丈夫な帆布ソックスで目指す
廃棄ゼロプロジェクト

帆布を織り続けて１３０年！岡山県倉敷市にある帆布の老舗タケヤリは、鞄を作る帆布（キャンバス）だけでなく、実は、ベルトコンベアや、車用タイミングベルトなど産業資材も生産しています。

帆布は生産ロットが大きく大量に生産する為、資材調達時にどうしても余ってしまう糸『残糸』がでてしまいます。廃棄してしまう原料を無駄にせず、何かつくれないか？そんな想いから今回プロジェクト立ち上げを決めました。

【１】 残糸の問題を解決したい

とても良い糸ですので、残ったものをそのまま廃棄にしてしまうのは勿体無い。環境のことを考えても、そのまま捨てるわけにいかない。

そこで、生地よりも生産ロットの少ない”靴下”を編み立てることでロスを極限まで抑え、効率的な事業が行えるのではないかと考えています。

【2】帆布の風合いの良さを伝えたい

産業資材と言え、私たちの帆布はとても風合いが良いのが特徴です。これまで、バッグや、ワークウェア、家具などでの使用実績は有りましたが、直接肌で触れる製品を作ることで、帆布の新たな魅力を引き出します。

行き着いたのが”靴下”。帆布の糸は特有のドライ感を持ち、靴下になると靴の中で快適な履き心地を生み出してくれます。

【3】丈夫で風合い豊かな靴下をつくる

丈夫さのカギとなるのが、帆布の太い綿糸。通常、織物は安定した織布をする為、糸に糊をつけ、生地が出来上がった段階で洗い流すという工程を行いますが、私たちの帆布糸は一切糊付けを行いません。その為、糸にかかる負荷が少なくなるので風合いが良くドライな風合いを残しています。

本来織物用の糸を靴下の編機に入れることはありませんが、奈良県の靴下工場ギャレットさんの協力を得て実現できることとなりました。今回は太番手の糸が通る編み立て機を使い編み立てています。

【帆布靴下の特徴】

カラー：杢グレーと生成の二色展開を予定。
仕様：10cm丈

サイズ：S（23.0cm〜25.5cm）M（25.0cm〜27.5cm）

靴下の丈はミドル丈を採用しています。スニーカーやサンダルに合わせてもしっかりと存在感のある印象になります。

ロングパンツにロールアップでも。ショーツに合わせても◎。

足の甲、足首はリブ編みにして、履き心地をよくするだけでなく、靴下としてのデザイン性を高めています。

丈夫な帆布の糸ですが、さらに強度を出すため、糸を２本合わせて（引き揃えて）２倍の太さにして編み立てています。生成は原糸そのままの色。杢グレーは、2 本引き揃えるうちの一本をグレーにすることで、色目に変化をつけました。

【帆布BOX】

帆布靴下を入れる箱も製作しました。こちらは、残糸ではなく、B反と呼ばれる、織り傷や汚れのあったもので出荷されることがなかった帆布です。

今回は、傷や汚れのある部分を避けて裁断し、収納BOXを製作しました。

BOXサイズ：高さ(H) 約10cm x 奥行き(D) 約13cm x幅（W）約16.5cm

※一部リターンのみとなります。

プロジェクト期間：2021年9月上旬開始～10月上旬終了

支援者様へのリターン発送予定：2021年12月下旬頃〜順次発送（結果確定後出来る限り前倒しする予定です）

3種類のセット、3種類の割引パターンでリターンをご準備いたしました。

カラー、サイズ、はお好きなものをお選びいただけます。

靴下の編みたてには、ある程度まとまった数量が必要です。集まった資金は初回生産分の資材調達、編み機を動かす資金として使用します。

製品実現に向け、資金を投入したいと考えています。

株式会社タケヤリは創業明治21年、岡山県倉敷市にある帆布の老舗機屋です。

1888年 “繊維のまち”岡山県倉敷市で今から約１３０年前の明治２１年、武鑓石五郎と機織りの名手である梅との結婚を機にタケヤリの帆布製造が始まり、現在へと歴史を受け継いできました。

＜石五郎と梅＞

倉敷の児島地区は綿花の栽培が盛んだった事から帆布やデニム、学生服などの綿産業が栄えた土地でもあります。今では帆布の全国生産シェア7０%という帆布の一大産地となっています。

現在でも、糸の整経から織り、検査に至るまでタケヤリの職人たちがしっかりとものづくりに関わる事で高品質で上質な帆布がここから生まれています。