※本プロジェクトは災害復興支援を目的としたプロジェクトのため、応援クーポンの利用はお控えください。

※本プロジェクトは寄附控除にはなりません。

能登半島地震からの復興！
輪島塗でウイスキーの新たな楽しみ方を伝えたい！
輪島塗 × 国産ハンドメイドの咲グラスシリーズ

プロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。

重要無形文化財に指定されている伝統工芸「輪島塗」とウイスキーのポテンシャルを咲き誇らせる「咲グラスシリーズ」のコラボレーション！

優美で華麗な輪島塗を眺めながら、ゆったりと長い時間、ウイスキーと向き合える格別なひとときをご提供します。

４代目塗師 加波 基樹さんとの出会い

加波さんとの最初の出会いは、昨年の２０２３年１０月に石川県輪島市にある加波さんの工房を訪れた時でした。

その２か月後の２０２３年１２月にフランスで開催されたカクテルコンペティションの世界大会で共に戦ったのが、実は、加波さんの輪島塗 咲グラスでした。

遠く離れた日本にいらっしゃる加波さんからも応援していただいていると心の底から感じ、競技中の心の支えになったことを鮮明に覚えています。

しかしながら、結果は世界トップ１０に終わってしまい、惜しくもチャンピオンになって恩返しすることは出来ませんでした。何らかのカタチで恩返しをせねばという想いが高まっている最中、その翌月に起きてしまったのが本震災でした。

何よりもいち早く義援金を能登に送りたいと思い立ち、咲グラスによるチャリティーを実施したところ、その様子をご覧いただいた加波さんからオファーをいただき、本プロジェクトの実行へとつながりました。

かつてないウイスキーの楽しみ方を伝えたい

私がウイスキーの世界に飛び込んだのは２３歳のとき、その時から１６年の間「日本におけるウイスキーを楽しむ文化を広げたい」という想いを一貫して持ち続けています。そして、その想いは、マスター・オブ・ウイスキー（ウイスキー文化研究所が認定する最難関資格）としての私の使命へとゆるぎないものとなりました。

「最高のウイスキーは最高のグラスで味わう」

ウイスキーにも、グラスにも、そして作り手の方々に対してもリスペクトをもってウイスキーをもっと楽しんでいただきたい。かつて味わったことのあるウイスキーでも、グラスを変えて飲むことでウイスキーは今まで気付かなかった新たな表情を見せてくれます。ウイスキーの持つ世界の広がりを皆さまと共に探求していきたいと考えています。

輪島塗の熟練の技により、優美で華麗な蒔絵をグラスへ加飾することが可能に！

本来、無機質のガラスには、有機質の漆は定着しません。工夫を重ねた熟練の技が、漆のガラスへの加飾を可能にしました。

本作品が輪島の新しい漆文化を生み出し、蒔絵師の生業の１つとなり得るのではないか…本プロジェクトをキッカケに新しい輪島塗の一つとして展開出来ればと考えています。

１つの蒔絵で２つの表情をお楽しみいただけます！

透明のグラスだからこその楽しみ方をご体験いただけます。

グラスをくるりと回して蒔絵を見ると、表面の表情から一変して色彩豊かな紋様となり、気分に応じて、表面を楽しんだり裏面を楽しんだりと１つの絵柄で２つの表情をお楽しみいただけます。

漆を幾重にも重ねて描くという、普段は見られることの無い蒔絵師の下仕事。ここにスポットライトをあてたことで実現した、非常に高度な職人技が成せる芸術をお楽しみください。

ウイスキーが琥珀色のキャンバスになる

歳月をかけて琥珀色に染まったウイスキーそのものが、蒔絵のためのキャンバスとしての役割を担います。

世代を超えて洗練された輪島塗の技術と歳月が創り出したウイスキーという、いまだかつて他に類を見ないハーモニーをお楽しみください。

絵柄に込めた想い

青薔薇とかすみ草×咲グラス

青薔薇の花言葉が「不可能を可能にする」
かすみ草の花言葉が「感謝」
これら２つの花言葉を能登半島地震からの復旧・復興への想いとして込めました。

正面から見ると、金色の薔薇の向こう側に白いかすみ草が見え、反対側から見ると、銀のかすみ草の向こう側に青い薔薇が見えます。

咲グラスは、ウイスキーの香りを咲き誇らせるために生まれたグラスです。ウイスキーの香りと共に感謝の気持ちも咲き誇るひと時となれば幸いです。

蝶×蕾グラス

蝶の幼虫がサナギとなり、そして蝶へと変化する様子が「復活や転生」を思わせ永遠に続くことのシンボルとして、また、幼虫から美しい蝶へと生まれ変わって優雅に空へ飛び立つ姿は「未来への華々しい開花」を願う意味があると言われています。

