温暖な気候とリアス式海岸に恵まれ、潮の出入りにより栄養分と酸素に多い愛媛県の最南端。ここで生育される身が引き締まった真鯛や旨味たっぷりなクエを、日本有数のトップシェフ直伝レシピによってお家で楽しめる。この海のごちそうが食卓に並ぶまで、どんな人のどんな想いや工夫が隠れているのか？料理と食材を味わいながら、その裏側ストーリーも体感できる、そんな知って作って味わう、ご自宅にいながらまるで小旅行に行ったかのような食の体験をご提供します。

本企画では、①匠の魚に加えて、②トップシェフ直伝のレシピと、③魚が食卓に届くまでのストーリー（オンラインツアー）セットでリターンとしてお届けします。知って作って味わって、食卓をもっと豊かにする。ご自宅にいながら知覚と味覚をフル活用する体験をお楽しみください。

①鮮度抜群、匠の魚

『うみとさち』では、豊かな海と美味しい魚を未来へつなぐために、環境や人に配慮し、手塩をかけて育てられた海のごちそうをお届けしていきます。第一弾の魚は、愛媛県の最南端にて、匠の技や環境への配慮によって手塩をかけて育てられた「内海水産の鮮度抜群ASC真鯛」と「本多水産の旨味たっぷりクエ」をお届けします。

②トップシェフ直伝レシピ

また、海のあしたを想うシェフ集団「Chefs for the Blue」に所属するミシュランシェフをはじめとした、モダンアメリカン、イタリアン、フレンチ、日本料理、中国料理、創作タイ料理の６ジャンルのトップシェフが「うみとさち」の魚のために「素材を生かしたおうちレシピ」（全６シェフ分）を作ります。お好きなジャンルをリターンとしてお選びください。

③オンライン体験ツアー

普段口にする魚が食卓に届くまでにどんなストーリーが隠れているか想像できますか？本事業では、海を愛し、海の面白さを知りすぎてしまったウミトロンが選んだ、海のごちそうが食卓に届くまでの裏側ストーリー（産地、テクノロジー、料理人、地球の裏側・全4シリーズ） を特別オンラインツアーとして大公開します。*お好きなシリーズをリターンとしてお選び頂けます。

本企画の発起人の一人で、今話題のサステナブルシーフードレストラン「シンシアブルー」を手掛けるミシュランシェフの石井真介さんが、シンシアブルーで「うみとさち」の魚を使ったスペシャルコースを提供します。

また、海のあしたを想うChefs for the Blueのトップシェフたち自らが出張をしてあなたの好みを聞いて、あなたのために料理を作ってくれる各1組様限定の豪華特別企画もご用意しています。

■うみとさち特別会員特典

さらに今回、うみとさちの活動を応援してくださる方を大切にしたいという思いから、【ここで支援していただいた方】への特典として、以下のような会員権利も付与させていただきます。

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【うみとさち特別会員特典】

（1）会員限定の食育イベントなど、会員限定イベントに参加できる権利
※参加費は別途頂戴します

（2）うみとさちの新企画等の先行告知提供。今後、展開していくイベントなどに関して、会員限定で企画段階で先行して情報共有をさせていただきます。

（3）会員限定のノベルティ提供。今後、応援してくださった方、限定のノベルティを開発予定です。会員限定でオリジナルのノベルティを購入する権利をお送りします。（※購入は任意です）

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今回応援頂くみなさんの行動も、「うみとさち亅のシーフードアクションの一つです。私たちの今日の選択が、海のあしたをつないでいきます。100年先も、おいしい海へ。みんなで海のごちそうを届けていきましょう。（※うみとさちに関する詳細説明は、本文後半をご覧ください。）

『うみとさち』では、豊かな海と美味しい魚を未来へつなぐために、環境や人に配慮し、手塩をかけて育てられた魚をお届けしていきます。（詳細は後述）

第一弾にあたる今回は、ウミトロンのテクノロジーを活用頂いている、内海水産と本多水産からお魚をご提供頂きます。

内海水産の鮮度抜群ASC真鯛

今回真鯛を提供いただく「内海水産」は、愛媛県の最南端に位置し、南は太平洋、西は豊後水道に面している漁場で、温暖な気候とリアス式海岸（水深が深く、天然の良港（漁礁）と言われている）、また潮の流れが速いため魚類養殖に非常に適した恵まれた環境にあります。そして、内海水産は持続的生産が可能な養殖を目指し、2020年7月に真鯛としては世界で初めて「ASC（Aquaculture Stewardship Council：水産養殖管理協議会）」認証を取得しました。ASC認証とは、水産養殖の持続可能な生産を目指し、環境や労働に配慮されて育てられた魚に適用されるFAOのガイドラインに準拠した国際認証です。

