「職人特化の職業体験パーク」プロジェクトは本年2024年６月に始動しました。

プロジェクトを始めた私たちWoodCraft株式会社は、普段、建物のリフォームや修繕をデザインから行う職人が集っている会社です。職人各々が、日々研鑽と技術の発揮を行っていく中で、こんな想いが積もっていきました。

【１】日本が誇る職人の技術の伝承（職人の伝え手）をしていきたい

【２】日本にいる子供たちへの職人という職業理解（職人のなり手育成）を深めることで、将来の職業の選択肢の1つとしていただきたい

【３】職業体験の場をもっと気軽に身近にしたい

この３つの想いが重なって本プロジェクトがスタート！

本年8月に第一回目「職人特化の職業体験パーク」を開催致しました。

第一回目の体験職人は、「大工」「塗装」「左官」でした。

晴天に恵まれ、各ブース、子ども達と保護者の方々の、真剣な表情、やり切った後の自信、満面の笑顔、に溢れる一日となりました。

更に嬉しいことに、一日の来場者数100名を超え、嬉しい感想や感謝の言葉も多くいただきました。

様子をInstagramに掲載しておりますので是非、Instagramにもいらしてください。

https://www.instagram.com/woodcraft0830/

自ら職人であるからこその観点で「職人の仕事」「働く意義」を伝えられると思っています。

そして、11月16日（土）には第二回目の「職人特化の職業体験パーク」の開催が決定！

今回の体験職人は、『大工』。大工さんとして【建前体験】と【椅子作り体験】を行います。

『職人の職業体験パーク』とは、その名の通り「職人」の仕事を体験できる職業体験施設です。

「職人」とは、手先の技術によって物を製作することを職業とする人のこと（広辞苑）。

日本には、大工、左官、庭師、表具師、建具、指物、鳶、畳、瓦、石屋、竹芸、漆、塗装、保温板金工、家具木工、ガラス、飾り職、蒔絵、螺鈿、組子、目立て、箪笥など多くの職人が存在し、私たちの生活を支えてきました。

職人は、こだわりを持ち、追究、探究を行い技術を研鑽してきました。そして、自身の技術の提供の先、または、その先の先のお客様の顔を想いながら仕事をしています。

本プロジェクトの『職人特化の職業体験パーク』では、実際の職人が、自身が持つ技術を子ども達に伝承し、材料・道具と向き合い、その物の先にある使い手を想いながら、集中力、探求心を全開にカタチにする体験を提供しています。

本プロジェクトを行う私たちは、普段、WoodCraft株式会社という会社で、

・店舗・事務所・戸建・マンションのリフォーム
・水廻り・外構等の修繕工事

デザインから施工までを主に行っています。

WoodCraft株式会社の職人は、「見た目の満足では終わらない。創り上げた先にあるお客様の夢を応援する提案力」を大事に確かな知識と技術を日々研鑽し、施工で発揮しています。

では、私たちがなぜ本プロジェクト「職人特化の職業体験パーク」を創り上げるのか。

そこには、3つの大きな想いがあります。

まず、1つ目として「日本の職人技術の伝承（職人の伝え手）」です。世界最古の株式会社と言われる「金剛組（創業1400年）」も、職人が技術を発揮する会社で、そこには日本には昔から伝承されている「大工の技術」がありました。日本の職人技術は、その技術レベルの高さが世界から注目されています。ところが、昨今よく聞かれている「職人離れ」、そしてそれとともに消失している技術があります。私たちが日々仕事をする中でも感じています。この現状に歯止めをかけ、日本の伝統技術を伝承し続けることで、今の日本社会を再び、「Japan　is NO.1」へ押し上げていきたいという想いが本プロジェクトを開始した第一の理由です。

次に、2つ目として、「日本にいる子供たちへの職人という職業理解（職人のなり手育成）」を深めることで、将来の職業の選択肢の1つとしていただきたいと考えております。昨今、キャリア教育が学校で導入されておりますが、机の上でキャリアを考えるだけでは、体感がなく子供たちは分かりづらいと考えております。そこで、本プロジェクト職業体験パークで、職人の熱量（わくわく）を子どもに伝え、物や技術と本気で向き合う熱、誰かのために本気になる熱を自ら発する1日を体感いただき、職人について知っていただき魅力を体感いただきたいと考えたのが第二の理由です。

