錯覚の原理を用いて、全く異なる形状に変身するシルバーアクセサリー、トランスモティーフ。昨年までの３回のクラウドファンディング、そして先月の【特別編】 「明」でも、本当にたくさんのサポートをありがとうございました！

従来のトランスモティーフは、丸や多角形など幾何学図形を基本としていましたが、今回は進化した３種類の新たな変身にチャレンジいたします。題して「ファンタジック変身編」。いずれもユニークな変身が特徴です。

早速、ひとつずつご紹介していきましょう！

まずはタイトルでもご紹介している、「星のこころ」から...。

「星のこころ」は、星がハートに変身します。上の２つはカタチの異なる２種類のネックレスではなく、全く同じ形状。見る角度により、見えるカタチが変わる、それがトランスモティーフです。

尖った角を持つ「星」のカタチが、やさしいふくらみの「ハート」にどのように変身できるのか？ コンピューターによる３D設計動画で、全てをご覧いただきましょう。

上の動画では、変身の途中過程も含めて見ることができ、途中の歪んだカタチも確認できます。しかし錯覚はふたたび起こり、やはり星やハートにしか見えなくなります。この何度見ても理解不能の面白さが、トランスモティーフの魅力です。

特に「星のこころ」は非対称な形状や、細かく曲がるフレームワークで、その変身の意外性はかなりのもの！です。

ネックレスとして首からさげていただき、左右に振り向くと変身します。「あれ？さっきは星のネックレスをしてなかった？」と会話も弾みます。

鏡に映すと、２つの形状を一度に見ることができます。上の写真のハートは鏡に映った姿です。

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続いて、２番目にご紹介するのが「無限のダイヤ」です。

「無限のダイヤ」は、無限記号「∞」がスリムなダイヤマークに変身します。

すでにお気づきかもしれませんが、チェーンを吊る「吊り環」の部分も丸から四角に変身するのが、今回の３種共通の特徴です。

尖った部分が曲線へと変わるだけでなく、「無限のダイヤ」では、図形の「つながりかた」が変わります。難しく言えばトポロジー的に異なる形状に変化するのですが、それはさておき、無限にダイヤがあればうれしいですよね！

細めのシェイプは、とってもスタイリッシュ。普通のアクセサリーだったとしてもそのカタチはステキです。そして、もちろん左右に振り向けば変身が楽しめます。

吊った状態で鏡を見ても、異なる鏡像が確認できます。ダイヤ側が鏡像ですが、その影が再びうっすらと「∞」になっていることも確認できます。

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最後にご紹介するのが「クリスタル・パール」です。

「クリスタル・パール」が目指したのは、直交する３つの平面全てでの変身です。これにより、クリスタル型立体から、丸みを帯びたパール型立体に変わります。

視点の設計値は、左右45°ずつ プラス 上下15°としました。通常の上下0°だと、水平リング部分がただの直線に見えてしまうためです。これにより、クリスタルとパールに見えるのが斜め上からと、斜め下それぞれ1カ所ずつの視点となりました。（見える位置は、後半で解説します！）キレイに見える位置を探すのに少し苦労しますが、見つけた時のうれしさはひとしおです。

平面変身とは一味違うその形状は、非常に個性的。製造も難しく、作っていただいている職人さんの間では「鳥かご」と呼ばれて恐れられているとか？いないとか！ネックレスとしても、他では見ない特別な存在感があります。

見る角度が特別なことに加え、台の上に置いても安定しないので、鏡で見るのも、そして撮影するのも一苦労。それでも商品化を進めたのは、やはりそのカタチの魅力があるからこそと言えます。

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今回は、従来どおりの「マット仕上げ」と、「磨き仕上げ」の２種類をご用意いたしました。各タイプの写真の上段がマット（梨地）仕上げ、下段が磨き（光沢）仕上げです。

マット仕上げは映り込みや反射が少ない分、変身形状の認識が容易です。一方で磨き仕上げでは、アクセサリーとしての輝きがより楽しめます。どちらもシルバー925（スターリング・シルバー）製で、素材は全く同じです。仕上げ方のみが異なります。

いずれも、同じシルバー925製でシンプルな小豆のシルバーチェーン（全長50cm）が付属いたします。

トランスモティーフは、日本の職人さんによる多くの工程を経て、ひとつひとつ手作りされています。磨き仕上げをするにはさらなる細かな工程が必要になるため、マット仕上げよりも高めの価格設定となっておりますこと、ご理解いただければ幸いです。

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以下、タイプ/仕上げ別に、ひとつずつ商品ごとに写真でご紹介します。まずは「星のこころ」マット仕上げと、磨き仕上げから。