本多水産の旨味たっぷりクエ

今回クエを提供いただく「本多水産」の本多社長はまさに養殖の匠。黒潮が流れ込む豊穣な愛媛県愛南町の海で育てられた4~5年の間、餌の原料や生育方法にもこだわり愛情をかけて育て上げられた匠のクエです。ゼラチン質の皮に包まれた透明感のある本多水産のクエは、餌に使われる原料（魚由来の餌）の持続可能性を配慮し、それらのトレーサビリティを取得しています。また抗生物質の使用も控え、より美味しく安全に、そして環境に配慮した生育を行っております。その分、手間や餌のコストをかけて大切に育てられた最高傑作です。

Chefs for the Blue x ウミトロン

今回のクラウドファンディングは、水産養殖にテクノロジーを提供する「ウミトロン」と海の未来を考える料理人集団「Chefs for the Blue（シェフスフォーザブルー）」との共催企画。海のあしたを想うシーフードアクション「うみとさち」の幕開けとなる第一弾の企画を共同で実施します。

創設者で代表をつとめるフードジャーナリスト、佐々木ひろこさんは言います。
「私たちは料理人の立場から、日本の水産資源を保全し、魚食文化を次世代に引き継ぐことをミッションに掲げ、3年半前に活動をスタートしました。それぞれのシェフが店の営業と並行して、日々水産資源の現在とサステナブル・シーフードの学びを重ね、イベントなどさまざまな活動を通じて世の中に発信しています」

Chefs for the Blueに参加するメンバーは、都内で人気のレストランを営む有名シェフばかり。本企画もChefs for the Blueに所属するミシュランシェフをはじめとしたモダンアメリカン、イタリアン、フレンチ、中華、和食、創作タイ料理といった各ジャンルのトップシェフが、家庭向けのスペシャルレシピを用意します。東京を代表する有名店のシェフたちが、海のあしたを想い、それぞれの得意なジャンルからご自宅でかんたんに再現できる秘密のメニューをお教えします。「うみとさち」で提供する魚を使ったプロ直伝の素敵なお料理をあなたの得意料理に。Makuake限定特別オンラインツアーとともにご自宅でお楽しみください。レシピの詳細は支援者様だけのお楽しみです！

リターン選択画面から気になるジャンルかシェフをお選びください。

※食卓の裏側ツアーは以下の4つの中からお選びください。収録した動画が視聴できるURLをお届けします。

シリーズ①『お魚の裏側』作り手の想いをのせて、お魚が食卓に届くまで

お魚を食べる時に、食卓に届くまでの裏側のストーリーを想像したことありますか？今回は、生産の現場から真夜中の加工場まで、美味しい魚が私たちに届くまでの裏側に迫ります。

真鯛として世界初となるASC認証（海のエコラベル）を取得した内海水産。黒潮が流れ込む栄養たっぷりの愛媛の海で、トレーサビリティを確保した餌を選定段階から厳密に管理を行い、持続可能な養殖を行うために、海への愛情を込めて真鯛を育てています。一般の養殖現場と比較しても、環境に配慮をした魚の生育は簡単ではなく、その裏側のストーリーはなかなか知る機会がありません。本ツアーでは、愛媛県南宇和郡愛南町油袋の生産現場を訪問し、生産者がどのような想いで海と魚に向き合い、なぜ世界を先駆けてASCの国際認証を取得するに至ったのか、ASC認証を取得するためには、どんな基準をクリアする必要があるのか、そして、美味しい魚を全国に届けるために、どんな信念を貫いているのか。生産現場から普段なかなか見ることのない真夜中の加工現場の様子まで動画で紹介し、美味しい魚が食卓に届くまでのストーリーを一緒に学んでいきます。

