凸版印刷株式会社は、誰も取り残さない社会の実現に向けて、愛媛県伊予郡松前町にある特定非営利活動法人 インクルーシヴ・ジャパンと共に障がい者の就労支援、自立支援を行う「ダイバーシティ＆インクルージョンプロジェクト」を推進しています。

特定非営利活動法人 インクルーシヴ・ジャパンは、愛媛県伊予郡松前町にある就労継続支援B型事業所を運営しています。「ヒカリのアトリエ」と呼ばれる施設では、アートや自然とのふれあいを通じて、障がいのある方の社会参加・自立を支援しています。利用者である障がいのあるアーティストの方々は、日々様々な活動を通じて社会復帰を目指しております。特にアート作品の制作に注力しており、個性が詰まった魅力的な作品がたくさん生まれています。

インクルーシヴ・ジャパン公式サイト

しかし、出来上がった作品を発表する機会が多くないというのが現状です。心を込めて創られた作品が見てもらえなければ、アーティストの創作活動のモチベーションが上がらず、目的である社会参加・自立支援のための自信創出にも繋がりません。また、一度アート作品が売れてしまうと、購入いただいた方以外は、なかなか見る機会が無くなり、嬉しい反面、少し悲しいといった側面もあることが分かりました。

凸版印刷はこのような状況に対して、日々多くの作品を企画、制作し、クライアントさまに届けるノウハウを活かして、なにか新たな取り組みができないか考えました。

私たちは、障がいのあるアーティストの魅力的な作品をたくさんの人に届けるために、アートブランド「Pokapo（ポカポ）」を立ち上げます。

凸版印刷が持つ高精細な状態で作品をアーカイブする技術を活用し、アート作品を1回の販売で終わらせるのではなく、データ化したアート作品を様々なモノに展開し、一人でも多くの方に見ていただける仕組みをつくります。

そして、アーティスト自身が、自分たちの力で作品を世の中に届けられる機会を創出することを目指して、クラウドファンディングを通じたグッズ制作を企画いたしました。

アートブランド「Pokapo」のグッズ企画第一弾は、アート作品がたくさんの人の目に触れることを願い、「エコバッグ」をつくります！
多様性を表現するため「カラフル」をテーマに3名のアーティストの作品を起用しました。ぜひ、このオリジナルエコバッグを日常的に使用いただき、アート作品が人の目に触れる機会づくりにご協力ください。

デザインは３種類。アート作品を全体にあしらったエコバッグです。

ちょっとしたお買い物や、サブバッグとしてお使いいただくのにぴったりなサイズです。9センチ分のマチもあるので容量も心配いりません。コンパクトに折りたためる携帯に便利なエコバッグです。

年齢や性別を問わず、どなたにでもお使いいただけます！

アーティスト紹介

今回、「フルーツのエンジェル」のデザインを提供していただいた梅岡奈都美さんは、インクルーシヴ・松山 ヒカリのアトリエで活躍するアーティストの一人です。

-平成7年 愛媛県伊予郡松前町に生まれる
- 1歳の頃より言語発達の遅れあり
- 2歳の頃より多動がみられる
-平成10年3月 医師より知的障がい有りとの診断を受ける

■インクルーシヴ・ジャパン 管理者 青山俊子さんのコメント
生み出される作品は、梅岡さんの大好きな、スイーツやフルーツ、お花やお星さま、可愛い妖精や、イルカや金魚などのモチーフが多く、カラフルで愛らしく、見る人に勇気や元気を与えてくれます。鉛筆で下書きをして、輪郭をマジックでなぞり、内側を色鉛筆やマジックやペンで、塗りつぶしていきます。納得できないときは、途中で潔く止めて、二度とその紙には向かいません。

梅岡さんは非常に人に興味があり、初めて会う人には必ず作品とともに、自己紹介をしてくれます。大きな声でスタッフを呼んだり、嬉しいと踊ったりもします。
特徴のある可愛い文字で、しっかりメモもとられています。
素直な人柄が、作品に反映され、見る人の心に響くのだと思います。

