手のひらに収まる「小さな錯覚ミュージアム」。トランスモティーフは「錯覚」により、見る方向で全く異なるカタチに変身するシルバーアクセサリーです。錯覚の楽しさや不思議さをたくさんの人と共有したい！その想いからプロジェクトはスタートし、お陰様で第11弾を迎えることができました。ありがとうございます！

そして今回は、オメデタイ文様からおめでたい文様に変身。皆さまに「福」がやってくることを願った、Wでお目出たい吉祥文様のトランスモティーフ3種類です！

ひとつの中に２つのカタチが内在する、不思議なネックレス。

見る方向で、２つの異なるカタチに変身します。

それが吉祥文様なら御利益も2倍 !? さらに「錯覚」を所有する愉しみも加わって、2024年は「大吉」！

それでは３つの吉祥デザインをご紹介して参りましょう。

菱形が4つ合わさった菱の文様から、丸が四方に繋がった七宝文様に変身するのが、「菱の七宝」です。

菱文様は水生植物ヒシの実の形が由来。繁茂しやすいことから、子孫繁栄や無病息災、そして厄除けの意味が込められ、戦国武将の家紋にも使われています。「菱の七宝」はこの菱形から七宝文様に変身します。

七宝文様は、丸がつながって四方に広がる様子から「しほう」→「しっぽう」→「七宝」と呼ばれます。また七宝とは、金や銀、水晶など七つの宝物を表し、円が繋がるこの柄には、円満、調和、ご縁などの願いが込められています。

ネックレスを首に掛け、振り向くとカタチが変わります。変身の過程はタイトル映像をぜひご覧ください。

全体のカタチだけでなく、吊り環も四角から丸に変身します。「菱の七宝」は今回の3種の中でいちばん小さくシンプルで、いろいろなファッションに合わせやすいデザインです。

表面はスターダスト仕上げ。シルバー生地に対し、鋭角に粉砕した直径0.1mmほどの天然ダイヤモンドを噴射して表面にキラキラの凹凸をつける最新の加工方法です。ダイヤモンドのエッジがシルバーの表面に転写され、まるでダイヤを散りばめたような独特の表情が生まれます。

五角形から美しい桜の花に変身するのが「合格の桜」です。

五角は「合格」とかけて縁起の良い形とされ、合格祈願グッズや文房具などに多く用いられています。絵馬やお守りも五角形で、邪気を祓い、幸運を呼び込む形とされているそうです。

ひと時代前には、合格を伝える電報の文面として「サクラサク」が多く使われていました。温暖化で開花が早まっている現代でも、桜の花は入学式のイメージと重なります。

五角形に見える状態でもすでに中央に桜の花弁とめしべを感じるデザイン。複雑なフレームワークが魅力的です。

左右45度から見ると、美しく変身。直線的な五角形から全てが曲線へ。柔らかな花びらが広がります。吊り環も五角形から丸に変身しています。

「合格の桜」はダイナミックな変身で元気の出るデザイン。新しい生活のスタートにも勇気を与えてくれそうです。

表面はスターダスト仕上げ。多光源の室内ではキラキラと輝き、フラットな明るさのところではマット調にも見える、「吉祥」にピッタリの魅力ある仕上げです。

「亀甲の菊」は、六角形の亀甲文様から、菊の花に変身します。

「鶴は千年、亀は万年」亀甲文様は長寿の吉兆を表す縁起の良い形で、家紋や神紋にも用いられる格式の高い文様です。物理的にも安定した強い形で、ハニカム構造など人工物だけでなく、蜂の巣や地層など自然界でも見ることができます。

キクの花言葉は「高貴」「高尚」「高潔」だそうです。邪気を払う神聖な花で、皇室の紋章にも用いられ、菊を飾ると福が来るとされています。

トランスモティーフの亀甲は良く見ると菱形の集合体で出来ているのが判ります。直線のみで構成されており、中央部分は星のようにも見えます。

別の方向から見ると丸い菊の花に。向かいにいる方にはネックレスを瞬時に交換したように見えます。

何も無かった亀甲の中央からは、菊の小さな銀の花びらが出現。吊り環は六角から丸に変わります。

「亀甲の菊」は華やかでありながら静かで整ったデザイン。美しい変身はきっと周りの方々の話題を誘うのではないでしょうか。

スターダスト仕上げは、まるで銀糸の刺繍のようにも見え、「亀甲の菊」に良く似合います。

吉祥トランスモティーフは、第10弾から採用のシン・トランスモティーフ設計思想に基づき、変身を司る稜線が美しく見えるダイヤマーク型の「シン・断面形状」を採用。小さな花びらや重なりのディテールもさらにシャープに。

