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伝統×デジタル×手技。東京友禅と革靴の職人が生む、素足感覚で歩く足袋シューズ

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ストーリー

  1. 「世界を友禅する」ふたりの女性職人が旅に込めた、 日本の伝統を世界へ
  2. 伝統工芸「東京手描友禅」とは?
  3. "MADE IN TOKYO" 高品質プリントラム革で、靴の街浅草の職人と作るこだわりの逸品

友禅は、正絹(シルク)に一点一点、職人が図案を描き、着物を染め上げる伝統技法です。
模様部分に一筆ずつ色をのせていく作業を「友禅する」という動詞で表現します。
友禅を通して世界とつながり、日々に彩りを添えたいという思いから「世界を友禅する」をコンセプトにしています。

シルクは日常的に、あまり使われなくなりました。
着物を着る人も少なくなり、友禅に親しむ人もどんどん減っています。

いろいろと考えて、たどりついた手法がデジタルを取り入れることでした。
デジタル捺染という技術が、生地はもちろん革や紙、金属にも対応していると知り、着物や衣服以外に転用できる可能性を感じたのです。

今、友禅職人の数は激減しています。このままでは担い手がいなくなってしまいます。
どんな商品であっても、友禅を扱うときには原画を描く職人が必要になります。
さまざまなジャンルで友禅の商品をつくり、多くの人にお届けすることは、業界全体を元気にする、そして技術を守り、伝え遺すことにつながると信じ、活動しています。
そのような思いから、そめもようは、この足袋シューズをワザビ社と企画しました。

以前、本革を使ったシルクスクリーンプリントを試したことがあります。しかし、思ったような表現ができず、商品化に進めませんでした。

今回、ワザビ社とデザイナーの田口裕介さんを介して、LEATHER LAB TOKYOさんのプリントレザーを知り、これなら友禅も再現できる、と確信。
また、ワザビ社が開発した足袋シューズのサンプルを見たとき、和に偏りすぎないフォルムと友禅をコラボさせたら、国内外に届けられる商品ができるのではないかと感じました。

選んだ柄がメンズ向けということもありますが、根底に、もっと男性にアプローチしたい思いがありました。
もともと男性向けの商品が少ないですし、男性は「着物」と聞くだけで縁遠く感じてしまいがちです。
でも、フランスで行なわれたジャパンエキスポで、わたしたちの商品を購入してくれた人の多くは男性でした。その経験から、男性にも友禅をもっと知ってもらいたいと思うようになりました。


大野深雪オリジナル作品。

ヤタガラスは神武東征の折、熊野から大和まで道案内したといわれる、導きの神。
海外でも知られており、フランスの展示会で、すごく人気があった作品です。

師匠である坂井教人氏の色使いを引き継いでいる大野の作品は、ワントーン落としたような、色数の少ない、渋めのグレイッシュな色味が特徴的です。

海外の方にも知ってほしいと願い、「日本のイメージ」と聞いて、みんなが思いうかべるものから「葛飾北斎」を選びました。

北斎の作品の中で、なじみがあることと、横長の構図で見せられることから『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」をチョイスしました。


浮世絵は、2柄とも「歌川 月麿(うたがわ つきまろ)」の作品の中から町田久美子が選びました。
「丁子屋内唐歌錦尾」と「定家卿五色和歌 赤」です。

靴の甲部分にレイアウトするにあたり、縦長の原画を選んだり、顔が縫い目に当たらないように配置したりと、決めるまでいろいろ試し、最終的にコラージュに決めました。

浮世絵に組みあわせたサクラは、大野がオリジナルで描いたソメイヨシノです。
サクラと浮世絵を組み合わせ、はなやかさを引きだしました。


模写の場合、写して図案を起こすところから始まります。
版画と友禅では違いがあり、原画は輪郭がすべて描かれています。
そのため、顔などの細かい部分を、あとから手描きしなければいけません。髪の毛の生え際もすべて、墨で書きおこしています。同様に、色合わせも大切です。
ただ描けばいいということではなく、元と同じに見えるよう、細かな作業が施されています。


3柄とも、原画のどこの部分を、靴のどのあたりに落とすか。どこなら変にならないか、と検討を重ねました。
縫い目を考慮したり、両足で1枚の絵になる絵羽模様にしたりするところに、着物とは違う難しさがあります。
両足を揃えたとき、横に繋がって広がりが生まれるレイアウトを模索しました。


有限会社マチダ 代表取締役
ユキヤ株式会社 取締役
そめもよう合同会社 代表社員

東京都生まれ。東京染色美術専門学校卒。
長澤龍二氏に10年師事。2009年に独立。東京都内の工房兼店舗にて政策を行う。
2012年、有限会社マチダ代表取締役就任。
染芸展コンクール奨励賞・染芸展賞、全国染織作品展入選、全国伝統的工芸品公募展入選。

ユキヤ株式会社 代表取締役
そめもよう合同会社 代表社員

横浜市生まれ。大塚テキスタイルデザイン専門学校卒。
染匠小町苑入社  坂井教人に師事。
全国染織作品展入選、染芸展入賞(佳作賞)
2011年独立し、染工房ユキヤ設立。
染芸展入賞(染芸展賞)、全国染織作品展入選。
2017年ユキヤ株式会社設立。
2019年デジタル友禅「some-pri」シリーズ発表。


試行錯誤の結果、非接触スキャナーを使用。
接写でもピントが合うため、どこでも同じピントでの出力が可能で、通常のスキャナーで起こりがちな、原画が汚れたり、モアレが出たりすることも少ない。

スキャンしたデータのままでは使えないので、必ず画面上とプリント、両方の色調整を実施する。
試行錯誤の連続の末に1万色の色見本を完成。そこに辿り着くまで数年を要した。

