プロジェクト概要

バイク（二輪車）にとってパンクのリスクは不可避です。ノーパンクタイヤの製造は技術的には可能であり、いくつかの方法が特許として公開されています。しかしバイク（二輪車）用として市販されている商品はなかなか見つかりません（令和２年１１月現在）。その理由の一つとしては性能とコストのバランスの両立が難しいことが挙げられます。そこでCub工房では完全なノーパンクではないもののパンクのリスクを局限し、かつコストを抑えたサバイバルタイヤ（通称:SVタイヤ）を独自に開発し商品化しました。この「SVタイヤ」を装着すればロングツーリング等でいつも心配なパンクのリスクを軽減することができるのでは、と思い開発いたしました。また、「SVタイヤ」を装着すれば、路面が荒れた環境下においてもバイクの機動性を活かした様々な用途での活躍が期待できます。

プロジェクト詳細

SVタイヤはタイヤの外皮内側に専用のゴムベルトを接着加工したものです。タイヤ外皮とゴムベルトの２層による物理的な肉厚増加及び２層構造により釘等の貫通速度を遅くする事で耐パンク性能を大きく向上させています。ゴムベルトは様々な試行錯誤の結果に基づき最適な材質、形状のものを使用しています。（特許出願中）また２層の厚みを越える約3cmの釘踏み試験（動画あり）においてパンクしないことを確認（注）しています。乗り心地については5000km以上の試験走行を実施していますが、従来のタイヤと比べると当初はやや硬めに感じるものの、操縦安定性も問題なくすぐに慣れ気にならなくなります。

（注）走行試験での実績であり、すべての環境下でパンクしないことを保証するものではありません。SVタイヤは、従来のタイヤと同様にタイヤ内部に空気を充填する構造であることからタイヤの肉厚を越える長さの釘の上にタイヤを静止させ負荷をかければパンクします。ただし前進速度があれば長い釘は路面との接地抵抗で曲がるので貫通に至らず走行試験においてはパンクは一度もありませんでした。

利用シーン / 利用方法・操作方法

SVタイヤの取り扱いは普通のタイヤと同様であり特に変わるところはありません。パンクし難いタイヤではありますが基本的な構造は従来の空気タイヤと同じなのでパンクする可能性はあります。今回の先行販売分で皆さんに使用していただき様々な意見を得て、さらに改良を進めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

仕様

本プロジェクトにおいては試験的販売のため主対象をホンダ・スーパーカブ110、110プロ及びC125の後輪、クロスカブ 及びハンターカブ CT125の前後輪としてベースとなるタイヤを限定させていただいています。注文の際タイヤサイズ、メーカー、型式をお間違えのないようお願いいたします。今後プロジェクトの結果等を踏まえてタイヤの対応サイズを増やして行きたいと考えています。

スケジュール

クラウドファンディング期間：2020.11.30〜2021.1.30、商品発送予定2021年３月下旬〜2021年４月下旬

リターンについて

超早割、早割、マクアケ割を設定いたします。

資金の使い道

タイヤ及びゴムベルト等の仕入れ、作業・保管場所の確保、従業員の給与、商品開発・改良費用

実行者紹介

中島好雄：カブ工房代表／総合調整、企画、プロダクト開発・製作

平部久嗣：ボランティアスタッフ／企画・調整

手塚勇輝・令奈：ボランティアスタッフ／プロダクト製作