＜梅岡さん（左）とインクルーシヴ・ジャパン 管理者 青山俊子さん（右）＞

それぞれの作家がヒカリのアトリエで作品を制作されるようになるまでには、それぞれの方が乗り越えられてきた、泣きたくなるような年月があります。それでも、描くことで自分を取り戻し、表現することで生きることを取り戻したその作品には、それぞれに不思議な力が宿っています。
梅岡さんも、気持ちが絵に向かっているときのパワーは凄まじく、生み出された作品は、見ているだけで笑顔になれる、プラスのエネルギーに満ちあふれています。
あふれるパワーをエコバッグに乗せて、お気に入りとして普段使いで使っていだくことで、作家のモチベーションもアップし、ご購入いただくことが収入に繋がり、自立への希望が生まれます。
他にもたくさんのアーティストが日々創作活動に励んでいます。魅力的な作品が一人でも多くの方に触れてもらえることが、何よりの喜びに繋がります。

さらに、魅力的な作品をできる限り見ていただけるように、アート作品100点を掲載したアートブックを制作します。凸版印刷が誇る、作品を高精細な状態でアーカイブする技術を活用します。各アーティストの個性あふれるアート作品をお楽しみください。

A4サイズ・100ページ相当の予定です。

※実際のデザインは変わる可能性があります。

スケジュール

リターン

資金の使い道

ご支援いただいた資金は、障がい者アーティストへの還元と、グッズ開発費およびプロモーション費用に充てさせていただきます。

実行者紹介

凸版印刷株式会社 西日本事業本部 関西事業部
関西TIC本部 コミュニケーションデザイン部 プロモーション企画
川端 久美子
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障がいのあるなしに関わらず、だれにでも塞ぎこむ瞬間はあります。そんな時、大切な人との時間や身の回りのかわいいアイテムがきっかけで、自分でも驚くほど気持ちが明るくなる奇跡のような瞬間があります。「小さな奇跡の瞬間を多くの方に届けたい」そんな想いを胸に、日々障がい者アーティストを支援されているインクルーシヴ・ジャパンの皆さんと一緒に「Pokapo」は、活動していきます。
私たちは、今回の取り組みを通して、幅広い方々にインクルーシヴ・ジャパンの取り組みを知っていただくと共に、それが障がい者アーティストの方々のより良い支援につながることを願っています。
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特定非営利活動法人 インクルーシヴ・ジャパン
ヒカリのアトリエ 管理者
青山 俊子
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それぞれの作家がヒカリのアトリエで作品を制作されるようになるまでには、それぞれの方が乗り越えられてきた、泣きたくなるような年月があります。それでも、描くことで自分を取り戻し、表現することで生きることを取り戻したその作品には、それぞれに不思議な力が宿っています。あふれるパワーをエコバッグに乗せて、お気に入りとして普段使いで使っていだくことで、作家のモチベーションもアップし、ご購入いただくことが収入に繋がり、自立への希望が生まれます。
アートブックでは、ヒカリのアトリエ所属作家の、それぞれの本質が結晶化された作品たちが、高精細な凸版印刷様のリアルスキャンという技術により、原作そのままの輝きでお楽しみいただけます。より身近に手に取って見ていただけることが、私たちの喜びです。
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＜その他チームメンバー＞
関西TIC本部 本部長 上田俊友
関西TIC本部 コミュニケーションデザイン部 プロモーション企画 部長 谷口 剛
関西TIC本部 コミュニケーションデザイン部 プロモーション企画 課長 浦口 謙
関西TIC本部 コミュニケーションデザイン部 プロモーション企画 清水 祐香
関西TIC本部 コミュニケーションデザイン部 プロモーション企画 光畑 匡史
関西TIC本部 クリエイティブ部 グラフィック企画 坪井 美樹
関西生産管理部 SP管理 POPチーム 田中 利洋
関西生産管理部 SP管理 POPチーム 阿部 康隆