創業100余年、緑と水の豊かな栃木県大田原市の天鷹酒造で、新しい蜂蜜酒「ミード」が完成しました。

蜂蜜酒のことをミードと呼びます（以下より、ここでは蜂蜜酒と呼びます）。お酒に砂糖や香料を混ぜて造るリキュール類とは違い、蜂蜜そのものを酵母菌で発酵させてつくる「醸造酒」です。日本ではあまり馴染みがありませんが “世界最古のお酒” と言い伝えられているほど蜂蜜酒は歴史のある外国ではポピュラーなお酒です。

世界に様々な味わいの蜂蜜酒がある中で、私たちは蜂蜜そのものの色と味そして香りを大切にして、すっきりとした甘みのある日本人に合った蜂蜜酒を目指し、試作を重ねてきました。

蜂蜜は、全て国産のものを使用。

時期や収穫場所により香りも味も違うそれぞれの蜂蜜の個性を生かしながら、当蔵独自の味わいへと風味を整えています。　

水は天鷹酒造の日本酒の仕込み水と同じ、那須山系の伏流水を使用しています。また日本酒の酒蔵としての技術と経験を生かし「清酒酵母」と「米こうじ」を使うことにより、他にない自然な味わいの蜂蜜酒となりました。

お酒好きな方でもそうでない方でも飲みやすい、とても爽やかな味に仕上がっています。キンキンに冷やしてお飲みいただくのがおすすめです。

アレンジレシピも、ぜひお試しください。ヨーグルトやかき氷に蜂蜜酒をかけ、いつもと一味違う大人のスイーツはいかがでしょうか。（こちらにアレンジレシピを掲載しています）

今回のMakuakeでは、蜂蜜酒の世界大会であるMAZERCUP（メイザーカップ）2019でブロンズ賞（第3位）をいただいた「はちみつのお酒」と、今回のクラウドファンディングに合わせて新たに開発をした「ブルーベリーとはちみつ」、「はちみつのお酒スパークリング」の3本セットを今回Makuakeで先行販売します。

セット内容はこちらです。

*セット箱に入れてお届けします。

*「ブルーベリーとはちみつ」「はちみつのお酒スパークリング」のラベルは決まり次第お知らせします。

地元大田原市のLove Berry Farmさんのとちぎの特別栽培認証*のブルーベリーを使用しています。

*とちぎの特別栽培農産物について

農産物の生産過程等において、節減対象農薬(以下「農薬」という。)及び化学肥料(以下「肥料」という。)双方を慣行の5割以上減らして栽培された農産物であり、かつ農薬の成分回数又は肥料の施用量が使用基準以下であること。 

*現在開発中のため、正確なアルコール度数は決まり次第お知らせします。

蜂蜜酒は「新婦が新郎の健康を願って作ったお酒」と言われており、新婦が蜂蜜酒を作る期間を蜜月と呼ぶそう。蜜月は英語でハニームーン、それがハネムーンの語源になっているんだとか…！

*現在開発中のため、正確なアルコール度数は決まり次第お知らせします。

こんな人にオススメ▼

・新成人の「最初の一杯」に

・まだおいしいと思えるお酒に出会ったことがない人

・強いお酒が苦手な人

・蜂蜜好き

・気軽に飲める乾杯用のお酒を探している人

みなさま、はじめまして！天鷹酒造株式会社の大西です。

僕たち天鷹酒造は、栃木で100余年に渡り日本酒をつくり続けている酒蔵です。

初代の「辛口でなければ酒ではない」、そして二代目の「つるりと入って飲み飽きしない酒」、そして三代目の現在では「美味しい、安心、楽しい」を掲げ、最近ではオーガニックの日本酒や、今回の蜂蜜酒など、今までになかった酒造りにチャレンジをしています。

ではなぜ、日本酒の酒蔵で蜂蜜酒なのでしょうか…？

美容と健康面で最近注目されている蜂蜜。欧米で広く飲まれている蜂蜜酒を日本でもたくさんの人に知ってもらいたいと考えたのがきっかけです。実は学生時代に訪れたアメリカで蜂蜜酒と出会いました。興味があったので調べてみると世界中に存在しそれぞれの地域において特色ある蜂蜜酒が造られています。日本酒の酒蔵ならではミードづくり、それは現在の僕の仕事の中でも大きな位置を占めるものとなっています。正しい「蜂蜜酒」を広めることを目的としている日本ミード協会にも当社は積極的に関わっています。

