本革リバーシブル仕様

どんなシーンでもこれが正解に

ビームス 広島の「欲しい！」から実現

革業界では珍しい　リバーシブル仕様

「革でリバーシブルって、出来ないんですかね？」

そんなビームス 広島のスタッフ藤井さんからの一言がきっかけでした。

表側と内側で違った雰囲気を楽しめることが魅力の「リバーシブルデザイン」

服や帽子など、布製のアパレルではよく使用されるデザイン

それをカバンにも起用することが出来たなら…。

１つのカバンでカジュアル・フォーマル、

様々なシーンにも対応できるカバンになるのではないか

そんな想いから始まったのが、このプロジェクトです。

本革リバーシブルを実現するために…

服飾の世界ではよく目にするリバーシブル。

それに比べてカバンでは目にする機会が少ない。とりわけ革製のものは、カバンの前面・背面で色違いにしているだけ…と言うものがほとんどです。

その理由の１つが、素材の特性。布に比べると段違いに「ハリがあり、硬い」。

革の良さでもあるけれど、裏表にひっくり返しにくく、シワがよったり角が返りきらなかったりする。革で作ることに不向きな仕様とも言えるでしょう。

しかし、この画期的なアイデア【本革リバーシブル】をなんとかして実現したい！

アパレル業界ならではの着眼点を、革職人の技術で形にするべく

革職人とビームス 広島のコラボと言う形で、挑戦が始まりました。

【試行錯誤ポイント】

①革質・厚み

強度や耐久性に優れる牛革は、その反面ハリがあり硬い。そのままリバーシブル仕様に縫製したところで、革表面にシワが生じ、ひっくり返しにくい出来上がりに…そこでまず革質の見直しを行い、ラムレザーを採用しました。

子羊の革であるラムレザーは、キメ細かく柔らかい手ざわりで、キズも少なく高品質。アパレルでも手袋やジャケットなどに採用されることが多い素材。このしなやかな質感により、ひっくり返しにくさ・シワの寄りやすさを解消することが出来ました。

カバンの素材はこのラムに藍染めを施した自社オリジナルの革である「福山レザー」を使用しています。

「福山レザー」は福山市をもっと知ってもらいたい！魅力を発信したい！という想いから生まれた革です。

福山市の伝統産業「備後絣(びんごがすり)」でも使用されていた天然藍で染めた「藍染(あいぞめ)」のシリーズを展開しています。

デニムのような風合いと手染めの独特のムラ感が美しい藍色の革です。

また、革の厚さにもこだわり、0.1mm単位でサンプル製作と実験を重ね「牛革0.5mm×ラム革0.8ｍｍ」と言う比率に辿り着きました。

②違和感のないリバーシブル

デザインとして起用したのが「紙袋風のフォルム」

そしてこのデザインの重要なポイントになるのが「底」の形状です。

紙袋は、折りたたんだ底面の重なりが特徴的であり、それをこのカバンにも自然に取り入れたい…と考えました。しかし、リバーシブルにするためには１つ、クリアするべき課題がありました。

もし、あなたのお手元に紙袋があれば、内の底面を覗きこんでみてください。

外面と内面の違いがわかるでしょうか？

リバーシブルだとひっくり返した際に折りたたんだ端が表面に出てきてしまったり、不自然な位置に縫い目が生じてしまいます。なるべく紙袋の雰囲気を壊すことなく、且つひっくり返しても違和感のないデザインを実現するためにサンプル製作・試行錯誤を何度も重ね、リバーシブルのどちらを見てもデザインの変わらない構造を編み出しました。