マット（梨地）タイプの「星のこころ」は、かわいいフォルムとモダンな表情の組み合わせがスマート。吊り環も角形から丸形に変身します。幅約15mmｘ高さ約17mm（吊り環含まず）。奥行き約4mm。線材の太さ約1.5mm。

磨き（光沢）タイプの「星のこころ」。写り込む景色やハイライトは、シルバーアクセならでは。吊り環も角形から丸形に変身します。幅約15mmｘ高さ約17mm（吊り環含まず）。奥行き約4mm。線材の太さ約1.5mm。

モダンな彫刻のような、マット（梨地）タイプの「無限のダイヤ」。静かに存在感をアピールします。吊り環も丸形から角形に変身します。幅約9.5mmｘ高さ約26.5mm（吊り環含まず）。奥行き約7mm。線材の太さ約2mm x 1.5mm。

磨き（光沢）タイプの「無限のダイヤ」。光と影がツイストします。吊り環も丸形から角形に変身します。幅約9.5mmｘ高さ約26.5mm（吊り環含まず）。奥行き約7mm。線材の太さ約2mm x 1.5mm。

マット（梨地）タイプの「クリスタル・パール」は、やわらかな光沢の無機質さが魅力。吊り環も角形から丸形に変身します。最大幅約21mmｘ高さ約20mm（吊り環含まず）。奥行き約18mm。線材の太さ約1.5mm x 1mm。

磨き（光沢）タイプの「クリスタル・パール」は、輝くシルバーフレームのイリュージョン！吊り環も角形から丸形に変身します。 最大幅約21mmｘ高さ約20mm（吊り環含まず）。 奥行き約18mm。線材の太さ約1.5mm x 1mm。

トランスモティーフは、ネックレスチェーンで吊った時、正面（変身軸）から視点を左右に45°ずつずらすことで、設定した２つの正しいカタチに見えるように設計されています。しかし背面形状が平らではないため、水平面に置いたりネックレスが体に触れたりしている場合には変身軸が傾きます。また「クリスタル・パール」だけは、これにさらに上下15°ずつの仰角・俯角が設定されています。それぞれのタイプや、置かれた環境に合わせ、最適な視点をみつけて、きれいな変身をお楽しみください。

「星のこころ」は左右非対称なので、表と裏で見えるカタチがわずかに異なります。また、接地すると少しだけ傾くので、星を見るときにはやや横から、ハートを見るときはやや正面寄りに視点を置くときれいに見えます。

「無限のダイヤ」は、軸対称で接地もほぼ水平なので、正面から45°ずつの角度で、２つのカタチが確認できます。

「クリスタル・パール」は、左右45°に加えて上下15°の仰角・俯角を設定しているため、上図のとおり、視点の位置は複雑です。さらに接地が安定しないので、思わぬ角度から正しい設定形状に見えたりします。ネックレスとしてさげた状態で、どこからクリスタルやパールに見えるのか、探してみるのも面白いでしょう。

トランスモティーフの設計・商品化にご協力いただいているのは、錯覚研究の第一人者で、東京大学名誉教授・明治大学研究特別教授 杉原厚吉博士です。見る方向で全くカタチが変わる変身立体は多くのウェブサイトやテレビ番組でも紹介されています。

3種類のトランスモティーフの本体サイズを比較しました。

※計測点により、寸法は若干異なります。キャスト成型〜手仕上げのため、個体差があります。

・シルバー925（スターリング・シルバー）製

・コーティングは行っておりません。

「チェーンについて」

・全長50cm、太さ約0.7mm、小豆タイプ

・シルバー925（スターリング・シルバー）製

・コーティングは行っておりません。

・引き輪/ダルマ部分のデザインは、上の写真のようになっています。

・強い力で引っ張ると、切れることがあります。アクセサリーとしての目的以外には使わないでください。

パッケージについて

上の写真のようなデザインのボックス入り。さらにOPP袋とエアキャップ袋で包んでのお届けを予定しております。資材やデザインが変更される場合がございますが、ご了承ください。

上は、クラウドファンディング中の価格一覧です。

割引率は、予定する一般小売価格からのもので、これに加えて「送料無料」となりますので、さらにお得にお買い求めいただけます。

本プロジェクトは、All in 型です。目標金額の達成に関わらず、サポートを頂いた商品は生産し、発送させていただきます。

・数量確定 ：2020年10月末（クラウドファンディング終了時）

・生産期間 ：2020年11月中旬〜2021年1月中旬

・発送開始 ：2021年1月中旬以降

※想定を超える生産数、製造繁忙期、その他の理由で発送が遅れる場合がございます。万が一、仕様変更や配送遅れなどが発生する場合は、活動レポートなどですみやかにご報告させていただきます。ご容赦ください。

