今回のリターン品は飛騨地域で初めて栽培を開始した下呂温泉下呂市産山田錦を100％使用して醸した純米タイプのお酒を先行して特製の酒器と一緒にお届けします。酒質は前回ご支援していただいたサポーターの皆様からのご意見を反映して決めています。 ※ページ後半をご確認ください。

この度は第二回プロジェクト公開にあたり、第一回プロジェクトにご賛同いただき、ご支援していただきました皆様へ改めて御礼申し上げます。

天領酒造が酒米の王様で造る世界基準の日本酒プロジェクトのページをご覧いただき誠にありがとうございます。2021年6月より栽培した下呂市萩原町産酒造好適米山田錦は大ベテランの農業法人南ひだ羽根ファーム都竹盛夫氏も初めての試みで生育がゆっくりで急激に寒くなる前に刈り取れるか不安でいっぱいでしたが、10月に無事に刈り取りを終えることが出来ました。

プロジェクトの第2弾は刈り取ったお米で遂にお酒を仕込み究極の酒造りを実現します。そして返礼品は出来立ての日本酒とオリジナルのグラスをお届けさせていただきます。

昨年の激甚災害に指定された豪雨災害、未だ終息が見えない感染症との闘いの中、7月に昨年崩落した国道が前面開通したのも束の間、8月22日に豪雨で弊社から1キロの場所で国道が崩落しました。※２０２１年１２月２４日に復旧しました。

飛騨高山、下呂温泉と日本屈指の観光地ではありますが、まだまだ観光客の戻りが無く、今年も寂しい年末を迎えそうです。 そんな中、今まで漠然としていた『造り酒屋として海外にて飛騨の食材を使用したペアリングディナーの開催や、国内外の食の探求を深めていく度に下呂市萩原町で完全地元産の日本酒を造りたい！究極のテロワールを実現したい。』という目標が、

2022年1月から遂に実現します。

豪雨も経験し、力強く乗り越えた酒造好適米を30俵近く収穫する事ができました。

そしていよいよ10月に収穫した下呂温泉、下呂市萩原町で栽培した2種類の酒造好適米で仕込みます。

・酒米の王様 山田錦 （初栽培）

・酒造好適米 ひだほまれ（岐阜県唯一の酒造好適米）

ぜひ2つの酒質を飲み比べて欲しいです。

お米の違いで酒質が違う驚きを味わって欲しいです。

飲んだ時、下呂温泉の風景、香り等思い浮かべて欲しいです。

良質な酒造好適米、綺麗な空気、水、気候、造り手の結晶を驚きと共にお楽しみいただきたいです。

このような思いを込めて仕込んだお酒をぜひ特別な器でもご愛飲いただきたいと思います。岐阜県が世界に誇る陶器。その中でも世界中のレストランやセレクトショップでもお取り扱いのあるカネコ小兵様にご協力をいただき、オリジナルの器を製造していただきました。シャンパンの帝王ドン・ペリニヨン主催の晩餐会でも使用された『ぎあまん陶』シリーズと言えばご存じの方も多いはず。 ※カネコ小兵様 企業概要

共に持続化可能な酒造りを目指す第一弾のサポーターの皆様へ酒質アンケートを取らせていただきました。

片桐一成杜氏と検討した結果、下記の酒質の設計を行いました。

杜氏の得意な酒質！そしてひだほまれと相性の良い酒質！弊社が山田錦で挑戦したことのない酒質になりました。考えただけでもワクワクします。下呂市萩原町産の山田錦の特性を見極めながら醸します。しかしながら自然や微生物と対話しながら醸造をしますので、気温の変化、醗酵の変化により数値は変わる可能性があります。

ただただ醸す日本酒にはしたくない。持続可能な酒造りの為にも、下呂市萩原町産の山田錦の性質、特徴など理解をし、次の作付や酒造りにいかしていく事が必須と考えます。兵庫県産の山田錦との違い等を分析し、弊社の水、気候に合った酒造りが必要になると考えます。

次世代が未来へ残す形 ・岐阜県土岐市のカネコ小兵様とは先代から公私ともに長いお付き合いがあります。弊社のお酒を熟知しているカネコ小兵様だからこそ表現できる形があると感じています。