下は3種をほぼ横から撮影したものですが、実際の形状はかなり凹凸があることが判ります。シン・断面形状によりこの複雑な形状が再現できるようになりました。

この厚み方向の凹凸が変身の秘密を支えています。規則的な「菱の七宝」や「亀甲の菊」に対し、「合格の桜」は不思議なカーブが見て取れます。「合格の桜」は正五角形ではなく下部が少し「への字」となっているのも、難しい五角形の変身と錯覚を成立させる工夫です。

仕上げはスターダスト仕上げを採用。光源の数や明るさ、光のスペクトルなどで表情が変化。カフェやホールなど多光源の室内ではキラキラと輝き、下の写真では太陽光で虹色に光っています。

トランスモティーフは鏡に映すことで、変身する２つの姿を同時に見ることができます。全く違うカタチが鏡に映っている様子は、まるで魔法のようです。

トランスモティーフの商品化にご協力いただいているのは、錯覚研究の第一人者で、東京大学名誉教授・明治大学研究特別教授 杉原厚吉博士です。見る方向で全くカタチが変わる変身立体は多くのウェブサイトやテレビ番組でも紹介されています。

3種を並べて大きさを比較しました。「菱の七宝」は小さめ。「合格の桜」と「亀甲の菊」はほぼ同じ大きさ。フレームの奥行きは3種ともに約2mmです。

全てシルバー925（スターリングシルバー）を用い、日本国内で製造しています。コーティングは行っておりません。キャスト成型〜仕上げ工程のため、わずかな歪みと寸法の個体差があります。

チェーンは、全長50cm、太さ約0.7mmの小豆タイプの日本国内製造 。素材は、シルバー925（スターリングシルバー）製で光沢仕上げ。コーティングは行っておりません。引き輪/ダルマ部分のデザインは上の写真のように、ネックレス全体では下の写真のようになっています。

パッケージは、保管に便利なボックス入り。従来品はトレーシングペーパーの帯ですが、今回は「吉祥トランスモティーフ」として、華やかな白帯となります。さらにOPP袋とエアキャップ袋で包み、しっかりと保護した状態でお届けいたします。

マクアケプロジェクト開催中の特別価格一覧です。

割引率は、予定する一般小売価格からのもので、さらに「送料無料」となりますので、プロジェクト期間中は非常にお得にお買い求めいただけます。

本プロジェクトは、All in 型です。目標金額の達成に関わらず、サポートを頂いた商品は生産し、発送させていただきます。皆さまにとって2024年が良き年になることを願い、2024年1月の発送を予定しております。

・数量確定 ：2023年10月30日（プロジェクト申込終了時）

・生産期間 ：2023年11月〜2023年12月

・梱包・発送 ：2024年1月

※量産時の問題発生、製造繁忙期、その他の理由で発送が遅れる場合がございます。万が一、仕様変更や配送遅れなどが発生する場合は、活動レポートなどですみやかにご報告させていただきます。ご容赦ください。

「ご使用上の注意」

・本品は、シルバー925製のアクセサリーです。

・お客様の体質/体調によっては、ご使用の際に肌荒れ、かゆみ、かぶれなどを生じることがあります。皮膚に異常を感じた時は、すぐに使用を中止し、専門医にご相談ください。金属などに対するアレルギー症状のある方や、傷口・皮膚炎などがある場合には使用しないでください。

・運動、作業をするときや乳幼児を抱くときなどに、身体を傷つけることのないよう、充分にご注意ください。

・お子さまの手の届かない場所に保管し、誤って飲み込まないようにご注意ください。 万が一飲み込んだ場合は、ただちに医師にご相談ください。

・その他の注意点は、商品付属の説明書をお読みください。

「お手入れについて」

・コーティングは行っておりません。銀製品ならではの風合いの変化をお楽しみください。なお、汗や水分がついた場合は早めに柔らかい布で拭き取ってください。

・色の変化や曇りが気になる場合は、市販のシルバーアクセサリー専用洗浄液でのクリーニングをおすすめします。本品は形状が複雑なため、シルバー専用クロスでのお手入れよりも洗浄液のほうが奥まできれいになります。詳しくは、商品付属の説明書、ならびにお使いの洗浄液の説明書をご参照ください。