また、本シリーズを選択頂いた購入者から寄せられた質問に、生産者が自ら回答致します！

シリーズ②『料理人の裏側』Chefs for the Blue深夜の勉強会

海の未来を考える料理人集団「Chefs for the Blue」。トップシェフたちが海について学び、考える勉強会は、いつもレストランのディナー営業が終わった後の深夜に始まります。水産物のつくり手（生産者）と食べ手（消費者）の双方をつなぐ、重要な役割の担い手として、Chefs for the Blueの勉強会では毎回新たな知識を共有し、水産業界の動きを学ぶとともに、何を発信すれば社会が変わるのか、シェフ同士で意見交換を定期的に行なっています。今回は、これまで詳細が明かされることがなかったその深夜の学び場に潜入し、一流シェフがどのようなきっかけで未来の海を考えることになり、なぜ深夜に勉強会を始めることになったのか、そして、その夜のシェフは何を疑問に感じ学んでいるのかに迫ります。

また、本シリーズを選択頂いた購入者から寄せられた質問に、シェフが自ら回答致します！

シリーズ③『地球の裏側』子どもと一緒に海と生命の裏側を楽しく学ぼう！

ウミトロンの大切な仲間として海の環境について教えてくれるイルカの“ウミ”と“サチ”。彼らが海の多様性について、宇宙と海、地球の命の循環について、そして世界の海の中で起こっている海洋資源問題についてお子様にもわかりやすく楽しく紹介します。海の環境問題や魚の食育について楽しく学ぶ機会を提供します。

また、本シリーズを選択頂いた購入者（や子どもたち）から寄せられた質問に、ウミとサチが楽しく回答致します！

シリーズ④『ウミトロンの裏側』水産養殖にテクノロジー？挑戦の裏側

「持続可能な水産養殖を地球に実装する」というミッションの元、水産xテクノロジーに取り組むウミトロン。シンガポールと日本に拠点を持ち、IoTや衛星リモートセンシング技術、人工知能（AI ）を活用し、水産養殖業界をアップデートすべく、日々、世界中の海で奮闘しています。今回は、ウミトロンのメンバーに焦点をあて、どのような想いで水産ベンチャーに入り、今どのような仕事をしているのか、世界の水産現場の裏側はどうなっているのか、そして海洋という特殊環境での技術実装の過程で発生した様々な課題や発見といった裏話を語ります。

また、本シリーズを選択頂いた購入者から寄せられた質問に、ウミトロンのメンバーが自ら回答致します！

スケジュール

プロジェクト開始：2020年 11月24日（火）予定〜1月17日（日）終了

リターン発送ご予定日：2021年1月下旬〜2月中旬

食卓の裏側ツアーご案内：2021年1月下旬〜2月中旬

海に囲まれ、魚が豊富だった日本では、魚介類のことを”海の幸”と呼び、食する文化が根付いています。しかし、国連食糧農業機関（FAO）の「世界漁業・養殖業白書 2020年（英語）」によると、世界の漁業の34.2％が持続可能な水準を超えて漁獲されています。

また、WWFの「生きている地球レポート『Living Planet Report＜海洋編＞（英語）』によると、海洋生物個体群の規模は、1970年から2012年にかけ、ほぼ半減（49％）しました。

この問題に影響を与えている重要な主要因は、過剰漁獲、違法操業そして破壊的な漁業です。

「うみとさち」は、豊かな海と美味しいお魚を未来へつなぐために、より持続可能な水産業の実現をみんなで目指すシーフードアクションです。

これからも豊かな海の資源と生態系を未来へつなぐためには、“海の幸”を食べるだけではなく、“海と(その)幸せ”を一緒に考えることが大切だと私たちは考えています。ウミトロンは、「きれいな海と美味しい魚を未来の子どもたちに繫ぐ」という想い、人、食の未来、そして海の幸せへの願いを込めて、この活動の輪を「うみ“と”さち」と名付けました。

「うみとさち」では、テクノロジーを活用することで環境保全や労働負荷低減に寄与している養殖魚やASCなどのGSSI（FAO（国際連合食糧農業機関）のガイドライン）を満たす認証を取得した魚を取り扱います。また、生産側だけではなく、流通や小売関係者、そして消費者も一緒に、海の持続可能性に関して知り、考え、一緒に行動していく機会を共創していきます。

昨日より持続可能な水産物をおいしく届けていくこと、海について分かりやすく、楽しく、具体的に発信すること、また消費者も、海の現状を知り、海のあしたを想う選択をしていくこと、それら全ての取り組みが、海の豊かさを未来へ繫ぐシーフードアクションです。私たちみんなの、昨日よりも良い今日の行動が明日の海を作っていく、そんな行動の輪を広げていきます。「さあ、100年先も、おいしい海へ。」

