雨の日も晴れの日も、街中でもアウトドアでも、あらゆるシーンで快適に履けるシューズがほしい…

そんな想いから生まれたのが、全天候型足袋スニーカー『U-ten』（ウテン）です。

表地には防水性・撥水性を備えた生地、裏地には東レが開発したリサイクルナイロン糸で織られ、耐摩耗性に優れた生地を採用。

そこに、地下足袋の「滑りにくく踏ん張りが効く」「コンパクトに持ち運べる」という特性を融合させることで、「いつでもどこでも履ける」シューズを実現しました。

本プロジェクトが実現するに至った最大のポイントが、防水性・撥水性を備え、さらにゴム靴とは違って一定の透湿性を有する生地を表地に採用した点です。

今回の生地『ハイ・ブリザテック』は、ナイロンタッサー・ポリウレタンフィルム・ナイロントリコットからなる3層構造で、防水・撥水を限りなく保ちながら内部の湿気を逃がす優れものです。

※『ハイ・ブリザテック』は、JIS（公的検査基準）のデータ取得で、オリジナル原布で撥水度4級、洗濯10回で4級、洗濯20回で3級です。

『ハイ・ブリザテック』を使用することで、雨などの水滴はもちろん、汚れも付きにくく、お手入れが簡単。

街中のみならず、ちょっとしたハイキングやキャンプなどにも一役買ってくれます。

※汚れが付きにくく、簡単に拭き取れます。（使用頻度により多少異なります）

なぜ、防水性・撥水性のある普通の靴ではなくて、足袋スニーカーなのか？

答えは簡単。足袋スニーカー（地下足袋）に優れた特性があるからです。

地下足袋の特徴の一つである指先の分かれた作りと、今回使用する足袋スニーカーが柔らかなゴム底であることから、かかとから指先まで足裏全体を使って歩くことができます。

足裏全体を使った歩行でフットバランスやボディバランスの安定を生み、指先で地面を掴むことにより、ぬめりのある場所などの滑りやすいところでも踏ん張りが効きやすくなります。

また、折りたたむと厚さ6cmほどになるため、スーツケースの隙間やリュックのポケット、小さなカバンにも楽々収納でき、持ち運びにも便利です。

セカンドシューズとして、旅行やキャンプのお供に活躍してくれます。

留め具に使用されている「こはぜ」も大きな特徴の一つです。

すべて留めて履く、一つ留めて折り返して履く、留めずにスリッポンシューズのように履く、の３パターンがあり、さまざまなシーンに合わせて履くことができます。

裏地に採用しているナイロン生地は、東レが繊維端材などから独自の紡績技術で生み出した『CEBONNERⓇ』（セボナー）というリサイクルナイロン短繊維を58%使用しています。

特徴としては、軽量で摩耗に強いため、足と接する部分の生地としては最適です。

また、環境配慮型次世代素材として東レが取り組むリサイクルナイロン糸を用いることで、少しでも消費社会の負担軽減になればと考えています。

※『CEBONNERⓇ』は、国際基準のGRS（グローバル・リサイクルド・スタンダード）認証を取得しています。

※『CEBONNERⓇ』は、東レ株式会社の登録商標です。

※『ecodreamⓇ』は、東レ株式会社の登録商標です。

『U-ten』（ウテン）は、国内でも数えるほどしか残っていない地下足袋専門工場の協力を得て生産いたします。

いくつもの工程を、それぞれ熟練の技術を備えた職人、工員の皆さんが丹精込めて仕上げていきます。

ただ、伝統・技術の継承には、「後継者の育成」などの課題がたくさんあります。

「需要」もその一つ。

必要とされるものであり続けるため、地下足袋の機能性に、現代の生活に合わせたデザインや新たな機能性をプラスすることで需要を掘り起こし、次代に残していければと考えています。

今回の足袋スニーカーは、比較的幅広（当社比）で、靴底に土踏まずのアーチのないフラットな作りとなっています。

楽に履いてもらえる一方、よりフィット感を求める場合が出てくるかもしれません。

そこで、老舗地下足袋メーカー「丸五」の協力を得、地下足袋用カップインソール『足袋屋の中敷その一』をオプションで選んでいただけるようにしました。

もともとフラットなインソールが一枚付いていますが、それと入れ替えたり、重ねて使ったりすることで、自身に合った履き心地に調整いただけます。

※地下足袋用カップインソール『足袋屋の中敷その一』は、セットでご購入された方のみ付属されます。

足袋スニーカー（地下足袋）に馴染みのある方は、まだまだそんなに多くないのでは？ ということで、ここではサイズ選びについて簡単に説明します。

サイズ（長さ）は、基本的には一般的なスニーカーのサイズでお選びいただいて問題ありません。

25cmの方は25cmとなりますが、『U-ten』（ウテン）は1cm単位でのご用意のため、25.5cmの方の場合、25cmか26cmでお選びいただくことになります。

私たちの実店舗で、今回と同じ型の商品を選ばれる場合、25.5cmなどの0.5cmを含む足サイズの方は、0.5cm上げたサイズ（25.5cmの方は26cm）をお選びいただくことが多いです。

その際、長さや幅などに緩みを感じられる方は、カップインソールを併用されるケースがあります。

※24.5cm弱のシューズサイズの女性が25cmを履いた一例。

＊『U-ten』（ウテン）は、既存商品『レイン』の改良モデルとなります。

＊ブラック、カーキ、オレンジの３色展開となります。

＊22cm～28cmで、1cm単位でのご用意となります。

＊表生地には防水・撥水機能を備えたナイロンタッサー・ポリウレタンフィルム・ナイロントリコットからなる3層構造の生地『ハイ・ブリザテック』、裏生地にはリサイクルナイロン短繊維を58%使用したナイロン生地を使用しております。こはぜは真鍮、ソールは加硫ゴムとなっております。

＊表面生地の汚れが気になる場合は、濡れたタオルを硬く絞り汚れをふき取ってください。

＊ソール部分の汚れは、ブラシや消しゴムを使用することで汚れをお取りいただくことができます。

＊高温・多湿の環境に長時間放置すると、ゴムや接着箇所の劣化が進みやすくなります。新聞紙などの紙を詰め、適温・適湿にて保管ください。

「足袋」は、平安時代（8世紀～12世紀）の貴族の履物「襪」（しとうず）に起源があるという説が有力です。

ただ、奈良時代（7世紀～8世紀）に聖武天皇が儀式で履いた靴に、足袋のような形状が見られるものもあります。

そんな奈良の地で、2007年に産声を上げたのが、足袋スニーカー専門店「Shop TABI-JI」（ショップ タビジ）です。

オリジナルの足袋スニーカーや足袋ソックスをはじめ、大手メーカーの地下足袋など、幅広いラインナップを、奈良の店舗やウェブサイトにて販売しています。

地下足袋に打ち込んで15年。私たちの想いを形にした一足をぜひ手に取ってみてください。

ホームページ>> https://tabiji.co.jp/

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