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快適な着心地を追求した、次世代毛布で創ったフリース(羊毛)ジャケット!日本製

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ストーリー

  1. 日本一の毛布産地、大阪泉大津市の森弥毛織株式会社と考えた、羊毛を使用した着て快適な次世代毛布。
  2. Mサイズで重量約450gと軽量でありながら、抜群の保温性を発揮(保温率60%以上)。
  3. モコモコ部分はすべて羊毛(ウール)を使用。ウール混率80%以上。それでいて家庭洗濯も可能。

はじめに、和心衣(wagoromo)は、日本の心を込めたものつくり(伝統素材・技術)を通じて、着心地を追求し、心和む商品を提案しております。また環境にも人にも優しいという点から、天然素材に拘って物つくりをしております。今回は秋冬の代表的なアイテムのフリースを考えました。本来フリースを和訳すると、刈り取った羊毛をまとめ生地にしたものを指します。しかし現在はポリエステル繊維を織り込み起毛処理した素材を指すことが多いです。そこで本当のウールを使用したフリースが出来ないかと日本全国を探した結果、毛布の町、大阪泉大津市にある森弥毛織株式会社に出会いました。ウールをたっぷり使用した、柔らかくて温かく、程よい軽量感の、着るために開発された毛布をお試し下さい。

商品特長①森弥毛織様の高級ニット毛布を使用。                   今回の生地はドイツのカールマイヤー社のタテ編み機を使ってつくるニット毛布です。もともとはレースを編むための機械でしたが、日本人が好む、肌触りの良いふわっとした柔らかい毛布をつくるため改良し、日本独自のニット毛布が開発されました。毛足が長く、肌触りのやわらかなニット毛布です。このカールマイヤー社のタテ編み機から、今回の着るための毛布は生まれました。

商品特長②素材はウールをたっぷり使用                    今回、ポリエステルではなく、ウールを使用したフリースということに拘りました。モコモコ部分は表も裏もすべてウールを使用しております(ウール混率80%以上)。後ほど保温性についても説明致しますが、ウールは保温性の他にも吸放湿性が高いのも特長です。温かいのに蒸れにくい天然素材です。着て気持ちいい素材です。

商品特長③基布のみポリエステルを使用                    ニット毛布にはパイル糸(毛羽部分)と基布(地糸部分)に分かれ、基布にはポリエステルが使われています。基布とは、ニット毛布の中の芯として入っているメッシュ状の生地です。基布でポリエステルの糸を使用するのは特性上の理由となります。理由としては2つあり、パイルが抜けないようにすること、毛布に強度とコシを持たせることです。ポリエステルは熱を加えることで収縮する特性があります。通常より高収縮の特別なポリエステルを用いることで、100℃で蒸すとその輪っかが小さく収縮し、パイル糸をしっかりと縛って抜けにくくなるという仕組みです。またポリエステルは他の繊維と比べ強度があります。(下記は地糸の拡大図)肌あたりはふかふかのウール素材を使用し、地糸にポリエステルを使用することで、丈夫で長ーく着用頂けます。

商品特長④抜群の保温性                           冬のアウターで一番欲しいといっても過言ではない保温性。なんと保温性60%以上の数値が出ました。一般的なポリエステルフリースの生地と比較したのですが、かなりの差があります。ポリエステルフリースの数値も決して悪くはないのですが、今回の生地がはるかにいい数字が出ました。真冬の底冷えも軽減します。

商品特長⑤程よい軽量感                           毛布と言えば少し重いイメージは無いでしょうか?睡眠には程よい重さがあるのがいいと言われてます。しかしながら、着用するための毛布に重さはあまり必要ないですよね。抜群の保温性がありながら、程よく軽量です。ベージュのMサイズで計測致しましたが約450gです。(※色・サイズにより異なります)

商品特長⑥お手入れが簡単                          ウールの特長として汚れにくいと言われてます。何故かというと水分含有率が高い素材なので静電気の発生が少なく、ほこりなどを寄せつけないからです。また季節的に秋冬から春先とアウターで着用することが多いと思いますので、それほどガシガシ洗う必要は無いのですが。。でも今回は着るために開発した毛布なので、お手入れにも拘りました。このフリースはウールですが洗濯機でも洗えるんです。防縮ウールを使用しておりますので、問題ございません。洗濯ネットには必ず入れて頂けますようお願いします。 

