『聴こえなかった人、聴けなかった人』が『聴こえる、聴ける』

をコンセプトに、昨年、Makuakeに出品し、片耳が聴こえにくい方を中心に話題を呼んだユニバーサルデザインの骨伝導イヤホン「Vibone」。そこから進化を遂げたのが「Vibone Nezu」です。

片耳が聴こえにくい、ということは世の中ではあまり認知されていません片耳が聴こえるということで補助を受けられない方を助けたい。そんな思いでMakuakeに参加いたしました。

VIboneの性能に、左右の音量調節・スタンドアローン式・ステレオマイクといった機能を新たに搭載しました。Viboneを継承し、新しく改良された特徴ををご紹介します。

「Vinone Nezu」の骨伝導システムは、気導のイヤホンでは音が聴こえなかった人や、聴けなかった人が、聴こえる人と同じようにいい音を聴けることを目指した「Vibone」を継承。

片耳が聴こえにくい方から
「はじめて両耳で聞こえた」
「はじめてステレオ（両耳）で音が聴けた」
「音の方向がわかった」、という歓びの声を複数いただきました。 

※Viboneの性能はこちらをご確認ください。

※ 効果には個人差があります。

一方で「Vibone」では、

「商品単体で使用できない」
「圧電セラミックス振動子の性質ゆえ、
   出力不足により最大音量の限界があるので、音が小さく、聞こえにくい」

などの声もいただきました。 

そういった声を反映させた「Vibone Nezu（音集）」の改良点についてご説明させていただきます。

通話や会話、音楽を楽しんでいただくためには、スマートフォンと接続する必要があった「Vibone」。「いちいち接続しなければならない手間がおっくう」そんなユーザーの方々の声に応えて、マイクを内蔵した「Nezu」は集音器として単独で使えるように設計しました。首にかけておくことで、まわりの音や話し相手の声を拾うことができます。

※ 「Nezu」には3.5㎜のラインイン・ジャックが搭載しています。 

「Nezu」では、出力不足（最大音量が小さい）という「Vibone」の弱点を解消しています。電圧を調節するアンプを本体に内蔵したことで音量調節が可能になるとともに、最大音量がアップ。

※ 片耳が聴こえにくい方から要望の多い、左右別々に音量調節ができるのも特長です。

新たな駆動方式を採用することで、これまでにないマイルドでクリアな音質を実現しました。「（雑音がうるさい）補聴器よりも、つけているのがラク」という声もいただいております。

アンバランス駆動からバランス駆動に変更。左右のクロストークと呼ばれる干渉ノイズを抑えられることが、音質向上の秘訣です。 

スタンドアローンで立体的な音、自然な聞こえ方を実現。音の方向や距離感がつかみやすくなるよう、SN比の高いMEMSマイクを２つ並べています。特徴としては小型でありながら、高音質、しかも信頼性が高いことです。高性能マイクにより、空間認識力が高まり、音がより立体的に聞こえる自然な状態に近づきます。

骨を振動させることで音を伝える骨伝導イヤホンといえば、こめかみ付近に振動部を当てる「耳をふさがない」ものが主流です。それらは屋外などでもまわりの音をしっかり聞ける一方で、音に集中できない、振動が内耳に伝わりづらく、骨伝導のよさを生かしきれないのがデメリット。

「Vibone」と同様、密着度の高いイヤ―ピースを耳の中に入れる「Nezu」は、音に集中し、音を愉しむことに特化しているので、振動エネルギーのロスが少なく、音漏れの不安も解消。マイルドでクリアな音質を実現した「Nezu」では、日常会話から音楽まで、幅広く音を愉しんでいただけます。

電磁石とコイルで振動を生み出す一般的な骨伝導イヤホンは、音量を大きくすると振動が顕著に現れるので、耳にストレスを感じやすい一方、電荷による歪みで振動を生み出す「Nezu」は、振幅が小さいので、長時間使用してもあまりストレスを感じません。再生音域が広く、音質がすぐれているのも特徴です。

素材には、皮膚への刺激や負担を最小限にとどめるシリコンを使用。特長である密着度の高さは、 慢性的な冷水刺激により鼓膜のまわりに腫瘍ができる「サーファーズイヤー」からサーファーを守る耳栓をヒントに。

イヤーピースはS・M・Lの3サイズ展開なので、ご自身の耳のサイズに合ったものをお選びいただけます。

骨伝導の世界に足を踏み入れてから10余年。商品開発を進める中で知ったのは、片耳が聴こえにくい方をはじめ、障がい者認定を受けられない方たちの存在です。 

日常生活に不自由は抱えているけれど、支障をきたすほどではない。 

補聴器は高価すぎて、なかなか手が出せない。もしくは、自分には合わない。 

そんな方々の生活の質を改善し、人生を豊かにする一助になれば、との思いで骨伝導イヤホンの可能性を追求してきました。これまでの10年は、耳が聴こえにくい方々の「聴こえるようになりたい」「聴けるようになりたい」という切なる願いを骨身にしみて感じてきた時間でもあります。 

