はじめまして。

今回のプロジェクトを担当しております、株式会社イコム　小原と申します。

弊社は不動産活用を通じ、時代にフィットした商品やサービスを創造し、０から１を生み出し提供する会社です！

今回のプロジェクトは棚田遺産相続人を募集し、天水棚田と蛍の生息地を復活させ、相続人となっていただいた皆様と一緒に棚田を歴史的遺産として未来に残していく(相続)していくプロジェクトです！

棚田とは？

棚田とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことをいいます。畦が重なる形が棚に似ている事から『棚田』と呼ばれるようになりました。

日本にある約250万ヘクタールの水田のうち約22万ヘクタールが棚田だといわれており先祖の知恵がぎっしりつまった歴史的遺産とも言えるのが棚田です。

ただ一枚一枚の面積が小さく、傾斜地で労力がかかるため、中山間地域の過疎・高齢化にともなって、1970年代頃から減反政策の対象として耕作放棄され始め、今では40％以上の棚田が消えていると言われております。

そして今回復活させようとしている棚田もその消えゆく棚田の１つでした。。。。

本来棚田の頂上には『天水』と呼ばれる山から流れてきた水が溜まってできた池があります。昔からそこに溜まった水を少しずつ棚田に流し米を作ってきました。

天水からの水は栄養分が高くそれでできた米は『ホンマうまい！』と言われております！

ただ近年その天水すら減少してきており天水からなる棚田は本当に貴重となってきました。

そして今回復活させる棚田にはその天水がなんと存在します！！！

それを知った時私は。。。

『天水があるのに棚田がない！』

『ポテンシャルは十分なのに、なんともったいない！』

そんな気持ちから今回のプロジェクトを発足しました。

棚田遺産～『天水棚田蛍ヶ丘』復活プロジェクト～

「棚田遺産」とは、世の中にはまだ存在しない造語のようなものです。今回のプロジェクトを立ち上げる際に、私たち自身で考えました。

このプロジェクトは天水からなる棚田と蛍の生息地も復活させる為に始めたものです。　そして棚田を「遺産」に、を強く世の中へ浸透させていくことを目的にしたものでもあります。

棚田を遺産として残す為にまず最初に考えたこと。それは地域の方々の小さな意識の変化を造ることでした。棚田というものは世界的にみて遺産的な価値があるものです。

言い方は異なりますが、世界遺産に登録された棚田は、フィリピン・インドネシアなどに存在し、とても有名です。

※フィリピン・コルディリェーラの棚田群

先人たちが子孫に残し、保存に努めてきた棚田を残したいという気持ちは、地域に住む住民と同じように都市住民にも望まれたものであることに気付いて頂くことが不可欠だと思っています。

それには、都市住民が田舎でコミュニケーションする場があることが重要です。

外部と内部の本来まじわらない者同士がコラボレーションすること。新しいコミュニケーションによる『次世代の棚田の保存方法』は、このようにして今後も持続可能的に行われていくのだと思っています。

そしてその第一歩が今回のプロジェクトです。

プロジェクトを達成する為に、その両方の架け橋となるのが我々イコムの使命です。

私たちは職業柄、普段から『遺産相続』という言葉をよく耳にします。しかし、今回の『遺産相続』とは未来にすばらしい棚田の遺産を残していこうという趣旨で意味が異なります。

これに共感頂ける未来の遺産相続人を募集する運びとなりました。このグループを『遺産相続隊』と名付け、蛍ヶ丘の復活に関わる人たちを増やして参ります。

まずは将来に『棚田遺産』という言葉を浸透させ、日本全国の棚田を棚田遺産として認定していくネットワークまで成長させていきたいと思っています。

【遺産相続人】とは！？

今回応援していただいた方々には遺産相続人になっていただきす！

皆さまには『相続人の証』をお渡しします。それをお持ちの方は、棚田遺産としてすばらしく復活を遂げた棚田に第一号生として田植え・収穫の体験ができ、さらにその市場に出回らないお米を食すことができます。　

【相続会議】

遺産相続人のおもしろいところはそれだけではありません。

せっかく相続人になっても田植えや収穫などの農作業は苦手な方や日程が合わずに参加できない方などの為に、遺産相続人だけが集まれる飲み会『相続会議』を都市部などで開催します。

