「大谷さんの鮨は、世界観がすごいんだ！
一生に一度は、絶対に「大谷劇場」を体験した方がいいよ。」
友人から不思議な助言をもらった。

「体験」は、一般的にアミューズメントに使われる言葉だ。
大谷劇場は、食べて飲んで笑う、感動の2時間だそうだ。

『鮨 大谷』が一周年を記念して、追加会員と新たに3つのコースを解禁。

衝撃の超破格の1周年限定ショートフリーフロー付きは、9,800円。

超贅沢なハイクラスと限定ランチコースをご用意した。

前回大好評であったフリーフロー付きの鮨大谷特選コースは、超早割1名様あたり14,000円。売り切れる前に、急ぐことをお勧めする。

（今後値上げしたとしても、今回マクアケでの購入で今後も会員価格でご利用が可能です。）

噂によれば、鮨大谷は厳しく客を選ぶという。

しかし、一番厳しいのは、大谷さん自身だという。
「良い客」には、全力投球！

命を削ったような大谷さんにとっての最高の一品を提供するらしい。 

その結果、来店した方々からは多くの口コミが寄せられている。

真っ黒な店内、少し怖い気さえする。その中心に、どっかりと大谷さんの姿があった。

「いらっしゃいませ」

正直言って強面だが、優しい声に驚く。

全員揃ったところで、大谷劇場がスタート。
ただ、メニューは秘密。公開できない。

なぜなら、「客を驚かせたい」からだという。

今回は、特別な許しを頂き、いくつか掲載を許された。

この時は、大トロ、中トロにまつわる話、ニシンにまつわる話など、
大谷さんが「ストーリーテラー」となって客を楽しませ、客がそれに答える。

※季節により最良の烏賊を厳選しご提供いたします。

その中で、クライマックスの一つと言えるのが、バフンウニとアオリイカ。

アオリイカには、神業ともいえるほどの隠し包丁が入れられているのが分かる。
その隙間に、ウニが入り込みクリーミーさを増幅させる。

日本酒やワインとのマリアージュも「幸せ～」を感じる。

大谷さんの経歴が気になるが・・・闇のベールに包まれている。

しかし、大谷さんが「スペイン」にて、和の真髄を広めるべく奮闘していたことは、話の内容から推測された。

大谷さんから、手渡された握りは、牡丹海老とウニのトマトぽん酢。

これは「断じて鮨ではないと思った」
しかし・・・海苔とウニの部分を食べると、日本の海の風景が見えた。

さらに食べ進めるとトマトポン酢からは、バルセロナ「ボケリア市場」の喧騒がみえた。

大谷さんは、スペインでも食されるセビーチェから発想したという。

ここまで来て、大谷さんと客との
「一体感」に気が付いた。

大谷さんの「滑らない話」に客が応え、その客の反応に大谷さんが応える。
コールアンドレスポンスが次々と展開していく。まさに大谷劇場がここにある。

この大谷劇場には、厳格なルール。鉄の掟がある。

私は首を傾げた。これは、掟ではなくマナーだ。

例えば、遅刻したら、開演時間に間に合わなければ、お芝居のストーリーに取り残されるし、他の客にも迷惑がかかる。

大谷さんが全力で投げたボールを全力で受ける客の心構えだ。
それに、このルールを守らない客とは、一緒になりたくない。

大谷劇場のストーリーに戻ろう。

江戸前の鮨職人がみたら、卒倒しそうな代物だ。
ネギトロに海ぶどうを加えて、油で揚げている。

しかし、その味は、予想を遥かに超える。

「軽くて、サクサク。お鮨の枠から外れていない。外角高めのストライクといった感じ」

その秘密は米粉をつかっているからだそうだ。

大谷さんの発想は、突飛だが、裏打ちされた知識や技術が伝統の枠を外れない。
斬新だが、基本に忠実。まさに温故知新。

それが、大谷劇場を支えている。

例えば、以前は赤酢と白酢を分けていたが、
シャリはお店の土台となるという当たり前を見直し、
赤酢を主としたシャリ一本とし、シャリに合わせたネタの仕込みを行っているという。

なぜか？と聞くと「当然でしょう！」と秒で答えてくれた。

魚偏に旨いと書いて鮨。
店の土台であるシャリに合わせた仕込みで、魚が旨い鮨に仕上げている。

フリーフローは、
贅沢にスパークリングワインや人気な日本酒銘柄10種類など数多くのラインナップ。

オイシイを解析してくれる。例えば
トロは、藻塩で食べる
醤油は使わない。

それは、醤油に含まれるアミノ酸の味に舌が甘えてしまう。

藻塩を使う理由は、海藻系の旨味の中にグルタミン酸があり、魚のイノシン酸と合わさると旨みを最大限に引き上げられるという。

さらに・・・
トロは提供する際、藻塩をかけてから少し置いたままにしているという。
そうすることでお客様が食べる際は、即席の生ハムのような味わいになるという。

大谷さんは、鮨界の異端児である、マッドドクターだと思った。

劇場を後にした私は、次の予約をお願いした。

「どんな劇場になるのか、楽しみだ」

店名：赤坂鮨大谷
住所：東京都港区赤坂 4−2−3 ディアシティー赤坂一ツ木館　2階 203
アクセス：赤坂見附駅徒歩3分　赤坂駅7分
営業時間：昼の部　12:00〜14:00・14:30〜16:30、夜の部　18:00〜20:00・20:30〜22:30
席数：カウンター10席
定休日：毎週水曜日、第二火曜日、第四火曜日

【ご予約方法】
・Makuakeメッセージ機能または活動レポートにてご予約手順をご案内いたします。

【ご利用にあたっての注意点】
・こちらのリターンは郵送物は発生しませんので、ご注意ください。
・ご利用される場合は、必ず事前予約が必要です。仕入れの都合上、原則3日前迄の予約制とさせていただきます。（当日のキャンセルは100％頂きます）
・食事券のご利用は会員様ご本人が同席の場合に限り、お連れ様にも適用可能です。
・会員権についても同様でご本人が同席の場合に限り、お連れ様にも適用可能です。
・コース券ご利用の有効期限：2024年9月1日〜2025年2月27日迄
・会員有効期限：2024年9月1日から1年間（※コース利用券を使用後、1年以内に再来店頂いた際に更新手続の案内をいたします。年会費・更新料などは一切かかりません。更新は任意になります。）

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