はじめまして！唐沢農機サービス（からさわのうきさーびす）と申します。

　長野県東御市（とうみ市）にある、町の「農機具屋」です。このたび、マクアケさんの場をお借りして、秋に旬を迎える【東御市産くるみ】、“とうみくるみ”のプロモーションをさせていただきます。

　以前に、“とうみくるみ”や“プルーン”でのクラウドファンディングにてご支援いただいた方、応援いただいた方、取り組みをご覧いただいた方、この場を借りて再度御礼申し上げます。ありがとうございます。多くの方々とのご縁を大切にしていきたいと思います。　

第1弾のクラウドファンディングでは、多くの皆様に国産くるみを知っていただけました！たくさんのご支援、本当にありがとうございます！！

秋の訪れを感じる9月から10月にかけて、あらゆるナッツ類が旬を迎えます。東御市産の“とうみくるみ”もその中のひとつ。以前にクラウドファンディングを行いました“とうみくるみ”ですが、「旬」を迎えました。ぜひ「採れたて、旬真っ盛り」の“とうみくるみ”を味わっていただきたいと思い、再度クラウドファンディングに挑戦しようと決意しました。

第1弾は「国産くるみ」の存在を知っていただきたい、「殻付きくるみを割る楽しさを知ってほしい、くるみを割って召し上がっていただきたい」と思っておりました。

今回は「“とうみくるみ”って貴重！」であることを知っていただき、“とうみくるみ”の産地である「長野県東御市」も知っていただきたいと思っております。もちろん一番に皆様にお伝えしたいことは、「長野、東信州の“隠された旬の名産”」を食べていただきたい！です！！

長野県でのくるみ生産は全国シェア76％、130t生産されておりますが、くるみは年間で41,366t近く輸入されており、国産くるみのシェアは0.3%です。ですから、国産くるみ、はとても貴重。ぜひ、この機会を逃さず“旬”を味わってください！

なお、今回は“とうみくるみ”の告知活動以上に、このクラウドファンディング の支援によって、国産くるみのシェア0.3%を拡大させたく思っております。もっと多くの方に安心安全な国産くるみを召し上がっていただける、“とうみくるみ”がもっと多くの方に召し上がっていただける東信州の農作物になるように、“とうみくるみ”の苗木の育成振興や環境の改善に活用させていただきたく思っております！

参照：政府統計の窓口

突然ですが、皆様は、“くるみの木”を見たことございますか？くるみの木は、8mから20mまで成長します！ご存知の方もいらっしゃると思いますが、くるみの木は「ウォールナット」と呼ばれ木材として扱われております。チークやマホガニーと共に「世界三大銘木」のひとつに数えられるております。丈夫で木目が美しく、高級感のある落ち着いたブラウンの色合いが特徴的なことから主に家具作りに活用されております。ですから、「くるみ、（響きが）可愛いからお庭に植えようかしら？」なんて思っている方、“一般家庭のお庭の木”には向いておりません（笑）。くるみの木、20本育てるのに必要な土地は、300坪の土地を要しています。

農家さんに、「何が一番大変ですか？」と伺うと…「剪定」と「草刈り」の回答。くるみの木も育ち過ぎてしまうと、木の栄養がくるみの種実まで行き届かなくなります。高くて硬い樹木ですが、愛情を持って美味しい実がたくさん獲れる最適の高さに剪定いたします。

一方の「草刈り」作業も、一般的な家庭庭園の草むしりとは違います。何百坪もの広大な土地ですので、1日がかり。農作物にとって肥沃な土地は、雑草にとっても好適な環境です。夏場に2週間おきに早朝から作業されております。

なお、剪定と収穫後に行う肥料散布は冬季の作業。11月〜12月の東御市の平均気温は2.9℃です。”とうみくるみ”を生育するのは1年作業ですので、とても大変な事が伺い知れます。