洗濯後も柔らかい風合いは変わりません。

’毛布のまち' 泉大津                             大阪府の南部に位置する泉大津市とその周辺では、国産毛布の90%以上が生産されており、泉大津市は全国No.1の生産量を誇る‘日本一の毛布のまち’です。

真田幸村が開発した真田織と木綿織りの技術                1600年頃、関ヶ原の戦いに敗れた真田幸村が和歌山県の九度山で幽閉されていたとき、「真田紐」で知られる真田織という技術を考え出し、真田紐を売り歩いて生計を立てていました。その真田織の技術がこの泉大津に伝わり、真田紐をつくる業者が多くうまれました。また古くからこの地域では綿花の栽培も盛んで、江戸時代には稲と綿花との作付け面積が同じだったほど、盛んに綿の栽培がおこなわれていました。そのため木綿織りの技術も発達していました。(写真は真田家の甲冑)

「赤ゲット」=田舎者?                           明治になると洋装文化が一気に広まり、「赤ゲット」(赤いブランケット)と呼ばれた高価な輸入毛布がブームを起こし、庶民の憧れとなっていました。当時は寝具としてではなく、衣料として使われるものであったようで、東京など都会見物に行くいわゆるオノボリさんは必ずその赤ゲットを肩にかけて歩いていたそうです。そのため辞書で「赤ゲット」と調べると、「田舎から都会見物にきた人。お上りさん。」と書かれており、人を指す言葉ともなっています。ドラマなどでもこの時代の田舎者が東京へ出てくるような場面では、赤ゲットを被って登場することが多くあります。(写真は当時の赤ゲット)

明治20年日本で毛布が初めてつくられる                    明治19年(1886年)、そんな憧れの赤ゲットを日本で作りたいと考え、真田紐を作っていた業者たちが集まり「真盛社」が設立され、初めて泉大津で日本製の赤ゲットが作られました。輸入された赤ゲットは羊毛で出来ていましたが、当時羊毛はなかなか手に入らず、代わりに牛の毛を使って作りました。短くて硬く、さらには臭い牛の毛を赤ゲットにすることはかなりの苦労があったそうです。その苦労により、毛布の風合いの命である泉大津独自の起毛技術が発達し、後の毛布産地につながっていきます。しかし、服地として製造されたこの赤ゲットは牛毛の硬さと、その臭さのためにあまり売れ行きは良くなかったようで、翌年には真盛社は解散してしまいました。しかし、「服地がダメなら、寝具に」と発想の転換をし、明治20年(1887年)に日本で初めての毛布が完成しました。(写真は日本最初の牛毛布)

以上の歴史を教えて下さったのが、泉大津市にある森弥毛織株式会社です。歴史の中で、毛布は昔衣料として使われていたとありましたが、今回のプロジェクトで衣料用の生地として、森弥毛織様と共に、今日11月20日の「毛布の日」に発表出来たことを大変嬉しく思います。また新しい毛布の歴史を創っていけたらと思います。

森弥毛織株式会社                              日本で唯一のニット毛布一貫工場です。製織、編組、染色、仕上げまですべて1社で完結することが出来ます。だからこそ新しい生地開発が出来るのだと感じます。私が森弥毛織様を訪問したのは、ちょうど1年前です。とにかく広い敷地に大きな工場があり、少し圧倒されたのを思い出します。。

生地作り①整経                               編立の前準備の工程です。マイヤー編み機にセットするビームに、およそ340本の基布となる糸を巻き取っていきます。 それぞれの糸を同じ張力で平行に一定の速度でなされます。ビーム1本で約15,000mが高速回転で1本1本巻き取られていきます。次の編立て工程で不具合が出ないように、高性能コンピュータで糸の張力を制御しつつ厳重な品質管理を行っています。

