幻の梅【露茜（つゆあかね）】でつくる
真っ紅な梅酒やジュースを
ご自宅で味わってみませんか？

今回、幻の梅「露茜」の梅酒や、ジュース等の元になる「露茜」のシロップをご自宅で簡単に且つ早く完成できるオリジナルの「手づくりキット」をご用意しました。

露茜が導き出す「色」「味」と「造」「待」「飲」の楽しさをいち早く体験してください。

みなさん 露茜 知ってますか？

ほとんどの方はご存じないと思います。

露茜は、2009年に品種登録されたばかりの梅と日本スモモとの交雑でできた梅の新品種。

果実重が約40 g～と大きく、果皮は全面に赤く、果肉も鮮紅色で、梅酒やジュースにした場合に驚くほど鮮やかな美しい紅色が現れます。またアントシアニンをはじめポリフェノール類など機能性成分が豊富に含まれる注目の新品種です。

しかし、新品種で栽培も難しい面があり収穫量が少なく市場にほとんど流通していない梅です。。

やっとできた露茜を！

2016年より世界遺産「熊野古道」の麓で本格的な露茜の栽培する「アカネの里」を開園し、試行錯誤を重ね今年ようやく露茜が収穫できました。

まだほとんど流通していない魅力ある露茜を皆さんに知ってほしい。
見たこともない天然の鮮やかな紅色の美しくおいしい本格梅酒やシロップ、ジュースなどを味わってほしい。
後にはたくさんの人に提供できるように熊野古道の麓に露茜の本格梅酒の酒蔵を造りたい。

この思いでプロジェクトを立ち上げました。
このことは露茜の需要により梅の新たな市場が拡大され産地和歌山田辺なかへちの活性化にもつながると考えています。

ご支援いただきました皆さまには、収穫した露茜で梅酒やシロップ等を独自の方法で簡単にまた早く作ることができる「手づくりキット」をお届けします。

収穫した露茜はまだ市場には出しておりません。
ぜひ、天然の鮮やかな紅色の美しくおいしい本格梅酒やシロップをご自宅で体験してください。”百聞は一見にしかず” です。

《↑手づくりキット大》
※露茜果実が白くなっているのは冷凍しているからです。冷凍する理由があります。

《↑手づくりキット梅酒完成品》

果肉まで紅くポリフェノール豊富
話題の新品種「露茜（つゆあかね）」

露茜(つゆあかね)」は（独）農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所（現 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹茶業研究部門）により開発され、2009年に品種登録されたばかりで、これまでにない特徴を持つ梅の新品種です。

【露茜の特性】

・成熟に伴い果皮、果肉とも赤色になる
・毛じが短く果面の光沢がある
・果実の大きさは約40g～程度と従来の梅より大きい
・従来の梅に比べ、果肉歩合が高く、酸含量が少ない
・開花期は3月、収穫期は7月（従来の梅に比べ遅い）

《↑露茜の果実断面》

【茜色の美しい製品ができる！ 従来の梅品種にない露茜の特徴】

・露茜を加工原料に用いると、赤色色素が豊富なため、シソなどを添加しなくても、果実のみで茜色の加工品を作ることができます。

・梅酒、ウメジュース、梅シロップ等の飲料をはじめ、ジャムやパン、ケーキ、菓子類、その他の加工食品、料理など、新しい商材として幅広い活用が期待できます。

【ポリフェノール、アントシアニンが豊富！露茜の特徴的な機能性成分】

・露茜果実には従来の梅よりもリンゴ酸及びポリフェノール類が多く含まれています。

・果皮果肉共に真っ赤なのはアントシアニン成分に力です。露茜の樹上完熟果にはアントシアニンが多く、追熟果ではさらにその含有量が増加します。（従来の梅に比べ、アントシアニンがなんと60倍）