大事にしていることは、原画を作った職人が、できあがったプリントの商品まで一貫してチェックし、面倒を見ること
デジタル化によって、友禅の商品バリエーションが広がると信じ、技術の向上と挑戦を重ねている。

【友禅とは】
着物を染める染色方法の一つで、江戸時代に始まったと言われています。
平和な江戸時代は260年続き、町人文化とともに様々な芸能・美術・文化、友禅染などの工芸も発展しました。

糊を円錐状の筒に入れ、ケーキのアイシングのように、図案の輪郭線に沿って絞りながら引いていきます。糊が付いたところは染まらなくなります。
その細い防染糊によって、多色で華やかな柄模様の着物を作りだすことができます。
図案づくりから染めまでをひとりの職人で完結するため、自由で独創的な仕上がりが 特徴です。
京友禅・加賀友禅・東京手描友禅で日本三大友禅と言われています。

【友禅が直面する現状と問題 】
生活様式が変わり、風習慣習が失われ、日本人でも着物を着ない世代が増えています。着物市場は1980年代の1兆8,000億をピークに、現在は2,700億円と6分の1に 減少。生産量の激減、後継者不足、生地材料の高騰、また材料の確保難などの問題を抱えているのが、友禅業界の現実です。

ラム革のライニング(甲部分の裏材)を無くすことにより、本来、足袋に使われる生地素材では生まれにくい通気性や、包み込まれるような感触、履きこむほどに足に馴染む快適性を追求しました。

また、つま先部分が足袋のように割れていることで、蹴り出す時に指先に力が入りやすく、裸足で歩いていることに近い感触が生まれます。

靴は裁断した革を縫い合わせた後に、底材と合体させます。
その時、革を引っ張りながら底材と縫い合わせるため、パーツにプリントされた友禅の柄がズレたり、ゆがんだりしてしまわないよう、絵合わせに注意しながら1足ずつ生産しています。

両足を揃えた時、左右で一枚の画に見えるよう、職人の技術によって、繊細な原画の再現度を高めることをめざしました。

ソールの材料に発砲EVAを使用することで、軽量化を実現。
適度なクッション性、屈曲性を併せ持つため、歩きやすくなっています。
また、足袋に近づけることを意識し、金具は一切使わない仕様にしたことも、軽量化の一因です。

中敷には、裸足で長く履ける工夫を施しています。
高反発のEVAスポンジを使用。革は耐久性があり、通気性も良い豚革をチョイスしました。

靴に使用しているプリントレザーは、大正12年創業、東京都東墨田に工場を構える
T.M.Y's / LEATHER LAB TOKYOがプロデュースしています。

美しい色を放つ革は、徹底的に管理されたきれいな水で染色されます。
その後、最終的な製品の特徴に合わせ、柔らかさを出す加工を施し、プリントの定着方法一つひとつにもこだわって製作されています。

魅力的な工場は、デザイナーやインテリア業界のプロユースから専門学生や小学校の社会科見学まで工場見学も人気。
こだわりの革づくりの工程を見ることができ、そめもようの二人も目を輝かせながら皮が革になる様子を学びました。

・デジタルのため、版を作る必要がありません。
一枚からでも印刷できるので、小ロットでもコストを抑えることが可能です。
・データが用意できれば、写真やグラデーションなどの繊細なモチーフの再現もできることが大きな長所です。

モンゴル原産の、厚みのある希少なラム革を贅沢に使用。
モンゴル高原で、のびのび育った羊なので、革の表面のダメージも少ないです。

T.M.Y’sは各国のいろいろなラム革を扱っていますが、今回使用しているプリンという革は高級ランクにあたり、ふっくらした弾力とゴムのような反発力が特徴です。
インクジェットの発色や密着を引き出すような染色と、仕上げを施しました。

微細な粒状のインクを、革に直接吹きかける印刷法のことです。
フラットベッドと呼ばれる搬送方式で、厚みのあるものでもプリントができます。
革を伸ばしてプラスチック板に貼り付け、テーブル状の台に置いて平坦性を確保した上で、プリントします。

今回使用するラム革は、弾力と柔らかさが長所ですが、厚みがあって伸びるため、浮いた部分が出ないように貼りつけるのが苦労した点です。

また、なるべく無駄が出ないようにパーツの方向を細かく変えたり、パズルのように配置したり、革にある傷も避けるなど、さまざまな調整を施しました。

プロジェクト期間中、そめもようの町田久美子の工房兼ギャラリーにて
サンプル品をご試着いただけます。
ふだん、なかなか目にすることのない友禅の世界に触れられる機会にもなるかと思います。
そめもようの他作品もご覧いただけます。

ぜひ、足袋シューズのご試着にお越しください。
※事前に、お電話でのご予約をお願いいたします。

有限会社マチダ (ユキヤ株式会社 東京支店)
所在地: 〒143-0027 東京都大田区中馬込2丁目5−10 
最寄駅:都営地下鉄浅草線 馬込駅より、徒歩7~8分

試着可能日:プロジェクト開催中の金・土・日

時間:13:00~18:00

※前日までに、お電話にてご予約の上、お越しください。
TEL:03-3772-8357

仕様


ホワイト


ヤタガラス / 北斎~波~ / 江戸美人とソメイヨシノ

サイズ展開(メンズサイズ)
S(25.5~26.0)
M(26.5~27.0)
L(27.5~28.0)

発送スケジュール

 2025年2月下旬までにお届け予定

リターン

一般販売価格49,500(税込)のところ

超早割 30%OFF 34,650円× 5名

早割 20%OFF 39,600円×10名

マクアケ割 10%OFF 44,550円×30名

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