ここからは少し、自分の話をさせてください。

現在入社6年目で、日本酒づくりでは「麹屋」という役職についています。そして、今回の蜂蜜酒の開発者でもあります。

僕は、幼い頃から、自分で酒を造ることを夢見てきました。

両親がお酒をあまりにも美味しそうに飲む姿を見て、興味を持ち、いつしか自分で作ったらもっと楽しいのではと思うようになりました。高校一年生の春先には、東京農業大学の醸造科学科への進学を決意。大学ではお酒の作り方から研究を重ね、杜氏になるべく、その第一歩として念願の酒蔵に新卒入社をしました。

「さぁ、いよいよ本格的に酒造りに携われる」と意気込んでいた矢先、大学で学んできたことを評価していただけたことと、若手に挑戦の場を積極的につくるという会社の方針で、なんと入社1ヶ月目でミードの開発を任せてもらえることに….！ 

当時社長から言われたのは、とてもシンプルで「美味しい蜂蜜酒を作ってくれ」。これだけでした。

やり方からすべて任せてもらえるのは嬉しかったのですが、ハードルはものすごく高かったんです（笑）。任されてからは、なんとか結果を出したくて必死に試行錯誤を繰り返しました。今まで社内で、何年経っても形にならなかった蜂蜜酒を、約11ヶ月で商品化までやりきったことは大きな自信になりました。

ここで、もうひとり天鷹酒造で蜂蜜酒を作っている仲間を紹介します。

皆さんこんにちは、天鷹酒造入社3年目の杉山です。

私は地元栃木の大学で農学部に所属していました。もともと農業が好きで、サークルでやっていた田植えや稲刈りは今でも時間を見つけて参加するほどです。

日本酒との出会いもちょうどその頃。美味しい日本酒に魅せられて以来、日本酒造りを志すようになりました。

就職先に天鷹酒造を選んだのは、自分たちで米作りをするという話を聞き、ここなら生まれ育った地域で農業も酒造りも出来ると思ったからです。

「もっと蜂蜜酒を美味しくしたい。もっとたくさんの人に蜂蜜酒を飲んで欲しい！」　そんな想いで大西さんと二人、力を合わせて取り組んでいます。

ここからは、再び開発責任者の大西がお話しさせてもらいます。

今回の蜂蜜酒の開発で苦労したことは、2つあります。

まず最初に差し掛かったのは、「蜂蜜の発酵が安定しない」という問題でした。

蜂蜜と相性の良い酵母を見つけなければ安定して発酵させることができません。安定しないということは、商品としては致命的なことです。何度も試行錯誤し、発酵の専門家にもアドバイスをいただいたり、蜂蜜に関する論文をとにかく読み漁りました。大学の卒論執筆時並みの量の論文を読んだかもしれません。

解決に5~6ヵ月を費やしましたが、最終的に良い組合せが見つかり、安定した蜂蜜ができるようになった時には心底ホッとしました。

ここから蜂蜜酒造りが一気に加速していきます。

そして、もう一つ苦労したのは、透明感です。

透き通った美しい琥珀色の蜂蜜酒を造りたかったのですが、はちみつの性質上どうしても濁った蜂蜜酒になってしまい、なかなか理想の透明感をだすことができませんでした。

せっかく造るのであれば、味だけでなく見た目も美しく造りあげたい。しかし、濾過しようと無理やり力を加えても、雑味がでてしまったり思うようにいかず、もどかしい日々が続きます...。

最終的には、細かい部分はここではお話できないのですが、日本酒造りで用いる伝統的な技をつかうことで、濁りのない美しい蜂蜜酒を造ることに成功しました。

たくさんの苦労はありましたが、幼き頃からの「自分のお酒を造り、世に出したい」そんな夢を叶えるチャンスです。１日でも早く結果を出したい気持ちに、やりたい仕事ができる嬉しさが重なり、社長に「もう帰りなさい」と言われるくらい休日も深夜も関係なく夢中になっていました。

最初に社長から開発担当を任命されたのが1年目の5月、そして商品が出来たのは翌年の4月。

いよいよ商品化されたときは、喜び爆発でした。反面、世に出ていく事への不安も正直大きかったです。

でも、本当に美味しいんです！ それだけは自信があります。

実際に「はちみつのお酒」を売り出すと、「飲みやすい！」「おいしい！」と普段お酒を飲まない方々から反響をいただきました。さらに国内イベントでは「はちみつのお酒」の前に行列ができたりと、手応えを実感しつつあります。

