このチェアスピーカに座ったとき、
私は映画館にいるのではないかと疑いました。
あなたもきっと同じはずです。

これからお話しすることは実話です。
このチェアスピーカー「VRS-W1」の誕生秘話について、
お話しさせてください。

2015年にアメリカで開催されたCEDIAという展示会へ
市場調査の目的で訪れた時の話です。
その会場でとても気になる「ボールチェア」という製品を見つけました。

近未来的なデザインでひときわ目を引いていたので、
私は早速近寄って座ってみたのです。

このイスに座った瞬間に
まるで世界が変わったような感覚になりました。

当時の感覚は今でも鮮明に思い出すことができます。

イスの遮音効果・吸音効果は本当に素晴らしいもので、
この中で映画音響が再現できるほどのスピーカーを付けたら
素晴らしいサラウンドが聞こえるイスが生まれると閃きました。

私はすぐに展示会に来ていたスピーカーの受託生産メーカーの代表である知人にこのイスの存在を伝え、
チェアスピーカーの製品化へ走りだすことを決定したのです。

なぜチェアスピーカーを思いついたのか。
その答えは簡単です。

当時から私には音響に対して強いこだわりがありました。
そのこだわりが強かった分、
音響設備に関する課題がはっきりと理解できていたのです。

ドルビーアトモス※を用いた作品が近年普及し始めたことをきっかけに
ドルビーアトモスに対応する音響設計に携わるようになっていきました。

※映画音響を家庭で楽しめるサウンドシステム

ドルビーアトモスに対応した音響設備とそうでない設備を比べると、
没入感が格段に変わってくるのですが、
ドルビーアトモス対応の音響設備の構築や調整は簡単にできません。

なぜならば部屋には反射や残響などの音に影響する要素が多数あるため、
しっかりと調整するにはシアタールームの設置が必要になるからです。

シアタールームを自宅に設けるには大きな障壁があります。

まず価格です。

音にこだわったシアタールームを自宅に作る場合、
広さにもよりますが300万円程度の防音工事が必要になります。

部屋の天井や前後方にバランスよくスピーカーを配置しなければならないため
更に設置工事費用がかかります。

これらの費用に加えてスピーカー14台を含めた音響設備費用もかかるとなれば、
価格面におけるシアタールームの設計障壁は非常に高いものがあります。

また設置工事の実施という点においてもクリアすべき課題があります。

大規模な工事となるためまずは家族の同意が必要となるでしょう。

もちろんシアタールーム用にスピーカーを設置する場合は、
生活導線の邪魔にならないように設計しなければならないため
十分な話し合いが必要です。

もしもあなたが集合住宅に住んでいたならば営繕工事の届けを提出し、
周囲の住民から許諾を得る必要があるかもしれません。

シアタールームなどの防音設備の設置が難しい場合は、
スピーカーのボリュームや周囲環境への配慮が必須です。

特に今は外出自粛が求められているので、
自宅で過ごす時間が増えことによる騒音問題の通報が増えています。

警視庁の報告によると騒音に関する通報は過去5年間で最多となっており、
巣ごもり騒音は事件にまで発展している事例もあります。

集合住宅で映画やゲームの臨場感ある音楽をシアタールームなしで楽しむならば、
スピーカーからのサウンドが騒音にならないよう周囲に配慮しなければなりません。

しかしながら

・イヤホンでは臨場感が足りない…
・長時間のヘッドホンを装着するのは頭が痛くなる…
・スピーカーで聴きたいが、周囲に迷惑はかけられない…
・シアタールームはやはりハードルが高い…

という課題は仕事柄よく耳にしていました。

私は展示会でボールチェアに出会った時、

「この遮音・吸音効果の高いチェアにスピーカーをつければ、
シアタールームを設置せずにドルビーアトモスに対応した専用室を作れる！」

「スペースの確保が難しく騒音に配慮が必要な集合住宅でも、
周囲を気にせずにまるで映像の世界に入り込んだような臨場感が味わえる！！」

と閃きました。

スピーカーに携わって45年。

ユニットメーカーに始まり、
完成品のメーカーからデザイン設計と渡り歩いてきた私にとって、
チェアスピーカーの製品化に情熱を向けることは十分な理由となりました。

元々のボールチェアが一人掛けであったこともあり、
最初のチェアスピーカーは単身用のデザインとしました。

試作品の金型作りに始まり、
内蔵するスピーカーユニットの開発やネットワークなど音響設定の検討。

そして約2年半の歳月を経てVRS-W1の前身となるVRS-1が完成しました。
2018年5月のことです。

実際に使っていただいたお客様の満足度は非常に高いものになりましたが、
製品の課題となる意見に共通点が見つかりました。

それは、
「この音響体験を一人だけで独占してしまうのはもったいない！」
「夫婦で共有したい！」
というご夫婦二人暮らしのご家庭で利用されているお客様からご意見です。

