プロジェクト概要

膝に悩まされ続けたランナー社長が、フルマラソンを走りきるために長い年月をかけて作り上げたランニング用の膝サポーターです。

同じように悩まれているランナーの方々がパフォーマンスアップのために使っていただけたら幸いです。

プロジェクト詳細

ランニングを始めてからはもう35年ほどになります。 30歳の記念に走ったホノルルマラソンで、 ペース配分も分からずただやみくもに走った結果、20キロ過ぎに膝がおかしくなり35キロからは走ることさえ出来ず、足を引きづり歩いてゴールしました。

その悔しさからいつかはフルマラソンを最後まで走り切りたいという目標を持ち、日々走り続けていましたが、膝の症状は一向に治まらずハーフマラソンの大会でも苦しい思いをしておりました。

しかし幸運にも、その当時の仕事がネオプレン（クロロプレンラバー）製サポーターの製作に関わっておりましたので、自然の流れでフルマラソンを走りきるための自分用のランニング膝サポーターを作ることを考えました。 仕事が仕事でしたし簡単だろうと高をくくっていたのですが、いざ始めてみるとこれが難しいのです。その会社ではアスリート向けのスポーツサポーターを販売していて、特に力を入れていた種目が、バレーボールやバスケットボールでした。

左の２枚が当時のサポーターです。

左のサポーターは、サイドにワイヤーが入っているタイプで安定感はありますが、ランニング時の膝関節の動きを妨げ、走りづらいです。 真ん中のものは、ワイヤーの入っているものよりはいいのですが、やはり長距離走には向いてません。 ズレやたるみが出ますし、覆っている部分が大きすぎて違和感があります。一番右が現在の商品です。どれもＭサイズですが、これだけ大きさが違います。 走りずらいわけですね。

まずは、当時のサポーターを部分修正して試してみました。安定はしましたが、ランニングには不向きでした。

シンプルでなるべく違和感の少ないものをと作り直しても、ズレやたるみがあって効果が続かない。結局、他種目のサポーターをベースに作っても合わないということに気づきました。 他社さんのサポーターもいろいろ試しましたが、フィットするものがまったくありませんでした。 この時に気づいたのですが、ズレないサポーターって無いんですね。

開発初期のランニング向けサポーターです。

久しぶりに着けて走りました。靴を履いたままで着脱が出来る、圧力調整が可能、 などの利点はありましたが、フィット性に少し難があります。

7キロ走った直後の写真。

走り出す前に赤マジックで印をつけましたが、これだけズレました。ちなみにキロ5分30秒ほどのスピードです。 開発当時は、キロ4分から4分30秒ほどで走っていたので、もっとズレたりヨレたりしました。

ランニングは特に長時間着けっぱなしですから、走れば走るほどズレて、気になってしかたないんです。ホノルルマラソン出場の後は、年に一度ハーフマラソンの大会に出場するようになりましたが、レース中必ず膝がおかしくなるため、常にサポーターを携帯し、症状が出てから着けていました。途中で何度もサポーターのズレを直しながら走りました(苦笑)。それでも装着すると、また走れるという利点がありますから、手放せないんです。

あとはズレないフィット力だけ。でもそこが一番難しく・・。 それを解消するために何度も何度も作り直しました。素材から研究し、伸縮性や弾力性、厚みの違うものをいくつか試しましたが、ダメでした。 硬めのものはズレにくくはなるのですが、動きづらいし、結局は時間の問題でズレてきます。

次に研究したのが形です。様々な膝の角度をつけたものや長さに変化をつけたりしました。やはりズレにくくはなるところまではいくのですが、 ズレないというところまではいかなかったです。何年か試行錯誤しましたが、ほどほどのところで諦めてしまいました。

こちらがほどほどのもの(苦笑)

フィット性は向上し、立体的に角度も付けました。でも長く走ると肌にあたる縫製部分が擦れて違和感が出るのが欠点です。 右写真は７キロラン後ですが、ズレますね。

その後、様々な異なる伸縮性・弾力性を持つ素材の組み合わせ、それを生かす形、裏地の起毛の方向まで気を遣い、何度も何度も試作品を作ることを繰り返しました。 妥協せずに自分自身が納得したものを作るため、ランナーへのモニタリングでさらに意見を拾いながら丁寧に作り上げていきました。 下の写真のサポーター試作品は失敗作のほんの一部です。 それこそ毎週作り直して試す、の繰り返しです。

しかし苦労の末、ようやく完成したサポーターが「マラソンズニーサポート」です！

「マラソンズニーサポート」はその内側広筋も補助します。このサポーターのサイドの支柱になっている部分は、真横ではないんです。それこそ何年もかけて見つけたのですが、この位置がミソなんです。この位置に支柱があるからズレにくいし、支柱部分が内側広筋を加圧し、パフォーマンスのサポートをします。支柱の位置が少し変わるだけで全然違うんです。それだけじゃなくフィット性を高めるために裏地の起毛の方向までも考慮してズレにくくすことに役立ってるんです。細部のひとつひとつにこだわっているので作る時にすごく手間がかかります。ですから職人さんにはホント頭が上がりません(笑)。 そして何と言っても装着感の良さが特徴です！走る膝の動作の邪魔をしないフィット性を持ち、42.195ｋｍを走ってもズレにくい！ランニング用膝サポーターの誕生です。もうホント愛情を注いだ製品です。

