プロジェクト実行者
ストーリー
■400年の歴史ある「祝福柄」×現代の感性
「高砂(たかさご)」という言葉をご存知でしょうか。
「披露宴の新郎新婦の席?」
「京成電鉄の駅?」
実はいずれも、語源は同じ。
約650年前に世阿弥によって書かれたとされる「能」の演目『高砂』に由来しています。
かつて徳川家においてこの『高砂』は、婚礼、正月、そして将軍の代替わりといった「めでたいとき」に欠かすことのない特別な演目「筆頭祝言曲」とされていました。そして、この特別な曲を江戸時代のうちにデザイン化し、唯一無二の幕府献上品と成した人々がいました。それが、相生屋井上勘右衛門と紺屋尾崎庄兵衛の2人の染め屋です。
彼らの尽力により「高砂染」は一世を風靡する型染の着物となりました。しかし、時代の流れには抗えず、「高砂染」は約100年前に失われてしまいます。
私たち株式会社エモズティラボは昨年、2つの創業家と協力し、この「高砂染」を復刻することに成功しました。
そして今回は、かつての染め屋達と型職人たちが作り上げた幻の「高砂染」の祝福の柄を、新進気鋭のデザイナーたちが扇子としてリデザイン。
京扇子の老舗・京扇子 大西常商店で一本一本手作業で仕上げています。
伝統と革新が、染め重ねられた「a.m.ta.高砂扇子」。
この新時代の来たる年に、ぜひお手にとってみてください。
■「a.m.ta.高砂扇子」の特長
【特長①】唯一無二・日本で最もめでたい「高砂柄」
「高砂柄」は、徳川家の筆頭祝言曲(最もめでたい曲)であった能『高砂』をテーマとし、高砂神社の相生の松を意匠化した複雑精緻な美しい模様が特徴です。
▲無限に続く「高砂神社の相生の松」の松枝柄と、祝福を表す吉祥紋を立体的に重ねた図柄が、独特の美しさをもたらしています。
▲『高砂』に謡われた雌雄一体の「相生の松」。現代は5代目が生い茂る。
大平の世の永続、夫婦和合、長寿…
「高砂柄」には、そんないつの時代にも変わらない、人々の幸せへの願いが込められています。
▲江戸時代から唯一残る高砂染着物。
▲2018年にエモズティラボが復刻した高砂染着物
▲現代に残る古布には、様々なめでたい柄が残されています
【特長②】新進気鋭のデザイナーたちによる新しい祝福の柄
実は高砂染の染め型はほとんど残っていません。
わずかに残る江戸時代の古布の端切れから、今回のプロジェクトに合わせて高砂柄を抽出。
3人のデザイナーたちがそれぞれの感性をぶつけ、「新時代にふさわしい祝福」をテーマにデザインしました。
【特徴③】京扇子の老舗「京扇子 大西常商店」による職人品質
扇面(せんめん)の色刷りや張り作業は、京都の老舗「京扇子 大西常商店」に依頼。京扇子職人ならではの、確かな品質と高級感です。
▲手ざわりがよく軽い質感。しなやかで飽きがこず、ふと扇いでみたくなります。
【特徴④】高砂創業家御当主の印とシリアルナンバー付き
高砂染には、二つの創業家があります。
高砂神社近く高砂鍛冶屋町の紺屋尾崎庄兵衛。
姫路城下東紺屋町の相生屋井上勘右衛門。
彼ら2人の尽力により、高砂染は日本で最もめでたい染め物として幕府に献上されるに至りました。
今回の高砂扇子は、現在も残る創業家直系の御当主達が認めた、いわば「本物」。
ひとつひとつ「高砂染宗家之印」を押印したシリアルナンバーをおつけします。
私たちのブランド名「a.m.ta.(アムタ)」は、Aioi-no-Matsu in Takasago」の意味。新時代にふさわしい、新しい「祝い」の形を提案していくブランドにしていきたいと思っています。
■使用シーン
日常づかいのほか、お祝いのプレゼントやお部屋のインテリアとして使えます。
■リターン詳細
今回のプロジェクトでは、「高砂扇子」をお得な特別価格で先行販売します。
16種類の柄に、個数限定の「扇骨」もご用意しました。
