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本プロジェクトは、"事業後継者であるアトツギ"を対象に、福岡から世界で勝てるホンモノの商品を輩出することが目的のプログラム「ISSIN」にて誕生した商品です。

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日本家屋の建具製作技術から生まれた組子のコースター、その名も「組子マグコースター」は、組子ならではの直線が織りなす凛とした存在感で、食卓を和のしつらえで彩ります。

またアイテムとしては珍しいマグネット内蔵で、引き寄せくっつく発想がプラスされたことでその可能性は広がります。

突然ですが、みなさんは食卓に拘っていますか？

どんなところに、拘っていますか？

お気に入りの器、旅先で買ったマグカップに手馴染みのいい湯呑み。沢山のお気に入りがあって選ぶのも楽しいですよね。

じゃあ、コースターは？

そう聞かれると、はて…？と止まってしまう方も多いと思います。

もともと、コップの結露や液垂れからテーブルを綺麗に保つために使われるコースターですが、機能だけで選んでいませんか？

もちろん、話題の珪藻土や、洗いやすい布製のコースターも生活する上では便利です。しかし、こだわりの一品か…？と言われるとどうだろう。

私たちはそこに着目し、ファッションでいう足元（コースター）から食卓をアップデートしたいと考え、私たちの持っている技術を注ぎ込んで作ったのが「組子マグコースター」です。

直線が織りなす緊張感。食卓に凛とした佇まいを

「組子マグコースター」は日本家屋の障子やふすまに使われている伝統的な組子の技術を凝縮して作られたコースター。

どこか空気が澄んで凛とした雰囲気を感じてしまうのは、日本料理屋さんやお茶室で見た記憶を深いところで思い出しているからなのかもしれません。

組子の潔くまっすぐな線に、狂いなくピシッと揃った角。日本的な美意識を感じずにはいられません。

それが食卓に一枚あったなら....

お祝いでいただいた湯呑みを棚から出してきたくなるかもしれない。

いつか飲もうと思っていたちょっといいお酒を開けてみようかななんて思ったり。

絵や花を部屋に飾れば暮らしが自然と整っていく心理効果は、食卓においても同じこと。

凛とした空気を卓上に作り出す装置。

それが「組子マグコースター」なのです。

組子で作られる柄にはそれぞれ意味があり、

「角麻」は虫がつかないことから厄除けと子供の健やかな成長を願う気持ちを込めたもの、

「手毬」は長い糸を使って作られることから良縁を結び、丸い形から円満を思わせる縁起ものとして、

「胡麻」は栄養価の高いゴマの房の断面に似ていることから健康成就という意味があります。

それぞれに込めたい願いを考えながら選ぶのも楽しいですね！

一方、シンプルな仕上げの小皿のデザイン。

ライン使いされている6色の木材は全て本家組子で使われているもの。制作の中でどうしても発生してしまう端材を寄木のように集結させたもので、今の時代に合わせて環境にも配慮したSDGs設計です。

