みんなが大好き！！な部分を集めた『かどっこ』おあげが復活！

創業大正14年。福井名物「竹田の油あげ」の歴史は古く、様々なお客様から愛されています。当社谷口屋では、一般的な油揚げとは違いかなり巨大な油揚げを製造しており、13cm四方・厚さ4cm・重さ300gもあります。これをステーキのようにフライパンで焼いて、ご飯と一緒に食べるという新体験を提案してきました。

これまでに色々な意見を頂きましたが、商品開発をしたい！と思う程たくさんの方々に言われていたのが、「この油あげの角(かど)の部分が、取り合いになるほど美味しい！5人だとケンカになっちゃう！」という言葉でした。

そこで私達は『角(かど)』の部分がたくさん出来るような油あげ、『かどっこ』という名前の商品を作りました。

しかし『かどっこ』は量産が難しく、通常販売を断念せざるを得ませんでしたが、この度改良を加え、Makuake企画限定の商品として復活します。

他にも様々な製品をリターンとしてご用意しておりますので、谷口屋のファンの皆様も、このプロジェクトを通じて初めて知った皆様も、是非この機会に一度ご賞味いただけますと幸いです。

今回のプロジェクトを担当させて頂く、四代目(になる予定)の谷口弘晃と申します！まず皆様に谷口屋って？福井県って？油あげとは何んぞや？という所をお伝えさせて頂きます！

福井県坂井市にある山の中に「竹田村」という村があります。現在の人口は300人程度で、隣のコンビニまで車で10分、まさにド田舎！という場所に谷口屋はあります。

福井県では昔から浄土真宗が盛んな地域で、日本最大の禅寺「永平寺」があり、報恩講というお寺の催し物で精進料理を食べる機会が多かったそうです。

その精進料理の中には必ず油揚げが出されていたのですが、昔は高級品で冠婚葬祭や報恩講でしか食べれなかったという名残もあり、福井が一世帯当たりの油揚げの消費金額が54年連続ぶっちぎりで1位という快挙？を成し遂げています。実はこの統計が始まったのが54年前という事もあり、それ以前からも油揚げ大好きな地域だったんですね！

出典：総務省統計局　http://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html

谷口屋では、一般的な油揚げとは違いかなり巨大な油揚げで、13cm四方・厚さ4cm・重さ300gもあります。簡単に表現すると…そうですね…ものすごく分厚い薄揚げと言った方が分かり易いでしょうか…。(逆に分かりにくかったらゴメンナサイ)

ここまでの大きさですと今までの様な脇役の油揚げではなく、おかずの中のメインになる油揚げですね！ほとんどの方がこの油揚げをフライパンで焼いてステーキの様にして食べる事が多く、ご飯のおかずやお酒の肴にして食べることが出来ます！

ここで調理方法を動画で見て頂きましょうか…

はい！こんな感じでパパッと調理してみて下さい！

後はお好みの薬味と「竹田の油あげ」の為に作ってもらった『あげステーキのタレ』をかけてお召し上がりください。ちなみに福井県では大根おろしと刻み白葱と一味唐辛子で食べます！

もしよければ三代目谷口誠の食べ方をご覧ください…
※Facebookページに飛びます
https://www.facebook.com/taniguchiya/videos/1385095341550747/

はい！三代目谷口誠はこんな感じで食べてましたね！

実は焼いて食べる時に４つの角の部分が一番カリカリになっていて人気の部位なのですが、今回のプロジェクトで限定販売する「かどっこ」の開発はこの角部分がきっかけでした！

形はこのような感じで、要は切り込みを入れて角になる部分を増やした油揚げですね！

ただ…見た目以上に手間と揚げる技術が必要で、この商品を出した2010年頃はわずか半年で販売中止となってしまいました。しかし今では油揚げを揚げる技術もどんどん進化し、揚げ職人(揚げ師)も増えたことで、受注生産であれば何とか対応可能！という事で『かどっこ復活プロジェクト』をスタートします！

