-目次-

1.自己紹介
2.原体験-宇多田ヒカルのFirst Love-
3.皆さんはどんな音源で音楽を聴いていますか？
4.良い音から生まれるアイディア・コミュニケーション
5.私だからできること
6.リターン紹介
 

はじめまして、林と申します。

普段は『心が震える音楽との出逢いを』をコンセプトに、厳選した音楽をお届けする音楽メディアSpincoasterというサービスを運営しています。
今回は、私がどうしても実現させたい“ハイレゾ・アナログミュージックBAR”をご提案させて頂きます。

「皆さんは宇多田ヒカルのFirst Loveを聴いたことがありますか？」

私がリアルタイムで聴いていた学生時代には、TSUTAYAでレンタルしてきたCDをダビングしてMDで聴いていました。

先日、機会があって日常では中々体験できないようなハイスペックな機材環境の中で同曲を聴いたのですが、雷を打たれたような衝撃を受けました。

15年以上前に発売されてから何度も聴いて聴き慣れていた音源だったのですが、明らかに”今まで知っていたFirst Love”ではなく、”新たなFirst Love”に出逢ったような感覚になりました。

音の極め細やかさや奥行き、ボーカルの息づかい、ライブで聴いた時のような豊かな臨場感に感動し心が震えました。

一方で私は15年もの間、本来アーティストが伝えようとしている音源に触れることなく過ごしていたことに気付きました。

多くの人は、そんな私と同じ状況だと思います。
1人でも多くの人にこの感動体験を伝えたいと思い、今回のミュージックBAR企画を立ち上げました。

iTunes、YouTube、mp3、CDなど音楽にはさまざまな聴き方があります。

これらのデジタル音源は、アーティストがレコーディング時に表現している“音”に比べて情報量がはるかに少ない"痩せた"音源なのです。

最近になってようやく、原音質に限りなく近い超高解像度の"ハイレゾ音源"が登場し、『聴き手と作り手が同じ音質で作品をわかり合える時代』がやって来ました。

※1曲あたりの情報量を概算値で比較してみました。なんとmp3（128kbps）はハイレゾ（4.6Mbps）の情報量のわずか3%ほどしかないのです。

また、アナログレコードにはデジタル音源では味わうことのできない、”温かみ”や”豊かさ”があります。独特な”太い”音は一番の魅力だと考えています。デジタルの最高峰である『ハイレゾ』だけでなく、『アナログレコード』の魅力も同じくらい伝えていきたいです。

ハイレゾもアナログレコードも、
音響機材を揃えるには高いお金がかかったり、音量で近隣の人との騒音トラブルがあったりと、個人が満足できる音響環境を整備するにはハードルが高く、いつでも高音質な環境で音楽に浸れる人はごくわずかだと考えています。

だからこそ、一時的に高音質が体験できる特設ブースのようなものではなく、いつでも気軽に行くことができる場所を通じて、作り手が伝えようとしている音をダイレクトに届けていきたいと考えています。

この空間では、”ハイレゾ”と”アナログレコード”によってライブコンサートのような豊かな臨場感が味わうことができます。アーティストの息づかいまで感じられ、聴き慣れたお気に入りの１曲でさえもきっと新たな一面を発見できるはずです。

※実際の内装イメージ①

※実際の内装イメージ②

今までの『ミュージックBAR』の常識とは違う試みもしたいと考えております。

例えば、どうしてもミュージックBARというと、店内がタバコの煙でいっぱいなイメージを思い浮かべてしまうと思いますが、ここでは分煙を考えています。（お店の外に喫煙スペースを確保）

新たなアイディアやサービスを生み出すための作業スペースとして利用頂くことも歓迎したいと考えていて、それぞれの席にFree Wi-Fiと電源も完備する予定です。



ここならではの空間を生かし、昼間は、コワーキングスペース（固定席は有料）として運営。音楽をフックに新たなアイディアを求めて集まった方同士で情報交換が行える心地良い作業空間を創っていきたいです。音や空間のこだわりだけでなく、豆からこだわったコーヒーも提供したいと考えています。