今回のプロジェクトに際してご協力をしていただくのは4代目 伊藤祐輝氏です。

偶然試飲販売でお会いするなど伊藤祐輝さんとも不思議なご縁を感じています。

伝統産業で生きる者同士の想いを形にできたら幸いです。伝統とは後世へ残すものだと考えます。コロナ禍だからこそ、時代に合わせた伝統との向き合い方、それをどのように後世へつなげていくのか。今回のプロジェクトがいつの日か次世代（息子や孫）が感じ、さらに後世へ残してくれた時が私たちの成果だと感じます。

※現在オリジナルカップ作成中の為、完成までの軌跡を活動レポートにて報告していきます。

・リーデル『フォー・トゥー』大吟醸＋ミニデカンタ・セット 酒蔵解放記念として毎年発売しているワイングラス。特別にリーデル社製グラスに天領のロゴを刻印した特別バージョンもご用意させていただきます。

日本とオーストリア、世界を代表する2社のグラスで是非お酒を飲み比べてみてください。

地域と共存共栄しながら、この先も１００年続く酒造りを100％完全地元産による究極のテロワールで酒造りを行います。

２回目（今回）のプロジェクトでは究極のテロワールの実現を目指します。

皆様に今後１００年愛される日本酒造りを目指して蔵人一同精進してまいります。

※テロワールとは テロワール（Terroir）とは、もともとは「土地」を意味するフランス語terreから派生した言葉で、ワイン、コーヒー、茶などの品種における、生育地の地理、地勢、気候による特徴を指す語である。特に何世紀にもわたって、フランスのワインメーカーは、異なる地域のブドウ園、または同じブドウ園の異なる区画のワインの違いを観察し、作る場所の独特の環境を示す用語として、テロワールの概念を形成していきました。天領酒造の酒造りは今以上に地元産のお米、水、環境にこだわって持続可能な酒造りに精進していきます。

①【限定400セット】

・カネコ小兵謹製 オリジナルカップ １個

②【限定100セット】

・リーデル『フォー・トゥー』大吟醸＋ミニデカンタ・セット １セット

③【限定200セット】

・純米吟醸無濾過生原酒 山田錦 720ml １本

・純米吟醸無濾過生原酒 ひだほまれ 720ml １本

④【限定200セット】

・純米吟醸無濾過生原酒 山田錦 720ml １本

・純米吟醸無濾過生原酒 ひだほまれ 720ml １本

・カネコ小兵謹製 天領 オリジナルカップ １個

⑤【限定200セット】

・純米吟醸無濾過生原酒 山田錦 720ml １本

・純米吟醸無濾過生原酒 ひだほまれ 720ml １本

・リーデル『フォー・トゥー』大吟醸＋ミニデカンタ・セット １セット

⑥【限定200セット】 産地別 飲み比べセット

・純米吟醸無濾過生原酒 山田錦 720ml １本 （下呂市萩原町産）

・純米吟醸無濾過生原酒 ひだほまれ 720ml １本 （下呂市萩原町産）

・大吟醸 （兵庫県産）720ml １本

・純米吟醸 ひだほまれ天領 （岐阜県飛騨産）720ml １本

・カネコ小兵謹製 天領 オリジナルカップ 1個

⑦【限定200セット】 産地別 飲み比べセット

・純米吟醸無濾過生原酒 山田錦 720ml １本 （下呂市萩原町産）

・純米吟醸無濾過生原酒 ひだほまれ 720ml １本 （下呂市萩原町産）

・大吟醸 （兵庫県産）720ml １本

・純米吟醸 ひだほまれ天領 （岐阜県飛騨産）720ml １本

・リーデル『フォー・トゥー』大吟醸＋ミニデカンタ・セット １セット

⑧【限定200セット】 産地別 飲み比べセット

・純米吟醸無濾過生原酒 山田錦 720ml １本 （下呂市萩原町産）

・純米吟醸無濾過生原酒 ひだほまれ 720ml １本 （下呂市萩原町産）

・カネコ小兵謹製 オリジナルカップ ２個

・リーデル『フォー・トゥー』大吟醸＋ミニデカンタ・セット １セット

⑨【限定200セット】 産地別 飲み比べセット

・純米吟醸無濾過生原酒 山田錦 720ml １本 （下呂市萩原町産）

・純米吟醸無濾過生原酒 ひだほまれ 720ml １本 （下呂市萩原町産）

・大吟醸 （兵庫県産）720ml １本

・純米吟醸 ひだほまれ天領 （岐阜県飛騨産）720ml １本

・カネコ小兵謹製 オリジナルカップ ２個

・リーデル『フォー・トゥー』大吟醸＋ミニデカンタ・セット １セット

※未成年者の方は購入できません。 ※天領のお酒は二十歳になってから！

2021年年末、未だにコロナに世界中が振り回されている。

それでも明けない夜はない。

コロナに左右され、地球温暖化にも左右され。私たち人間の力はすごく小さく感じます。 しかし、皆様からいただきましたご支援、想いはすごく大きく私たちの酒造りの原動力となっています。私たちは造り酒屋として未来へ日本酒、日本の文化を残すことはできます。そして2022年も引き続き6月より作付けを行います。持続可能な酒造りの実現のために山田錦の種籾の購入、継続的な栽培の費用に充てさせていただきます。