私自身も二名掛けのチェアスピーカーにさらなる可能性を感じていたため、
お客様の声をもとに新製品の開発へと着手していきました。

今回ご紹介させていただく『VRSーW１』は
「VRS-1の遮音性やデザイン性を損ねることなく、
二人で映画の世界に没入できるように」
をテーマに構想から2年半の年月をかけて誕生しました。

『VRS-W1』は3畳で完結する究極のホームシアタールームです。

高額かつ複雑な防音工事をせずとも、
プライベートな映画館で作品を体験するような優雅な空間を過ごすことができます。

おうち時間さえもご夫婦の思い出になるでしょう。

パートナーと一緒にチェアスピーカーを楽しみたいあなたに、
『VRSーW１』の魅力をお伝えさせていただきます。

まず従来のシアタールームよりも特に吹き抜ける風や波の音などの自然音が、
とてもリアルに感じられます。

これはあなたとスピーカーの距離がとても近いためです。

シアタールームのように広い部屋にスピーカーを設置した場合、
音像のスケール感は楽しむことができますが、
スピーカーとの距離が遠いため生々しい音が消えてしまいます。

また高音は空気中を伝わるうちに減ってきてしまうので、
距離が遠くなると聞こえにくくなってしまうという欠点があります。

しかし『VRS-W1』はスピーカーが近いので音の粒だちや生々しさが際立って伝わり、
映画館のようなの高音質サラウンドを体験することができます。

また室内でのスピーカー再生と比較すると、
集合住宅でも周囲を気にせずに作品に没入し、
世界観や迫力を味わえることも魅力の1つです。

騒音トラブルを気にせずに映画やゲームを楽しめる理由は、
身体に近いスピーカーと硬質シェル構造による雑音カットにより、
はるかに小さな音で十分な音量感が得られるためです。

実は周囲に雑音があるとその雑音レベルより小さな音がマスキング効果により、
聞き取りにくくなります。

静かな部屋でも車の走行音や風の音といった生活の様々な暗騒音が存在しますが、
シェル構造のおかげで暗騒音レベルが20dbほど下がるがるので、
今まで聞き取れてなかった小さな音を自然と拾えるようになります。

さらにボールチェアから着想した吸音性の高いやや硬めのウレタンの内装材によって、
音漏れがほとんど気になりません。

実際に視聴体験をされた方からは、
「これなら夜中にボリュームを上げて映画を見ても家族から怒られない」
「中に入っているとすごく大きく聞こえるのにそのまま出ても音がほとんど漏れていない」
という感嘆の声をいただいております。

今までにない迫力と臨場感を生み出す秘密は外観にもあります。

ただ美しく近未来感のあるデザインなのではありません。

実はサブウーハーが筐体と一体で音響設計をしている為、
硬質シェルが巨大なサブウーファーとなって重低音を再生しているのです。

シェルの中にスピーカーが14個設置されていますので、

「360度音がなっているサブウーファーの中でエンターテイメントを体感している」

というイメージがわかりやすいかもしれません。

※サブウーファーは重低音用のスピーカーです。

そしてシェルの持つ優れた音響特性を生かすために、
クオリティーの高い専用設計のスピーカー・ネットワークを構築しています。

また内装のクッションにもこだわりました。

私自身が腰の痛みに悩んだこともあり、
長時間座っていられる設計を目指して高級車の室内サイズを参考にしたり、
低反発素材を選定しました。

今回のクラウドファンディングでは、
本体のみのリターンと本体＋アンプのセットのリターンをご準備いたしました。

さらにアンプはDENON製のAVアンプ『AVC-X6700HK』と
『DENON AVR-X1600HK』の2種類をご用意しております。

※チェアスピーカーで音を鳴らすためには、増幅器であるアンプが必要です。

ご質問等がございましたら実行者へお気軽にお問い合わせください。

【チェアスピーカー『VRS-W1』】

定価：1,397,000円(消費税込)
スピーカー数：14個（8Ω x 14 )
カップトレイ：両サイドに設置
高さ調整リング付
寸法：W1400×H1310×D1085
質量：約133Kg