「復活や転生」「未来への華々しい開花」という能登半島地震からの復旧・復興への想いを込めました。

蕾グラスは、蕾からゆっくりと香りを開花させるグラスであるように、未来への華々しい開花をイメージいただければ幸いです。

蜻蛉（トンボ）×咲タンブラー

蜻蛉（とんぼ）は、前にしか進まず退かないところから「不退転」の精神を表すと言われ、勝利を呼び込む「勝ち虫」として武士に縁起の良い模様として使われていました。

「皆で前へ前へ」という能登半島地震からの復旧・復興への想いを込めました。

咲タンブラーは、ウイスキーの水割りやソーダ割りのために生まれたグラスです。水割りやソーダ割りは、ウイスキーの文化を根付かせるという不退転の精神によって、100年の時を経て発展を遂げた日本独自の楽しみ方です。日本にウイスキーの文化を根付かせた前へ前へという不退転の想いもお楽しみいただければ幸いです。

台座とステムの漆塗りに込めた想い

輪島塗と聞いて真っ先に思い浮かぶ黒色と朱色で、台座とステムを加飾頂きました。そして、復興への明るい希望の光を表現すべく、純金蒔絵で咲SAKIロゴを加飾頂きました。

手に馴染む触り心地もお楽しみください。輪島漆塗りの伝統を感じ取っていただければ幸いです。

咲グラスシリーズの特徴

咲グラスは、初回限定100脚が数分で完売という入手困難なウイスキーグラスのシリーズです。１脚１脚を職人の方が手作りで作製するため、現在でも入手困難なグラスとなっております。

ウイスキーをストレートで楽しむために生まれたグラス
～ 咲グラス ～

ウイスキーの持つ力強さを最大限に引き出すグラス
～ 蕾グラス ～

日本独自に発展を遂げたウイスキーの水割りやハイボールを楽しむために生まれたグラス
～ 咲タンブラー ～

拭き漆による咲コースターが格別なひと時を演出

桧の表面に漆を何度も塗り込んで拭き取るという技法（拭き漆）を繰り返して作製したコースターです。

何度も漆を刷り込み、拭き取るごとに綺麗な木目がより浮き出て深い艶が現れてきます。

拭き漆は最もシンプルな技法の１つではありますが、シンプルが故に難易度の高い漆塗りの技法の１つです。

仕事があることが、職人たちの素晴らしい技術を未来へと繋げ、守る

四代目 加波次吉 / 加波次吉漆器店代表 加波 基樹

基礎が割れ、建物が歪んで住む事が出来ない蒔絵師の自宅兼工房の写真（輪島市夕陽ヶ丘）

たくさんの作品を生み出した旧工房は大規模な土砂崩れが発生した、輪島市市ノ瀬地区です。荷物を残したこの建物は倒壊と土砂崩れの為ほとんど立ち入ることが出来ませんでした。

半年が過ぎてもなお輪島塗の仕事に戻る事が出来ない人がまだまだ沢山います。中には輪島に住む事も出来ない人もいます。

輪島塗は木地製造、塗師、蒔絵（架飾）などの分業制です。そして、職人たちの多くは、個々で販売のルートを持ちません。受注が無くなると、職人は仕事をなくし未来を失うことへとつながります。職人は仕事があって初めて気力を保ち、前を向き、プライドにかけて底力を発揮します。

どうか仕事として輪島塗の咲グラスシリーズを作らせてください。

職人魂や自分の技術にプライドを持つ職人にとって、着手金として渡すことで、職人はプライドを保ち、気力や活力が湧き、災害に負けるもんかと、背中を押す糧となり、未来への目標を持って頑張れる！そう私は信じています。

～『塗れるものならなんでも塗る』をポリシーに～

明治年間、初代加波次吉が塗師屋（ぬしや）を起こしました。塗師屋という聞き慣れない言葉は、実際に漆器を作る職人としての仕事だけにとどまらず、販売までを行う人やお店のことを指します。