生地作り②編立                               ニット毛布はマイヤー編み機で編んでいます。パイル糸をクリルスタンドに立て、整経で巻き取られたビームをセットします。そして、基布と基布の間にパイル糸が交差する形で生地が編まれていきます。基布は輪っか状の‘鎖糸’と‘挿入糸’の2種に分かれます。鎖糸の輪の中にパイル糸が入ることでパイル糸が輪っかに縛られて、毛抜けしない形態安定性の高い毛布になります。また、織毛布は毛足が短くしかできませんが、毛足の長さを自由に設定できるのもニット毛布の優れた特徴です。

生地作り③センターカット                          編み上がった生地をセンターカットの工程で半分に切断していきます。その仕組みとしては、常に円状に回転して待ち構えている刃に、生地が下から入っていくことで半分に割れていきます。1,000本もの糸を一気にカットするためには、常に切れ味の良い刃が必要です。そのために絶え間なく砥石で研ぎ、鋭利な状態を保ちながらカットしています。

生地作り④プリント染色                           センターカットされた生地の上にスクリーンをのせ、その上に染料を入れます。そして、スクリーン内のスケージ(金属の棒)が動き、版画のように生地へ染料が刷り込まれていきます。生地によりますが、スクリーンは全部10枚まで取り付けることができます。1枚につき1色分しか染料が入らないので、原理上は10色しか使えませんが、それ以上の色数を使ってプリントすることができます。

ちなみに下記のモナリザの毛布は16色の色を使用しているそうです。

生地作り⑤スチーム~洗い・乾燥                       スクリーンプリントによる染色後に、スチーム機によって100℃の温度で生地を蒸します。蒸す理由としては主に2つあります。1つ目にパイルが抜けなくなることです。基布の地糸では高収縮のポリエステルを使用し、鎖糸は約13%熱収縮します。基布の鎖糸の輪っかが締まり、パイルが固定されます。2つ目に染料を定着させることです。熱が加わることで、染料と生地がしっかりと結びつき、洗っても色が落ちないようになります。その後、洗い~乾燥していきます。

生地作り⑥特殊加工(毛さばき・ポリッシャー・シャーリング・起毛)            乾燥機を通した後の糸1本1本は撚りがかかったままの状態です。毛さばき工程では、糸を開毛するために、針布が巻き付けられたローラーに生地を当てていきます。糸を針で開毛し、撚りを解いて絨毯の様な状態からふわふわした綿の風合いにしていきます。職人は生地と針が当たるタイミングを眼と勘で数ミリ単位に調整します。生地の底から毛さばきをしっかりかけることでボリューム感のある毛布に仕上がります。

毛さばきした後の生地では毛が縮んでいる状態です。ポリッシャー工程では、生地に熱を加えて毛をのばすことで光沢とボリュームを出していきます。常温の状態から約200度の高熱を加えることで生地が柔らかくなると同時に、毛が縮れているのがまっすぐに伸びていきます。熱を帯びたシリンダー(金属製の筒)が回転しています。温度差が異なる2つのシリンダーをあてることで光沢が出てきます。シャーリング工程ではパイルの長さをそろえるために、毛先をカッターで刈り取っていきます。毛の長さが一定になることで生地が滑らかになり、さらに柄もより鮮明になります。

最後に起毛をかけていきます。基布の側に表側のパイルを針でかき出してきて1枚の毛布に仕上げていきます。緩やかな力で起毛をゆっくりと繰り返しかけていくことにより、きめ細やかな毛が出てきます。基布側に毛が出た分、表パイルの密度が少なくなってしまうので、その密度のバランスをうまく調整していきます。生地素材, 生地の編み密度, 天候気候によってさえ、適度な起毛の強さが変わってきます。絶妙な具合で起毛の程度を調整するのはこの道数十年の経験を積んだ職人にしかできません。

生地を作るだけで、これだけ多くの手間暇がかかっております。上記ご紹介致しました工程の中で、毛足の長さを調整したり、染色での工夫や特殊加工での風合い出しを経て、今回の着るための毛布生地は完成しました。またその生地を製品化するのにも一苦労も二苦労もしました。特殊な生地なので、なかなか綺麗に縫製出来る工場がないのです。生地の試作を作ること3回、製品の試作を作ること4回、3つ目の縫製工場さんでようやく製品化できるレベルのものになりました。もちろん製品も日本製です。