「仕様とご使用上の注意」

・本品は、シルバー925製のアクセサリーです。

・お客様の体質/体調によっては、ご使用の際に肌荒れ、かゆみ、かぶれなどを生じることがあります。皮膚に異常を感じた時は、すぐに使用を中止し、専門医にご相談ください。金属などに対するアレルギー症状のある方や、傷口・皮膚炎などがある場合には使用しないでください。

・運動、作業をするときや乳幼児を抱くときなどに、身体を傷つけることのないよう、充分にご注意ください。

・お子さまの手の届かない場所に保管し、誤って飲み込まないようにご注意ください。 万が一飲み込んだ場合は、ただちに医師にご相談ください。

・その他の注意点は、商品付属の説明書をお読みください。

・商品仕様は、予告なく変更される場合があります。

「お手入れについて」

・コーティングは行っておりません。銀製品ならではの風合いの変化をお楽しみください。なお、汗や水分がついた場合は早めに柔らかい布で拭き取ってください。

・色の変化や曇りが気になる場合は、ご使用後にシルバー専用クロスで軽く磨いてください。汚れが目立つ場合は市販のシルバーアクセサリー専用洗浄液をご利用ください。詳しくは、商品付属の説明書、ならびにクロスや洗浄液の説明書をご参照ください。

「付属のチェーンについて」

・シルバー925（スターリングシルバー）製です。

・全長50cm、直径 約0.7mm、小豆タイプ

・コーティングは行っておりません。シルバー製品のお取扱いやご使用上の注意は本体と同様です。

・強い力で引っ張ると、切れてしまいます。アクセサリーとしての目的以外には使わないでください。

トランスモティーフの形状コンセプトである変身立体は、「計算錯覚学」という、最新のAI技術の研究から偶然生まれました。

自動運転にも不可欠な技術として人工知能に絵を読み解かせる研究の中で、階段を上り続けると元の場所に戻るというような「だまし絵」をコンピュータに見せてみたところ、三次元では存在できないと思われていた不可能立体が、実はカタチとして成立することが計算で証明され、作れることが分かりました。

実際に出来上がったカタチは、人間の想像を超える不思議な形状ですが、脳は直角や正円といった、これまで見慣れた形状に当てはめようとします。

この脳の錯覚を利用し、見る角度で全く違って見える魅力あるカタチを、計算で導きだしたのが、変身立体です。

もっと【変身立体】についてご興味のある方は、2018年春のクラウドファンディング時に収録した「杉原先生インタビュー動画」をどうぞご覧ください！

2019年までのクラウドファンディングでお届けしたトランスモティーフは、全てマクアケストアで好評販売中です。

マクアケストアでは、ご入金確定後1〜7営業日以内に発送いたしますので、「前のデザインもいいな！」「第4弾の発送が待ちきれない！」という方は、ぜひストアもご利用ください。

・Series-1「トランスモティーフ・ネックレス」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif/

・Series-2「トランスモティーフ・リング」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif02/

・Series-3「W変身！トランスモティーフ」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif03/

最後になりましたが、本プロジェクトを主催する、isawadesign についてのご紹介です。

2006年から活動を開始したisawadesignは、クライアントから受注する通常のデザイン・企画業務に加え、自ら発信していくオリジナル商品の企画・開発にも力を注いでいます。

これまで、豆腐ソックリの付箋紙「豆腐一丁」、まるでレタスなメモ「東京書けるレタス」、企業とのコラボ「コンビーフ缶詰ポーチ」「東京のタクシーグッズ」などを、デザインの仲間や販売会社、製造工場、企業の皆さんと一緒になって商品化してきました。

2017年から明治大学の杉原先生とお話する中で、変身立体という理論を研究室や教室から外に出してもっと知ってもらいたいという先生の想いと、私自身が実際に変身立体に触れた時の驚きと感動が原動力となり、「トランスモティーフ」のプロジェクトを進めています。

ご興味がありましたらぜひ isawadesin のウェブサイトもご覧いただければ幸いです。

http://bit.ly/isawadesign

上の写真は、私がボーカルをつとめるあそび歌バンド「たんさいぼう」のライブの様子です。ライブも百数十回を超え、たくさんの子どもたちや親子と遊んでいましたが、現在は残念ながら活動休止中。早く子どもたちの笑顔を近くで見られる世界に戻ることを、切に願います。

長くなりましたが、最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

今回も、変身立体「トランスモティーフ」の楽しさを、ぜひみなさんと共有できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

isawadesign 井澤 正