※追熟技術は和歌山県と近畿大学により2015年特許登録されました。

※（参考） 和歌山県果樹試験場うめ研究所、農研機構

栽培への挑戦「アカネの里」の誕生！

従来の梅品種にはない、赤色色素や機能性成分が豊富な特徴から露茜は食品加工メーカー等からも大きな注目を集めています。

しかし、品種登録まもない新品種で、また自家受粉しないことなど栽培には難しい面があり、収穫量が少なく市場にほとんど流通していない状況です。

露茜の真っ赤な魅力に取りつかれ、こんなにいいものであれば！と2016年露茜の栽培への挑戦をスタートしました。
栽培場所は和歌山県田辺市中辺路町で、世界遺産「熊野古道」のふもとです。。

熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の「熊野三山」に至る熊野参詣道のうち、田辺から本宮、新宮、那智に至る山岳路が「中辺路」（なかへち）と呼ばれている地域です。

中辺路街道は、古代末期から近世にかけて「蟻の熊野詣」といわれるほど、多くの参拝者がこの山間の町を往来していったと伝えられています。町内各所には、古代ロマンの香りが色濃く残っており、昨今人気のエリアです。

この歴史ある中辺路町の清流「栗栖川（くりすがわ）」の対面で、露茜の栽培では日本で最大規模、それも放棄地の開墾から始め、広さ約10,000㎡（田んぼの広さ等を表す1町（チョウ）の大きさの畑をつくりました。

《↑放棄地の開墾》

露茜栽培地【「アカネの里」-古道の紅音 なかへち くりすがわ】の誕生です。

試行錯誤 「露茜」栽培に成功！

アカネの里に、露茜約700本を植えました。

細い小さな樹なので、ちゃんと育つのか？ 剪定はうまくいくのか？ 受粉はするのか？花は咲くのか？ 本当に実はなるのか？ ・・・

いろんな不安に襲われながら、ただただ日々、手入れと草刈に追われる毎日でした。

《↑植栽時》

露茜の栽培は今まで大規模な栽培実績もなく露茜特有の難しさがありました。

●樹が成長したら何年も良い果実ができるように。
→特有の剪定を試行錯誤して行いました。

●露茜は自家受粉しない品種。
→受粉樹用として「橙高（とうこう）」を約100本を植えました。
※この橙高も和歌山県オリジナルの新品種です。

●露茜は果肉からの赤色、樹上で完熟すればその香りと発色で鳥獣被害にあう。
→早期収穫し追熟させる。
※追熟技術は和歌山県と近畿大学により特許登録されました。

《↑露茜の開花》

いろんな勉強と研究を積み重ね、また和歌山県うめ研究所のサポートも頂き、今年ようやく露茜の栽培に成功しました！

《↑露茜 実り初期》

美しい紅色の梅酒やシロップをご自宅で

ようやくできた露茜。とはいっても市場にだせる量ではありません。

この魅力ある露茜をいち早く皆さんに知っていただきたい。見たこともない天然の鮮やかな紅色の本格梅酒やシロップ、ジュースなどを味わってもらいたい。

今回、収穫した露茜で本格梅酒やシロップ等をご自宅で簡単にまた早く作ることができる手づくりキットをご用意しました。
シロップなら約10日、梅酒でも1ヶ月もあればご自宅で楽しんでいただけます。

この手づくりキットは、専用瓶、氷砂糖、冷凍した露茜果実のセットになっています。キットの詳細はこの後ご紹介しますが、知って頂きたことがあります。

「冷凍した露茜果実って、なぜ冷凍？」

実はここにも研究成果があります。冷凍果実を使用することで早く完成できます。

ちょっと難しい話になりますが、浸透圧作用が二度作用します。梅酒の場合、冷凍梅解凍時に梅の細胞組織がつぶれアルコールからの水分子の浸透が早くなります。二度目は梅の中から梅の味や香りを連れて糖類の溶けたアルコールにかえって行くのが原理です。
シロップでも氷砂糖のみですが同様の原理で早く出来上がります。