「付属のチェーンについて」

・シルバー925（スターリングシルバー）製です。

・全長50cm、直径 約0.7mm、小豆タイプ（全ての商品に共通）

・コーティングは行っておりません。シルバー製品のお取扱いやご使用上の注意、クリーニング方法は本体と同様です。

・強い力で引っ張ると、切れてしまいます。アクセサリーとしての目的以外には使わないでください。

トランスモティーフの形状コンセプトである変身立体は、「計算錯覚学」という、最新のAI技術の研究から偶然生まれました。

自動運転にも不可欠な技術として人工知能に絵を読み解かせる研究の中で、階段を上り続けると元の場所に戻るというような「だまし絵」をコンピュータに見せてみたところ、三次元では存在できないと思われていた不可能立体が、実はカタチとして成立することが計算で証明され、作れることが分かりました。

実際に出来上がったかたちは人間の想像を超える不思議な形状ですが、脳は直角や円弧、図形など、これまで見慣れた形状に当てはめようとします。

この脳の錯覚を利用し、見る方向により全く違って見える魅力あるかたちを、計算で導きだしたのが、錯覚変身立体です。

もっと錯覚変身立体についてご興味のある方は、2018年春のマクアケプロジェクトの時に収録した「杉原先生インタビュー動画」をどうぞご覧ください。

マクアケプロジェクト Series1〜8と特別編でお届けしたトランスモティーフは、一部を除きマクアケストアで好評販売中です。

マクアケストアでは、オーダーメイド商品を除き、ご入金確定後2営業日以内の発送を心がけております。

「前のデザインもいいな！」「プロジェクトの発送が待ちきれない！」という方は、ぜひストアもご利用ください。

マクアケストアでは下記のプロジェクトページからだけでなく「トランスモティーフ」とストア内検索していただければ、販売中の全てのトランスモティーフ商品が表示されます。ぜひお試しください。
https://store.makuake.com/

第１弾「トランスモティーフ・ネックレス」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif/

第２弾「トランスモティーフ・リング」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif02/

第３弾「W変身！トランスモティーフ 」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif03/

特別編「トランスモティーフ 明」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif00/

第４弾「トランスモティーフ・ファンタジック変身」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif04/

第5弾「トランスモティーフ・サイズ対応可・変身リング」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif05a/

https://www.makuake.com/project/transmotif05b/

https://www.makuake.com/project/05c/

第6弾「トランスモティーフ・和柄編」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif06/

第7弾「トランスモティーフ・アート編」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif07/

第8弾「猫-Cat編・犬-Dog編」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif-cat/

https://www.makuake.com/project/transmotif-dog/

最後までご覧頂きありがとうございました。おしまいは、本プロジェクトを主催する、isawadesign についてのご紹介です。

isawadesignは、クライアントから受注する通常の企画・デザイン業務に加え、自ら発信していくオリジナル商品の企画・開発にも力を注いでいます。

豆腐ソックリの付箋紙「豆腐一丁」、まるでレタスなメモ「東京書けるレタス」、企業とのコラボ「コンビーフ缶詰ポーチ」「東京のタクシーグッズ」などを、デザインの仲間や販売会社、製造工場、企業の皆さんと一緒になって商品化してきました。

2017年から明治大学の杉原先生とお話する中で、変身立体という理論を研究室や教室から外に出してもっと知ってもらいたいという先生の想いと、私自身が実際に変身立体に触れた時の驚きと感動が原動力となり、「トランスモティーフ」のプロジェクトを進めています。

ご興味がありましたらぜひ isawadesign のウェブサイトもご覧いただければ幸いです。

http://bit.ly/isawadesign

上の写真は、私がボーカルをつとめるあそび歌バンド「たんさいぼう」のライブの様子です。ライブは百数十回を超え、たくさんの子どもたちや親子と遊んでもらっています。ここ数年はライブもままならない状態でしたが、少しずつ日常が戻って来ています。

今回も、たくさんのみなさんと錯覚変身立体「トランスモティーフ」の楽しさ、不思議さ、素晴らしさを共有できればと想います。そして「吉祥トランスモティーフ」で、皆さまに大きな福がやってきますように。どうぞよろしくお願いいたします！

isawadesign 井澤 正