土佐鶴は江戸時代の創業以来「品質第一・誇れる品質の酒を造れ」を社是に、食に寄り添う「淡麗にして旨い辛口」の酒を造り続けています。お客様に誇れる品質の酒をお届けするため、技術研鑚の一環で出品する「全国新酒鑑評会」では、令和４年度までに全国最多の通算48回の金賞を受賞。

この度、創業以来磨き続けてきた「淡麗辛口」の品質、その集大成ともいえる「特別な日の淡麗辛口」が出来上がりましたので、ぜひ皆様にお召し上がりいただきたくマクアケにトライ致します。

創業250年を迎える土佐鶴が
伝統の技で醸した淡麗辛口の集大成

厳選された兵庫県産山田錦を自社精米工場で30％にまで磨き上げ、
土佐鶴が誇る伝統の辛口造りの技でじっくりと丹念に造り上げた大吟醸酒。

その大吟醸酒ならではの芳醇な味わいをお楽しみいただくため、
原酒のまま無濾過で特別に瓶囲い（瓶貯蔵）しました。

フルーティーな吟醸香、
そしてふくらみのある芳醇な味わいはまさに贅沢そのもの。

それでいて、後口はキレが良く合わせる料理を選びません。

どんな料理にも合わせられ、
いつもの一杯をよりリッチに演出してくれる
特別な日のための「淡麗辛口」です。

きき酒が支える土佐鶴のぶれない品質①

～創業以来200年以上続くこだわりと品質管理～

今回の「大吟醸 無濾過原酒」も土佐鶴の誇るきき酒のプロによる
徹底したこだわりと管理によって実現した極上の一杯です。

私達の理想とする淡麗辛口の品質を維持していくためには、
「造りの技」を研鑚していくのはもちろん、
「味わう技」、
すなわちきき酒の技術も磨いていく必要があります。

私達造り手が出来上がった酒を正しく評価できなければ、
毎年安定した品質の酒をお客様にお届けすることができません。

多くの方がご存知でいらっしゃるかとは存じますが、
日本酒はその年に収穫された米を使い、
麹菌、酵母という微生物の力を借りて造られます。

収穫された米は同じ産地の同じ品種であっても、
その年の出来栄えに左右されるため
米の品質は一定ではありません。

また、仕込む際の酒造蔵を取り巻く
気象条件も毎年異なります。

そのような条件の中、
お客様へ安定した品質の酒をお届けするために、
社長や杜氏をはじめ、土佐鶴の誇るきき酒のプロ達が
出来上がった酒に正しい評価をして製品に仕上げています。

土佐鶴では日々の業務として
出来上がり直後の酒はもちろん、
「貯蔵後の酒」、「瓶詰する前後」、「社内保管酒」、
「自社井戸水のきき水」も含めて、
毎日100品近くの「きき酒」、「きき水」を実施し、
あらゆる工程での品質管理を徹底。
どんな些細な変化も見逃さないような体制づくりをしています。

酒質に納得できない場合は、出荷停止の判断をします。

愛飲家の皆様からの
「土佐鶴はいつ飲んでも美味しい」

まさにこの評価こそ
私達が一番に追い求めていることでもあります。

きき酒が支える土佐鶴のぶれない品質②

～きき酒の凄さの証明～

土佐鶴の誇る、凄腕ならぬ「凄舌」の２人。

（左）製造部 田村隆夫 （右）取締役製造部長 久武宣興

田村は、40年に渡り品質管理部門一筋の大ベテラン。
全国の酒造関係者（きき酒のプロ）が
出場して争われる「全国清酒協議会」の
きき酒コンテストで３回も優勝し、
更に過去のチャンピオンばかりを集めた記念大会でも優勝した、
まさに「プロ中のプロ」です。

久武はその田村の後輩にあたり、
入社当時よりきき酒の英才教育を受け、
こちらも「全国清酒協議会」の
きき酒コンテストで２回の優勝を誇ります。
土佐鶴のぶれない品質を継承していくためには
彼らの舌は欠かせません。

きき酒が支える土佐鶴のぶれない品質③

～全国新酒鑑評会《金賞》全国最多受賞～

全国規模で開催される唯一の清酒の鑑評会である
「全国新酒鑑評会」（共催／独立行政法人酒類総合研究所（広島）、日本酒造組合中央会）では、令和4年度までに連続３０回、
全国最多の通算４８回目の金賞を受賞することができました。

これは土佐鶴の造りの技と味わう技によって支えられている、
「ぶれない品質」が評価された結果であると大変名誉に思っております。

実行者紹介

土佐鶴は室戸岬を遠望できる高知県東部の安芸郡安田町にあり、
酒造蔵のすぐ側を鮎おどる清流・安田川が流れています。

豊かな森林と豊富な夏季雨量が「酒造りの生命」ともいえる
良質で豊富な水を恵んでくれます。

土佐鶴の歴史

土佐鶴の創業は古く、江戸時代の安永年間に遡ります。
戦国時代、土佐ノ國・安田郷（領主：安田三河守）家老であった廣松家は、
江戸時代に入ると、和船十数隻をもって太平洋の荒波をくぐり、
遠くは江戸の地にまで木材を搬出するなど海運業を営み、
併せて、安永二年（1773）には、自田に産する米で酒造りを始めました。

以後、代を重ねる度に酒造への自信を深め、
弘化二年（1845）ついに酒造専業へと踏み切り、
名醸への軌跡をしっかりと刻み始めました。

「土佐のおきゃく文化」が育んだ土佐の淡麗辛口

高知県は「酒国土佐」として、
お酒好きの県民性で知られています。
古くは平安時代より、
紀貫之の「土佐日記」にも宴会の場面がつづられているほど。

交流の場として独自に発展した高知の宴会である「おきゃく」は、
刺身や田舎寿司、はたまた羊羹まで豪快に盛り付けられた皿鉢料理を肴に、
献杯・返杯を延々と繰り返すことで知られています。

その結果、いろいろな料理に合わせられ、
何度でもするする飲み続けたくなる淡麗辛口の酒が自然と求められ、
土佐の「淡麗辛口」が完成していきました。

今回出来上がった淡麗辛口「大吟醸 無濾過原酒」も
酒国土佐の酒文化に磨き上げられ、どんな料理にも寄り添うことができる逸品。
特別な日をよりリッチに演出してくれます。

おすすめの楽しみ方

新鮮な刺身をはじめとした海鮮料理に合わせて、
軽く冷やして飲んでいただくのが、
深い吟醸香を存分に楽しめて、おすすめです。

商品情報

内容量 1,800ml
原材料名 米、米麹、醸造アルコール
※本製品は兵庫県産山田錦を100％使用
精米歩合 30％
アルコール度数 18度
日本酒度 +4
酸度 1.2
製品重量 3.58kg
製品サイズ 13.6cm×15.6cm×H44cm
専用桐箱入り

保管方法
・冷暗所に保管し、開栓後はなるべく早くお召し上がりください。
（可能であれば冷蔵庫に保管いただくのがベストです。）

注意事項
・20歳未満の方はお買い求めいただけません。
・お酒に含まれる成分が沈殿する場合がありますが、品質には問題ございません。

今後について

応援いただいた資金を元に、今後も品質第一、ぶれない酒造りをしてまいります。
また、土佐の「淡麗辛口」の認知向上・普及に、日本酒離れを食い止める商品開発などに、より一層励んでまいります。

何卒よろしくお願い申し上げます。