Bandc Basket とは

バンドシー バスケットは、心地よい暮らしをつくる、自然素材の美しいかごです。

素材には日本の豊かな水資源を生かして作られた、和紙のバンドが使用されています。

水引の製法にルーツを持っており、永らく米袋の持ち手に使用されている素材です。

環境に配慮した原料が使用されている、人と地球の未来にやさしい、エシカルな素材です。

ソファやチェアが、部屋着やブランケットを置く場所になっていませんか？

リビングにざっくり収納できるカゴがあれば、部屋がすっきり片付きます。

通気性に優れており、ルームウェアやひざ掛けを入れるのに適しています。

さらに湿度が高い場所でも使用でき、カビが付きにくいという特長もあります。

収納アイテムとして活躍するだけでなく、観葉植物の鉢カバーとしても役に立ちます。

使用しないときには、平らにして収納できる画期的なデザインです。ホックを留めるだけで、簡単に組み立てができます。

写真左：Bandc Basket M　1人用のルームウェアやパジャマなどを入れるのに丁度いいサイズです。

写真右：Bandc Basket L　収納力がたっぷりあるので、ブランケットやひざ掛けも入れられるサイズです。

通気性に優れており、カビが付きにくいという特長もあります。

サイズ違いを入れ子式に収納することもできます！

ホックを外して平らにした状態です。

写真左：Bandc Basket M　約86×51cm

写真右：Bandc Basket L　約109×60cm

コンパクトに丸めて収納することもできます！

Bandc Basket の特徴

服との相性が抜群です！

天然素材のカゴに見られる、ささくれや毛羽立ちがなく、収納するものを傷つけません。

美しい弧を描くバスケットは、驚くほど軽く、しなやかな強さを持っています。

丸みを帯びたフォルムには安定感があり、子どもたちの使用にも配慮したデザインです。

弾性があるため、うっかり落としても床や家具が傷つきにくいという利点もあります。

まったく新しいバスケットは、岩手県奥州市の工房で一つひとつ丁寧な手作業により作られています。

木版画の技法に着想を得た独自の製法は、型の使用によって高い寸法精度を実現しています。

型の製作にはレーザーカッターが使われており、現代のものづくりの技術が生かされています。

伝統的な技法と現代の技術が融合した製法は、リーズナブルな価格を可能にしました。

ストーリー

家具からカゴへ

家具の仕事で海外へ行けば行くほど日本の文化に惹かれ、ブランドを立ち上げたいという想いが強くなりました。

日本らしさを探求するために祖父母が暮らしていた古民家に移住し、何をつくるべきなのか考える日々が始まります。

明治元年に建てられた家はかなり傷んでいましたが、DIYで工房兼住居として使えるように毎日手を動かしました。

そして、母屋のリノベーションが一段落した頃に納屋を片付けようとしたとき、探していたものが見つかりました。

年季の入った竹籠はホコリを被っていたものの、凛とした美しさがあり、まだまだ活躍できそうな顔をしています。

それを見たとき、古くから人の暮らしの役に立っているカゴを現代の暮らしに合う形でつくろうと心に決めました。

素材の声を聴け

日本の豊かな水資源から生まれる和紙には一千年以上の歴史があり、日本全国に産地があります。

私たちは、機械抄きの和紙で作られた縒り紐が帯状に接着加工された素材「和紙のバンド」を使用しています。

この素材は、日本人が古来より受け継いできた精神を感じ取ることができます。それは限りある資源を大切にする心です。

水引の製法にルーツを持っており、永らく米袋の持ち手に用いられ、政府備蓄米の包装資材としても使われています。

しかし、米の消費量は年々減少しており、この素材の需要は減少しています。

「この素材を未来に残したい」「日本らしい美しさを感じるこの素材を世界中の人に伝えたい」

私たちは、そのような想いで事業を始め、自社ブランドを立ち上げて挑戦を続けているメーカーです。

素材の個性を知るために肌身離さず持ち歩き、「素材を感じる」ことが開発の第一歩でした。

そして、折り紙、風呂敷の包み方、竹籠やニットの編み方、縄の結び方など様々なものに学び、手を動かして考えます。

ある時、接着性が良いことに気づき、編まずに強度を高める構造を考え、素材同士を貼り合わせる方向性が見えてきました。

それから１年間試作を重ねて、デザイン・使い勝手・永く使える丈夫さの最適なバランスを探り、完成度を追求しました。

アイデアが形になった時、次なる壁が待ち受けていました。それは「どのように生産するか」という問題です。

１ミリ以内の寸法精度にこだわって生み出したデザインは、生産の壁を高く、そして分厚いものにしました。

結果的にこの問題を解決するために３年かかりましたが、立ち寄った美術館で観た浮世絵がヒントを与えてくれました。

木版画の技法に着想を得た独自の製法は、誰でもテレワークが可能なものづくりの仕組みを確立しました。

板木にあたる型の製作にはレーザーカッターが活用されており、伝統的な技法と現代の技術が融合しています。

お客様の声から生まれたプロジェクト

今回の Makuake でのプロジェクトは、多くのお客様からいただいたご意見から生まれました。

「既製品を選んで買うだけではつまらない」

「オーダーもできればいいのになー」

「好みの色で作ってほしい」

一人ひとりのお客様のニーズに寄り添い、新しいサービスを提供したい。

無限にあるオーダーの組み合わせを実現するのは簡単ではありませんが、一歩ずつ前に進みたい。

Makuake でのプロジェクトは、お客様の声にお応えして始めるカスタムオーダーの第一ステップです。

受賞歴

Bandc Basket は、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。

【評価コメント】

