プロジェクト実行者
ストーリー
- 映画の感動をパズルでも。長年の夢だった憧れを叶えるプロダクトができました。
- 家時間は気持ちがほぐれることが大事です、そんな時にコミットします。
- 超スッキリとハマる感は合体ロボ好きに是非オススメしたいです。
プロジェクト概要
第一弾「大人時間 の パズル」
今回、第一弾として出すプロダクトは「スペース・キューブ 6」です。私が最初に創ったパズルであり、世に出したいとずっと思っていた念願のプロダクトです。
本来は店頭で会話をしながら販売したいと考えていました。驚く顔と、何故どうしてという思いが交錯した空間の中で実際に触ってもらうことがベストだと思ったからです。ところがそれが叶いません。
人間の原点回帰でコロナ禍の抑圧から解放されるようにキャンプが流行ってます。私は自然に囲まれていますので都会の方の大変さやストレスを推し量ることなど到底できないことです。そんな私ではありますが現代社会の大人の方へ、少しでも気持ちがほぐれればという思いでパズルを提案したいと思います。
旅行という雰囲気にはまだまだほど遠い日本列島です。会社から自宅に戻り、自分時間の中で人間本来の欲求である「知」の旅に一役買えればという思いで「大人時間のパズル 」と題しました。静かな自分時間の中で、古代より現代まで進化してきたパズルの世界に悠久の時の流れを感じていただければ、キャンプで星空を眺めた時と同じように壮大な気持ちになれるのではないでしょうか。
以下は、このパズルがどのように生まれたのかという話です。
知 ら ぬ が 仏
鴇巣(トーノス)に生まれました。私は「 誰も考えたことがないキューブ を創れる」と信じていました。根拠はありませんが、純粋にそう考えていたのです。ところが、立体パズルは古代より何千年の歴史がある鉄壁の市場だったのでした。後になって、そのことを嫌が応にも知る羽目となります。
スタートから暗雲が垂れ込めています。わざわざ不可能な市場に向け帆を張っているのですから。当の本人はそのことに全く気づいてません。お供なしに一人、鬼ヶ島に向かうのでした。若気の至りとはこのことです。本当に何も知らなかったから挑むことができたと思っています。知らないということは無謀です。しかし、恐れもありませんでした。風をポジティブに受け、転覆しながら進んで・・・続きをどうぞ!
魔 法 を か け る
40年間の愚直な創作の旅でしたが、やっと不可能な扉を開けることができました。旅の中で創った幾つものキューブを一言で表すなら 「抜け落ちないキューブ、もしくは、バラけないキューブ」と言えばよいでしょうか。
その仕組みを用いたパズルを総称して『スペース・キューブ(仮称)』と名付けました。以下は『スペース・キューブ』の表記で略させていただきます。今までにない立体組立を最後のディテールで味わっていただけると思います。その為には、空間を利用して組み立てる必要がありました。『スペース・キューブ』とはそう言う意味を込めています。
『スペース・キューブ 6』の展開画像です。すべてが連動し、無駄なスペースはゼロ、極限まで空間にこだわりました。
立方体の内部に最小限の空間があります。内部は互いに掛かり止めしている構造のため、単純に一方向に引っ張っても抜けません。抜き取るには内部の空間を移動し、掛かり止めを外してから抜き取ります。この構造の仕組みにおいて特許を取得しました。非常に難しい立体パズルでありますが、頭と手をフルに使って閃く瞬間を感じてほしいと思います。
以下は誕生までのストーリーです。シネマを観た時の、セピア色をした優しい空気で包むことが出来たならという思いを込めて、魔法を掛けます。
「 テク・マク・メク ・トラ! テク・マク・メク ・トラ! 」風になーれ
「時」を か け る
私が創り出すことが出来た最大の要因は「近道をしなかったこと、もう1つは、才能のある人との出会い」の二つになると思います。
ご興味を持たれました方は、鬼ヶ島まで一気に時を駆け抜けましょう。
ク ラ フ ト 魂
私は、世の中にないモノを創るという漠然な思いがありました。それは、先祖代々受け継がれてきたモノ作りの家系だからでしょうか。少年時代は、鉛筆、定規、カッターが遊び道具でした。
100年以上前の先祖が「ちょうちん屋」を家業としていました。その前は「染物屋」だったそうです。もっと昔にさかのぼれば「石屋」とのこと。家業として言い伝えられてきたのはここまでです。その先は分かりません。
