おうちでもおそとでも。日常を飾るブランド「TREET」誕生

瀬戸内海に面した香川県三豊市で、100年以上に渡り木材加工業を営む株式会社モクラス。そのモクラス初の自社ブランドがこの「TREET」です。

自社ブランドの新商品第一弾は、外ではキャンプやグランピングに使え、またおうちでもベランダやお庭で気軽にピクニック気分を味わえる組立式のテーブルを開発しました。

天板には、香川県の自然のモチーフを取り入れ、普段から使いやすいデザインに仕上げています。

さらに、天板の脇にある溝にスマートフォンを差し込むことで、音が大きくなり、レコードのように懐かしい音色に聴こえる仕掛けを施しました。

お出かけしづらい昨今でも、家の中を飾ったり、近所の公園での手軽なピクニックにも役立つアイテムです。

お気に入りの音楽を楽しみながら、大切な人とのより良い時間を過ごすお手伝いをするTREETのミニテーブル「chabu table」で日常をもっと豊かに飾ってみませんか？

TREETミニテーブル「chabu table」の特徴

①工具不要、3枚の板を組み合わせるだけの簡単組み立て

2枚の板で脚を組み、その上に天板をはめるだけで誰でも簡単に組み立てができ、収納にも困らずお出かけにも便利です。

②天板にスマホを差し込むだけで広がる自分たちの音楽

天板の脇にある溝にスマートフォンを差し込むことで、音が反響して広がり、レコードのように懐かしい音色に聴こえる仕掛けを施しました。

③木になじむ、地元香川にちなんだデザイン

天板にはインクジェットプリンターによって、モクラスの本拠地である香川県にちなんだモチーフをアウトドア好きな人たちが親しみやすいデザインに落とし込みました。木の質感も損なわないように、木目が見え隠れするコントラストであったり、インクジェットプリンターから木に直接印刷することで木と馴染む色調にこだわりました。

柄は4種類×2色の8パターンでの展開となります。

1.2. Mitoyo Indian(Brown/Green)

三豊市を代表する象徴的なシンボルでもあり、子供の守り神でもある津嶋神社と赤い橋、三豊市に残る浦島太郎伝説に登場するウミガメなどをモチーフにした三豊市ならではのインディアンパターン。ピクニックにつれていく子供の成長と健康を見守ってくれるような三豊市ならではの要素と意味をもたせ、ファミリー層に向けた派手やかなデザインに。

3.4. Kagawa Camouflage(Brown/Green)

カモラージュ柄に香川県の地図のシルエットや、アウトドア商品でピクニックなどを連想させる山や川のモチーフをさりげなく配置し、遊び心を持たせたデザイン。気軽なピクニックやグランピングのシーンでも馴染むよう、ベタ塗りの表現ではなく、アナログ感のあるテクチャーを使用することで、カジュアルで優しい印象を持たせたデザインに。

5.6. Kagari Flower(Brown/Green)

香川県の特産品である讃岐手毬をモチーフに、小物に気を使う女性にアウトドアやピクニックをよりスタイリッシュでフォトジェニックに過ごしてもらえるように、日常から離れた非現実を感じる事のできるエスニックテイストでデザイン。

7.8. Fallen Leaves(Brown/Green)

テーブルの上に乗る落ち葉たち。それぞれに柄を小さくレイアウトし、子供がテーブルの上の模様を見て楽しんでいただけるデザインに。親子でテーブルを通じて香川の自然とふれあい、木と触れ合う。まさにTREETのコンセプトを体現するデザインに。

利用シーン / 利用方法・操作方法

・お庭、ベランダ、テラスでの「おうちアウトドア」やお子様用の机として

・キャンプ、フェス、ピクニックやお一人での自分時間のお供にも

仕様

商品サイズ：W500×D400×H209

重量：約2㎏

耐荷重：50㎏

材質：シナ合板(芯材：針葉樹合板)

製造：株式会社モクラス（香川県三豊市）

色：2種類（グリーン、ブラウン）

柄：4種類（インディアン、カモフラージュ、手鞠、リーフ）

スケジュール

プロジェクト開始：8/12

プロジェクト締切：9/1

発送開始：9月中旬から、順次発送いたします。

リターンについて

今回のプロジェクトにご支援いただいた方々へは数量限定の割引に加えて、持ち運び用のオリジナルトートバッグをご用意しております！

またテーブルとは別に、普段私たちが加工を得意としているパーチクルボードを使用し、テーブルと同じデザインを施した木製コースター4枚（柄4種1枚ずつ）セットのご支援いただきやすい「プロジェクト応援プラン」もご用意いたしました。

商品サイズ：幅90mm、厚み4mm

材質：パーチクルボード

TREET開発ストーリー

少し長くなりますが、最後までどうかお付き合いくださいませ。

私たち株式会社モクラスは大正3年（1914年）に木材の販売会社として創業し、近年では建材メーカー様の下請け加工業者として、ご依頼のあった製品を正確に、そして忠実に製作することを使命として100年以上に渡りお仕事をしてまいりました。