そしてその後には、上記の「マラソンズニーサポート」が進化した、「マラソンズニーサポート10」の完成！

これは前面部を立体的にして、膝蓋骨部分には高い柔軟性を持つ素材を使用、膝蓋骨の違和感をなくして、さらに装着性を向上させました。上の写真はマラソンズニーサポート10を装着して７キロ走った直後の写真です。ほとんどズレたりヨレたりしません！(この時はキロ5分10秒で走りました。)

下の写真はレース中の36ｋｍあたりの写真です。この時はキロ4分30秒で走りましたが、しっかりとフィットしてます！！

今回のプロジェクト商品は、「マラソンズニーサポート10」をより進化させた「マラソンズニーサポート21TT」です。

このネオプレン（クロロプレンラバー）製のサポーターというのは、1960年代にアメリカで誕生したサポーターで、素材内に無数の独立発泡があり、 ラバーと独立発泡が作り出す弾力性の圧力によって、独特のすばらしいサポート力が得られるんです。中でも日本産の素材の性能はダントツです。 弾力も伸びも耐久性も全然違うと私は思ってます。弊社はすべて日本産素材、しかも特に上質の素材を使って日本で製造しています。

「マラソンズニーサポート21TT」は、サイドの支柱の裏地にチタン配合素材を使用しました。そしてステッチも初めてホワイトを使ってみました。国産の厳選したネオプレン（クロロプレンラバー）素材を使い、熟練の日本人サポーター職人が１枚１枚貼り合わせて縫い上げるハンドメイドランニング用膝サポーターです。

製造工程を簡単に説明します。まずは、厳選した伸縮性の異なるネオプレン生地を下の写真のようにカットします。

膝の膝蓋骨部分とその上下部分を貼り合わせていきます。

柔らかくて伸びるだけでなく弾力もある素材であり、それぞれ伸縮性が違うためにとても繊細な作業となりますが、職人の技術によりこのように角度をつけた状態になります。

次に、支柱部分と膝裏部分を貼り合わせ、専用ミシンで縫製します。

その後に膝蓋骨の前面部と、支柱と後面部を貼り合わせながら膝の形に立体的になるよう丁寧に作り上げていきます。この張り合わせ工程は弊社独自のものです。貼り合わせているので十分に丈夫な上、過度な縫製が必要なく素材の特性を生かしながら肌の負担も軽減されより良い装着感になります。

貼り終えた製品は、先程とはまた別のサポーター製作専用のミシンで縫製します。

最後に糸処理をしながら細かく検品をします。

このようにして出来上がるのが「マラソンズニーサポート21TT」ハンドメイドのランニング用膝サポーターです。

丁寧にこだわって作り上げた製品です。しっかりとフィットしてランナーの膝を守ります。

膝にしっかりフィットして、筋肉や関節の動きを妨げず、軽くて動きやすくランニングフォームを崩すことなく、フルマラソンを走ってもズレにくいサポーターです。

また素材の大きな特徴のひとつとして、保温があります。汗をかいて濡れても常に膝は保温されているので、長時間のランニングにも最適、冬のレースのスタート前の待ち時間も常に膝を走るための快適な状態に保ちます。

雨や雪の日でも、膝を濡らさず保温し、ランニング中しっかりと守ります。

利用シーン / 利用方法・操作方法

レースでの使用はもとより、長い距離を走るトレーニングや追い込んだスピード練習の際にも膝の負担を軽減してしっかりとサポートします。

レースに向けてトレーニングは膝への負担が大きくなります。長くランニングを楽しむための大切な膝を守るために負担がかかる際に早めにご使用されることをおすすめいたします。

装着の違和感がありませんので、普段使いにも適しております。

汗をかいたり汚れたらネットに入れて洗濯機を回すだけ。毎日の洗濯にも耐えられる丈夫な作りです。

仕様

サイズ：左右兼用S-M（お皿中心から7cm上周囲34～38cm程度まで）
左右兼用M-L（お皿中心から７cm上周囲36～42cm程度まで）
左右兼用L-LL（お皿中心から７cm上周囲38～44cm程度まで）

カラー：ブラック×ホワイトステッチ

材質：（中地）ネオプレンラバー（クロロプレンスポンジラバー）／（表裏地）ナイロン、ポリウレタン／（チタン配合部分）ナイロン、ポリウレタン

洗濯：洗濯機可（中性洗剤を使用し、ネットに入れて洗濯。陰干しをお勧めします。）

スケジュール

8月5日スタート

9月10日終了

約１か月後より順次発送

リターンについて

【超早割】限定100個 １枚4,950円（税込）の10％OFF 4,450円

【超早割】限定50個 2枚9,900円（税込）の20％OFF 7,920円

【makuake限定価格】限定200個 １枚4,950円（税込）の5％OFF 4,700円

【makuake限定価格】限定100個 2枚9,900円（税込）の10％OFF 8,900円

資金の使い道

皆さまからいただいた資金は、生産費用、プロモーション費用に充てさせていただきます。

実行者紹介

メーカーのヘルスポイント有限会社は、2001年創業のサポーター企画開発販売会社。動くことを目的としたサポーターをコンセプトに制作しております。ランナー、ウォーカー、登山愛好家に多くのユーザーを持っております。

現在一般社団法人日本ウォーキング協会推薦品、日本勤労者山岳連盟推奨品の認定サポーターを各種手掛けております。

令和3年6月現在、国立大学法人お茶の水女子大学と受託研究契約中、国立大学法人東京医科歯科大学と製造ライセンス契約中。

代表者 作田龍一はサポーター制作に30年以上携わり、ランニング歴35年の市民ランナーです。ジュニアランニング指導員、公認ウォーキング指導者、健康管理士一般指導員。