しかし、屋号が「入り山吉」ですので 山に関係のある仕事をしていたのでしょう。私の名字が「森」ですからうなずけます。クラフトマンの精神が先祖から受け継がれているのは確かなようです。
変 わ ら ぬ 空 間
秘めていた思いを実行に移す時がきました。メーカーを回りましたが商品化への道は遠く断念せざるを得ませんでした。創作に明け暮れた大学5年間は虚しくも散り、空白だけが残りました。こんなはずではなかったのに、後悔は声になりません。
時が流れたある日、偶然ひらめきました。私はこれでいけると安心しました。気持ちが安らぐことが一番です。 100年先も変わらないであろう大切な空間に感謝しました。
こ だ ま 消 失
私にはベストに見えていました。しかし、本当に誰も考えつかないモノに仕上げようという意地があります。3年かけて、極めつけの空間を見つけました。
お山の大将は、頂上に着いたことを知らせようと叫びました。「ヤッホー」、しかし声は返ってきません。空気がこんなに澄んでいるのに、一体どうしてなんだ?
無 知 が 痛 い
知財総合支援窓口に出向きました。立ち合ってくれた職員と弁理士は二人で顔を示し合わせ「パズルで特許をとることは不可能と考えた方がいい」と宣告を受けました 。
天からギロチンが落とされ、一瞬で壁が出来ました。 今の私は島流しです。 真夏なのに暑く感じない汗が流れ落ち、時間が止まりました。 無知とはこんなにも情けなく愚かで惨めな思いをしなければならないのか。一刻も早くこの場から逃れたい、鬼ヶ島から脱出したい。 2019年の夏が凍りつくのでした。
ア ン チ テ ー ゼ
「なぜ世の中にこのパズルが存在しないのか?」 疑問を解かなければ先に進めない性分です。 ある日、まったく知らない東京の弁理士の方に電話を掛けました。相談会ではまったく相手にされなかった件について最後の望みを託しました。
そして、理解いただいた弁理士の方と二人三脚で特許を取ると決めました。この道の果てに何が待っているのか、何か結果を残せるのか? 何の確証もないまま、つかめぬ虹を追いかけました。
芥 川 と 仏 像
「もうこれ以上創るのは無理です」30年以上かけてやっと創ったものを、簡単に「もう2、3個創ってみて」と言われたからでした。「何か法則性みたいなものが見つかると強いんだけど、とりあえず考えて」と念を押されました。しかし、八方塞がりです。
ある時、芥川龍之介が舞い降りてきました。「仏像を彫る彫師は、彫っているのではない。木の中に埋まっている仏像を探し出しているのだ」。 まさに目からウロコです。ついに「基本の形」を発掘できました。(頭の中に芥川が現れました)
羅 針 盤 に 針 は 無 し
遠くに見えない道標があることを信じ、ひとり草むらの中を突き進んできました。何かにとりつかれたような人生だったかもしれません。目的地も分からぬまま無心に歩み続けてきました。
人には見ているのに理解できないことがあります。常識にとらわれているからです。この脳の盲点をついたのが今回のパズルです。見えない空間が道標だったのでした。
人 が 生 き る
実話を昔話に例えて、『 スピード感・文字掛け勘・臨場の間 』 をテーマに、スペース・キューブ誕生までの40年を紡ぎました。
人生とは悠かな空を超え、知らない世界を拓くことではないでしょうか。時を超えた憧れにこころ焦がす切なさを「人生」という二文字には感じます。それがロマンということなのでしょう。大人時間にロマンを感じてもらえたら幸いです。
もう少しだけお付き合いください。
こ こ ろ 踊 る モ ノ
総合テーマは空間でした。無いのに有るという不思議なモノ、それが空間です。その空間を利用したパズルは、生活に直(じか)に役立つものではありません。音楽のように癒したりもしません。しかし、私には「こころ踊るモノ」でありました。あればそこに存在感が生まれます。日常の中に非日常を感じさせるモノがあってもいいですよね。
我が家は冬は水道が凍って水が出ませんでした。朝、薪ストーブに火をつけヤカンの湯を沸かし、蛇口にタオルをまき水道管が破裂しないように熱湯を少しづつ掛けて解かします。これでやっと顔が洗えるのでした。今、思えばソロキャンプ。親もよくやらせたなと感心します。
