冬の北摂の山々からの下り、指が千切れるんじゃないかと思うくらい冷たくなる。ブレーキ操作も怪しくなって、手を温めるために一旦停止することも。グローブを分厚くしたり二重にすると、変速レバーに生地がひっかかるし、ブレーキレバーも遠くなって握りにくくなる.....

2019年にはR250でもハンドルカバーを発売しました。その際は、一色の黒いネオプレーン素材を使用し、ペアで400gと重さがあり、外見も地味なものでした。その時期からロードバイクで油圧ディスクブレーキが普及し始め、シフトレバーも急速に大型化していきました。最初の設計ではディスクブレーキのレバーには窮屈で、サイズの改良を試みましたが、シフトレバーの形状は進化し続け、基準が確立されないまま、その試みは断念せざるを得ませんでした。

現在ではデザインの標準がほぼ確立されており、2つのサイズを用意することで、ほとんどのモデルに適用が可能であることが分かりました。

サイズの選定は最も困難な部分でした。しかし、ドロップバーの先を出すことで、ドロップの形状が影響をあまり与えないことが分かりました。また、レバーの取り付け角度もさまざまですが、一般的な水平な配置か、わずかに上向きにフィットするように開発しました。

最初の開発段階では、暑い時にエアを抜くために、正面にエア抜けのスリットを計画していました。しかし、実際に使用してみると、まっすぐなファスナーではうまく開かずに風が入ってこないことがわかりました。より広い間口を持たせるために複雑な構造を検討することもできましたが、その際にデメリットが多いと判断し、このアイデアは見送られました。

取付方法

面ファスナーを外して、ドロップハンドルのエンド側からカバーを被せます。エンド側の面ファスナーを固定したら、上ハンドル部分のベルトを締めて固定し、取り付けが完了です。

※シマノの旧タイプのSTIレバーのようにシフトワイヤーがレバーの横から出る場合には、使用できません。

※シフトレバーが別体のブレーキレバーには、カバーが大きすぎて、使用できません。

取り付け作業の詳細は、17秒からご覧いただけます。

使用方法

走行中や停止時にご注意ください

ハンドルカバーを使っていない場合、サイコンやライト、ハンドサインなどを利用する際は、ハンドルから手を最短距離で移動させるだけで済みます。しかし、ハンドルカバーが取り付けられていると、この操作ができません。

手を目的の位置に移動させるためには、まず手を少し手前に引いてハンドルカバーから出し、その後目的地まで手を移動させる必要があります。急な状況でも無意識に対応できるように、最初に少し練習することをおすすめします。

横風の影響について

もちろん、ハンドルカバーを付けていない時と比べれば影響を受けることがあります。風の強さによって変わりますが、他にも横風の影響を受けやすいパーツ（例: ディープリムやバッグ類）がたくさんありますので、同様の状況かと考えられます。

ただ、ネオプレーン製よりも軽量なため、風の影響を受けにくいと思われます。

仕様

サイズ

　2種類。主にシフトレバーの先端のデザイン（膨らみ具合）で判断します。

　Mサイズ

　　シマノ ワイヤー変速+ワイヤーブレーキ

　　シマノ Di2変速+ワイヤーブレーキ

　　シマノ Di2変速+油圧ディスクブレーキ

　Lサイズ

　　シマノ ワイヤー変速+油圧ディスクブレーキ

　　シマノ GRX Di2変速+油圧ディスクブレーキ

　　スラム 全般

　　カンパニョーロ 全般

素材

　表素材・マチ：ナイロンアーガイル

　表内側：ターポリンPVC

　芯生地：アルミ蒸着シート

　裏地：ポリエステルトリコット起毛

カラー

　ブラック/ホワイト/グレー

　カーキ/ホワイト/グレー

　コヨーテ/ホワイト/グレー

サイズ

　Mサイズ：W230 x H270 x D30~60mm

　Lサイズ：W230 x H290 x D30~60mm

重量

　Mサイズ　248ｇ（ペア）

　Lサイズ　273ｇ（ペア）

※見た目の違いは、タック1本がM、2本がLです。

製造国

　中国

保証期間

　1年間

FAQ

Q.サイズをどちらを選んだらよいかわかりません。
A.シマノのSTIレバーのサイズを参考に開発しております。ブレーキがワイヤー引きなのか油圧ディスクブレーキなのか？　変速がワイヤー引きなのか電動（Di2）なのか？　大きく分けて4タイプあります。スラムとカンパニョーロの場合は、Lサイズです。ドロップハンドルのリーチ、STIレバーの取付位置・角度、使用者の手の大きさにもよります。
逆にLサイズのレバーでも、下ハンドルを使用しないのであれば、Mサイズを選択されるのもアリです。

Q.壊れてしまった場合はどうしたらいいですか？
A.弊社までご連絡ください。

Q.防水ですか？
A.表側の生地ははっ水素材ですが、手を出し入れする開口部も、生地の縫い目もあるため、防水ではありません。多少の雨であれば大丈夫ですが、走行後乾燥させてください。

スケジュール

2023年9月26日 プロジェクト期間終了

2023年12月中旬頃 リターン発送開始予定

プロジェクト終了後、完成した製品は
（通販）ワールドサイクル
　https://www.worldcycle.co.jp/

（実店舗）スポーツサイクルショップ ベックオン 大阪市中央区本町 で一般販売予定です。https://www.beckon.jp/

リターンについて

超早割1：20%OFF x1ペア 先着20名
超早割2：22%OFF x2ペア 先着20名

早割1：12%OFF x1ペア 先着200名
早割2：14%OFF x2ペア 先着200名

Makuake割：8%OFF x1ペア 先着300名

お問い合わせについて

実行者へ問い合わせボタンよりお問い合わせください。

実行者紹介

2014年から、自転車パーツやアクセサリー、ウエアの開発を行っているR250のスタッフが、このハンドルカバーを開発しました。ハンドルカバーに関しては、2019年に発売された前モデルが廃盤となってから、約3年間にわたって新しいモデルを考え続けていました。
初めてのサンプルは2023年2月に完成しましたが、それ以降のサンプルのテストが非常に困難でした。ひらかたパークの「カチンコチン」でテスト走行しようとしましたが、園内での自転車走行が許可されていないため断念しました。最終的にはサイズの調整を何度も繰り返し、2023年8月になってようやく完成させることができました。

https://r250.jp

R250では、実体験やSNSからアイデアを想像時、かゆい所に手が届くアイデアを企画・製造しております。