漢字を書いて、モンスターを召喚せよ！

モジカルモンスターは２人対戦ゲームです。プレイヤーは漢字をボードに書いて、モンスターを召喚して戦います。

「ひたすら覚えるだけだった漢字が、モンスターを召喚する魔法に変わる」

そんな世界観の中で遊びながら、漢字の読み書きはもちろん、意味や使い方まで学べるゲームになっています。

小学１年生から６年生までの間に覚えなくちゃいけない漢字の総数はなんと…

1026文字！！

小学生時代、漢字覚えるの苦戦したなぁという方も多いのではないでしょうか？(*´Д｀*)

ドリル中心の漢字学習を遊びの体験に変換できないか？

そんな素朴な想いがこのプロジェクトのきっかけです。

特徴１

漢字の読み方が"キャラ名"に！

特徴２

漢字の意味が キャラの"見た目"に！

特徴３

漢字を使った熟語が "特殊効果"に！

特徴４

漢字を書いて遊ぶ "書き込み型ゲーム"！

特徴５

すべてのキャラに漢字が隠れている！？

今回、ゲームを開発するにあたり、

”なぜ漢字学習は難しいのか？”

そして

”どうしたらその「難しさ」を「面白さ」に変換できるか？”

この２つを徹底的に考えました。

①漢字一文字に読み方がたくさんある

例えば、「生」という漢字1つをとっても…

い（きる）、い（かす）、い（ける）、う（まれる）、う（む）、お（う）、は（える）、は（やす）、き、なま、 セイ、ショウ

1つの漢字に読み方がたくさんある…

読み方を覚えるだけでもとんでもなく大変です。

②同じ読み方なのに意味が異なる

「危機一髪」と「危機一発」どちらが正しい表現でしょう？

あれ？どっちだっけ？と、一瞬考えてしまうのではないでしょうか。

正解は「危機一髪」。

「”髪の毛一本ほどのわずかな違い”で、危険や困難に陥るかどうかの瀬戸際」

という意味なので、「髪」の方が正しい表現になるわけです。

この例の「髪」と「発」のように、正しく漢字を使うためには、漢字それぞれの意味の違いまで覚えなければいけません。

このことが、漢字学習をさらに難しいものにしています。

③形や書き順が複雑

何よりも漢字の難しさの根本は、形や書き順の複雑さにあります。

他の言語と比較しても、これほどに複雑な文字はなかなかないのではないでしょうか？

まとめ：漢字の難しさとは？

これまで見てきた漢字の難しさを一言でいうと、「漢字一文字に含まれる情報量がめっちゃ多い」ということです。

一方で、この膨大な情報量が漢字の"面白さ"や"かっこよさ"の根源でもあります。

今回の開発にあたっては、漢字の「難しさ」と「複雑さ」が「面白さ」や「カッコよさ」に変わるように、徹底的にデザインにこだわりました！

ポイント①

漢字の読み方を"キャラクター名"に！

たくさんの読み方を覚えるのが大変…

それなら、読み方をキャラクターネームにしてしまおう！

漢字の読み方がキャラクターの名前になっているから、仲間の名前を覚えるように主要な音訓読みを覚えられます！

ポイント②

漢字の意味を「キャラの見た目」と「特殊効果」に！

漢字一つ一つに異なる意味があって、覚えるのが大変…

それなら逆に、それぞれの漢字の意味をまとったキャラクターとして表現しよう！

例えば、「発」なら”何かを発している”キャラクターに！

漢字に備わっている意味をキャラクターの見た目や動きに込めることで、漢字の意味をイメージしやすくなります。

さらに、熟語を一緒に覚えられる工夫も！

カードにはキャラクター毎に必殺技（特殊効果）とセリフが書かれています。効果の内容は熟語の意味を連想させるような内容に、また、セリフはその熟語を使った文例になっているので、遊びながら自然に熟語の意味や使い方を覚えられます。

ポイント③

漢字の複雑な形を活かした「書き込み型ゲーム」に！

漢字の形が複雑で、書き方を覚えるのが大変…

それなら、逆に複雑な形を利用したゲームにしよう！

ということで、「漢字書き込み型ゲーム」になっています！

対戦相手に自分の書いた漢字を見破られると攻撃が失敗するルールになっているので、

”漢字の一部分だけを抜き出して書く”

これがこのゲームの秘訣になります！

漢字の形をじっくりながめながら、どんなふうに書くのか？どこが似ているのか？自分なりの作戦を考える、

そのプロセスそのものが、漢字の形と書き方を自然とマスターしていく仕掛けになっています。

▼詳しいルールはこちら

ポイント④

すべてのキャラクターに漢字が隠れている！？

それぞれのキャラクターの中には漢字の形が隠されています！

”どこに漢字が隠れているんだろう？”

そんな風に疑問を持ちながら、キャラクターたちを眺めるだけで、漢字の形を覚えられる！見るだけでも楽しいカードゲームになっております！

今回は特に１、２、３年生が間違いやすい漢字を中心に選びました。（全４２キャラ）

今回も、キャラクターのデザインは週刊少年ジャンプで連載経験のある、石岡ショウエイさんにお願いしてデザインしました。アトモンと同じ方です！( ＾∀＾)

試作版のモジモンたちを子どもたちにお披露目したところ、食いつきがすごかったです！(°▽°)

子どもってやっぱりキャラクターが大好きですよねー！（下の写真）

モジモン面白い！そんな風にハマって頂いたお子様にはさらに、自分だけのオリジナルキャラクター制作ができる白紙カードも同封しております！

ぜひ、自分だけのモジモンを作って遊んでみてください！

多くの子どもたち、そして私たち大人も苦戦してきた漢字学習。

『社会にでたら漢字は必要だから覚えなさい。』

私自身、こんな風にまわりから言われて、渋々ドリルをこなしていましたが、子どもたちの視点に立つと”必要性”について説かれてもなかなか腹落ちしません。

必要だから学ぶのではなく、楽しいから学ぶ

モジカルモンスターをきっかけにそんな風に思ってくれる子どもが一人でも増えることを願っています。

今回、ご支援いただきました資金はカードの制作と印刷の費用にあてさせたいただきます。

また、今回の企画「モジカルモンスター」が皆様にご好評頂いた際には、小学校１年生から高校３年生までに習う漢字全てをキャラクターにして、シリーズ化していきたい意気込みです！

この取り組みに共感してもらえたなら、ぜひシェアをお願い致します！( ´ ▽ ` )

自分でプレイしない方も、自分の母校や地域の学校でプレイしてもらいたい、と思ったらぜひ「スクールギフト」のご支援をご検討頂けましたら幸いです。

僕たち、tanQ株式会社(タンキュー)では、子どもの学びを冒険にするプロダクトを日夜開発中です。

子どもがもっと楽しく学んで、自分の持ってる素晴らしさを見つけること。

そんな変化がご家庭で起きることが僕たちの願いです。