当時の加波次吉漆器店は、輪島では1・２を争う隆盛を誇り、多くの蔵を有していましたが、のちの後継者が塗師屋ではなく職人として活動したため、塗師屋としての姿を消してしまったのです。

私は現在４代目として、先代である父に職人として師事しながらも、初代のような『職人が切り盛りする塗師屋』として、製造から販売までを一貫して行っています。

一度は途絶えてしまった先代の名を守りながら、新しい漆の可能性を日々模索しています。「塗れるものなら何でも塗る」のポリシーのもと、異業種や新素材とのコラボレーションを積極的に行っています。

苦労はありますが幸せな毎日を送っています。

実行者プロフィール

静谷和典（しずや・かずのり）

1985年生まれ。栃木県出身。作新学院高等学校時代は競歩の選手としてインターハイ、国体に出場。東京新宿にて「BAR Shinjuku Whisky Salon(バー・新宿ウイスキーサロン)」と「BAR LIVET(バー リベット)」の2店舗を経営するオーナーバーテンダー。

新宿ウヰスキーサロンは、「2020年世界が選ぶワールドベストバー東京の 10選」にランクインした。2019年にウイスキー文化研究所が認定する最難関資格「マスター・オブ・ウイスキー」を史上最年少で取得。また、ウイスキー検定 3階級全国1位を達成するなど、ウイスキーに関して日々の研鑽を重ねる。

CT Spirits Japanカクテルコンペティションにて2021年に日本チャンピオンに輝く。近年では2023年、新宿ウイスキーサロンが世界11都市で行われた最もサステナブルなBARを決める「The Bar World of Tomorrow」を受賞。 タイムアウト東京より東京で最も先進的なBARに認定。 YouTube、TikTok、Instagram、SNSの総フォロワー数は70万人を超えてインフルエンサーとしても活動中。

リターンについて

桧（ひのき）製 拭き漆 咲コースター　１枚
朱漆×１枚　あるいは　生漆×１枚　のいずれか１枚

桧（ひのき）製 拭き漆 咲コースター　２枚セット
朱漆×１枚＋生漆１枚　あるいは　朱漆×２枚　あるいは　生漆×２枚　のいずれか合計２枚

咲グラス　輪島塗（台座・ステム）　１脚
朱色×１脚　あるいは　黒色×１脚　のいずれか１脚

咲グラス　輪島塗（台座・ステム）　２脚セット
朱色×１脚＋黒色１脚　あるいは　朱色×２脚　あるいは　黒色×２脚　のいずれか合計２脚

蒔絵　咲グラス・蕾グラス・咲タンブラーのいずれか１脚
蒔絵（青薔薇とかすみ草）を加飾した咲グラス×１脚　あるいは　蒔絵（蝶）を加飾した蕾グラス×１脚　あるいは　蒔絵（蜻蛉 トンボ）を加飾した咲タンブラー×１脚　のいずれか１脚

今後のスケジュール

プロジェクト開始　2024年6月29日から

プロジェクト終了　2024年9月25日まで

リターンお届け予定　2025年2月24日まで

応援購入金額の使い道について

※プロジェクト終了後、2024年11月末日までに応援購入総額から30％以上を「加波次吉漆器店」様に寄付し、活動レポートにて詳細を報告いたします。

※本プロジェクトは災害復興支援を目的としたプロジェクトのため、応援クーポンの利用はお控えください。

※本プロジェクトは寄附控除にはなりません。

ご使用上の注意

本グラスを洗う時は、ネットに入ったグラス専用のスポンジでの洗浄をお勧め致します。

本咲グラスシリーズは、国内にて熟練のガラス職人が、吹きガラスという伝統的な製法で作ったハンドメイドのグラスです。

機械的に大量生産したものとは違い、一点一点が少しずつ形を異にし、二つとない個性を作り上げていることをご了承ください。

また、吹きガラスという製法上、ガラスの中に気泡が入ることも多分にございます。これも、「一点もの」ならではの個性とお考えいただければ幸いです。「人間に例えるならば、ほくろの様なもの」「個性の１つとして、ご愛着をお持ちいただければ」と考えております。

また、咲タンブラーは、飲み口の良さを追求するために薄さを重視しておりますので、乾杯の時に決してグラス同士をぶつけないようにご注意いただきますよう、よろしくお願い致します。

以上を予めご理解の上でご購入いただけるよう、よろしくお願い致します。