簡単！ 手づくりキット

【本格梅酒やシロップ等をご自宅で簡単に早く作ることができる手づくりキット】

シロップなら約10日、梅酒でも約1ヶ月で完成

●手づくりキット小

冷凍露茜果実（200g）/氷砂糖（200g）/専用瓶（小）

基本レシピで
・本格梅酒の場合：約400ml
・シロップの場合：約200ml

が作れます。

200mlのシロップは5倍希釈で約1Ｌの露茜のジュースができます。

●手づくりキット大

冷凍露茜果実（400g）/氷砂糖（400g）/専用瓶（大）

基本レシピで
・本格梅酒の場合：約800ml
・シロップの場合：約400ml

が作れます。

400mlのシロップは5倍希釈で約2Ｌの露茜のジュースができます。

【基本レシピ】

●本格梅酒をつくる

①専用瓶をアルコール消毒します。

②冷凍露茜と氷砂糖を交互に瓶にいれます。

③ベースとなるアルコールを瓶に注ぎます。
（アルコール度20％以上のもの ホワイトリカー、焼酎、ウイスキー等）

④1日数回、瓶を手にとってやさしくまわします。

⑤氷砂糖が溶けだしてから、10日ほどで飲めますが1ヶ月程熟成させるとまろやかに仕上がります。

注意：作成中・熟成中は直射日光の当たらない場所で常温で行ってください。
※キットにはアルコールは付属していません。

●シロップをつくる

①専用瓶をアルコール消毒します。

②冷凍露茜と氷砂糖を交互に瓶にいれます。

③1日数回、瓶を手にとってやさしくまわします。

④氷砂糖が溶けだしてから、10日ほどで完成です。

注意：シロップ作成中は直射日光の当たらない場所で常温で行ってください。
シロップ完成後は冷蔵庫で保管してなるべく早めにご利用ください。
※キットにはアルコールは付属していません。

《↑冷凍露茜と氷砂糖を交互に》

いろんな楽しみ方・美味しいと評判

●露茜の本格梅酒

・ロック ・ソーダ割 ・水割り
当然香料などを含まない天然素材のみの本格梅酒です。
まず見た目がきれいです。美味しいです。
一般的な梅酒に比べてまろやかで飲みやすいです。

●露茜のジュース等（露茜シロップを5倍希釈）

・露茜ミルク ・露茜ソーダ ・露茜ジュース
どんな割り方でも美味しいです。私の周りではソーダ 割りが一番人気。
でもミルク割りも予想以上に美味しく大好評です。

●かき氷やヨーグルトに露茜シロップをかけて

・かき氷にかけるとまず色に驚きます。天然なのにこんなに見事な色に。
・ヨーグルトとの相性も抜群で食がすすみます。
最初甘くて後味の酸味がなんとも美味しいです。

●その他、ジャムやゼリーなど楽しみ方はあなた次第！

紀州田辺は梅酒特区
熊野古道の麓に露茜梅酒の酒蔵をつくる

アカネの里がある紀州田辺は梅酒特区です。
特区認定により、地域内で生産された指定の果実を原料として使用し、地域内の自己の製造場で製造することを条件に酒類の製造免許要件の特例として、年間の現行最低製造数量基準が引き下げられています。

この特区を活かし、露茜の本格梅酒の酒蔵をつくることを考えています。

露茜の本格梅酒の酒蔵が実現できればもっとみんなに露茜を知ってもらえる。
そうなれば、露茜の需要が増え、産地の活性化、梅の新たな市場拡大に貢献できると考えています。

アカネの里

祈りの聖地 歴史ロマン漂う世界遺産街道 熊野古道 なかへち その清流「栗栖川（くりすがわ）」の対面で梅の新品種「露茜(つゆあかね)」を栽培しているのがアカネの里です。

2016年、放棄地であったところを開墾し、約10,000㎡（1町歩）の畑を造成。各研究所の協力と今までの南高梅の栽培の経験のもと、新たな取組として「露茜(つゆあかね)」の栽培をスタートし、露茜を750本植栽しました。

アカネの里では昨年より試みのひとつして、「アカネの里サポーター」を募集をしています。
新品種「露茜（つゆあかね）」の生産量増加、梅の新たな市場拡大、産地の活性化、露茜の将来のため、梅の木（露茜）のオーナーとしてサポートして頂くものです。

