※本プロジェクトは災害復興支援を目的としたプロジェクトのため、応援クーポンの利用はお控えください。

※能登が被災した関係で、アタラシイ商品・サービスを提供することが難しく、既存の商品・サービスにてリターンを設定しています。また、応援購入金額を復興に活用させて頂くため、一般販売価格より高い金額を設定している場合があります。

合同会社アマイケについて

私たちは石川県七尾市にあります「天女の羽衣」を製造する織物メーカーです。石川はもともと繊維王国。地域の発展を支えていました。今ではその生産は海外にシフトされ、繊維業界は大きく縮小しています。

再び繊維をきっかけに世界にビジネスを広げて、また多くの人が働ける場所を取り戻したい。地場産業として需要を生み出してきた歴史があるこの地から新しいカタチで地域を盛り上げたい。今回Makuakeでその挑戦の一歩を踏み出したいと思います。

能登発のジャパンマジック「天女の羽衣」をご紹介します。

1956年「天池機業場」として創業、現在は合同会社アマイケとして活動しています。

私たちは、新しい挑戦を始めます。
ずっと追い求めてきた「人生のシーンを美しく」というコンセプト。

Makuakeのデビューをきっかけに、能登半島地震からの復興を目指し、オリジナルモデルのロングスカーフを先行予約販売いたします。

たった7デニール27ミクロンの細さ。髪の毛の約 1/5から1/6ほどの糸を1インチあたり130本並べて均等に織りあげる超極薄テキスタイル「天女の羽衣」は、欧州メゾンでジャパンマジックと絶賛されました。

モデル着用：ロングスカーフ（フューシャパープル）

合繊の聖地・石川。七尾ではかつては繊維産業が盛んでしたが、現在では生産者はわずかとなってしまいました。この「天女の羽衣」を皆さまに身につけていただくことで、能登が育んだ技を未来へ残していくことに少しでもつなげていきます。