夜間はミュージックBARとして気軽に音楽とお酒を楽しめるくつろぎ空間にして行きたいと考えています。良い音に囲まれながら飲むお酒は格別です。

※定期イベントもこのミュージックBARでは積極的に行っていきます。

場所は代々木駅と新宿駅からそれぞれ徒歩4分の物件を押さえております。
元々はジャズ・バーのあった居抜き物件です。防音対策はできているのでアコースティックライブも行えます。

私は学生時代に3年間ITベンチャーの創業メンバーとして”IT業界”に携わり、社会人になってから6年間大手レコード会社で”音楽業界”に携わっていました。
その後独立して、”音楽を通じたコミュニケーションを豊かに”という想いの元、株式会社Spincoasterを設立しました。

この会社ではこれまで培ってきた知識や経験を生かして、
"音楽×IT"を軸に、音楽メディア運営、アプリ開発、ハードウエア開発、ライブイベントなどを行っています。この空間ではSpincoasterだからこそできることがたくさんあります。

例えば、

・アーティストによるライブイベントやコラボ企画
・公開インタビューやトークセッション
・海外音楽フェスのライブビューイング
・新曲試聴会
・音楽ハッカソン
・会員限定のDJイベント…etc.

この中でも特に個人的にやりたいのは、
作り手であるアーティストの方に出来たてホヤホヤの音源をもってきて頂き、ファンの方を限定招待しての『新曲試聴会』がやりたいです。

作品に対するアツい想いをファンの方たちに直接伝えて頂き、その様子を映像でも全国の多くの人に届けることができればと考えております。

また、世界最大級の音楽フェスである『コーチェラ・フェス』『グラストンベリー・フェス』『ピッチフォーク・フェス』『SXSW』『iTunes・フェス』などの生配信映像を、今までは自宅のパソコンで１人で楽しんでいたのですが、この空間でプロジェクターに映し、この場所に集まった方と一緒に楽しみたいと考えております。

このように今からいろんな妄想をしておりますが、
このプロジェクトを通じてできた空間で、

あたらしい「音楽」
あたらしい「仲間」
あたらしい「アイディア」
あたらしい「サービス」

さまざまな発見や出逢いを生み出していきたいです。

この場所に来た方が、日常の中でワクワクしたりリラックスできる場所になれば、それは私にとってこの上ない喜びです。

無事にオープンできた時には、皆さんと美味しいお酒と素敵な音楽を心ゆくまで楽しみながら、一緒に居心地の良い空間を創っていきたいと思っています！

最後になりましたが、このプロジェクトに少しでも、興味や可能性を感じていただけましたら、ご支援やFacebookやTwitterでのシェアのご協力をしていただけますと幸いです！

これまで長い文章をお読みいただきありがとうございました！

林


※6年前の新入社員時代に『あなたにとってのファンタジーとは？』というテーマで書いた文章

※プレオープンに関しましては、具体的な日程が決定次第、支援していただいた方に追ってメールにてご連絡差し上げます。

-スペシャルサンクス-

Shigeyuki Harada (Shiggy Jr.)
Song：LISTEN TO THE MUSIC

Jess (give me wallets)
Song：Looking For The Special feat. Seira Kariya

Kai Takahashi (Lucky Tapes)
Song：Peace and Magic / SUNDAY NIGHT

Nariaki Obukuro (N.O.R.K)
Song:：The Fall

Design : ta_isan, Hirosuke Namikawa, Taiga Yamanoi
Architect : Shinsuke Yokoyama
Camera : Kazuhiro Sasaki
Visual Effect: : Kazuhiro Sasaki
Directer : Kohei Nojima (Spincoaster)
Producer : Jun Hayashi (Spincoaster)

※タイトル表記の訂正について
http://spincoaster.co.jp/news/20150115_Release.pdf