ちなみにこの「かどっこ」は現時点で、スーパー・百貨店などで販売する予定はありません。今回限りの限定品として販売致します！

他にも、弊社の自慢の品々をリターンとしてご用意させていただいているので、こちらでご紹介させていただきますね！

1、谷口屋のおあげ
元祖あげステーキの谷口屋のおあげ。国産大豆１００％使用、天然にがり使用のおあげ専用木綿豆腐を揚げ師が約１００回ひっくり返しながら約１時間掛けて揚げています。約１３cm四方厚み約４cmと大きな油あげは焼くと外はカリッと中はふんわりジューシーまるでクロワッサンのような食感で大根おろし、ネギをのせあげステーキのたれをたっぷりかけてお召し上がりください。

2、ミニあげステーキのたれ
谷口屋のおあげに合うように石川県の加賀の醤油醸造元に独自依頼をし、たまり醤油と丸大豆醤油をブレンドして作ったオリジナル醤油です。

3、太白おあげ
三代目竹蔵がさらにヘルシーに身体に優しい油あげを作ろうと試行錯誤した結果見つけた三重県の久鬼産業さんの九鬼太白純正胡麻油だけで揚げました。素材本来の味を引き立たせる太白胡麻油で揚げたおあげはこだわりの木綿豆腐の味を楽しんでいただくあっさりとした油あげです。

4、越前塩１g
日本海越前海岸でとれたミネラル豊富な天然の塩です。あっさりとした太白おあげに少量つけてお召し上がりください。

1、かどっこ
子供も取り合うほど美味しいカリッとした油あげの角（かど）をたくさん作って笑顔を作りたい。そんな想いからうまれた幻の油あげ「かどっこ」この油あげをカリッと揚げることができるのはほんのわずかの揚げ師だけ。そんな幻の油あげを完全受注生産にて販売させて頂きます。

2、薄揚げ巾着（２枚入り）
お味噌汁の具、いなり寿司などいろいろな用途に使いやすい薄揚げです。

3、具入り小サイズ油あげ3種
食べきりサイズの中あげに国産ごぼう、国産唐辛子、国産生姜をそれぞれ練りこんだ特製おあげ。焼く、煮る多種多様な食べ方でご賞味ください。

4、谷口屋の絹どうふ
国産大豆１００％で搾った谷口屋自慢の濃い豆乳を越前海岸のミネラル豊富なにがりで固めた特製豆腐です。２０１８年開催、第四回北陸・中部豆腐品評会にて奨励賞も受賞した谷口屋自慢の豆腐です。

5、谷口屋謹製紙袋
谷口屋のおあげが綺麗に入るまだ非売品の謹製紙袋です。おあげが１０枚入る謹製紙袋（大）とおあげ５枚入る（小）を一枚ずつお届け致します。

ここからはちょっとお固い話になるかもしれませんが、谷口屋の歴史、こだわりや油揚げにまつわる言い伝えなどをお伝えします！もっともっと谷口屋の事を知りたい！と言う方は読み進めて下さい！

谷口屋では人の身体を作っているのは、「食」と「心」だと考えています。食べ物を作る時に出来るだけシンプルに作ることで、余計な物を使わず身体にも優しい商品を作ることが出来ます。素材の味を最大限に引き出せるように厳選した材料と、伝統の技術で商品を作り上げています。そして美味しい物を家族で囲んだときの、家族団らんの時間が癒しの時間であり、幸せを感じる時間であり、心を豊かにさせる時間であると信じています。

身体に優しく、美味しい物を、家族で楽しく食べてもらう。その家族団らんの「輪」を日本中、世界中に広めていきたい。これが谷口屋の想いであり、願いです。

油揚げの材料は大豆・水・にがり・油と非常にシンプルです。だからこそ選んだ素材で味や食感は大きく左右されてしまいますし、シンプルな素材を活かすためには職人の技術も必要になってきます。

日本の中でも特に生産にこだわっている九州の一等大粒大豆と、地元福井県で生産された大豆を、油揚げに合うように独自にブレンドしています。甘みと旨味を掛け合わせるブレンドの割合が重要になっています。