カラーはダークグレーとオイスターベージュの2色展開 サイズはM~LL

温かくソフトな肌触り、ウールですがチクチク感なし              

胸元のポケットはアイフォンも入ります。

両サイドのポケットも大きく便利です。                    

袖口・ポケット口・裾回りはしっかりテープ始末

モデルA 身長152cm体重45kg Mサイズ着用                 

モデルB 身長181cm体重71kg LLサイズ着用                

モデルB 身長181cm体重71kg Lサイズ着用

モデルC 身長162cm体重55kg Mサイズ着用                 

モデルD 身長168cm体重69kg Mサイズ着用

モデルE 身長172cm体重67kg Lサイズ着用

写真のモデルはすべて、インナーは薄手のものを着ております。私はモデルBの身長181cmなのですが、今回LサイズとLLサイズを着用致しました。セーター等を中にきてアウター感覚で着るのならLLサイズがいいかなと思いました。カジュアル感覚で着るフリースジャケットなので、オーバーサイスで着るのか、ジャストサイズが好きなのかでサイズ選びは変わってくると思いますので、上記写真を参考にして頂ければと思います。身幅はゆったり取っており本当に軽くて温かいので、アウターとしてのご利用をお奨めします。下記写真は、中に厚手のセーターを着てアウターとしてのイメージと、ダウンの下に着た時のイメージです。参考にして下さい。             モデル181cm サイズLL着用                    厚手のセーターを着ても窮屈感なし。真冬も十分対応できそうです。

モデル181cm サイズL着用                         軽量感があるのでダウンの下でも着心地よし。極寒の日はこのスタイルで。

もちろんお出かけに                             

冬のアウトドアでも

ウールは燃えにくいのはご存知でしょうか?繊維の中に窒素や水分を多く含んでいるので、火をかざしても黒いコブになるだけで燃え広がりません。ちなみにポリエステルフリースと、今回の毛布フリースと試してみました。             ポリエステルフリース 火をあてるとすぐに着火。            

毛布フリース しばらく火をあててもウールが焦げるのみ

冬のスポーツ観戦でも

ついつい家でも着てしまう快適さ 

軽くて温かく着用していて楽なので、ついつい家でもきてしまう。。そんな着心地です。暖房をかけずに電気代節約になるかもしれません(笑)。。 モデルメンズLLサイズ レディスMサイズ着用                 

取り扱い方法                                洗濯機で洗って頂いて問題ございません。必ずネットには入れて下さい。乾燥機のご使用はおやめください。長ーくご使用頂きたいので、商品に付けております、取り扱い絵表示通りにお願いします。

素材 毛(ウール)81% ポリエステル19%                起毛部分 毛(ウール)                           基布(地糸部分)ポリエステル                      

Q.返品について                              A.Makuakeでの販売に関しては、商品の返品を承ることが出来ません。あらかじめご了承ください。                               

Q.初期不良品への対応や保証について                     A.到着後14日以内にご連絡頂けますようお願い致します。            

2024年11月20日プロジェクト開始                      

2024年12月4日プロジェクト終了

2025年1月25日頃から発送開始予定

株式会社HEAL'S(ヒールズ)の代表の歳川真輝(としかわまさき)と申します。この度は弊社プロジェクトを見て頂き誠にありがとうございます。今回の企画は1年以上前から挑戦したかったプロジェクトです。大阪府泉大津市に森弥毛織様と共に努力を重ね出来上がりました。着るための毛布、または本当のフリース、ネーミングを決めかねる部分はあるのですが、本当に新しい着心地の商品が生まれたと思います。これを機に、毛布というものをアパレルの世界に拡げていけたらと思っております。これからもどんどん日本の素晴らしい物つくりを発信していきます。和心衣にはいろいろな想いを込めております。素材メーカー様、副資材メーカー様、縫製工場様との協力(調和の心)、また日本の伝統素材、技術に拘る(日本の心、和の心)、そうすることによってお客様に心和む着心地を感じて頂き、商品に携わって頂けた皆様が心和む、そういうものつくりを目標にしております。今回このプロジェクトに携わって頂けましたすべての皆様に深く感謝申し上げます 

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1月末のお届けを目指して進めて参りますが、下記だけご留意願います。     本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。 応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。 原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、 リターン配送予定月から 2ヶ月 を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。

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