はじめに、和心衣（wagoromo)は、日本の心を込めたものつくり（伝統素材・技術）を通じて、着心地を追求し、心和む商品を提案しております。また環境にも人にも優しいという点から、天然素材に拘って物つくりをしております。今回のプロジェクトは秋冬ということで、ウール素材を取り入れました。昨今、ファッションの多様化もどんどん進み、オンオフの境界線も人それぞれの感性かと思う中、秋冬ぐらいはかっこよくセットアップスーツもいいのではと（私が着たいだけ。。）、今回の企画を考えました。日本に数台しかないインディゴロープ染色で染めた、ウールデニムのセットアップです。創業100年を超える、岡山県児島の株式会社ショーワの技術（奇跡のロープ染色）を是非ご堪能下さい。

拘りポイント①素材の選定　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　保温性にも優れ、秋冬の代表素材ともいえるウール（羊毛）をふんだんに使ってます。経糸にインディゴカラーで染めた綿糸、緯糸に黒のウールを使用。ふんわりとした凸凹感が、デニムに重厚感を持たせ、セットアップスーツにしても違和感のない表情を創り出します。また見た目の重厚感とは違い、羽織ってみると意外と重くないのも魅力。ショーワ様の商品名に「さざなみ」というネーミングがつくのも納得の表面感です。

拘りポイント②ロープ染色　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高級デニムの特長として、経年変化を楽しめることも大きなポイント。長い年月をかけて少しずつ色が変わっていく、それもデニムの魅力。なぜ色が変わっていくのか？その秘密が日本に数台しかないロープ染色機での糸染めです。ロープ染色は後ほど詳しく説明いたしますが、ロープ状にして染めた糸は芯まで染まらず、糸の中心が白いままになっています（中白と呼ばれます）。着用時のいろいろな要素で、長い年月をかけてインディゴが少しずつ色褪せ、中心の白が顔を出す。それがデニムの経年変化です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

拘りポイント③本水牛釦　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　付属も出来る限り天然素材を使用するという拘りがありまして、今までも木から出来たウッド釦、天然の貝ボタン、ヤシの実由来のナット釦等、使用してきました。今回はセットアップスーツということで、最高級の天然素材釦と言われる本水牛の釦を選びました。ひとつひとつ模様が違うのも、天然ならではの良さ。また耐久性にも優れております。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

拘りポイント④着回し　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　セパレートでの着回しで、普段使いでも活躍します。ビズネスシーンからカジュアルな装いまで、幅広くご使用下さい。

また、ウールの良さとして、弾力性があるのでシワになりにくいのも魅力です。カジュアルスタイルでの着用時に、下記写真のようにロールアップしてパンツを着用しても、翌日セットアップで着用する際は、気にならないほどシワは消えてます。　　　

拘りポイント⑤経年変化　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゆっくりゆっくり時間をかけて、色が変わります。長く着用頂いて、表情が変わっていくのも楽しんで下さい。（下記写真は経年変化のイメージです。実際のパンツではございません）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

染色にはいろいろな方法があります。先に糸を染めてから織って生地をつくる先染め、生地を織ってから生地の状態で染める後染め。ロープ染色は糸を染めてから織るので先染めなのですが、ただの先染めではございません。。一般的な先染めはチーズ染色と言われ、下の写真のようにボビンに糸をまいた状態のものを、染色機に着けて染めます。チーズ染色と呼ばれるものです。　　　　　　　　　　　　　　　　

では、ロープ染色はどのようなものなのか。。　　　　　　　　　　　　　　　　　動画で解説致します。

①まずは糸をロープ状に束ねていきます。

糸をロープ状に束ねていくのも、手間暇かかる作業なのが良く分かります。

②ロープ状に束ねた糸を染色します。

インディゴ染料の特長として、空気に触れると酸化しどんどん濃くなっていきます。ロープ染色は、ロープ状にした糸を染料に漬ける、空気に触れる、染料に漬ける、空気に触れるを繰り返し、最終的に濃藍の色に染まります。だんだん色が濃くなっていくのを目の前で見ますと神秘的です。まさに奇跡のロープ染色です。

