Tanzaku Lamp ( タンザクランプ )

かつて灯りや燃料として使われていた里山のブナ材が、現代に求められる癒しの灯りをともすスタイリッシュな充電式ランプに。

反りや縮みが出にくい最小単位としての「短冊状にカットしたブナ材」をデザインの起点とし、ストーリオ独自の曲げ技術で、使用シーンにより３つの形状に仕立てています。

場の暗さを楽しむくつろぎ時間の為のミニマムな灯りとして光源が直接目に入りにくく、明るい日中においてはシンプルな外観とプレーンな質感のブナの曲面から生まれる光と影がオブジェのように目を愉しませてくれます。

充電可能。シームレスに持ち運べる

「 充電式 ・ 照明 」というワードで検索をすると

金属やプラスチック製のガジェット的なアイテムはたくさん出てくるのですが、

インテリアに調和するものを探そうとすると、なかなか思うような物が出てきてくれないのが現状、、、。

TANZAKU Lampは無垢材のナチュラルさと、シンプルさ、スタイリッシュさを兼ね備えているので、和、洋他さまざまなテイストに調和します。

更に、充電式で持ち歩きできるので置く場所を選びません。

コンセントが少ない部屋や広い部屋、野外などさまざまな場所で使用でき、間接照明のような演出も可能です。

例えば、ダイニングテーブルで料理を照らし、映画を見るためにソファーへ移動。

足元を照らしながら寝室へ向かい、枕元で小説を読み、布団から立ち上がることなく消灯。

…といったシームレスな使い方も可能に。

安全性が高くコンパクトなリチウムポリマー電池を内蔵しているので、USBでフル充電すれば、それぞれ

光量1→約15時間

光量2→ 約4時間

光量3→約2時間 連続して使うことが出来ます。
（それぞれの光量が1/2程度に落ちるまでの時間です）

シーンに合わせて選びたい、3つのかたち

お家でゆっくりとくつろぎたい時、部屋全体が明るい空間よりも、ちょっとトーンを落とした空間の方がほっとしますよね。

TANZAKU Lamp (タンザクランプ) は明かりが欲しい手元を柔らかく照らしてくれるので、部屋のトーンは落としたままに、落ち着いた空間を作り出します。

就寝前の読書など、リラックスタイムのお供として、様々なシーンでお使いいただけます。

ご用意したのは形の異なる３タイプ。

[ ツイスト型 ]

ツイスト型は、３タイプの中では一番広範囲を照らすので、本や雑誌を読む時に最適。

３段階の光調節機能があり、写真や絵が多いものから、小説の細かな文字も読める明るさまで調節出来るので、読むものを限定しません。

光源が背面側に“ツイスト”し、低い姿勢で使っていても眩しい光が直接目に入らないように配慮された形です。曲木によって生まれた綺麗な陰影にもご注目下さい。

[ コの字型 ]

屋外や間接照明のお部屋でもダイニングテーブルのメインディッシュを明るく照らしたい時に。

キャンドルの光は上へ放射状に広がり、実は料理を明るく照らしていません。コの字型の光は真下にあるものを明るく照らすので、自慢のメインディッシュや食後のおつまみをより美味しくショーアップするのにぴったりです。

アウトドアでは、焚き火を消してしまった後でも、まったりした時間の余韻のお供として活躍すること間違いなしです。(木部は濡らさないで下さい)

[ アーチ型 ]

ぐっとアーチ状に屈んだ形なので、光が拡散しにくく、明かりが欲しい部分のみを照らします。

ゆっくり映画鑑賞をしたい時に、おつまみやグラスを置いたサイドテーブルに置けば、暗くした部屋でも必要な手元だけ照らすことが出来ます。

光を３段階の内一番弱い設定にすれば、映画鑑賞の妨げになりません。

細部までこだわったデザイン

TANZAKU Lampは、今年度のJIDA(公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会)のデザインミュージアムセレクションVol.21の選定商品に選ばれました 。

※JIDAでは、工業製品を貴重な文化財と捉え、後世に伝えるべき歴史的、文化的意義ある製品を毎年選定し、企業とデザイナーに「JIDAセレクション」賞を授与する事業を行っています。

機械感をなくし、インテリア性を高めるために操作ボタンはフラットなタッチ式を採用。

スタイリッシュなフォルムながらも、プラスチックには出せない温かみのある木の質感は絶妙なバランス。

和風から、モダン、最新のリノベスタイルまで。どんなテイストの部屋に置いても違和感なく溶け込みます。

ゆっくりと寛ぎたい夜に、休むための環境を整える

就寝前の１〜２時間は明るい光を見ない方がスムーズに眠りに入れると言われています。

様々な快眠の条件がある中で、光は大きな要素となります。

スマホやPC画面のブルーライトを見たり、寝る直前まで部屋を明るくしていたりすると、睡眠を促すホルモン物質“メラトニン”の分泌が遅くなり、なかなか寝付けない、眠りが浅くて疲れがとれないといった症状に繋がります。

(参考:オムロン「就寝前の光の量とねむりの関係に関する実験」より)

https://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2013/1209.html

しかし、就寝前でも色々とやりたいことはあるもの。

部屋のトーンを落としたまま必要な手元だけを優しく照らすことで、休むための環境を壊すことなく、読み物にふけったり、好きな音楽を聞いたり、、

気持ちもリラックスした状態で就寝前のくつろぎタイムを過ごすことができます。

光源を直視しない形状の工夫

太陽や電球など、眩しいと感じるほど強い光は誰しも避けたいもの。

この照明は、光源を直視しないように配慮された形をしており、光源全体を0.5mmの薄い突き板でカバーしているので、光量をキープしながら、いつでも間接照明のようなやさしい光に。