参照：長野県東御市の気温　https://weather.time-j.net/Stations/Jp/Tomi/

くるみは紀元前から食べられていたとされる、古い歴史を持つ食材です。アメリカ西海岸や中国を主な生産地とするくるみは、正式には「ペルシアグルミ」と呼ばれる西洋品種の1種で、今ではスーパーでも手軽に入手できるようになりました。

国産くるみの主な生産地は長野県ですが、皮が厚くとても固い「鬼グルミ、ヒメグルミ」や、大ぶりで皮が割りやすい「カシグルミ」、などがあります。“とうみくるみ”は品種では「カシグルミ」に該当します。

…なぜ“とうみくるみ”が国産の中でも貴重なくるみであるかと言うと

“とうみくるみ”が貴重である最大の理由は「くるみの樹木数が増えない！」

そして、

「くるみは【反収】が他の果実に比べて低い！」

まず、くるみの苗木は種実が収穫できる大きさまで生育するのに6年かかります。桃栗3年、柿8年と言いますが、くるみも長い年月が必要です。また、栽培振興を行なっておりますが苗木を手に入れるのも大変。苗木を育てるのには「接ぎ木」という技術が必要ですが、技術者の高齢化が進み、高い技術を持った方が少なくなっており、優良な苗木の購入は、予約待ちで3〜4年。

「さて、“とうみくるみ”の木を増やそう！」と思っても…増殖させるのに最低でも10年かかってしまうのです。

そして、くるみを生育するよりも他の果実を生育させた方が反収（1反あたりの収穫高）がとても高いです。例えばですが、くるみ畑1反（約10アール、300坪）の反収に比べて葡萄の反収は約2倍。担い手の農家さんも増えません。

昨今の“ナッツブーム、スーパーフードブーム”が後押しとなり、「食べてみたい！！」という声を多数いただいておりますが、お客様が増えても樹木が増えませんので、手にする機会を増やすことができないのです。

参照：ウィキペディア　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%9F

くるみは、江戸時代にペルシャ地方から中国・朝鮮半島を経て”カシクルミ”が日本に伝わりました。その後、明治時代に”西洋くるみ”が伝わり、宣教師や貿易商の手によって軽井沢へ。そして東御へと伝わります。大正天皇即位の記念樹として、大正4(1915)年、滋野と和地域の全世帯に苗を配布・植樹されたのが集団栽培の基となっています。

信州の東側、“東信”と呼ばれる地区は降水量が少なく日照時間が長いので、気候条件を活かして、果樹の栽培に適しています。特に、東信州のなかでも、東御市をはじめとする千曲川右岸のエリアは、河岸段丘上にいくつもの扇状地が連なり、おだやかな傾斜の南向き斜面が延々と広がる農耕の好適地。斜面だから陽射しは作物にくまなく注ぎ、水はけのよい理想的な耕作環境が形成されています。しかも浅間山の火山灰土がもたらした土壌は、このうえなく肥沃。米、野菜、果物をすくすくと育てます。

浅間連邦の山麓に源を発する千曲川のいくつも支流は、澄み切った水で大地をうるおし、作物の成長を支えています。山の清流の水温の低さを補うのは、温水ため池の工夫など地域の人々の英知。ここでは良好な自然環境を最大限に生かした農業が営まれているのです。「伝来の土地」、「記念植樹」が産地となった理由ですが、そもそも“くるみの生育環境”として東御市の環境が適しています。

なお、‘東御市’は農業が盛んですが観光地もありますよ。　江戸時代の旅籠屋造りと明治時代の蚕室造りの堅牢な建物が今なお残っている“海野宿”は、昭和61年に「日本の道百選」に選ばれました。時代を超えた建物が調和し無電柱化された旧北国街道の街並みは、古き良き時代をいまに残しております。また、標高2,000mに広がる高層湿原で、約1200 種類の亜高山・高山の植物があり、高山植物の宝庫となっている“池の平湿原”がございます。

