はじめまして。鞄の町、兵庫県“豊岡”で鞄創りをしておりますD.L.Pと申します。

そんな声にお応えして

全国各地のブランド和牛、銘牛のルーツと言われる「但馬牛」の希少な革を使い、オンオフ使える大人のためのトートバッグを開発しました。

1.本革とは思えないほどの軽さ

A4サイズのレザーバッグで1kgを切ると、本当に軽く感じられます。

2.底鋲付きでしっかりと自立

底には4つの底鋲（そこびょう）が付いているため、安定感があります。バッグ底が地面に付きにくいため、傷も付きにくいのが特徴。

3.使うほどに手に馴染むレザーハンドル

トートバッグ本体は自社工場生産ですが、ハンドルだけは鞄の町、豊岡の腕利きハンドル職人に作ってもらいます。豊岡の最上級クオリティーのハンドルなので、見た目はもちろん、握るだけでそのクオリティーを感じることができます。

4.取り出しやすいポケット

内装にはフリーポケットが2つ配置されているため、小物の整理に便利です。

キレイめなジャケパンスタイルから、カジュアルなデニムスタイルまで幅広いコーデにマッチします。

・タテ型トートバッグ

A4サイズの書類・厚めのファイル、タブレット、500mlペットボトル、長財布など縦に収納したい物が多いときにおすすめ。

・ヨコ型トートバッグ

A4サイズの書類・薄めのファイル、間口が大きく開くのでちょっとした着替えなどを入れるのも◎ ※厚めのファイルは天ファスナーが閉まらない可能性がございます。

革って本当にエコなの？

革の中にはエキゾチックレザーなど、革を作るためだけに飼育された動物や、豊かな自然に生きる野生動物の皮を利用しているものもあります。
しかし、牛の原皮は肉を食べる文化が社会にある以上生まれてくるものなので、基本的には牛革は捨てられる皮のリサイクル品なのです。
※食べられない皮は肉に比べると卸価格が安く、畜産業者にとって原皮目的で育てるメリットがありません。

また、ほとんどのフェイクレザー(通常のレザーのような見た目と質感の素材)には、石油を原料とするポリウレタンや塩化ビニルが使用されており、分解は容易ではありません。しかし、レザーはフェイクレザーよりも耐久性があって長い間使用でき、いずれ生分解(自然に返る)されるサステナブルな素材なのです。

但馬牛の皮を姫路で鞣し
豊岡で鞄に加工することの意義

①地元産“但馬牛”にこだわることで、産地に興味を、製品に愛着を
お使いの革製品が、どこでどのように生産されたのか分かることは少ないと思います。今回のプロジェクトでは、兵庫県但馬地域の畜産家が育てた但馬牛の原皮だけを厳格に分別管理してもらうよう、但馬食肉センターと誓約書を交わしました。製品にできる数は少なくなりますが、生産プロセスが明確になることで、サポーターの皆様を不安にさせることなく商品をご愛用いただけると考えています。

②厳しい排水基準の“姫路(日本)”で鞣し、環境にも人にもより良い革へ
革の原料である生の動物の皮は、時間が経つと腐ってしまいます。 この皮の腐食を防ぐための処理のことを鞣し(なめし)といいます。今回は古くから革の生産が盛んな兵庫県姫路市にある「株式会社セナレザー」で、鞣し加工と仕上げ加工をお願いしました。直接タンナーとやりとりすることで、但馬牛革の良さを活かした納得のいく革(レザー)に仕上げることができたと思います。

③鞄の町、兵庫県“豊岡”の技術で名品トートに仕上げる
兵庫県豊岡市は、柳行李(やなぎこうり)から始まる千年の伝統を持ち、日本随一の鞄の産地として知られています。長く鞄作りに携わってきた職人仲間や協力メーカーが集まっているため、鞄を作るには最適な環境と言えます。D.L.Pの熟練職人の手によって一つ一つ丁寧に仕上げ、皆様のお手元にお届けいたします。