昭和という凸凹の時代から40年、社会はスマートを選びフラットに変わってきました。
風 を 読 む
現代は、五感の代わりに情報によるデータが取って変わろうとしています。便利さを求めることは人間の性(さが)ですが、五感の性能を落としてはいけないはずです。命の危機には頭より先に感性がはたらくからです。野性の感というやつです。
しかし、野性の感が、飼いならされた勘くらいまでレベルが落ちました。ピンピンにとがって鋭利なはずの野性の感は、社会の間で必要がないからと丸く退化させています。自然の機微を感じ取るはずのセンサーが低下することは危機です。しかし人間は本当は分かっていますガチガチの野性のほうがいいことを。理想は分かっていても現実から抜け出すことができないのも人間の性。集団の中にいれば安心するという一種の魚群真理です。しかし、人の群れは何にも成しません。自分の信念・思考(軸)を持たないと、右往左往して人波にのまれてしまいます。
風 が 波 を 生 む
そんなこんにちですが、あえてゆっくり遠回りしてみると、見えていなかったものや、本当の運命の人に、バッタリ出会う以上の遭遇があるかもしれないです、キセキやねって!
今日も、雲は気持ちよさそうにゆったり浮いています。 その雲を吸い込むように深呼吸したら、大空に近づいた気持ちになりませんか?もう、感性は羽ばたいているはずです。 こころ踊るモノを持っている人は、その一歩を踏み出しませんか。一歩の波紋が波となりキセキを起こせると信じています。
ところで、皆さんに掛けた魔法は効いたでしょうか?「 テク・マク・メク ・トラ 」は 「 Take a Mark, Make Try 」で、はじめようです。そよ風が背中をそっと押し、気持ちが軽くなったなら、きっと魔法が効いたのでしょう。
トーノスの森で生まれた風が、あなたのもとに届きますように。
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
森 徳弘
プロジェクト詳細
人生の節目に合うプロダクトを提供する
『スペース・キューブ』はすべて立方体です。1辺の大きさにより分類しています。一番小さいのが4の立方体ですので「スペース・キューブ 4」となります。 現在「4・5・6・7・8」まであります。「3」がないのはバラけない立方体を作ることができないからです。
大きさは【6cm×6cm×6cm】に統一しました。 そして、同じカテゴリーで、複数のパズルをラインナップできます。つまり、「スペース・キューブ 4」でも何種類ものパズルが存在します。幼児から大人レベルまであります。
大人時間 プロジェクト
現在、プロダクトのプロトタイプしか出来ておらず、パッケージまで手が回っていません。プロセス途中での公開となりますことご理解ください。
量産体制になっていませんので数に限りがございます。その分、プレミアがあると自負しております。今後の発展に期待を持たれました方は是非お買い求めいただければと思います。
ここまでお読みいただき『スペース・キューブ』に興味をお持ちになられた方は、【大人時間セット割引】を設けましたので見てください。セット内容は「スペース・キューブ 4」を同封します。すべての基本となる一番シンプルな形です。シンプルが故に奥が深いので、是非、おためしいただければと思います。64個という数字は、最小の「スペース・キューブ 4」を表しています。【4×4×4】=64です。
【大人時間割引き】で64個
【マクアケ割引き】で64個
【大人時間セット割】で64個 を準備します。
皆さまが手にした時の感触を大切に思い一つ一つ仕上げていきます。
皆さまの応援およびお力添え、よろしくお願い申し上げます。
森 徳弘
利用シーン/利用方法・操作方法
パズルは存在感があります。あれば誰かが自然と手に取ります。言語を超えた音楽と同じ様に、すんなり受け入れてもらえるモノ。生活に彩りを与えてくれる花のように、人種を超えたコミュニケーションに花を咲かせることができます。それがパズルの魅力です。
仕様
3Dプリンターを使用してP L A樹脂で作成します。
縦×横×高(それぞれ6cm)の立方体です。
スペース・キューブ 6 を分解すると6個のパーツになります。
スペース・キューブ 4 を分解すると2個のパーツになります。
量産体制でないため、プロトタイプで提供となります。