最後に、3つ目として、職業体験の場を気軽に身近にしたいと考えております。私たちが考える職業体験の場は、子ども達が「誰かのために、本気になれる１日」「仕事を通じて本気になれる１日」を体験し、仕事の本質「感謝されてもらえるのがお金」を学べる場です。そして、そうした場に行ける人だけが知ることができる、行ける人だけが体験することできるを無くし、「気軽に身近に」も一つのキーとして大事にしていきたいと考えております。

　この大きな３つの想いが重なり「職人特化の職業体験パーク」創設に至りました。

職人自らが本プロジェクトを行うからこそ「職人という仕事」を伝え、「職人の技術」を伝え、「職人の仕事を通じた働く意義」を伝えられると考えております。

本プロジェクトでは「職人のため」「子どものため」の2側面から本気の1日を創り上げていきたいと考えております。

本年2024年6月にスタートした『職人特化の職業体験パーク』プロジェクトですが、第一回目の開催を受けて様々な声を頂きました。

＊職人の体験が色々できる場があるのは珍しかった

＊手を動かすので親子で楽しめた

＊思っている以上の内容で楽しめた

＊職人の話を真剣に聞き、熱中する子どもたちの姿に驚いた

＊すっごく楽しかった

＊職人体験を貯めるとかき氷と交換できてうれしかった

＊おばあちゃんに椅子をつくった

＊使ったときに嬉しい気持ちになってもらえるように作った

評価のお声の一方で、いただいた改善すべき点も具体的に聴くことができました。

＊トイレが広いと助かる

＊トイレの数が少なかった

＊綺麗なトイレだと嬉しい

＊駐車場スペースに限りがあった

＊駐車場が狭くて駐車が不便だった

実際に開催できたからこそ、見えてきたことがとても多かったです。

スタッフが来場していただいた方々を見て、やはり一番不便を感じているように見えたのが、お子さまのトイレには介助が必要なのでトイレが狭く苦戦していたお子さま連れの方々を多く目にしました。ご高齢の方もご不便な様子でした。

また、第一回目の開催では、一般的な仮設トイレを設置いたしましたが、女性の方、お子様が特に衛生面で気にされている方が多かったです。

第一回目含め、今後の開催ではお客様の声と共に創り上げていくことで、『求められる職人特化の職業体験パーク』としていきたいと考えております。

『職人特化の職業体験パーク』創設プロジェクトの今後は、以下のように考えています。

①継続開催

②開催でいただいた声を反映し、パーク全体の統一感のある空間づくり、不便の改善を図っていく

③体験できる職人の幅を広げていくと同時に、多くの業界の職人へ本プロジェクトを広め理解・賛同を得ていく

まずは、【①継続開催の実行】として、第二段の開催を決定しました。

2024年11月16日（土）第二回目『職人特化の職業体験パーク』開催決定！！

職人スタッフが現在準備を行っています。

次に【②開催でいただいた声を反映し、パーク全体の統一感のある空間づくり、不便の改善を図っていく】では、まず、声の反映という点で、第二回目の開催にあたり、駐車場の拡大（隣の敷地をレンタルしました！）をしました。不便に感じた声の中ですぐに自助努力で対応ができるものとして、取り組みました。

更に、第一回目で喜んでいただいた声を更に増やしていけるように、第二回目の開催では、新たな体験「建前体験」を取り入れました！みんなで家を建てていきます。

Instagramで随時進捗をお伝えしておりますので是非ご覧ください。

https://www.instagram.com/woodcraft0830/

弊社が本プロジェクトを成功させることが出来る強みとしては、

★職人がスタッフとなるからこそ、真に職人の技術の伝授、職人を伝えることが出来る。

★職人スタッフが自社に在籍している。

★材料は職人の日常の仕事の中での廃材を使用、場所は弊社の敷地の使用など、低コストでの開催の条件が揃っている。

があります！

今後は、共に仕事をする社外の方々やご縁から、企業の枠、業界の枠を超えて職人体験ができていくと良いと考えております。

お客様のお声に多かった「トイレ」については改善すべき大きな課題と考えております。

現在、できる限り、駐車場の拡大やパークの環境整備や拡大など、自社が動くことでできるよう尽力しておりますが、トイレ改善の資金が不足しており、本プロジェクトへのご賛同とご協力をお願いしたいと考えております。

日本の伝統「職人」を守り伝える　×　子ども達がより身近で手軽に経験できる

そんな職業体験パークプロジェクトにご協力の程何卒宜しくお願い致します。