村田朋泰は、NHKプチプチ・アニメ『森のレシオ』や、Mr.Children「HERO」のプロモーションビデオに起用された『白の路』などで知られた、コマ撮りアニメーションを主とする映像作家です。

村田朋泰のアニメーションの特徴は〈言葉を話さない〉こと。言葉を話さないかわりにキャラクターそれぞれの〈仕草〉での表現を大切にしています。

素朴な音楽と動きの少なさは独特の〈間〉を生み、きらきらと美しく、どこか儚い世界観を一層際立たせます。

そんな村田朋泰作品の美しい世界を多くの方に楽しんで頂きたい!ということをきっかけに、この度村田朋泰の展覧会『村田朋泰の世界-「森のレシオ」から「木ノ花ノ咲クヤ森」まで-』の開催実現へ向け、今回のプロジェクトを発足しました。是非ご支援、ご来場を宜しくお願い致します！

【魅力①観る人にゆだねる】

具体的な言葉ではなく間や仕草で表現されたアニメーションは、観る人によって自由な解釈ができ、小さなお子様から大人の方まで楽しめます。手の動きや目の瞬き、キャラクターを取り囲む風景すべてが物語の印象に繋がっていきます。

【魅力②風景の美しさ】

キャラクターの登場しない〈風景の時間〉が多いことも特徴的です。撮影するセットの素材には布やビーズ、木材や鉄など様々な材料を組み合わせており、素材の質感による空気感も大事なシーンとして撮影をしています。

【魅力③コマ撮りアニメーションという手法】

コマ撮りアニメーションとは、ミニチュアに作った人形やセットを少しずつ動かしながらカメラで1枚１枚写真を撮って映像にする手法です。イメージ的にパラパラ漫画が立体的になったようなものです。1秒の映像は15枚の写真から成り立っているので、人形を15回動かしてやっと1秒できます。『森のレシオ』は5分のアニメーションですが、お話を考えてからセットの制作に入り、撮影を経て完成するまでは約5ヶ月という時間を費やして制作されています。

手作業ならではの温もりが小さなお子様はもちろん、細部までのこだわりはクラフトファンの大人までも魅了します。

村田朋泰の世界-「森のレシオ」から「木ノ花ノ咲クヤ森」まで-

予定日時：2016年初冬(11月中を予定)

会場：都内某百貨店にて開催予定。

※会場はプロジェクト終了後にＳＮＳ、特設サイトから発表いたします。

料金：入場無料予定

展覧会特設サイト：http://worldoftomoyasu.wix.com/project

本イベントでは作品上映の他、実際に撮影で使っていたミニチュアのセットをアレンジした立体作品を始め、キャラクター、ストーリーの設定資料、新たに書き下ろす原画といったコンテンツも用意されており、ミニチュアに作りこまれている美術セットや豊富な原画は年齢や性別を問わず、多くの方に楽しんでいただけると思います。

今回のイベントでは代表作である『森のレシオ』を始め『木ノ花ノ咲クヤ森』他全8作品と、イベント開催までのメイキングムービーの合計9作品の上映を致します！　上映する作品のダイジェストムービーはこちらをご覧下さい。

氷の世界に住む少女レシオとその友だち、毛むくじゃらのジャモン。ふたりで出かけた先で出あった精霊や不思議な生き物たちから、様々なことを学んでゆきます。

Eテレ/プチプチ・アニメhttp://www.nhk.or.jp/anime/petit/

現在第9話まで放送中。

記憶を失った主人公は過去の痕跡を探しながら、すべて消し去ろうとする二人のハンターから逃走している。翁は、変わらないでほしい願いと、変わってゆく現実を語り継ぐ存在として登場し、忘却の縁(ふち)として静かに舞い続ける。

独特な世界観は、劇場版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の主題歌Galileo Galilei「サークルゲーム」のMVとしても作品が一部使用され、ドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭にもノミネートする等、国内外から注目を集めました。

路シリーズ

暗く長いトンネルを走る列車。悲しみを抱えた男は朱の花を差し出す少女と出会い、短い旅へと向かう。言葉ではないもの、言葉にはできないもの。些細なこと。些細なもの。その短い旅の終わりに男は長く暗いトンネルを抜ける。

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雰囲気だけで訳のわからない作品は、あまり好きになれない。伝えることを初めから放棄している傲慢さや、きっとわかってもらえるだろうと言う甘えが、作品うんぬんよりも先に感じ取れてしまうからだ。
村田さんの作品は、失ったものへの憂いと慈しみが、静かな日常を通して、見事に描かれている。もちろん、雰囲気だけの作品ではない。雰囲気だけの作品ではないけれど、雰囲気だけで充分伝えてしまう力を持っている。
凄いことだと思う。是非とも体験してもらいたい。
桜井和寿(Mr.children)2004年11月

男の子と女の子が短い秋に過ごした思い出。大人になったいまでも、忘れない記憶と切ない痛み。男は少年だったころの路を辿る。どこまでも真っ白な景色を駆けていくように。

男は誰もいない町を漂う。漂いながらほうきで地面を掃く。時がとまった、あのときのままの場所へ。

日々はまるで測ったように規則正しく始まり過ぎてゆく。電話のベルだけが不規則な出来事のように入り込む。何かが終わり、何かが始まる。

金魚鉢から飛び出した金魚を助けて川にもどしてあげた女の子。気持ちよさそうに泳ぐ金魚を追いかけて見知らぬ街に来てしまい…。

東京の下町にある床屋を経営する高田家は、両親と中学生のお姉さん、小学生の弟の4人家族。この床屋に住まう七福神(髪様)のいたずらで、高田家の日常にはちょっと不思議な出来事が起こります。その間にも家の中にはゆっくりと時間が流れ、それぞれの生活が描かれていきます。