スケジュール
10月 特許申請
12/20から1/30までプロジェクトを実施
3月から商品を発送
5月末までにリターン配送終了
リターンについて
【大人時間割引き】 64名様 ■6,000円 (税込・送料込)
( 定価7,500円の20%引き )
「スペース・キューブ 6」×1個
【大人時間セット割】 64名様 ■7,500円 (税込・送料込)
( 定価10,000円の25%引き )
「スペース・キューブ 4」×1個
「スペース・キューブ 6」×1個
【 マ ク ア ケ 割 引 】 64名様 ■6,375円 (税込・送料込)
(定価7,500円の15%引き)
「スペース・キューブ 6」×1個
※ お届けする色について
「スペース・キューブ 4」・・・ホワイト/ライトブルーのツートンカラーです。
「スペース・キューブ 6」・・・ホワイトです。(組立てる際の目印になるよう赤ープが貼ってあります。テープは簡単にはがれますのでご自由にお使いください)
資金の使い道
材料費および製作費
実行者紹介
少年時代、図工が一番好きでした。どうすれば創ることができるのかと考えた時、大学という選択肢が生まれました。好きなだけ作り続けられると思ったからです。建築、デザイン、設計ではなくなぜか、化学科を専攻しました。最短ルートが嫌いで、下校時も寄り道、みちくさをしていました。
こんな私ですが、何の根拠もないのに「創ることができる」という自信だけがありました。可能だと最初から決めていた自分が何故かいました。本当に不思議なのですが、何の迷いもありませんでした。
音楽家は音で、画家は絵で、作家は文章で、書道家は書で、彫刻家は彫って表現します。自分は何ができるんだとなった時、やはり一番最初に思いつくのは、「鉛筆、定規、カッター」の道具です。自分は立体で表現するしかないんだと思いました。
誰も創ったことのない立体創作を志したのが10歳の時、創作し始めたのが18歳の時です。40数年と時間はかかりましたが、辿り着いたのが空間を利用して組み立てる、抜け落ちない立体構造になりました。
ご支援頂く皆様、よろしくお願い申し上げます。
森 徳弘
リスク&チャレンジ
1. 納期について 本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。 2. 商品について 開発中の製品につきまして商品名および素材が変更になる可能性があります。また画像の色や質感が実物と多少異なって見える場合がありますので予めご了承願います。 3. ご支援後のキャンセルについて 原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から3ヵ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。 ご支援後のご支援者様都合、使用感等によるキャンセルや返品・返金はお受けできませんのでご了解下さい。 4. 価格について 私一人で作成しています。量産することができた場合は販売価格が下がる可能性があります。
サポーターからの応援コメント
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【大人時間割引き】64名様 20%OFF
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『 スペース・キューブ 6 』1個
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7,500円→6,000円(税込・送料込)
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■定価7,500円の15%OFF
7,500円→6,375円(税込・送料込)
【大人時間セット割】64名様 25%OFF
7,500円(税込)
『 スペース・キューブ 4 』1個
『 スペース・キューブ 6 』1個
■定価10,000円の25%OFF
10,000円→7,500円(税込・送料込)
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「日本のアーキテクト・パズルができました。プロセス途中で公開します。」プロジェクト詳細ページです。