薄く織ると透ける「天女の羽衣」。
光を遮らない、水面のような透明感と光沢。
『陰翳礼賛』に描かれた
日本の美意識に通じる光と陰。

身に着けることで豊かな気持ちになったり、人に思いを伝えられたり。そんな身近なアイテムとしてご愛用いただければ幸いです。

やわらかく、わずかな風を感じ、
優雅に浮き上がる。
見たことのない未来的な光沢感。

今プロジェクトでは
16色のロングスカーフとポケットチーフを
被災で行き場を失った生地を活用して作りました。

震災で一部の生地が破損しました。生地としては規格外で出荷できませんが、表面のヨレや汚れを完全にカットして、きれいな部分だけを活用いたします。

①冷房から肌を守る

②長時間でも着けていることを忘れるほどの軽い使用感

③まるでシルクのような肌触り

①冷房から肌を守る

少し肌寒い。そんなときに首元の肌触りがやわらかい。

首元をやわらかく包み込みます。

天女の羽衣をご愛用いただいている方から
特に支持されているのが
冷房対策。

この薄さがちょうどいいのです。

②重さは10g/1㎡。長時間でも着けていることを忘れるほどの軽い使用感

身体をやさしく包むベールのような未体験の感触。

天女の羽衣は10g/1㎡。
A3コピー用紙1枚分の軽さです。

ロングスカーフ1枚（0.7875 ㎡）＝約8g。

天に舞い上がる羽毛のよう。

③まるでシルクのような肌触り

高級シルクのようななめらかな肌触り。

やわらかな肌触りは頬ずりしたくなるほど。

同じ大きさでもシルクのスカーフに比べ、
軽くて薄いです。
丈夫で手入れもカンタン。

使いやすく、誰ともかぶらない独特のニュアンスに。

16色のカラーバリエーションをご用意しました。お好きなカラーをお選びください。

生地の限定数に応じてリターンを設定させていただきました。

【ロングスカーフ】
ロングスカーフA、B、Cから
お好みの色が選べるリターンをお選びください。

ロングスカーフＡ　各色30枚

・スカイブルー
・ピスタチオグリーン
・コーラルピンク

ロングスカーフＢ　各色50枚

・パンプキン
・カナリーイエロー
・ネイビーブルー
・レモンイエロー
・カーキ
・ダルブルー
・ゼニスブルー

ロングスカーフＣ 各色90枚

・マラカイトグリーン
・ルビーレッド
・ドーンパープル
・ローズ
・ピーチ
・フューシャパープル

【ポケットチーフ】
ポケットチーフA、Bから
お好みの色が選べるリターンをお選びください。

ポケットチーフＡ　各色30枚

・スカイブルー
・パンプキン
・ピスタチオグリーン
・コーラルピンク

ポケットチーフＢ　各色50枚

・マラカイトグリーン
・カナリーイエロー
・ルビーレッド
・ネイビーブルー
・ドーンパープル
・ローズ
・レモンイエロー
・カーキ
・ピーチ
・ダルブルー
・フューシャパープル
・ゼニスブルー

はじめまして。
合同会社アマイケの天池勇揮と申します。

当社は1956年に天池機業場を創業。織り、染め、縫製開発を一貫して自社製造。特殊加工もすべて国内で行っています。

天女の羽衣は、もともと産業資材でした。
プラズマテレビの電磁波シールドとして開発。世界でも指で数えるほどしか生産できない技術力を要するもので開発には困難を伴いました。

開発に成功し、合繊メーカーとの受注契約で、工場と設備投資して生産を開始。1年で原糸メーカーが破綻し、在庫と大きな借金が残りました。自販ルートを開拓し、商社を通じてパリのトップメゾンに採用されました。

きっかけは父がヨーロッパで営業し、JETRO主催のイタリアの展示会に出たことでした。大手メゾンから500メートルもの注文をいただき、またたく間にパリのランウェイを飾ります。スーパーオーガンザと呼ばれ、今はパリのオペラ座でも採用いただいています。国内でも2014年にグッドデザイン・未来づくりデザイン賞をいただきました。

2015年 プルミエールビジョンパリに招待出展

機屋の私たちが生地の開発をはじめ、染め、プリント、シルク、ラメ糸など異素材にも挑戦。今までに生み出した商品は、1,000種類以上に及びます。

ドイツのグッドデザイン賞にあたる「アイコニックアワード」で２０１６年にベストオブベストを受賞しています。

数々の名誉ある賞をいただきましたが、
現状に満足することなく、
常に進化をしていく必要があります。
私たちは新しい挑戦を続けています。

全社員８名で糸の準備から、織り、染め、縫製まで一貫して自社生産しています。

「天女の羽衣」のやわらかな表情を
どうやって生み出していると思われますか？

【糸の準備】

まずは整経を行います。織機にかけるための経糸を巻く工程。

1枚の生地で必要なたて糸は10,000本。かなり細い糸なのでカンタンに糸が切れてしまうなど、トラブルになる難しさがあります。細い糸を開発した合繊メーカーが、製織が困難なため、特殊な資材を製織していた弊社に開発を持ち込みました。

各工程で工夫をして、この特殊な最も軽く薄い生地を製品化しました。現在も変わらず、日々研究を重ねています。

他の会社では、糸の準備から製織、染色、縫製、製品化までを一貫して行っている工場はほぼなく、業種をまたいで開発されています。手作業で行っている「能登上布」「牛首紬」といった伝統工芸などを除いて他に知りません。

当社の強みは多品種、小ロットに対応できることです。お客様からの要望が開発の元になっております。一貫生産によりオーダーメイド感覚でものづくりをしています。お客様に喜んでいただくために技術を磨き、世の中にない新しいアイデアを実現しています。

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【織り】

レピア織機で織っていきます。横糸をピンセットのようなもので糸をつかんで運びます。レピア織機は特殊な織物に適しています。

極端に細い糸（５デニール）、網戸のような太い糸（500デニール）を得意としています。一番軽いもので１㎡あたり５gの織物を作っています。薄い織物は埃でも糸が切れやすいほど繊細です。

湿度や温度を見極めて機械の改造と人の技術で織りあげています。５gの織物はフィギュアスケートアスリートや芸能界の衣装・装飾、アーティスト、建築デザイナーなど、広く使われています。