もし直視してしまっても、光が目に刺さるような感覚を軽減しています。

ブナの突き板を透過した光は、囲炉裏を彷彿させるようなオレンジ色。

温かみのある色は、気持ちも癒してくれそうです。

いつでも手元で操作可能。寒い思いをせずに明かりをOFF

最近では部屋の照明にリモコン式の物も普及してきましたが、従来のコードタイプや壁スイッチ式だと、暗くて物につまずく心配と、冬は特に寒い思いをするのが常でした。。。

TANZAKU Lampであれば、手元で操作できるので、寝る前に本を読んだらそのまま手元でOFF。

電気を消しに立ち上がる必要もありません。

ハンディーだから、いつでも手元に置いて操作できる。
寒がり、面倒臭がりな方にも、ちょっと嬉しいポイントです。

夜の安心にも

夜中にトイレに立った時、そして眠っている家族を起こさずに移動したい時、

アーチタイプは腕にかけて夜の歩行にも使えます。

真っ暗な廊下で急に明るい光に照らされる不快感がなくなるだけでもありがたいものです。

また、子育てをされる方で、こんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか？

ー 子供を寝かしつける時、そろそろ寝たかな？と思って電気をカチッと消した瞬間に起きてしまった。。。

そんな時にも、TANZAKU Lampであれば寝かしつけるのにも明る過ぎず、タッチ式なので操作も無音。コードがないので持ったまま部屋を出ることも可能です。

◾️ 模倣が可能な「仕組み」からの脱却を

株式会社ストーリオ代表の木村です。弊社は、15年前に私が家電メーカーから転身して立ち上げました。

当時はインターネットの普及と、多品種小ロット生産の技術が進んだ頃で、各々の家に合わせたオーダー家具をDIY出来るキットを製造販売する事業からはじめました。

代表 : 木村 和久

造作家具に比べると価格が抑えられるので人気を集めましたが、大手同業者が同様のサービスを始めると売上が減少してしまい、模倣可能な「仕組み」ではなく、真似出来ない「技術」の必要性を強く感じました。

◾️ オリジナルの強みを持つ。独自の技術確立に向けて

独自の技術を確立しようと、どんな技術・アイテムに特化しようかと考えたときに、大型の椅子やテーブルは合板を曲げる成形技術の向上によって進化してきたのに対し、小型アイテムの曲げ技術はまだあまり進化していないと気が付きました。

曲げわっぱは昔からありますが、例えば名刺入れのような日常的なアイテムにも応用する余地はある、と思ったのが商品開発に至ったきっかけです。

そこから、雑貨サイズの物でも強度を保ったまま小さく曲げ加工出来る基礎研究と、それを産業化する機械設備の開発に取り組んできました。

曲げた後は、一点づつ手で仕上げます

◾️ 品質安定のために、木材の選定から取り組む

開発当初は、木材を外部から購入していたので産地が異なり、品質が安定しませんでした。いつ、どこで伐採されたのかがバラバラだと、力のかけ方や曲げ角度をせっかく調整しても、産地(=木質)が変わる毎に設定し直す必要が出て来てしまいます。

そこで、木の品質を安定させるために「自ら山に入り木を選ぶ」ことにしました。

◾️ スノービーチの利用で里山を元気に

木を探す中で出会ったのが “スノービーチプロジェクト”

雪国新潟、魚沼市大白川のブナ(ビーチ)を活かした付加価値の高い製品を作り、その魅力を発信、地域の活性化につなげていこうというものです。

大白川生産森林組合 組合長 浅井 守雄氏

昔は薪や木炭のためにブナの木を植えていましたが、今は電気・ガスを使用するようになったため、次第に需要は減っています。

私も近くの小千谷市生まれで山に恵まれて育った為、目に見えて山が荒れていくのを感じていたので、この取り組みに共感し、ぜひ山をもう一度再生する為にブナ材を活用したいなと。

新潟大学名誉教授　紙谷智彦博士（スノービーチプロジェクト代表）
百年後の里山の形態を考え、厳選されたブナ材

切り出されたブナは、スノービーチプロジェクトの仲間で分けあいます。

その取り組みの中で自ら山に入って木の選定から関わることが出来たおかげで、品質の安定も実現することが出来ました。

◾️ これからのこと

昔は、囲炉裏で薪を燃やしてあかりをとっていたという背景があり、

エネルギーの主軸が電気に変わった今でも、やっぱりそういうルーツは大事にしたい。

そこにこそ、私たちが大白川のブナを使う意義があるかなと思っています。

製品を使っていただくことが里山の保全へと無理なく繋がる循環を目指しています。

TANZAKU Lampという商品名は、帯状のものという由来のほかに、短冊に願い事を書くという意味合いも込めています。

ランプをはじめとし、私たちの製品を通して、生まれ育った地域、そして森を100年、200年先も元気な状態にできるよう、今後は他のインテリア商品にも挑戦していきたいと考えています。

◾️ リターンについて TANZAKU Lamp

[ ツイスト型 ]

[ コの字型 ]

[ アーチ型 ]

【 仕様 】

・LEDライト内臓 ３段階調光可能

・タッチスイッチ式

・点灯時間（それぞれの光量が1/2程度に落ちるまでの時間）

光量1→約15時間

光量2→約4時間

光量3→約2時間

・内蔵充電バッテリー　リチウムポリマー電池 1200mAh

・付属品　USB TypeCケーブル　(ACアダプターは付属しません）

・天然の無垢材を使い、手仕上げで制作しておりますので、木目や色、曲がり具合は一点づつ違います。