そして新しい挑戦も密かに控えています。

ワンランク上の酒造りの為にもご支援いただきました皆様と共に美味しい日本酒を造り100年先の酒造り、まちつくりに寄与していく所存です。

引き続きよろしくお願いいたします。

11月21日（日曜日）には新しい杉玉にかけ替えることが来ました。新酒が出来たことを知らせる杉玉。昔は当たり前のように全国で行われていたようです。しかし現在では職人が減り、簡素化の流れが全国的に一時期ありました。しかし、弊社では地元の林業、産業、日本酒の文化を守りたいとの思いで43年前から継続して行っています。本年も無事に掛けかえることができました。なんとその杉玉も下呂市萩原町産、杉玉にかける情熱が世界一の男が屋号の高林の通り、下呂市萩原町奥田洞の小高い丘の上に自宅兼作業場を構えています。自然豊かでニホンカモシカが庭に来るのは日常茶飯事、熊に遭遇することもある綺麗なところ。こちらの杉玉は国内外の酒蔵、酒販店、飲食店、セレクトショップやご自宅のオブジェとしての引き合いも増えてきたそうです。近年では小さな杉玉を作るワークショップを開催し日本酒の文化を支えてくれている杉玉職人熊﨑惣太氏。※杉玉の高林㏋

杉玉職人の熊﨑氏も多様な経歴を経て地元下呂市萩原町を守りたい思いでUターンをし林業を守り、杉玉を作成しています。毎年、軽トラック2台分の杉の葉を使用する青々した杉玉は香りがよく清々しい気持ちにさせてくれます。地域の自然を守り、未来へ残す。お酒が繋ぐご縁を大切に酒造りに精進していきます。

・下呂市萩原町には酒造りを守る文化があります。

・酒を造る環境（水、気候）があります。

・私たちはそれらを守り続ける使命があります。

近江日野（現在の滋賀県日野市）上野田（コウズケダ）にて家を興す。
蒲生氏郷公の家臣として近江地方で地盤を築き、日野屋佐兵衛と称し江戸時代の初め頃（1680年と伝えられています）から江州日野から本州一円を巡って行商をしていました。その後、飛騨に商いのため出店を構え、飛騨の人情の細やかさ、自然の美しさ、風俗の麗しさに魅かれて、この地に住み着き、物品販売のかたわら日本酒造りをはじめました。明治時代になって酒造業を家業として行うようになり、昭和3１年「天領酒造株式会社」として法人化し現在に至っています。飛騨の自然を愛し、人情を愛した日野屋佐兵衛の心意気を、酒造りを始めてから八代目になる現代まで脈々と受け継ぎ、飛騨の自然の恵みで育った酒造好適米「ひだほまれ」、飛騨山脈からの地下水をもちい、自家精米にこだわり、飛騨の酒を造る天領へと成長を続けています。

昨年、近江日野から飛騨萩原宿に出店を開設してから340年を数えました。
この節目となる年から、まさかコロナ嵐に振り回されようとは考えもしませんでした。 私が家業を引き継いだとき、先代から「与えられた環境で最善を尽くせ」と云われました。 わが家には「家訓」というものは特に伝わってきてはいませんが、先代のこの言葉には第二次大戦の有名な激戦地であるインパールで士官として従軍し、最前線のコヒマで負傷しながらも帰還できた壮絶な体験に裏打ちされたものです。（注1）

わが家の歴史の中にはいろいろな困難があったと思います。
まさに今、「与えられた環境で最善をつくせ」の言葉の重みを感じています。

（注1）この状況はYouTube に収録されています
https://www.youtube.com/watch?v=ekGcWHKCFqc

天領酒造株式会社 ８代目 上野田隆平

家業なんて継ぐわけない。

中学2年の私は主張大会で発表した。

そんな発表をした私がいつの日か日本の文化である家業に生きる道を感じ、地元の未来の為に、酒造りはまちづくりだ！と言うまでに多くの皆様のお陰で成長をさせていただきました。