和紙のバンドに美しさを感じ、この素材をインテリアに活用できないかとの考えに基づき、素材の研究、編まずして強度を得るための実証が徹底して行われている。用いられた「より紙」は日本の暮らしと密接な米袋の持ち手に使われてきたものだという点も興味深い。現代の技術を用いた型の作成や精度の検証と、丹念な手仕事の双方が適切に活かされている。使用しないときには平面にできるという機能的な構造になっている。

グッドデザイン賞審査委員

また、グッドデザイン賞の審査委員一人ひとりが全受賞作品から「一品」を選定する企画で、審査委員2名から選ばれました。

「私の選んだ一品」2019年度グッドデザイン賞審査委員セレクション

New old, Rethink use of traditional material. For today’s lifestyle. Smart folding design with high quality makes product connects to variable scenarios.

Somchana Kangwarnjit
Industrial Designer

Bandc Basket appears to be too ordinary to cause attention, but this hidden gem serves its purpose very well. It seamlessly fits in almost any type of interior design style and perfectly works for many scenarios. It provides user rich possibility of usage from basket to pot. High quality execution in every details in such simple product is highly appreciated. Use of washi paper string brings warmness to life. The folding design improves entire process efficiency from manufacturing shipping, use to storage. Bandc Basket shows us ordinary existence can turn into beautiful living experience with touch of user-centric design.

Xiaoxi Shi
Industrial Designer

お客様の声

仕様

Bandc Basket L サイズ

本体の色：２種類（白・黒）

サイズ：約幅39cm　奥行39cm　高さ47cm

重量：約595g

素材：紙（本体）　ポリアセタール（ホック）　真鍮（ハトメ）

組立品（ホックをとめるだけで、簡単に組立可能）

鉢カバーとして使用する場合、鉢皿8号まで対応

原産国：日本（岩手県奥州市）

Bandc Basket M サイズ

本体の色：２種類（白・黒）

サイズ：約幅33cm　奥行33cm　高さ38cm

重量：約400g

素材：紙（本体）　ポリアセタール（ホック）　真鍮（ハトメ）

組立品（ホックをとめるだけで、簡単に組立可能）

鉢カバーとして使用する場合、鉢皿7号まで対応

原産国：日本（岩手県奥州市）

専用の個包装箱に入れて、コンパクトに丸めた状態でお届けいたします。

写真上：Bandc Basket L サイズ　長さ：約60cm

写真下：Bandc Basket M サイズ　長さ：約51cm

FAQ

Q：水洗いできますか？
A：いいえ、できません。

紙製品のため、水洗いは避けてください。
素材自体に若干撥水性があるため、ランドリーバスケットとしてご使用いただけます。

日常のお手入れは、掃除機でゴミを吸い取るか、毛先の柔らかいブラシでブラッシングしてください。

Q：製品に不具合がある場合にはどうしたらいいですか？
A：製品到着後、10日以内にご連絡ください。

未使用の場合は、無償で交換対応させていただきます。

ご使用後に発生した不具合の場合は、不良内容を確認の上、有償または無償にて交換対応させていただきます。

Q：本体と同色ハンドルの製品は購入できますか？
A：はい、できます。

バンドシー公式ストアで購入可能です。

リターンについて

実行者紹介

バンドシー株式会社

「心地よい暮らしを、シンプルに美しく」

バンドシー（Bandc）は、シンプルで美しいインテリア製品を生み出すメーカーです。

和紙のバンドを素材に用いて、モダンでぬくもりを感じるプロダクトをお届けします。

日本らしい美しさを感じる新たなブランドを立ち上げるため、2008年に創業。

手間を尊び、企画、デザイン、開発、製造を一貫して自社で行なっています。

私たちが大切にしている３つの「C」をブランド名に込めました。

・素材の魅力を生かす　クリエイティブな心　Creative

・品質にこだわり抜く　クラフツマンシップ　Craftsmanship

・顧客の心とつながる　コミュニケーション　Communication

「触れて感じる心地よさを、ぜひお確かめください」

井窪 浩一朗（バンドシー株式会社　代表取締役）

福岡県北九州市出身

1995年大学卒業後にニューヨークへ移住。建築、インテリア、デザイン性の高いモダンな家具に心惹かれて帰国後、輸入家具の販売会社（株式会社アイデック）に入社し営業職として4年間勤務する。2002年、商社（株式会社エム・シー・リビング）へ転職後、インテリア専門店向け家具の企画、商品開発、海外調達業務に従事する。2008年、起業して国内外のメーカー、商社、小売業の取引先に対してコンサルティング業務を行う。東日本大震災により東北地方への想いが強くなり、地域社会に貢献したく自社ブランドの立ち上げを志す。自分にとっての日本らしさを探すために祖父母が暮らした古民家に移住。納屋で見つけた竹籠に美しさを感じ、現代の暮らしに合うカゴを和紙のバンドで作ろうと決意して日々奮闘中。