私たちの今後の目標は、骨伝導イヤホンの裾野を広げていくこと。

耳が聴こえにくく困っている方はもちろん、「聞こえなくならないように予防する」目的で使用する健常者の方を増やすことで、お求めやすい価格でご提供していく――という構想を描いております。ご期待ください。 

▼　プロジェクトリーダー：ソリッドソニック合同会社 (兵庫県神戸市） 

▼　プロダクトデザイン：ガモウプロダクトデザインスタジオ (大阪府 大阪市） 

▼　圧電セラミックス振動子共同開発：株式会社PZT研究所 (山形県米沢市） 

▼　シリコーンゴム製品共同開発：有限会社ジーティオー (大阪府 大阪市） 

▼　電子部品組立加工：株式会社ビーアンドケイ (神奈川県海老名市）

▼　精密部品加工：有限会社高橋製作所 (山形県米沢市） 

※　ページに使用したカラーはすべてホワイトです。

・Vibone Nezu

カラー：ホワイト／グレー

イヤホン部:圧電セラミックス骨伝導方式
イヤホンタイプ：両耳（ステレオ）
周波数特性：20Hz ～ 20,000Hz
マイク部：MEMS型
使用時間：約12時間（単4形ニッケル水素充電池×3）
外形寸法：38 mm（W）×75 mm（H）×14 mm（D）（電池、ネックストラップ部を除く）
本体質量：20g（電池、ネックストラップ部を除く）
左右バランス調整：○
雑音制御機能：○
ハウリング制御機能：○

ご支援いただいた資金は、開発資金、量産への金型、認定を受けられず片耳が聴こえにくく困った方へのさらなる改良資金として使用させていただきます。

Vibone Nezuは、既に完成している製品を海外から輸入するものではなく、これから製造するためにクラウドファンディングで支援者を募らさせていただきます。その結果で生産ができるかどうか企ります。

モニターとしてのご協力や、骨伝導の開発援助としてご支援いただけるようリターンを設けました。

１．【モニター限定！先着10名様！】  Vibone Nezu × ホワイト 1点

２．【モニター限定！先着10名様！】  Vibone Nezu × グレー 1点

３．【買替限定！先着50名様！】  Vibone Nezu × ホワイト 1点

４．【買替限定！先着50名様！】  Vibone Nezu × グレー 1点

５．【まとめ購入限定！先着20名様！】  Vibone Nezu × ホワイト 10

６．【まとめ購入限定！先着20名様！】  Vibone Nezu × グレー 10点

７．【早割購入限定！先着100名様！】  Vibone Nezu × ホワイト 1点

８．【早割購入限定！先着100名様！】  Vibone Nezu × グレー 1点

９．【200名様！】  Vibone Nezu × ホワイト 1点

１０．【200名様！】  Vibone Nezu × グレー 1点

Q：一体型のヘッドホンにしないのはなぜですか？

A：骨伝導ヘッドホンは筐体自体が音（振動）を発振します。一体型にした集音機はスピーカーにマイクを取り付けたことになります。これではハウリングは避けられません。マイクとスピーカーを離す、物理的に考えて分離型を採用しました。

Q：Vibone nezuはなぜ、補聴器にしないのですか？

A：弊社に寄せられる問い合わせの中で最多数を占めるのが、片耳が聴こえにくい方々です。彼らの多くは、片耳が聴こえるということで障がい者として認められていません。当然、障がいを抱える者としての補助や特典も受けられません。一方、補聴器は医薬品です。厳しい審査をパスする必要があり高価になります。また、販売に関しても資格が必要で販売店も限られてしまいます。できるだけ安価で、どこでも試して買える製品にしたい。そんな思いからVibone nezuは補聴器としての道を目指しませんでした。

「Vibone Nezu」は耳が聴こえにくい方々全ての願いを叶えられる製品ではありません。

「振動」の研究においても、免震や騒音といったメジャーなテーマに比べて、マイナーな骨伝導は遅れているのが現実です。

「Vibone Nezu」の開発段階で、テスターをしていただいたご協力者の生の声です。クラウドファンディングにあたりご了承を得て原文ママ掲載いたします。

「聴こえた」「聴こえた気がする」「聴こえなかった」

片耳が聴こえにくくなってしまった原因によってVibone Nezuの効果は様々です。しかし、裏を返せば、改良の余地はまだまだあるということ。

今後も、ひとりでも多くの人に「聴こえる」歓びを提供すべく、新製品の開発を続けていく所存です。 

 応援、よろしくお願いします！