革のカットにもピンキングカットを採用し、より紙袋の雰囲気に近づけました。

【こだわりポイント】

①素材の良さを引き立たせるミニマルデザイン

表側(黒)には上質な本牛革を、内側(濃藍、薄藍)にはしなやかなラム革を採用し、

素材の良さを全面に感じられるカバンに仕立てました。

手染めによる藍染めのランダムなカラーは、あなただけが持つ特徴となります。

②シーンに合わせた４パターンの使い方

年齢を重ねるにつれ、手ぶらよりもカバンを持って出かけたいシーンが増えてきたのではないでしょうか？

日常使いだけではなく、結婚式・食事会・出張先・同窓会…など、このカバンならその時々のスタイルに合わせて４パターンの使い分けが可能。

例えば、結婚式などフォーマルなシーンでは黒、アフターパーティや普段使いなどカジュアルなシーンは藍染めに持ち換えることが出来ます。

折りたたんで使用すればクラッチバッグになります。

また、軽く、柔らかい革ですので、折りたたんで鞄の中に収納することもできます。

出張用のトランクにそっと忍ばせておけば、出先でのちょっとした外出時や

いざという時にも活躍します。

実際の使用シーン

③ゆとりのあるマチ幅

サイズ感にももちろんこだわりました。

約10㎝のマチをもたせているため、長財布とスマートフォン、キーケース、ハンカチといった最低限の手荷物がスッと収納できます。且つ、かさばらないサイズ感で手提げにしても折りたたんでクラッチ風にもでき、紙袋のように、ラフに使えるカバンになりました。

【商品サイズ】

・W26㎝×H32.5cm×D10.5㎝

※持ち手部分の破れにつながりますので、１㎏以上の荷物を入れ手提げとして使用しないでください。重い荷物を入れられる場合はクラッチバッグとしてご使用ください。

【重量】

・約200ｇ

【材料製造国】

・日本

【カラー】

・瀬戸内の海(濃藍)／黒

・瀬戸内の空(薄藍)／黒

【保証期間】

・1年間

FAQ

Q.初期不良時を確認した時にはどうしたらいいですか？
A.・・・・・・ 返品、交換の対応をさせていただきます。
Q.壊れてしまった場合はどうしたらいいですか？
A.・・・・・・修理可能ですので、お気軽にお申し付けください。

Q.メンテナンスはどうすればいいですか？
A.・・・・・・ 数カ月に1度、革用の保湿クリームをご使用ください。

スケジュール

2024年3月初旬 本プロジェクト開始

2024年４月末 本プロジェクト終了

2024年７月末～ リターン発送開始

リターンについて

今回は⑤パターンのリターンをご用意させて頂きました。

①超早割 10個限定 ￥46,750（現行販売価格の15％オフ）

②早割 15個限定 ￥49,500（現行販売価格の10％オフ）

③まとめ買い割 10セット限定 ￥88,000 （現行販売価格の20％オフ）

　→1個あたり価格￥44,000

④マクアケ特別価格 30個限定 ￥52,250（現行販売価格の5％オフ）

⑤定価販売 ￥55,000

実行者紹介

レザースタジオサードで革製品を作っております長谷部と申します。

年月とともに、その人に寄り添い変化していく革の魅力に取りつかれ、サードに入社しました。

オーダーメイドやランドセルリメイクを作らせていただき、完成品をお渡しした時にお客様が喜ぶ顔を見ると、こちらも何とも言えない嬉しい気持ちになります。

商品を作る時は、使う人をイメージしながら一つ一つの作業を丁寧に、美しく、を心がけています。

今回の商品に使われている「福山レザー」も、一枚一枚私たち職人が手作業で革を藍染めしています。

絞りを広げて染め上がりを見るときは、毎回どんな模様になっているかドキドキするものです。

染め、縫製など完成までの作業すべてに携わっているので、出来上がった商品にはすでに愛着が湧いています。

絞り染めはもちろん、ムラの無い染めもよく見ると一つ一つ模様が異なっています。

まさにあなただけの「世界に一つ」のカバンです。

リバーシブルの配色は、そんな「福山レザー」の魅力を楽しんでいただける組み合わせになっています。

また、今回のリバーシブルカバンはビームス 広島の藤井さんをはじめ、

たくさんのスタッフの方々にご協力いただきやっと完成させることができました。

沢山の想いが詰まったあなただけの一品をお手に取ってみてください。

そして、ぜひビームス 広島とレザースタジオサードに遊びにいらしてください。

- Leather studio Third -

美しい瀬戸内の海と島々、空に囲まれた広島県福山市に当工房はあります。

革製品の製造販売を軸に、常に革と触れ合いつづけ、そして14,000件を超えるオーダーメイドを請け負って参りました。工房では少数精鋭の革職人たちが、日々ものづくりに精を出しています。

確かな技術によって生み出された当工房のプロダクトを

沢山の方へお届け出来たらと思います。

【株式会社 サード】広島県福山市多治米町6丁目3-17