キャリアを懸命に追うあまり気づけば、家族を失い独りになっていたロッククリフ・ワイナリーのスティーブ・ホール氏。数々の人生ドラマを経て公私共に「人を信じること」が難しくなっていた彼に、新しい光が差した。「一度きりの人生だから、質の良いワインを楽しもうじゃないか！」

※リターン品の配送が完了するまで、株式会社エスクリはロッククリフ・ワイナリーの日本における独占販売権を有する正規代理店です。詳細に関しては、ページ下部のリスク&チャレンジをご確認ください。

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私が初めてスティーブに出会ったのは、今から7年前の2016年でした。友人たちと西オーストラリア州グレートサザンにある「ロッククリフ・ワイナリー」を訪れ、そのワインの美味しさに魅了されたものの、どこか寂しげで、人と壁を作るような話し方をするスティーブを見て「こんな態度でどうやってワインを売るんだろう」と疑問に思ったのを覚えています。

一緒に訪れていた友人が地質学者であったことから、ワイナリーに並べられている岩についてコメントをしたところ、その時、スティーブの表情が一変したのでした。地質学博士の称号を持ち、大手石油会社にて70カ国以上の地質を研究してきたスティーブは、これでもかという情報量でその岩について熱弁をし始めました。スティーブは、心を開いてくれたかのように私たちにワイナリーのあちこちを案内してくれました。それから今日まで、スティーブと私たちの交流は、年々深まっています。By WINELISTスタッフKisaki

写真：初めて会った日、ワイナリーを案内してくれているスティーブとKisaki

地質学者として懸命にキャリアを追う中で、大切な家族を失ってしまったスティーブは、独り孤独に生活を送っていた。地質学者として築いた一財を持って、彼が人生の再スタートを切ったのが「ロッククリフ・ワイナリー」だ。世界70カ国以上の「地質」を知る男が、ここでワインを造り、第二の人生を送りたいと決めた「最も美しい場所」それがグレートサザン・デンマークだった。

この地域は、はるか昔からりんごやさくらんぼの産地として有名だ。スティーブがこれまでの経験から、最も素晴らしい地質はここだと感じ、ここでワインを造ろう！と2002年に「ロッククリフ・ワイナリー」が設立された。

写真：ロッククリフワイナリーと自社畑

西オーストラリア州最南部にあるグレートサザンエリアは、5つのサブリージョンで構成されている。縦に100km・横に200kmあるこの膨大な産地は、各サブリージョンで異なった土壌や気候を持つことから様々なブドウ品種が栽培できるとして昨今注目を集めている。中でもロッククリフの位置するデンマークは、南極湾に面したサブリージョンであることから、南極湾からの冷たい海風を浴びてブドウが育ち、その寒暖の差がブドウ栽培にとても良い影響を与えるとされている。

特に私たちWINELIST チームが魅了されているのが、この地域のソーヴィニヨンブランとシャルドネだ。極端に冷たい海風を浴びて育ったブドウだからなのか、今まで味わったことのない、透き通るようなピュアで美しい白ワインやスパークリングワインがロッククリフで造られているのだ。

写真：スパークリングワインこの

私たちWINELISTは、2017年よりオーストラリア・カリフォルニアのワインの輸入を始めた。ワインだけに限らず、どの貿易にも言えることだが、言語も文化も違う他国の人たちから、その国の大切なものを輸入するには、人とのコミュニケーションが重要になる。そのような中で、コミュニケーションを取ることが非常に苦手なスティーブは、誤解することや誤解されることが多く、人一倍やり取りに苦労してきた。人に何かを頼むことが出来ず、全てを抱え込んでしまうスティーブは、時に疲れ果ててしまうこともあったようだ。

さらに新型コロナウイルスの拡大が始まると、スティーブと私たちの間にも大きな壁が立ちはだかったのだった。新型コロナウイルスによる被害は、感染だけでなく、人手不足、資材不足問題など多岐にわたり、多くのワイナリー同様、スティーブも頭を悩ませることとなった。このような環境で、輸入する約束だったワインが醸造できなくなったり、送られてきたワインの容姿が全然違っていたりとロッククリフとWINELISTの間でも多くのトラブルが続いた。このままでは今後の取引を諦めざるを得ない…と悩まされるほどの状態だったが、その状況を回避し今日に至るのは、スティーブの愛のこもったピュアなワインが私たちの心をしっかり掴んでいてくれていたからだろう。コミュニケーションを取ることの大切さ、人に頼ることの大切さを話し、時間がかかってでも、少しずつ一緒に改善していこうとスティーブと話し合ったのだった。