展覧会に向けての制作や進行の様子をまとめたメイキングムービーを制作します！エンドロールにてサポーター様のお名前を記載させて頂きます。

『森のレシオ』の撮影で使用された美術セットと人形を、展示会場全体にちりばめて会場全体を華やかに彩ります。

『森のレシオ』キャラクター設定資料をはじめ、人形の服や装飾、セットの資料スケッチを展示。設定資料をただ飾るだけではなく『森のレシオ』のお話の設定を空間にも演出します。

村田朋泰の代表作『路シリーズ』を始め、過去作品の撮影で使用された美術セットの一部、人形などを展示するスペースと共に作品を紹介します。

山下敦弘/映画監督

自分はいつも映像から何か"匂い立つ"ような作品を作りたいと心掛けているのだけど、村田さんの作品は"匂い"とさらに"温度"まで感じさせてくれるのでスゴイなぁと思います。ブレない村田さんの佇まいを見ていると勝手に安心してしまう自分がいます。

杉田鐡男/GALLERY MoMo オーナー

作品はパペットアニメというキャッチし易い媒体により表現されているが、その根底には個人的なアイデンティティーと日本人独特のものの考え方や国の社会的な事変が、記憶と言うキーワードによって織り込まれ、しかも言葉がない事で極めてアーティスティックで芸術性が高い作品として海外でもしっかり受け止められている。

展覧会における制作費に使用させて頂きます。

実際に撮影で使用されていたセットも使用しますが、撮影の都合上分解できるようになっており、展示用の作品にするにはリメイクが必要となっています。

また各作品のグッズや映像制作費にもあてられます。

【村田朋泰オリジナルグッズ】壁紙データについては以下の4作品から2作品お好きなものをお選び頂けます。尚作品ごとにスマホ・パソコン画像はセットになっています。

【発送時期に関しまして】

誠意を持ってリターン商品を制作するため、少々お時間を頂いてしまいます。よりよい商品をお届けできるよう鋭意取り組みますので、お待たせしてしまって申し訳ありませんが、応援を宜しくお願いいたします！

ファンの方を始めとした沢山の方々のお言葉が背中を押し、この度クラウドファンディングを通じて今回のプロジェクトを発足致しました。

プチプチ・アニメ『森のレシオ』の放送は2009年からスタートし、今年で7年目を迎えられました。コマ撮りアニメーションは「映像」である前に、立体物として私たちの目の前に世界が存在し、同じ時間を共に経て映像に変換されます。映像から独特で温かみのある空気感を感じ取れるのはそういったことからだと思います。

私の作品は一言でいうなら「いかにして動かさずコマ撮りアニメーションは作れるのか」ということを模索しているように思います。「森のレシオ」は各回のお話にはっきりとした終わりはありませんが、見ている人のそれぞれの解釈で楽しんでもらえたらとても嬉しいです。

本イベントでは「森のレシオ」のお話の世界は一体どうなっているのか、私の頭の中で構想されている「森のレシオ」の世界の紹介を始め、私が今まで制作してきた作品を紹介したいと考えております。

小さなお子様からご年配の方まで楽しめるようなイベントにしたいと思います。是非ご支援頂けましたら幸いです。　　　　　　

2016年4月27日　村田朋泰

 YouTube、ニコニコチャンネル、AbemaTV FRESH!にて配信開始!

村田朋泰の作品を多数ご視聴頂けます。TOMOYASU MURATA ch で検索！

YouTube https://www.youtube.com/channel/UCMlqPBD-tHF1Lnofj27qKuQ

AbemaTV FRESH! https://abemafresh.tv/tomoyasumuratach

ニコニコチャンネル http://ch.nicovideo.jp/tomoyasumuratach

【Q&A】

Q.1クレジット記載について、本名じゃないとダメですか？またはペンネームでも可能ですか？

A.1本名でもペンネーム(ニックネーム)でも可能です。公の場で公開可能なお名前をご呈示頂けたらと思います。但し絵文字や特殊文字等のご使用は変換ができない可能性があるのでお控え下さい。

Q.2壁紙のデータで、スマホ用は『森のレシオ』でパソコン用は『路』がいいのですが可能でしょうか？

A.申し訳ございませんが、スマホ用とパソコン用の画像は作品ごとに1セットとなっております。バラバラでは受け付けかねますのでご了承ください。

Q.3壁紙データについて、比率を教えて欲しいのですが。

A.こちらからデータを送る際に、いくつか比率のパターンをご用意してお送り致します。その中からサポーター様のお持ちのものに合ったサイズをお選びいただけたらと思います。

Q.4イベント参加権の日程はいつわかりますか？

A.クラウドファンディング終了後(6月29日に終了致します)お申込された方へ個別に日程をご連絡致します。お急ぎの方はお問い合わせからご連絡ください。

Q.5イベントにもし参加できない場合はどうしたらいいでしょうか？

A.〈村田朋泰の展示ツアー〉、〈新作アニメーション撮影現場見学会ご招待〉への参加が困難な場合はお問い合わせよりご相談ください。

また〈キャラクターをのぞいてみよう！〉につきましては、参加して頂いた方へ景品をご用意しております。参加が難しくなってしまったというご連絡を頂いた方のみ、景品は郵送にて同封いたしますので、お問い合わせよりご相談下さい。