サポーター（年間費用制）になって頂くと、露茜の樹体1本にサポーター様固有の名前（命名）をつけて頂き、ネームプレートを次回収穫までの期間、樹体に取り付けます。命名承認証も作成しお渡ししています。インスタグラムで発育状況等を掲載し好評を得ています。
サポートのお礼として、年1回露茜果実（冷凍 もしくは 生果）もしくは価格相当の加工品をお贈りしています。
昨年サポーターになって頂いた方には今年収穫できた露茜をお贈りしました。
非常に好評をいただきました。

ご興味のある方は、
「アカネの里」ウェブサイト：http://www.q-fruit.com/
「アカネの里」インスタグラム：https://www.instagram.com/akanenosato/
を是非ご覧ください。

リターン品

幻の梅「露茜」の梅酒やシロップをご自宅で簡単に早くつくることができる
「手づくりキット」

◇手づくりキット小×1（3,000円）
冷凍露茜果実（200g）/氷砂糖（200g）/専用瓶（小）

◇手づくりキット大×1（5,000円）
冷凍露茜果実（400g）/氷砂糖（400g）/専用瓶（大）

◇手づくりキット小×2（6,000円）
冷凍露茜果実（200g）/氷砂糖（200g）/専用瓶（小）を2セット

◇手づくりキット小×1と大×1（8,000円）
冷凍露茜果実（200g）/氷砂糖（200g）/専用瓶（小）と
冷凍露茜果実（400g）/氷砂糖（400g）/専用瓶（大）

◇手づくりキット大×2（10,000円）
冷凍露茜果実（400g）/氷砂糖（400g）/専用瓶（大）を2セット

※各品ともアルコールは付属していません。
※冷凍・クール便でお届けします。送料・クール便代込の金額です。

資金の使い道

まだほとんど流通していない魅力ある露茜。もっと露茜を広めたい。
紀州田辺の梅酒特区を活かし、熊野古道の麓に露茜の本格梅酒の酒蔵をつくる計画です。
その資金として利用させていただきます。ご協力の程よろしくお願いいたします。

私が露茜を栽培しています

アカネの里で露茜を栽培し、手づくりキットをお送りする遠藤です。

もともと農家ではありません。調理人、飲食店舗の企画開発を経て、アミューズメント施設運営・機器の企画開発等（ゲーム機の全盛期です）をしていました。
ご縁があり2000年に和歌山で飲食店を開業しました。そこで和歌山の梅に出会い、2008年より梅を中心に和歌山の特産物を活かした商品の開発を始めました。

2011年に 元祖手づくりキットとして、「かんたん凍梅手作りキット南高梅」 を発売し、サービスエリアや国内外のスーパー、百貨店で催事販売を行いました。
「かんたん凍梅手作りキット南高梅」は2014年にプレミア和歌山に認定されました。

露茜に出会い、栽培に挑戦するため、（この年齢で）2014年 和歌山県立就農センター入学し、卒業後の2016年 和歌山県 認定新規就農者 に認定されました。

同年、世界遺産「熊野古道」のふもとの和歌山県田辺市中辺路町で、放棄地の開墾から始め10,000㎡の露茜栽培用の畑を造成。「アカネの里」と名付け露茜の栽培をスタートしました。

2019年にはエコファーマー認定をいただき、安心安全な作物を提供しております。

やっとできた露茜。今後注目される梅になると思います。是非いち早くこの露茜を味わってください。またつくる楽しさも味わってください。

魅力ある露茜。もっと露茜を広めたい。露茜の本格梅酒の酒蔵をつくりたい。
鮮やかな紅色や豊富な機能性成分を活かした多様な加工品開発が進み、露茜の需要が創出され、熊野なかへち地区の過疎化をくい止め、産地の活性化、梅の新たな市場拡大、また人々の梅への関心につながること願っています。

※エコファーマーとは、たい肥等による土づくりと化学肥料や化学合成農薬の使用の低減を一体的に行う農業生産方式を導入する計画について認定を受けた農業者のことです。