写真：自然の偉大さを感じながらスティーブ（左）と語り合うKisaki（右）

新型コロナウイルスの影響で、頼りにしていたフランス人醸造家や多くのスタッフを手放すことになり、守るべきものを全て失ってしまったスティーブを見て、「ロッククリフ」はもうダメになるのではないかと地元では噂されていたという。WINELIST現地スタッフKisakiの元にもその噂は届いていたが、心配はしていなかった。なぜなら、彼がどれだけの愛と情熱をこのワイナリーに注いでいるのか知っていたため、どんなことがあってもスティーブはワイナリーを守るであろうという確信が不思議とあったからだ。守るべきものを全て失ってしまったスティーブの原動力となっているのがこの「ロッククリフ」である。

写真：ヴィンヤードを散歩するスティーブ（左）とKisaki（右）

写真：収穫したての良質な果実

ワインとは、不思議な飲み物である。一口飲んだその液体から、その地のテロワールや造り手の想いを感じられるからこそ、人々はワインに魅了されていく。私たちが計り知れないほどの人生ドラマを経験してきたスティーブが造るワインは、非常にピュアで美しい。それは、スティーブが時折見せてくれるチャーミングな一面と、彼の優しくピュアな心が表現されているからなのだろう。そして、今ではオーストラリアワイン会で多くの実績を上げているワイナリーの一つとなった。オーストラリアで最も高名なワイン評論家であるジェームス・ハリデ―氏から５スターワイナリーとして認められ、毎年数々の賞を受賞するまでになった。今ではオーストラリアワイン界でも一目置かれる存在にまで上り詰めたのであった。

写真：ジェームスハリデー氏からのコメント：ロッククリフはジェームス・ハリデーの認めるファイブスターワイナリーである。それは、オーストラリア国内でわずか10％にあたるワイナリーであると言うこと。ロッククリフは、毎年素晴らしい品質のワインを造っていることから7年連続でファイブスターワイナリーとして認められている。

WINELISTスタッフ一同が絶賛するスティーブのピュアなワインを皆様に知っていただきたくMakuakeでの販売を決めました。どうか、温かい応援をお願い致します。

写真：透き通るように美しいグレートサザンの海

【クアラムロックス　シャルドネ 2018】

ロッククリフの名前の由来は、南極湾に広がる岸壁の名前「ロッククリフ」から。地元の人々に愛され、守られている美しい岸壁である。そして、各シリーズの名称は、近辺のビーチやその自然物から名付けている。「クアラムロックズ」は、この地域のサブリージョン「クアラム」に横たわる美しい岩にインスピレーションを受けて。ロッククリフから新しくリリースされた「クアラムロックス　シャルドネ」は、大きめのグラスでゆっくり香りの変化を楽しみながら飲みたい大人のシャルドネ★

●カテゴリ:白ワイン●年代:2018●地域:グレートサザン・西オーストラリア州
●品種:シャルドネ100％●アルコール度数:13.3%
●色調:美し麦わら色 ●香り:熟した白桃、いちじく、ナッツ

【サードリーフ　シャルドネ　2019】

サードリーフは、ロッククリフ近辺の海岸に発達したサンゴ礁から名前をとりました。美しく、誰からも愛される素晴らしい味わいを魅せてくれる「サードリーフ」シリーズにぴったりの名称です。お食事との相性が良く、お寿司から焼き鳥（塩がおすすめ）など、様々なシーンで活躍してくれるワインです。

●カテゴリ:白ワイン●年代:2019●地域:グレートサザン・西オーストラリア州
●品種:シャルドネ100％●アルコール度数:12.8%
●色調:ゴールドがかった麦わら色 ●香り:ネクタリン、トースティーなスパイス

【サードリーフ　ソーヴィニヨンブラン 2018】

通常、ステンレスタンクにてシンプルに仕上げられることが主流である、ソーヴィニヨンブラン。こちらは、発酵・熟成にフレンチオーク樽を使用することで、果実本来のシトラス系やスグリの印象に加えて、グアバやメロンなどのリッチで深みのある味わいを演出。ワンランク上の上質なソーヴィニヨンブランをお楽しみください。

●カテゴリ:白ワイン●年代:2018●地域:グレートサザン・西オーストラリア州
●品種:ソーヴィニヨンブラン100％●アルコール度数:12.5%
●色調:グリーンがかった淡い色 ●香り:シトラス、スグリ、グアバ

【サードリーフ　カベルネソーヴィニヨン 2017】

果実が冷涼地で育ったことが感じられるエレガントで女性的な赤ワイン。しなやかなタンニンとブラックチェリーのようなジューシーな香りと味わい。洗練された上質な赤ワインで、気分もエレガントに。

●カテゴリ:赤ワイン●年代:2017●地域:グレートサザン・西オーストラリア州
●品種:カベルネソーヴィニヨン100％●アルコール度数:14.5%
●色調:紫がかった深紅色 ●香り:ダークベリー・プラム・チョコレート