その後も2人で品質改良を重ねる日々。

今年ついにアメリカで開かれる蜂蜜酒のコンテスト「MAZERCUP（メイザーカップ）2019」に挑戦し、トラディショナルスイート部門でなんとブロンズ賞（第３位）を受賞することができました…！

なんと、日本産蜂蜜酒が入賞したのは、コンテストが始まって以来初めてのことだそうです。

審査員のテイスティングシート上でお褒めの言葉が並んでいるのを見たときは、自分たちが目指してきたことが認められ報われた瞬間でもありましたね...。

なかでも、苦労した透明感を高く評価していただき、ビジュアル評価で満点をいただいたことは私達の誇りです。

実は、まだ開発中のときに社長と「いつか世界のコンテストで賞を取りたい」と話していたんです。それがまさか実現するなんて....。本当に嬉しかったです。

最近では、杉山とふたりで「来年は１位を取るぞ！」とよく話しています。

当時は完成すら危うかった「はちみつのお酒」が、こうして世界でも3位をいただくことができたのですから、１位をとるまで、絶対に諦めたくないですね。

今回のプロジェクトでは、蜂蜜酒の世界大会であるMAZERCUP（メイザーカップ）2019で第3位をいただいた「はちみつのお酒」と、新たに開発をした「ブルーベリーとはちみつ」、「はちみつのお酒スパークリング」の3本セットを先行販売します。

とても爽やかな味に仕上がっています。どうぞ、キンキンに冷してお飲みください！

地元大田原市のLove Berry Farmさんのとちぎの特別栽培認証*のブルーベリーを使用しています。

*とちぎの特別栽培農産物について

農産物の生産過程等において、節減対象農薬(以下「農薬」という。)及び化学肥料(以下「肥料」という。)双方を慣行の5割以上減らして栽培された農産物であり、かつ農薬の成分回数又は肥料の施用量が使用基準以下であること。 

*現在開発中のため、正確なアルコール度数は決まり次第お知らせします。

蜂蜜酒は「新婦が新郎の健康を願って作ったお酒」と言われており、新婦が蜂蜜酒を作る期間を蜜月と呼ぶそう。

蜜月は英語でハニームーン、それがハネムーンの語源になっているんだとか…！

*現在開発中のため、正確なアルコール度数は決まり次第お知らせします。

清酒酵母と米こうじを使った、日本酒の酒蔵ならではの美味しい蜂蜜酒ができました。

このプロジェクトを通して、誰もがお酒を楽しむことができ、そしてもっと蜂蜜酒が日本で浸透するきっかけになれば嬉しいです。

これからも、僕たちは「美味しいお酒」を造り続けます。

ぜひ応援していただけたら嬉しいです！

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Q：商品発送時期はいつごろですか？

A：来年3月末より順次発送致します。

　　早期発送分はプロジェクト終了後12月20日ごろまでにお届けいたします。

Q：アルコール度数は何％ですか？

A：「はちみつのお酒」 10%、「ブルーベリーとはちみつ」6~9%、「はちみつのお酒スパークリング」8~10%です。試作中のふたつについては決まり次第お知らせします。

Q：原材料を教えてください。

A：「はちみつのお酒」は、蜂蜜・米こうじ、「ブルーベリーとはちみつ」は、、ブルーベリー100%果汁・蜂蜜・米こうじ、「はちみつのお酒スパークリング」は、蜂蜜・米こうじ・炭酸ガスです。

Q：この蜂蜜酒（ミード）はリキュールですか？

A：ワインや日本酒と同じ醸造酒です。

　　蜂蜜を日本酒酵母を使ってアルコール発酵させています。

Q：MAZERCUP（メイザーカップ）について教えてください。

A：アメリカのコロラド州にあるボルダーで、2006年から毎年開催されている蜂蜜酒のコンテストです。今年は世界各国から1,000件を超える出品がありました。　

Q: 「ブルーベリーとはちみつ」と「はちみつのお酒スパークリング」のラベルはどうなりますか？

A:　現在作成中です。決まりましたらこちらの掲載ページでお知らせします。

・ご利用のパソコンやモバイル画面により、写真の色合いなど実物と異なって見える場合がございます。

・ご支援状況・天候や配送問題などで、輸送が遅延する可能性がございます。

・今後の製品改善のため、ご感想やご意見などございましたら、応援コメントやメッセージにてご投稿ください。

当蔵では蔵見学を実施しております。

お近くにお越しの際には是非お立ち寄りください！

蔵見学のご予約に関してはHPにてご案内しております。

詳細はこちら　http://tentaka.co.jp/guide.html