また、寄木にはこの商品を作るに当たって関わったすべての人のアイデア、意見を一つに、という思いを込めています。

※端材を使用しているため、製造時期によっては樹種が変わります。小皿に使われるストライプの色味について変更の可能性がある点予めご了承くださいませ。

伝統工芸に磁石のギミック？　引き寄せて広がる組子の可能性

このタイトルを読めば、「組子マグコースター」という名前がマグカップのマグではないことに気づいた方もいるのではないでしょうか？

そう、「組子“マグ”コースター」は、マグネットが仕込んである新感覚のコースターなのです。

スタッキングしやすい形のコースターはあれど、マグネット内蔵のものにはまだ出会ったことないのでは？

でも、コースター同士がくっつくと、何がいいの？

そもそもそういったものが世の中に無かったので、どんな暮らしが待っているのか、分かりにくいと思います。

なにはともあれ百聞は一見に如かず。早速見ていきましょう！

1枚でも勿論のこと、

小皿のコースターと合わせれば、おもてなしのお茶請けセットにも！

読書のお供にあたたかいお茶を淹れて、ゆったり過ごすのもいいですね ♪

横に3枚並べて花瓶を飾ったり、

贅沢な4枚使いは、大ぶりな花瓶や急須を映えさせる舞台として活躍してくれます。

※花瓶の形によっては不安定になる可能性がございますが、小皿をひっくり返して平面のほうを使用すると安定します。お好みでご使用ください。

※急須の形によっては不安定になる可能性がございますが、小皿をひっくり返して平面のほうを使用すると安定します。お好みでご使用ください。

ひとつの商品でも、アイデア次第でどんな使い方もできることを目指して仕込まれたギミック。あなたならどんな使い方をしたいですか？

そしてさいごに、「組子マグコースター」にはもう一つの楽しみ方があります。

それは、組み合わせ自由に配置したコースターを額装できること。

しばらく使わない時の収納として活用しながら、その美しさを立てて眺めることもできるのです。

季節や気分によって他のコースターを使いたくなった時も食器棚にしまわれて寂しい思いをさせることなく、一年中食卓やリビングを組子の美しさで彩ってくれます。

　　　　　残すために変わる。

建具屋の4代目が取り組む「組子」のかたち

「組子マグコースター」を作り上げるのは、福岡県北部の三方を山に囲まれた宗像市にある「時安建具店」の3代目、4代目の職人親子です。

建具とは、住宅の障子や襖、窓や戸などを指し、それらに組子を施し特上の設えにするのが私達時安建具店の最も得意とする技術です。

料亭やお茶室、祖父母の家などに遊びに行くとよく目にする組子。

一昔前は当たり前のように使われていた装飾ですが、新たに自分達の家を立てようという時に、障子や襖に組子の装飾を取り入れるか？と言われるとなかなかハードルの高い代物です。

そもそも、和室を作らない住宅の方が多いのではないでしょうか？

そんな時代の変遷の中で、私たちが長年培ってきた組子の技術が需要の低下と共に失われてしまうのは勿体無い…！なんとか暮らしの中に取り入れてもらえるすべは無いものかと考え、生み出したのがこの「組子マグコースター」です。

4代目の私(時安 将平)は、もともと器用な方ではありませんでしたが、家業を継ぐために北九州の建具屋さんに修行に行ってきました。

自分のところではなくなぜ他所かというと、家業に入る前に外の世界を知るためです。

そこでは、最初のうちは掃除しかさせてもらえない＋見て技術を学びとる、弟子入り職人の王道スタイル。組子の技術を教えてもらえるようになったのは、なんと家の工房に戻ってからでした。

組子は一見、組み立てる作業の方が難しそうに見えるのですが、一番難しいのは板材の切り出しと厚みの精度で、ここが少しでも狂うと、誤差が積み重なって組み上げることができなくなってしまいます。

今はまだ先代の父がこの要となる工程を担っていますが、一人前の組子職人として、ゆくゆくは全て一人で作れるようになるのが目標です。

生活に取り入れやすい“あたらしい組子”を目指して、今後の組子の展望にもご期待ください！

■リターンについて

製品仕様  

「組子マグコースター」

・コースター4枚＋額セット

・素材：木 (樹種はお選びいただいた色味によって異なります)

・サイズ：8.5cm × 8.5cm × 1cm

・贈り物用に、熨斗のご対応も可能です。

お手入れ方法：

木の内部に浸透させにくい塗料を使用しているため水洗いが可能です。

水洗いした後軽く拭いて、風通しの良い場所で乾かしてください。

洗剤やたわしなどは使用しないでください。

直射日光は避けて保管してください。

過度な力を加えると破損してしまう可能性がございます。

お取り扱いには十分ご注意ください。

-ISSINプロジェクトについて-

ISSINホームページ：https://issin-fukuoka.com/

ISSINは福岡県主催のシリーズA未満のスタートアップ企業と第二創業ベンチャー、アトツギ（家業後継者）を対象にした、第二成長特化型事業発展プログラムです。プログラム内では「GROWTHコース」「CRAFTEDコース」の2コースを設け、それぞれのゴール目標達成に対して徹底したコミットメントと伴走支援を行います。

弊社もこのプログラムに参加し、今回の「組子マグコースター」が完成しました。