【ピースフルベイ　クラシックドライホワイト 2019】

ピースフルベイシリーズは、南極湾岸沿いに広がるビーチの名称。地元に人々のみならず観光スポットとしても人気な美しいビーチ。ここに、エイが迷い込んでくることがあることから「エイ」を見ることができたら「ラッキー」という地元のジンクスも。ピースフルベイシリーズのラベルには、エイがデザインされています。

その驚きのコストパフォーマンスからWINELISTでも多くのファンを持つピースフルベイシリーズ。今回は、待望の新ブレンドがリリースされました。クラシックドライホワイトは、飲み心地が良くその「美味しさ、飲みやすさ」から気付けばボトルが空になってしまう！そんなワインです。

●カテゴリ:白ワイン●年代:2019●地域:グレートサザン・西オーストラリア州
●品種:シャルドネ87％、セミヨン7％、ソーヴィニヨンブラン4％、リースリング2％　●アルコール度数:13%
●色調:淡い麦わら色 ●香り: シトラスの花、トロピカルフルーツ

【ピースフルベイ　ソーヴィニヨンブラン NV】

WINELISTのピースフルベイシリーズで人気が高いこちらのワイン。すっきりシンプルな仕上がりでありながら、良質な果実のピュアな味わいが感じられ、そのコストパフォーマンスの素晴らしさに圧巻される。上質なお寿司との相性が非常に良く、新鮮な魚介と一緒に楽しむ際には、思わず耳音で海の波音が感じられそうなほど。一度飲むと、ハマる。フレッシュでピュアなワインをお楽しみください。

●カテゴリ:白ワイン●年代:NV●地域:グレートサザン・西オーストラリア州
●品種:ソーヴィニヨンブラン100％●アルコール度数:13.5%
●色調:グリーンがかった淡い色 ●香り:シトラスの花、スグリ

【ピースフルベイ　シャルドネ 2018】

ストーンフルーツ由来の香りとクリーミーな舌触り。甘露メロンのような果実由来の甘味に、レモンやライムのようなフレッシュさが加わった満足感のある白ワイン。ナチュラルな果実の酸味をしっかりと尊重し、ロッククリフらしく、エレガントでピュアなワインに仕上がっている。

●カテゴリ:白ワイン●年代:2018●地域:グレートサザン・西オーストラリア州
●品種:シャルドネ100％●アルコール度数:13.5%
●色調:淡い麦わら色 ●香り:白桃、オークの香ばしい香り、シトラス

【ロッククリフゼロドサージュスパークリング　ZERO　NV】

ロッククリフのスティーブ氏がプロモーションを兼ねて初めて来日した時のこと。弊社代表渋谷と共にお鮨を食べに出かけ、その席でいただいたドサージュゼロのシャンパンが非常に美味しかったため、代表渋谷が「スティーブ、こんなスパークリング造ってよ！」と言った一言をスティーブが実現させた「男の約束」ワイン。伝統的なシャンパンを醸造する過程で加糖する「ドサージュ」という工程で加糖せずに、辛口に仕上げたもの。とはいえ、太陽の光をたくさん浴びて育った良質な果実を使用しているため、果実由来の自然な糖度が心地よく、非常にクオリティの高いスパークリングワインに仕上がった。自慢の一本である。

●カテゴリ:スパークリングワイン●年代:NV●地域:グレートサザン・西オーストラリア州
●品種:シャルドネ65％、ピノノワール35％●アルコール度数:12.5%
●色調:淡いゴールド色 ●香り:ミネラル、シトラス、トースティー

※瓶内二次発酵

makuakeだけの限定先行販売！！とってもお得な、ロッククリフワイン５プランをご用意しました。（各750ml）

ブライダル企業である株式会社エスクリが、「結婚式という特別な日にふさわしいワインを提供したい」という想いからワインの自社輸入・販売を開始、WINELIST（ワインリスト）を立ち上げました。

年間延べ8,000組の結婚式を手掛けるスケールメリットを生かし、自社輸入することによって低コストでの販売が実現しています。

「飲んで幸せな気持ちになれるワイン」を探し求め、私たち「エスクリ WINELIST」が辿り着いたのは、オーストラリアとカリフォルニア。

正規ルートで日本初入荷となる希少なワインを中心に現地生産者から直輸入しています。
ワイン通の多くの方々に、私たちが味わったあの感動を感じてほしい。思わず誰かに語りたくなる、素晴らしい味わいやストーリーを伝えていきたい。そんな想いに共感していただければ幸いです！

（オーストラリアスタッフKisaki紹介文）

Profile: 2015年にオーストラリアへ移住。WSET Wine Educationにてワインを学び、現地でソムリエを経験。WINELISTのオーストラリア現地スタッフとしての他、ワインコンサルタントとしても活躍。オーストラリアにて、毎月ワイン教室を開催。