Win Win のシステム

このプロジェクトは、コロナ禍で地元豊岡の鞄産業自体の需要・生産が落ち込む中、地域貢献につながる何かを始めたいと思い立ったのがきっかけでした。Tajima Cawhideシリーズは、販売することで但馬牛のPRにもなり、作り手が減っている日本のタンナーや、鞄に関わる職人を応援することにもつながります。
また、皆様から応援購入いただいたうちの５％は、このプロジェクトに協力していただいている但馬食肉センターに寄付します。生産者、購入者共に地域や、環境に貢献できる、関わる人全てがWin Winとなるシステムです。

兵庫県が誇る但馬牛とは？

「日本三大和牛と呼ばれる「神戸牛」「松阪牛」「近江牛」の素牛とされているのが、兵庫県で生まれ育った和牛、但馬牛です。また、宮崎牛、前沢牛、佐賀牛、飛騨牛、鹿児島牛などの全国のブランド牛にも、但馬牛の遺伝子が受け継がれ、今や全国の黒毛和牛の99.9％に但馬牛の遺伝子が入っていると言われています。

但馬牛は、兵庫県北部（但馬地方）の昼と夜の寒暖差で生じる朝露によって育った柔らかい牧草と、清らかな水、人々のきめ細やかな管理と愛情のもと、農耕用として大切に育てられ、生まれた子牛たちは抜群の肉質を誇ってきました。この牛たちが県内全体へと広がり、現在では兵庫県全体で生まれた県内純血の牛を但馬牛と言うようになりました。

長年、但馬を中心とした県内の生産者によって血統を守り、育種改良された但馬牛のお肉は、肉の味を決める食感、甘み、香りのすべてが世界中のグルメに絶賛されています。

このTajima Cowhideシリーズは自然のいただきものを無駄にせずに使わせていただきます。

私たちの取り組み

仕様

本体素材：但馬産但馬牛革
内装生地：綿（国内産）
ファスナー：「YKK社」別注オリジナル
サイズ：約W330(上部420)×H350(取っ手含む560)×D120mm
本体重さ：約800g
生産国：日本（豊岡）
※数値は概寸です。

本体素材：但馬産但馬牛革
内装生地：綿（国内産）
ファスナー：「YKK社」別注オリジナル
サイズ：約W340(上部445)×H300(取っ手含む510)×D120mm
本体重さ：約770g
生産国：日本（豊岡）
※数値は概寸です。

1年保証について

こちらの商品はD.L.P工房で制作しているため、修理が可能です。商品発送後、1年以内の「商品初期不良による故障」は、無償にて交換・修理をお約束いたします。
※商品をお送りいただく前に、ご連絡をお願いいたします。
TEL：0796-20-7148
MAIL：doka.leather.processing@gmail.com

製品の使用による磨耗、損傷、誤用や乱用によるものなどは無料保証対象外となりますが、有償修理できる場合がございますので、工房までお気軽にご相談ください。

FAQ

Q.実物を手に取って見られる場所はありますか？
A.当工房にてサンプル(商品見本)を見ていただくことが可能です。事前にご連絡いただけますと幸いです。
TEL：0796-20-7148
MAIL：doka.leather.processing@gmail.com

下記店舗でもサンプルをご覧いただけます！
・革のかばん サーカスサーカス
住所：兵庫県豊岡市城崎町湯島403
営業時間：9:30 ～ 18:30
電話番号：0796-20-3642
定休日：不定休

・Flux K
住所：兵庫県豊岡市中央町17-12
営業時間：10:00 ～ 19:00
電話番号：0796-22-3039
定休日：水曜日

スケジュール

・2023年9月12日 プロジェクト終了

・2023年9月 生産開始

・2023年10月末 全リターンの発送完了

リターンについて

実行者紹介

小さな工房レベルの事業ですが、これまで主に革製品のＯＥＭ生産を手掛けていました。規模は小さくてもモノづくりをやっている以上、何か他所にないものを作りたいと思い、面白い素材、技術、人と出会うと形にして数年前から少しずつオリジナル商品の開発も始めました。

そこでこの度地元の鞄業界誰もが思っていても実行しなかった地元の2大特産品である但馬牛の革で豊岡のバックメーカーが持続可能な生産システムを苦労の末構築しました。地元の但馬牛が食肉加工される際に発生する皮を引き取り姫路のタンナーで鞣して仕上げをした革で製品を作るので「地産地造」地域産業資源Ｘ地元製造販売となり、地元の特産品となれるよう奮闘しています。