[超高音域再生が可能な今までにないチェアスピーカー]

通常のハイファイスピーカーに比べてはるかに広帯域な再生が可能。

少なくとも30Hz~40,000Hzまで中音域と音圧レベルが変わらず、
しかも 40kHzにおいてもピストンモーションの動作域という驚異的な超広帯域再生が可能です。
もちろんハイレゾにも対応しています。

DENON製AVアンプ『AVC-X6700HK』

定価：363,000円（消費税込)
寸法：W434 × H235 × D389mm （アンテナを立てた場合）
W434 × H167 × D389mm （アンテナを寝かせた場合）
質量：14.8kg

[11.2chプレミアムAVサラウンドアンプ ブラック]

8K Ultra HD、IMAX Enhanced、Auro-3Dに対応した11.2chプレミアムAVサラウンドアンプです。

パワーアンプ回路にはこだわりのモノリス・コンストラクションを採用しています。

全11ch同一クオリティのディスクリート・パワーアンプをそれぞれ独立した基板にマウントし、
電源供給もそれぞれ独立させることによってチャンネル間の干渉やクロストークを排除。

チャンネルセパレーションを高め、
純度の高いリアルな音場再生を実現しています。

DENON製AVアンプ『DENON AVR-X1600HK』

定価：65,450円（消費税込)
寸法：W434 × H215 × D339mm （アンテナを立てた場合）
W434 × H151 × D339mm （アンテナを寝かせた場合）
質量：8.6kg

[7.2ch AVサラウンドレシーバー ブラック]

AVC-X1600Hは、新世代のオブジェクトオーディオ技術「Dolby Atmos」、
「DTS：X」に対応しています。

頭上も含む全方位に展開する自然な音響空間に包み込まれることにより、
リスナーはあたかも映画の世界に入り込んだような感覚を得ることができます。

またハイトスピーカー信号を含まない従来のチャンネルベースのコンテンツも、
「Dolby Surround」や「Neural：X」で3Dサウンドにアップミックスすることができます。

AVR-X1600Hは7chのパワーアンプを搭載しているため、
[5.1.2]のサラウンドシステムを構築できます。

こちらは7.2ch ですが、
セット時付属品として付けます弊社アダプターを利用して14個のスピーカーをすべて鳴らすことが出来るようにいたします。

（サイドサラウンドとリアサラウンド、トップフロントとトップリアはそれぞれ同じ音となります。）

将来AVC-X6700HKに買い替えれば、
本格的11.2chにすることが可能です。

クラウドファンディングで支援いただいたあなたには、
限定特典として以下をお付けさせていただきます！

①サブウーハー用強化電源の搭載

クラウドファンディングで支援していただいたお客様限定で、
パワーアップさせたサブウーハー用の強化電源を採用させていただきます。
強化電源によってサブウーハーの出力が上がり、
より低音が冴える特別仕様になりますのでぜひこの機会にご支援ください。

②Audio Heartによるプロダクトの設置及び機器の設定

今回ご支援頂いたお客様には弊社が直接お伺いさせていただき、
『VRS-W1』の設置及びアンプやテレビ等の設定をさせていただきます。
※訪問できる地域は沖縄・北海道・離島を含む日本全国です。
価格にはこの配送料・設置費用を含み、別途交通費等の請求はありません。