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【加工】

生地が繊細なため、染めるのも工夫しながら、半分は手作業。

生地が薄いため、加工の扱い方次第で生地に穴が開きます。異素材で使用する糸で染色が難しいものがあって、均一に染めるのは難しいです。

生地にムラができたり、色が安定しなかったりで、わずかな染料の配分を変えたり、新しい染料を使ったり、常に改善しています。織物は薄いと染料が少なくて済むため、環境負荷が少ないのもメリットです。

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【縫製】

用途に合わせて色々なミシンで一枚一枚手掛けていきます。

生地に合う細い糸が市販していないため、縫製用の糸を自社で開発しています。ミシンの調整も念入りに行って織物の柔らかさを損なわない特殊な端処理を施しています。担当者の感覚に頼ることが多いのですが、繊細な縫製をしています。

日本の大手アパレルブランド、デザイナーズブランドからも特殊な加工ができない生地の縫製を一部お受けすることもあります。糸を目立たせなく加工する技術は、当社が自信を持っている分野です。

糸が切れてしまったり、穴が開いたり、縫い目が均一にならなかったりすることがないように毎日調整しています。

2024年1月1日。地震が発生してからすぐに工場を見に行くと惨憺たる状況でした。工場の糸は崩れ、５、６トンもある機械が数十センチ移動したり倒れたり、車輪が割れたり、社宅の屋根は全部ズレ落ちたり割れたりして、手に負えないない状況になっていました。

工場内にも地割れがあり、道が沈み、段差ができて、フォークリフトも通れず、応急処置でセメント補修をして、自社で１ヶ月くらいかけて直していきました。雨漏りはいまだにありますが、年内は業者さんが忙しく、修繕は難しいと言われています。

被害の少ない従業員が1月4日から片付けにきてくれて、動かせるものは動かしていました。織機の再稼働まで１ヶ月程度かかりました。従業員が完全に出社できず、生産が落ち込み、3月まで避難所生活をしていた従業員もいました。

1月に出勤できない従業員が天女の羽衣に関わっていましたのでほぼ生産できませんでした。そのかわりＯＥＭの生産は２０２３年から発注をいただいており、なんとか会社を存続できました。

【弊社の売上推移】

2023年7月から9月と比較して、2023年10月から12月は売上を順調に伸ばしていたにも関わらず、地震のあった2024年1月は大きく減少しております。

ヨーロッパのメゾンブランドから大口のオーダーがありましたが、この環境下でお受けできませんでした。もしこの受注があれば売上は倍になり、経営も少しは楽になっていたと思います。

加賀の方は被害が少なかったのですが、運送業者さんが道路の被害のために遅れがあり、県外の運送便も道路の被害のため2月に入っても、当社に来られない状況もありました。

原糸が汚れて使えなくなり、発注しても入荷が大きく遅れました。

従業員は道路がめくれあがっていて出勤できず、会社自体は1月の中頃まで断水し飲料水として使用できたのは3月末でした。自宅から井戸水を持ち込み、トイレを使えるようにしていました。ドアが壊れ、工場の修理もできませんでした。建物は直せているのは玄関だけです。防水塗装もだめになっていて、屋根の復旧もいつになるかわからない状況です。

今回のオリジナルモデルの生産は被災し1反の生地として使用できなくなった生地を活用します。使用できるところをカットして使いますので天女の羽衣と全く同じ生地です。

震災の影響で倉庫の中に埋まったままの生地がたくさんあります。このままいけば廃棄されてしまいます。今回はMakuake限定のオリジナルスカーフとポケットチーフに活用しました。

社屋の修繕費、被災従業員宅の修繕を含めた会社の運営に必要な資金に充てさせていただきます。工場の周辺で地割れ、陥没し、いつになったら直せるかわからない状況です。業者さんも手一杯で、見積もりを依頼していますが総額は不明です。屋根の修理には３００万円ほどで総額およそ１０００万円を見込んでいます。

皆さまからいただいた応援購入の総額の30％は、七尾市をはじめとした被災地に寄付させていただきます。寄付については9月末までに実施し、活動レポートにてお知らせいたします。