年齢・性別・出身地・会社などまったく関係ない相続人達が気軽に仲良くなれる飲み会で棚田・米・蛍・遺産・相続、話題はなんでもかまいません。思う存分語り合いましょう！

そして一番の魅力はこのプロジェクトを通じ、たくさんの人と交流し１つの伝統的遺産を守ったという達成感と経験が味わえることではないでしょうか！

場所は千葉県鴨川市平塚　のどかな田園風景の広がる，鴨川平野の奥に位置する街。平塚区民の方々がつくったハイキングコースがありハイキングや農業体験などを楽しめます。近くには棚田百選に選ばれている大山千枚田もあり、大自然の景観は最高な場所です！

また復活させる棚田の場所は昔は蛍の里と地元の方々から呼ばれており、『蛍ヶ丘』という名もそこから付けました。

棚田のすぐ隣には弊社が運営する天然村があります。

天然村とは私たちイコムがオーガニックをコンセプトに。都市と地方を自由自在に行き来するハビテーション(二拠点居住)をする場所です。

お試し的に自分のペースでもう一つのライフスタイルを簡単に手にする事ができる場所として開発されました。

【天然村HP】　

http://tennenmura.com/

年々人口が減少していく中で今回復活させる棚田がある場所の鴨川市平塚には伝統的な農法、伝統的な料理など未来に残していかなくてはいけないものがたくさんあります。

ただ過疎化が進み若い人達が都市部へと伝統を未来に引き継げなくなってきておりま

す。

今回のプロジェクトのように都市の方が地方に入り、地方の方がその地域の素晴ら

しさに気づく、そして若者が地方にもどってくるようなきっかけを作ってあげる。

消してはいけない火を守る為に今回の『天水棚田蛍ヶ丘』復活プロジェクト、そして天然村をかわきりに全国の地方から日本を再活性化するビジョンがあります。

・お金の使い道

棚田の復興工事費として使用いたします。

荒れ果てた田んぼの整備と天水から流れる水の水路を造る工事をさせていただきます。

◎実行者/チーム紹介

【遺産相続見届け人】

小原　享（プロジェクト運営担当）

1988年　　和歌山県に生まれました。実家は農家をやっており、ミカン畑が家の周りを囲み見渡すかぎり畑しかない場所で育ちました。そんな故郷が嫌だと関東に大学生の時に上京してきましたが、この今回の棚田のような大自然を見た時に心が安まり、やっぱり田舎はいいなと最近気づいた２７歳　独身男性です。

横山　知由(サポート役・田んぼ名人)

1974年8月生まれ、元天然村村長。アウトドアが大好きで、鴨川にいるときもよくキャンプに行きました。いまは大宮のマンションでキャンプのような室内生活を満喫中。6年鴨川におりましたのでお米作りの体験量は豊富です。何でも相談してください。

野口　剛史　(サポート役・釣り人)

1986年　埼玉県与野市出身。学生時代はウォーターボーイズにて、真っ黒でビキニパンツをはきこなす。
同時期に釣りの魅力に取りつかれイコムに入社後も休み前日から鴨川のダムに入り浸る生活を送っております。
 

【運営組織】

<プロジェクト運営>

社名：　株式会社　イコム

住所：　埼玉県さいたま市大宮区堀之内町1-308-1　3F

代表：　早川　　徹

<棚田作業の技術サポート>

団体名：　ひらつか地域活性化協議会

住所：　　千葉県鴨川市平塚

代表者：　川﨑　正義

<棚田の工事・管理>

団体名：　房田組合

代表者：　嶋津　正

【補足説明】

・相続人の証は田植え+収穫体験がついておりますがご利用は１回までとさせていただきます。２回目以降に関しては棚田オーナー制度のコース料金でご利用ください。その際に相続人の証をお持ちの方は優先的にご案内と予約を取れる特典がございます。

・田んぼオーナー制度とは・・・今回のプロジェクトとは別で来年以降の棚田のオーナーを募集する制度の事です。金額やコースに関しては現時点で今回のプロジェクトと同じ金額（ホームページからご覧頂けます）を設定しておりますが、多少変更などもございます。その際はご了承ください。