大根踊りで有名な東京農大に進学し、良き学友にも恵まれ学生生活を謳歌した後、私は当時業界一位の食品会社に就職しました。同期の誰よりも揚げ物を揚げたと自負があるくらいスーパーに入店し、都内の営業をしていました。年末年始に帰る実家はThe日本のお正月。幼少期から自然と身に染みて感じていた酒蔵の日本の文化。それは外に出て初めて分かる素晴らしさがありました。 酒蔵の香りであったり、飛騨の冷たい気温であったり、瓶詰めをする音であったり。

2006年日本酒ブームも直前、輸出に注目する蔵も少なかった時代。獺祭の桜井氏の記事をみて感銘を受けた。自らが海外で生活し営業をしていると。私は食品のバイヤーへ日本語で必死に商談をしているのに・・・そもそも通訳を通してお酒の良さ、私が感じてきた日本酒、日本の文化は伝わるはずがない。

そう思い、会社を辞めて日本を飛び出しアメリカ合衆国へ渡りました。

幸いにも下呂市とフロリダ州ペンサコーラは当時から10年を超える姉妹提携がありました。家族もペンサコーラならと承諾してくれました。本当はLAやCAに行きたかったのだが・・・現地に行き数年が経過すると 南部の文化に触れて本当に良かったと感じることが多くありました。強く残る人種差別がある一方でアメリカ人が母国の歴史を大切にする姿を多く見る機会に多く恵まれました。家業である酒屋だとプレゼンすると今まで差別をしていた先生や、クラスメートとも打ち解ける事が出来た。 家業に救われた・・・。そう感じざるを得なかった。改めて家業を継ぐ決心をしたきっかけでもありました。

就労ビザが切れるまではニューヨークの酒類問屋にお世話になり、結局2012年まで丸5年フロリダ州やニューヨークに滞在し、日本酒のプロモーション活動等を行うことが出来ました。これも先人である獺祭の桜井氏が日本酒を広めてくれていた賜物です。私の充実した米国生活は桜井さんのお陰であると年数を重ねるたびに感じます。 お世話になった方、出会った方は私の人生の宝物です。

これからは私が恩返しをする番。

将来地元に帰ってくる子供たちが、戻って来たくなる地元の創造。

雑草が生え、荒れ果てた土地ばかりで帰って来たくない！なんて言われる地元ではなく、だれもが誇れる魅力のある地元を造り酒屋として、まちづくりに寄与していきたいと思います。 いつか、この下呂市萩原町の酒米で造った日本酒で世界中の人を喜ばせたい！！

そんな日はそう遠くないと信じて・・・

天領酒造株式会社 9代目（見習い） 上野田又輔

世界中の日本酒愛好家を魅了する若き杜氏。

２０２１年 5月 全国新酒鑑評会において岐阜県唯一の金賞受賞に輝いた。

２０２１年11月 名古屋国税局酒類鑑評会 各部門で優等賞を獲得。

２０２１年11月 令和３年度岐阜県職業能力開発推進大会にて岐阜県知事賞を清酒製造工として唯一受賞。

鑑評会用の日本酒のみならず普通酒の美味さこそが造り手として醍醐味だ！ 国内外でのコンテストでも評価の高いお酒を造る。食を理解し、酒を醸す。 食中酒としての酒造りがモットーである。

杜氏 片桐一成

天領に携わり、天領の日本酒造りを支える人々、その想いを．．．

酒造りの世界に入って２５年、そして先代の渡辺杜氏より酒造りを受け継ぎ１０年の月日が経ちました。
好奇心の塊で突き進んだ２０代
経験と葛藤の中で苦悩した３０代
そして杜氏となり酒造りの真髄に向き合い探求し続けている４０代
現在に至るまで経験を重ねるほどに酒造りの奥深さを感じています。
これからも初心を忘れずに毎年新たな気持ちで、酒造りに向き合えることに喜びを感じながら、蔵人一同の力を結集し『和醸良酒』の精神で多くの方々の心に響く酒を醸していきたいと思います。

・2021年 12月29日 (水) ：プロジェクト募集開始

・2022年 1月吉日 (月) ：酒仕込みの開始

・2022年 2月27日 (日) ：プロジェクト募集終了

・2022年 3月下旬頃 ：順次サポーターへリターン品の発送を開始

・2022年 4月上旬頃までに、全サポーターへのリターン品発送を完了