23年前にこの谷口屋を建設する時にまずは水を探して、豆腐作りに適した水が湧き出るから！という事でこの場所に決めたという経緯があります。ここの水は地下約80mから霊峰白山の雪解け水が伏流水として湧き出ている「白山禅定の清水」です。

越前海岸の海水を、昔ながらの製法で塩を取り除き、その時にできる「天然にがり」を、さらにまろやかさを増すために雪中貯蔵で一冬寝かした「越冬にがり」を使用しています。

オーガニックアイランドを目指す島、プリンスエドワード島で契約栽培をしている菜種を、化学溶剤を使わずに「圧搾製法」で搾った油を使用しています。添加物である「消包剤」は使用していません。

「竹田の油あげ」を揚げるためには「揚げ師」が油揚げの状態を、視覚・触覚・嗅覚・聴覚を頼りに温度を上げ下げしながら1枚ずつ手作業で１時間弱かけて揚げています。

このように、全ての素材をとことんまで追求し、本当に身体に良い物を美味しく食べてもらいたい！の一心でこだわり続けています。

大正14年、初代竹蔵は新しい仕事にいち早く目を向ける先取の気質がありました。そんな彼がある日、豆腐作りに魅了されました。

大豆が水と火の力で、豆乳を、豆腐を、油揚げを生み出す。竹蔵にとって、それはまさに魔法のようでした。

昭和16年、大東亜戦争によりこの時期の日本は、あらゆる物資が欠乏し、大豆も味噌も足らず谷口屋も商売を辞めなければなりませんでした。このころ二代目勇は19歳で水兵さんに志願し日本の為に闘う決意をしたころでした。

昭和20年、終戦とともに谷口屋は初代竹蔵と二代目勇は再び営業を再開し、みんな「あげ」との再会を喜びました。

昭和58年、この頃から村の人はもちろん丸岡城下町や石川県の温泉街のお客様がどんどん増え、初代竹蔵が作った油揚げは「竹田の油あげ」として人々に親しまれていきました。

平成7年、三代目誠が郵便局勤めの傍らで行商をしていた時、行商を早く終わらせようと片手で差し出した油揚げを、いつも油揚げを買ってくれるおばあちゃんは「やっぱり谷口屋さんのあぶらあげはおいしいのぉ。うちの子供も孫も谷口屋さんのあぶらあげしかたべんのや。」と言い、大事そうに両手で油揚げを受け取ったのです。そのおばあちゃんの笑顔に胸を打たれ、三代目として谷口屋を継ぐ決意をしました。

初代竹蔵の教えはただ一つ「あわてたらあかん。じっくりと丁寧に。」

現在でもこの初代竹蔵の教えを守り、伝統の製法を守りながら、新しい油揚げの可能性を発見するために日々研究し続けています。

改めまして私どもの紹介文をお読み頂き本当にありがとうございました！

谷口屋、四代目谷口弘晃でございます。

今回このプロジェクトに挑戦させて頂いたのは、長年培ってきた「あげ」に対する想いと技術と愛情を少しでも多くの人に触れてほしい！という想いがあったからです。

私達が作る「油揚げ」が、家族団らんの時間と皆様の笑顔に少しでもお役にたつことが出来たなら、それは私達の幸せであり喜びです！

今回のMakuake様とのつながりで皆様の目に触れる機会を頂けました。今回の御縁をきっかけに、福井県まで足を運ぶことがありましたら是非お店にも立ち寄ってみて下さい！その時には「四代目いますか！？」と声を掛けて頂けるとはしゃいで喜びます(笑)

上記の歴史には私の事は書いてありませんが、もし…もし聞きたいという方がいたらお店まで聞きに来てください！まぁまぁ波乱万丈な人生を送っていますよ(笑)

長文となりましたが、ここまで読み進めて頂き本当にありがとうございます！

今後も「油揚げ」のパイオニアとして日々精進してまいります。
どうぞよろしくお願い致します。

※四代目の声量に気をつけてください！
※逆に三代目の声量は小さいです！