参照：東御市役所　http://www.city.tomi.nagano.jp/category/kankou_kouen/130498.html

信州とうみ観光協会　http://tomikan.jp/

多くの皆様がすでにご存じかと思いますが、くるみは「スーパーフード」と呼ばれております。「スーパーフード」には、基準と定義があります。

【スーパーフードの基準】

「食歴」が長く、何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品。それにより、人体に及ぼす可能性がある、あらゆる問題が解明されており、その安全性に不安をもって食することがなく信頼がおけるもの。

【スーパーフードの定義】

栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品、あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。

一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。

“とうみくるみ”は基準、定義を満たしておりますよね！まして、今回は「旬」の時期に味わっていただけます！！

特に、くるみが「スーパーフード」といえるのは、“オメガ３脂肪酸”という成分の値によります。

ナッツ類に“オメガ３脂肪酸”が多く含まれているといわれますが、くるみの含有量は他のナッツ類と比較をすると…ピーナッツやアーモンドに比べてなんと7倍もあります。“オメガ３脂肪酸”は、体内では合成できなく、食べ物からしか摂れないので、健康な生活を維持するのに欠かせない成分と言われております。

オメガ3（n-3系）脂肪酸には、海洋性オメガ3脂肪酸である青魚に含まれるDHAやEPAと、くるみ含まれる植物性オメガ3（n-3系）脂肪酸である α-リノレン酸（ALA）があります。他にα-リノレン酸（ALA）を多く含む食品は、食生活に敏感な方はご存知の「亜麻仁油」があります。

体内での作用は、血流改善、心疾患、糖尿病、腸の環境改善、などなど。また、近年では認知機能、「アルツハイマー型痴呆」とも関連するのでは？と注目されております。

“とうみくるみ”をポリポリと楽しんで、美味しく栄養成分を摂取しましょう！

日本スーパーフード協会　http://www.superfoods.or.jp/definition/

“とうみくるみ”の生産が盛んな東御市や周辺市町村では、お蕎麦のつけ汁に“とうみくるみ”をすり鉢で擦って、”くるみだれ”として蕎麦を楽しみます。都会では稀ですが、東信州では普通に馴染んでいる“くるみの楽しみ方”です。

秋は“新蕎麦”の季節ですので、蕎麦の風味と“とうみくるみ”の香ばしく濃厚な味わい、ツブツブの食感は、絶妙です。”旬を楽しむ”のって素敵ですよね！

家庭にて不要となってしまった“とうみくるみの殻”は、アクセサリーや雑貨作りの工芸材料にもなります。殻の中にロウを入れれば、簡単に可愛らしいキャンドルに大変身。

一番おすすめしたいのは、エクステリアとして大活躍します！！何と言っても“抜群の強度と耐候性を持った自然素材”ですので、ガーデニングで植物を守り、土壌を豊かにする“マルチング材”に好適です。東御市では実際に、お庭や観葉植物のポットに敷き詰めて使用されております。もちろん、見た目もオシャレで可愛らしいですよ。

今回も東御市産の“とうみくるみ”をご用意しております。収穫はナッツ類の旬である秋。広大なくるみ畑で、一つ一つ手作業にて収穫し、丁寧に手洗いした後に“とうみくるみ”の風味を損なわないように、風通しの良い場所で天日で自然乾燥いたします。出荷までに“とうみくるみ”は時間がかかり、およそ2ヶ月。残暑の9月から皆様よりご支援を募りまして、1月上旬より随時お届けいたします。楽しみにお待ちください！