③1本の糸に戻し、サイジング（糊付け）～製織

人の手をかけてロープ状にした糸は、染め終わると人の手をかけて1本ずつの糸に戻します。本当に気が遠くなる作業です。その後サイジング（糊付け）を行い、製織（生地を織る）になります。動画でサラッとまとめましたが、糸の染色から製織まで凄く手間暇かかる作業をしているのと、職人の技術、手作業が必要なことが伝わりましたでしょうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ジャケット詳細

パンツ詳細

セットアップでビジネスに。

セパレートでの秋冬の着こなし　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャケットとセーターコーデ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

パンツとシャツのコーデ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スソをロールアップしても　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シワになりにくいのも魅力　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

パンツとジャケットコーデ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秋口から春先は中はTシャツで　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

モデル　身長181㎝　ジャケットＬサイズ　パンツウェスト84㎝着用

素材　綿52%　毛（ウール）48％　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　展開色　インディゴカラー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャケット　Ｍ～ＬＬ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パンツ　ウェスト　81～90　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　原産国　生地、製品共に日本製　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※色目について・・日光が当たっている写真は、実際よりも明るく見えます。実際の色目は下記写真のイメージが近く、濃藍です。（太陽光があたっていない写真は、だいたい近いです）　　　　　　　　　　　　　　　　

パンツの股下は78㎝の設定になっております。量産商品になりますのでサイズのお直しは、お近くのお直し屋様にご依頼お願いします。（モデル着用はパンツウェスト84㎝、股下は75㎝仕上げ）

取り扱い方法　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウールを約50％使っていますので、水洗いしますとピリング（毛玉）が起こりやすく、ドライクリーニングを推奨しております。どうしても手洗いをする場合は、こすり洗いはせずに、押し洗いでお願い致します。取り扱い表示に従って頂き、長ーく愛用下されば幸いです。またインディゴ染色なので、多少の色落ちはございます。特に濡れた状態で擦ると色移りしますので、雨などで濡れた場合は、他のものと擦り合わないようにお気をつけ下さい。

Q.返品について　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　A.Makuakeでの販売に関しては、商品の返品を承ることが出来ません。あらかじめご了承ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Q.初期不良品への対応や保証について　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　A.到着後14日以内にご連絡頂けますようお願い致します。　　　

2024年10月1日プロジェクト開始　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2024年10月30日プロジェクト終了

2024年12月20日頃から発送開始予定　

株式会社HEAL'S（ヒールズ）代表の歳川真輝（としかわまさき）と申します。この度は弊社プロジェクトをご覧いただき誠にありがとうございます。またこの文章を読んで頂けているなら尚嬉しいです。今回4回目のプロジェクトで、より皆様に弊社の思いを伝えていけたらと思います。日本には素晴らしい素材メーカーがまだまだあります。しかしながら、素材メーカーの名が前面に出るというのはあまりなく、素材を提供し、商品化は各メーカー、商社が作るので、皆様が耳にするのはそのメーカー名やブランド名となります。日本の素材メーカーは、安価な海外素材のものにおされ、大分少なくなりました。決して海外品が悪いわけではございません。ただ、海外では出来ない素晴らしいものつくりをしている会社は、日本にまだまだあります。私は5年前に心和むをコンセプトにした、和心衣(wagoromo）ブランドを立ち上げ、日本の物つくりをを発信すると決めました。今回から和心衣　TEXITILE BY　ショーワと、素材メーカー様の名前も入れさせて頂きました。和心衣にはいろいろな想いを込めております。素材メーカー様、副資材メーカー様、縫製工場様との協力（調和の心）、また日本の伝統素材、技術に拘る（日本の心、和の心）、そうすることによってお客様も心和む着心地を感じて頂き、商品に携わって頂けた皆様が心和む、そういうものつくりを目標にしております。今回このプロジェクトに携わって頂けましたすべての皆様に深く感謝申し上げると共に、引き続きの応援宜しくお願い致します。