※実際に刷り上げた扇面と上記のデザインイラストでは多少色味が異なります。※上記イラストには「塗り足し」が設定されており、一回りほど周囲の柄が切れます。また、手作業で扇面を張っていくため、若干の個体差が生じます。
■製品仕様
【素材】
和紙(扇面)、竹(骨)
【寸法】
75型35間、65型35間(柄による)
※「75型」は扇を閉じたときの長さが7.5寸(約22cm)、「65型」は6.5寸(約19cm)となります。75型は男物、65型は女物とされています。
【色刷り】
インクジェットプリント
■スケジュール
2019年5月 プロジェクト終了
2019年6月 生産開始
2019年7月 リターン返送
2019年8月 正式発売予定
■リスクとチャレンジ
職人の手作業によって生産するため、予期せぬトラブルによって配送が遅れる可能性がございます。その場合、予め活動レポートにてご報告させていただきます。
■私たちについて
私たちエモズティラボは、高砂染を再興を掲げ、能『高砂』の祝福の精神を未来に伝えていくことを目指しています。
2017年にクラウドファンディングで往時の技法とともに「高砂染」を復刻したことを皮切りに、「日本で最もめでたい染物」は今、世界に向けて羽ばたき始めています。
▲アラブ首長国連邦シャルジャでの国際展示会
▲2018年から2019年にかけて世界遺産姫路城・好古園で
▲帝国ホテル東京のお正月をことほぐ
この新時代を言祝ぐにふさわしい、この『高砂』のプロジェクト。
ご支援のほどよろしくお願い致します。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2019年06月27日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
【追加リターン Makuake限定「黒色扇骨」】
15,800円(税込)
【追加リターン Makuake限定「黒色扇骨」】ことほぎの高砂扇子(男物)
高砂染祝い扇子のMakuake限定カラーver.
今回しか販売しない完全個数限定色。
男物は扇骨の色が黒になります。
柄は男物8種類から選んでいただけます。
※本リターンは追加リターンとなりお届け時期が9月となりますのでご注意ください。
高砂柄祝い文ポストカード10枚セット
2,000円(税込)
高砂柄と宗家印が記された非売品のポストカードセット。
柄はランダムで10枚お送りさせていただきます。
※写真はイメージで、他の柄も準備しております
【早割】高砂祝い扇子1本
11,040円(税込)
高砂染祝い扇子(予価13800円税込)を、20%offの特別価格でお届けします。
柄は16種類から選んでいただけます。
※サイズは男物が約22cm、女物が約19cmとなります。
※扇骨は、すべて白色です。限定カラーの扇骨は別のリターンをお選びください。
【Makuake限定「茶色扇骨」】ことほぎの高砂扇子(女)
15,800円(税込)
高砂染祝い扇子のMakuake限定カラーver.
今回しか販売しない完全個数限定色。女物は扇骨の色が茶になります。
柄は女物8種類から選んでいただけます。
【超早割】高砂祝い扇子1本
9,660円(税込)
高砂染祝い扇子(予価13800円税込)を、30%offの特別価格でお届けします。
柄は16種類から選んでいただけます。
※サイズは男物が約22cm、女物が約19cmとなります。
※扇骨は、すべて白色です。限定カラーの扇骨は別のリターンをお選びください。
【Makuake限定「黒色扇骨」】ことほぎの高砂扇子(男物)
15,800円(税込)
高砂染祝い扇子のMakuake限定カラーver.
今回しか販売しない完全個数限定色。
男物は扇骨の色が黒になります。
柄は男物8種類から選んでいただけます。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「【幻の祝福柄×現代のデザイナーの協創】令和をことほぐ「高砂」扇子」プロジェクト詳細ページです。