当然、その長い歴史の中では良い時期も悪い時期もありましたが、お客様との信頼を大切にし、ここまで存続することができたのだと思います。

しかし、ここ数年は前年比で毎年成長を続けられた良い時期ではありましたが、今後確実に人口は減り続け、住宅の数が減り、必要な建材の数が減っていくことは明らかです。

近い将来必ず訪れる悪い時期を見据え、2015年に4代目社長として矢野太一が就任してからは「歩みを止めず、常に前へ向いてチャレンジし、いつもアップデートしつづけられる企業」を目指して様々な挑戦をしてきました。

「下請加工業」という仕事はおもしろい面もたくさんありますが、

１.自分たちがつくった製品を最終的に使っていただくお客様の顔が見えない

２.建材メーカー様からの発注に頼り、自ら市場を開拓する力がない

３.製造技術の向上に集中するため、それ以外のデザインや営業といったノウハウが残らない

といった課題があります。

様々な挑戦を繰り返す中で、私たちが今後も成長し続けていくためにはこれらを乗り越えていく必要があると考えました。

自分たちの商品を持ち、最終的に使っていただくお客様の声を直接聞き、自信をもっておすすめできる商品で売上を立て、そこで蓄えた様々なノウハウをさらに建材メーカー様にも還元していく。これまでの下請企業から提案型企業への変革を目指し、自分たちのブランドを作ることを決意しました。

実は、このモクラス初の自社ブランドプロジェクトが発足したのは4代目が就任した2015年に遡ります。それからこれまでの間に商品開発担当の社員が入社し、豊富な商品開発ノウハウを持つセメントプロデュースデザイン社と出会い、数々の試作を経て、ようやく今回初の自社ブランド「TREET」の誕生と初の自社商品であるミニテーブル「chabu table」のリリースに至りました。

「TREET（ツリート）」という名前は私たちが100年超に渡り共に歩んできた「木（ツリー）とともに」という意味です。

「日常を飾る」というTREETのコンセプトは、社員からの発案です。

「モクラスがつくる意味のあるブランド、製品は何なのか？」を社員みんなで追求した結果、「日常を飾る、遊ぶ、楽しむ」ための木を用いたアイテムであれば、自分たちがつくる意味があるのではないかと考えました。

日常の何気ない瞬間を写真に収めたとき、いつもその片隅にはTREETのアイテムが寄り添っているようなブランドを目指しています。

■実行者紹介

・株式会社モクラス

モクラスが従事している建材業界は、住宅着工数に大きく影響される業界です。

今後は少子高齢化と空き家の増加に伴い、着工数は確実に減少していくことでしょう。そのような逆境の中で、わたしは「チャレンジすること」が企業の成長に何より必要だと考えています。挑戦を恐れず、新しいことに立ち向かうからこそ努力が生まれ、努力を重ねることで技術が生まれ、進化しつづけられるのではないでしょうか。

モノ作りを最初から最後まで自社で完結できる弊社の強みをさらに進化させるために5年後・10年後を見据え、お客さまに新しい製品を提案できる「提案型企業」へ。しいてはモクラスなしではモノ作りができないと言われるような「建材業界のオンリー1企業」へと成長したいと考えています。

歩みを止めず、常に前へ向いてチャレンジし、いつもアップデートし続けられる企業、その志こそがモクラスの原動力です。

■開発パートナー企業紹介

・有限会社セメントプロデュースデザイン

大阪・東京・京都を拠点に、幅広い分野でクリエイティブワークをこなす、グラフィックデザイン事務所としてスタートしました。主に、商業施設の広告プロモーションや企業のWEBデザイン、パッケージやプロダクトのデザイン等を手掛けています。クライアントとコミュニケーションを交わし、目的を整理するところから関わるコンサルティングやマーケティングを含んだ企画・提案を行い、本質的なデザインの提案を続けています。

もう一つの自社事業として「みんなの地域産業協業活動」に取り組んでいます。ただデザインをしてモノを作るだけではなく、地場産業との協業を軸に、未来へ続く地盤を形成し、日本の商業がより良い循環になることを目指して「考動」しています。デザイン業が途切れることのない仕組みを作り、日本で9割を占める中小企業が生きていけるミチを、これからも模索・提案し続けます。

＊2020/3/5（木）10:00放送のカンブリア宮殿に同社代表の金谷氏が出演しました！

https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria/vod/post_197484/

番組の最後にchabu tableの開発シーンも収録されています。

注意事項

・地面が水平で安定を保てる場所でご使用ください。

・テーブルの上に座る、立つことは絶対にしないでください。

・寄りかかったり揺すったりなど、無理な力を製品に与えないでください。天板から脚が外れて壊れたり、床に傷がつく場合やけがの原因となります。

・テーブルの構造上、音が出るように薄く空洞にしているため、天板の端に集中して力をかけると割れてしまう原因になってしまいますのでご注意ください。

・熱いものを置くときは鍋敷きをご利用ください。直接置くと変色・変形する場合があります。

・製品が濡れたときは水気をふき取り、乾燥させてください。

・高温多湿の場所、直射日光の当たる場所への常設は製品の変色・変形になる場合があるのでご注意ください。

Q&A

・保証期間について

1年間の保証期間を設けております。不良の際には直接お問い合わせください。