使用用途などを考慮させていただき、
環境に合わせたセットアップをさせていただきます。

③保証期間の延長

品質保証は納品した日から数えてます。
通常スピーカーユニットやネットワークなどの機能部品は5年、
外観部品は1年となっております。

しかしながら今回ご支援頂いたお客様に限り、
機能部品及び外観部品それぞれをさらに90日保証期間を延長させていただきます。

『VRS-W1』は私の今までのスピーカー人生45年全てのノウハウを注ぎ込みました。

デザインは1からこだわって作り上げ、
他にないような音の体験をすることもできます。

防音機能も含めてこだわり抜いた製品です。

自信を持ってオススメいたしますので、
この機会にぜひご支援をお願いいたします。

オーディオハート株式会社
代表取締役
相澤 寛

今回makuakeでご支援頂いたお客様には、
最優先で製品をお届けさせていただきます。

製品に十分満足していただくために、
スタッフとともに準備をして参りました。

私たちにとって『VRSーW1』はあなたのエンターテイメントの概念を変えるほどの
体験を提供できると自負しております。

この機会にどうぞお求めください。

なおエディオンなんば本店にご協力いただき、
7月29日〜8月30日まで体験視聴ができるよう実機を置く予定でおります。

実際に体験した上でご購入されたい方は、是非足を運んでください！

Q:チェアスピーカー内部は暑くなりませんか？

A:このスピーカーはパッシブスピーカーで、
熱源のアンプは内臓していません。

またスピーカーも視聴にはそれほど大きなパワーを必要としないので、
ほとんど熱くなることはありません。

ただしエアコンの風は内部に直接当たりませんので、
スピーカ内部まで適温にするためには、早めに部屋を適温にしておいた方が良いでしょう。

Q: どのような機器との接続やソフトの再生ができますか？

A:『VRS-W1』はAVアンプにより駆動されます。
すなわちAVアンプで再生できるものは、
すべてこのスピーカーで聞くことが出来ます。
多くのAVアンプが『HDMI』での接続はもとより、
『光デジタル』『オーディオ赤白ピン』『USB』『LAN0『Bluetooth』など多くの入力に対応しているので、
『YouTube』や『Netflix』などの動画、
各種オーディオ音源や『ドルビーアトモス』『DTS:X』といったサラウンド音源の再生が可能です。

Q:二人で座っていても音質は担保されますか？

A:二人掛けVRS-W1は現行の一人掛けVRS-1と使用するスピーカーはすべて同一ですが、
スピーカーの形状の違いにより音の違いが生じます。

主なものでは、
１．スピーカーの中央に座れば左右の音は対象になりますが、
二人で座るとそれぞれ座った側の音が強く聞こえてしまいます。

完全なサラウンド音響を求める方は一人で椅子の中央に座れば
自然な立体音響となります。

２．キャビネットの低音共振周波数が変わるため
超低音の特性がVRS-1と若干変わります。

それでもVRS-W1はVRS-1と同様、
少なくとも30Hz~40,000Hzまで中音域と音圧レベルが変わらないという、
驚異的な超広帯域再生が可能です。

３．左右のスピーカーの距離が広がる為音の広がりが広くなります。
一人で座ればVRS-1より、
より音の広がった環境となります。

Q:耐荷重量や設置時の注意点を教えていただけますか？

A:耐荷重について建物の方は建築基準で床の積載荷重は
1,800 N/m2 ( =183.5Kgf/m2 )以上となっています（事務所は2900N/m2)。

VRS-W1 は重量133Kg, 人が座ると少なくとも1.4m x 1.4mほど専有します。

これから(1.4x1.4x183.5-133)=226.6Kg (二人で）まで可能となります。

通常はTVまでの距離も取りますし、
イスが回転する為に椅子の周りも少し余裕を取ると思いますので、
余裕はもっと生まれます。

昭和25年以前の家はこれに当てはまりません。

また昭和25年以降でもベタ基礎でない古い住宅は、
湿気で床の強度が落ちる可能性がある為、
昔ピアノを設置する時のように床を補強したように注意が必要です。

オーディオハート株式会社
代表取締役
相澤 寛

元音響メーカーエンジニア。
スピーカーの部品から完成品まですべての工程に携わり、
25年前に独立しました。
45年間培ってきたスピーカーのノウハウを活かし、
ドルビーアトモスに完全に対応するスピーカーにこだわり、
オリジナルの商品を製造・販売しています。

2018年に発売した一人掛けチェアスピーカー『VRS-1』は、
有名人や映画ファン・ゲーマーの方にご好評いただいています。

クラウドファンディングを通じて、新製品である二人掛けチェアスピーカー『VRS-W1』を
たくさんの方に体験していただけたら幸いです。

なお今回ご支援いただきました資金は、
新製品の開発及びプロモーション費用に使わせていただきます。