今回のリターンには初心者の方でも“とうみくるみ”を割りやすい“くるみ割り機”もセットしております。前回のクラウドファンディングの時とは異なり、改良いたしました。

今回のくるみ割り機は2種類。1つ1つ手作りの木工品です。どちらも「栗の木」を使用して制作いたしますので、とても頑丈。長きにわたって使用できます。また、自然本来の良さ、木の風合いを大切にして制作しておりますので、作品ごとに木目の違いがあり、1つ1つがオリジナル。制作は静岡県、伊東市の伊豆高原を拠点に活動されている、「木糸土（もくしどうhttp://www.mokushido.net/）」。デザインから製作までの作業を一貫して行う、オーダー家具・オーダー木製小物制作の作家さんです。今回は特別に「くるみ割り機」2種類を製作いただいております。

【くるみ割り機】

従来のくるみ割り機を改良。“とうみくるみ”の殻の硬いつなぎ目部分を上にして、ネジをグルグル回します。パキッと簡単に割れ目が入ります。

【押し割り機】

下図のように、木のくぼみに“とうみくるみ”の殻の硬いつなぎ目部分を上にして押し割りにセット。「テコの原理」を利用して、上から力をかければ、パキッと簡単に割れ目が入ります。

Q.どうやって、割ればよいでしょうか？

A.くるみは、ハンマーやマイナスドラーバー…人によっては素手で割ることも可能です。しかし、落花生のように簡単に割れませんし割り慣れていない方は綺麗に種子部分を取り出せませんので「くるみ割り機」のご使用をおすすめします。

Q.いつまでに食べきれば良いのでしょうか？

A.殻付きのくるみは、野菜同様に賞味期限は付いておりません。くるみは種子（食べる部分）の約70％が油脂ですので、保管しているうちに酸化して味が劣化してします。また、“殻を剥いて”取っておきますと、酸化が早まり美味しさが落ちてしまいます。3ヶ月程度は美味しく召し上がることが出来ますが、食べ物ですのでお手元に届き次第、お早めにお召し上がりください。

Q.1日あたりにどれくらい食べても大丈夫？

A.「何粒以上食べると危険！」のようなことはございません。ですが、他の食べ物と同じで「食べすぎ」は禁物。大きさにもよりますが、殻付きくるみ1粒から約8g程度の種子が入っておりますので、5粒で250Kcal程度です。

参照：http://xn--btr874bhs1ao5h.xyz/archives/3118

　　　https://fooddb.mext.go.jp/

あらためまして、株式会社唐沢農機サービスと申します。私たちは長野県東御市（とうみし）にある昔ながらの「農機具屋」です。普段は農家さんが使うトラクターやコンバインといった「農機具」の修理や販売をしています。

しかし、私たちがやるべきことは、農機具を修理すること、売ることだけではありません。

「農家さんの農業をより良くすること」だと考えています。

そんなことで、当社は地元農家さんの自慢の農産物を日本中に販売できる通販サイト「農家直売どっとこむ（https://www.e-noson.com/）」を運営しています。

また、「牛と言えば松阪牛」と言うように「くるみと言えば "とうみくるみ” 」と認知活動ができれば、"とうみくるみ” にもっと付加価値が付き、農家さんは今よりも高く、くるみを販売できるようになる。

その結果、地元農家さんの農業が良くなる！と考えています。

まだまだ、世の中には「地元でしか知られていない素晴らしい農産物」がたくさん埋もれていると考えています。そういったものを少しずつでも、広めていければと思い、第4回目となるクラウドファンディングを実施させていただきました。

ここまでご覧になってくださった方、ありがとうございます。応援コメントだけでも非常に嬉しく思います。どうぞ応援をよろしくお願いいたします。

株式会社唐沢農機サービス

代表取締役社長：唐澤　健之

本社住所：〒389-0512　長野県東御市滋野乙3012-1

事業内容：新品機販売・農業機械修理・農業機械再生・コイン精米機運営

　　　　　インターネット事業（WEBコンサルティング、WEBショップ運営）

　　　　　農産物生産・農産物販売・輸出事業

ウェブサイト：https://www.karasawanouki.co.jp/

お問い合わせ：TEL　０２６８−６２−５２６２　担当：久保田