ロングスカーフ（ダルブルー）

ロングスカーフ（ルビーレッド）

ロングスカーフ（カナリーイエロー）

ロングスカーフ（ピスタチオグリーン）

ロングスカーフ（ピーチ）

ロングスカーフ（ピーチ）

ロングスカーフ（ピスタチオグリーン）

ポケットチーフ（ドーンパープル）

ポケットチーフ（レモンイエロー）

ポケットチーフ（ドーンパープル）

昔、七尾は繊維産地でしたが今は当社だけになりました。平成になってからどんどん減っています。繊維の全盛期は教員や大工さんが機屋を起業したと聞いています。

能登の気候は湿度が高く、静電気が起きにくかったので、合繊の糸に合っていて繊維工業が盛んになりましたが、新興国からの繊維の輸入が増えてコストが合わなくなり、地震でやめた中堅の会社もあります。

昭和30年代、工場の様子です。創業時は4台の織機からスタート。10年余りで50台にまで増設し、平成には100台になりました。コロナ禍で会社を縮小しました。

小ロットで多品種の生産を行い、技術を磨いて様々なご要望に対応しています。

出会ったことのない質感を
Makuakeユーザーの皆さまに
ご体験いただきたいです。

どうか皆さま、応援購入をお願いいたします。

ロングスカーフ
素材／ポリエステル100％
サイズ／45×170cm

ポケットチーフ
素材／ポリエステル100％
サイズ／35×35cm

カラー／スカイブルー、パンプキン、マラカイトグリーン、カナリーイエロー、ルビーレッド、ネイビーブルー、ピスタチオグリーン、ドーンパープル、ローズ、レモンイエロー、カーキ、ピーチ、ダルブルー、コーラルピンク、フューシャパープル、ゼニスブルー

※商品の撮影には細心の注意を払っておりますが、ご使用のモニターの環境により、実物とは若干異なっていることもございます。予めご了承下さいませ。

今、天女の羽衣は羽田国際空港の店で、海外の方から高い評価をいただいています。金沢の観光地･東山の店でも海外の方から毎日喜ばれています。

繊維・製造産業は可能性があると信じています。廃業の多さから斜陽産業と言われますが、私たちはだからこそ日本でしかできない付加価値を高めていきたいのです。

織物業界では自販は無理だろうと言われていました。しかし天女の羽衣は既成概念を覆しました。以前は量が出ればという時代でしたが、今は織屋が自分で作って自分で売る時代です。今、手仕事の意味が問われる時代になっています。大切なのは人のぬくもりです。私たちができることは限られていますが、今必要とされている、暮らしを豊かにするために役立つものを作っていきたいです。

これからの展望として、ファッション以外の車など異業種との取り組みなど、新しいジャンルの開拓に力を入れていきたいと考えています。コロナで一旦止まっていたお話も一部進み始めています。

私たちは未来を描いています。天女の羽衣を日本の誇りのシンボルにしたいのです。

昔からご愛顧いただいているお客さまから、最近購入いただいたお客さままで、天女の羽衣はたくさんの方々に愛されています。

これからも天女が昇っていくように、私たちも頑張っていきます。

Makuakeはまっすぐなモノづくりを評価いただけるユーザー様がいらっしゃるプラットホームです。Makuakeをきっかけに新たな方々と出会い、ヨーロッパで父が自ら駆け回って育んできたこの宝物を今度は私が日本で広げていきます。

七尾の小さな企業ではありますが、繊維こそ地場産業の誇りをもって皆さまに助けられ、なんとかやってきました。お客さまに喜んでいただけるものを作ってきました。喜んでいただくことが私たちの喜びです。

お客様に評価いただくことが次の開発につながっていきます。お客様と対話をして、期待以上のものを作ることが大切です。喜んでいただいてこそ、私たちのモチベーションが生まれます。

今回Makuakeというプラットホームを通して、はじめて当社のことを知っていただいた方もいらっしゃると思います。今、当社は創業以来の苦境に立たされています。祖父も父も逆境を乗り越えてきたように、皆様の応援をきっかけに再興していきたいと思っています。どうか皆様、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

FAQ

Q：洗濯はできますか？

A：はい。ネットに入れ弱モード、又は擦らず手洗い(押し洗い)してください。

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Q：アイロンは使用できますか？

A：アイロンを使用される際は、中温以下（150度以下）に設定し、必ず当て布をしてください。スチーム機能やスチームアイロンのご使用は避けてください。

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Q：UVカットですか？

A：UVカット機能は付与しておりません。