ウミトロンは水産養殖の現場にテクノロジーを提供しているスタートアップです。独自開発のスマートデバイスで魚の様子を一日中見守り、魚の遊泳行動から食欲を判断、リアルタイムの魚の状態に合わせた餌やりが行えるAI搭載型の自動給餌機をはじめとした技術を生産現場に提供し、生産性向上に加え、環境負荷の軽減や労働者の負担軽減に取り組んできました。

その中で、魚が食卓に届けられるまでに関わる、生産者をはじめとする様々な人々の仕事術や、環境や安全性に配慮してこだわりをもって魚を扱う姿に触れ、美味しさの裏側に秘められたストーリーの面白さに魅了されてきました。

またその反面、業界を知れば知るほど、消費者としてはこれまで知らなかった魚の資源量が減少している問題について知り、海の未来の豊かさについて考えるきっかけが多くなりました。作り手にとっても環境にとっても、より持続可能な水産業を応援する機会を作ることで消費者も未来に豊かな海をつないでいく行動に輪に入れるのではないか、そのためにもっと多くの人に、海で海の面白さや未来につなぐ取り組みを知って欲しい。環境や安心安全に配慮して丹念に育てられた魚の美味しさを届けたい。

そんな想いから、海のあしたを想うシーフードアクション「うみとさち」を立ち上げました。

魚を育てる匠直伝・究極の餌やりとは？

魚を育てる匠に聞いた究極の餌やりとは、一日中、海の上で魚の状態をよく観察しながら食事を与える方法です。しかしながら、現実的には出荷作業といった他の仕事もあり、少ない人数の中で海上業務に当てられる時間には限界があります。その上、波の高い日や雨の強い日には沖に出ることもままなりません。理想の餌やり方法である「一日中、くまなく魚を見守りながら育てること」は匠であってもなかなか実現できるものではありませんでした。

ウミトロンのテクノロジー

ウミトロンの提供するサービスの一つUMITRON CELL（ウミトロン セル）は、独自に開発した魚の食欲解析技術とリモート給餌技術を活用し、一日中魚の様子を見守り、お腹がすいているときに餌をしっかり与えることできます。より自然に近い状態でのびのびと、いわば匠による究極の餌やりを再現した魚の生育が可能になります。また、魚が食べきれないことで海底に残る餌も減るため、環境への負荷も軽減できます。さらにテクノロジーが作業を手助けし、匠の時間的な負荷を下げることで、味や品質の向上に注力する時間を捻出できるようになります。「これまで、休みの日も沖に出て魚の様子を見る必要があったけれど、UMITRON CELLを使い始めて初めて子どもの運動会に出席できたよ」という嬉しいお声もありました。

また衛星データを活用した海洋モニタリングサービスUMITRON PULSE（ウミトロン パルス）を活用することで、環境変化に敏感な魚の生育管理をより綿密に行うことができます。例えば大雨で海の塩分濃度が下がったり、潮流で急激に温度が変化すると魚の食欲が一気に低下することがしばしばあります。こういった環境変化に合わせて適切な生育をすることで、より最適な餌やりにつながっています。この食欲解析技術や海洋モニタリングサービスの他にも、ウミトロンは海の匠や自然環境を守るテクノロジーを複数提供しています。

認証の課題とテクノロジーの役割

世界的に注目が集まる養殖魚の認証制度によって、環境に配慮された魚の生育方法については模範ができつつあります。一方で、認証制度にはまだまだ課題もあります。例えば、認証取得に必要なデータを集めるために、生産者は、稚魚や餌の仕入れ先の情報、生育環境の水質チェックなどを全て自社努力で収集する必要があります。また基準をクリアするために、毎年人力で監査を行う必要があることから、認証維持の監査コストが高く、中小規模な生産者にとってはこれらが大きな負担となる場合もあります。結果として認証を取得した魚や環境に配慮して手塩をかけた魚は通常の魚と比べても、よりコストがかかっています。

私たちは、事業コストの削減やデータ取得の自動化や労働負荷の低減をすることで、こうした認証による負担を減らすこと、また認証取得がまだまだ難しい中小規模の生産者の環境や働き方に対する配慮をデータで可視化することが、テクノロジーの一つの役割だと考えています。

ウミトロンは、現場への技術提供によって魚にも、海にも、人にもやさしい、水産養殖の実現に向け、これからも水産業界の仲間と一緒に一つ一つ課題を解決していきます。

ウミトロンは、「うみとさち」の活動を通し、みんなで海のあしたを想い、行動する輪を広げていきます。

「さあ、100年先も、おいしい海へ。」