Soil Piece/Soil Piece-mとは

はじめまして、ensuelo＜エンスエロ＞の山口と申します。

ensuelo＜エンスエロ＞とは、ensue（続く）にスペイン語のsuelo（土壌）を組み合わせた造語です。土壌を介して、いろいろな思いを繋いでいきたい、という思いからこのブランド名を付けました。

この度は、「Soil Piece-m」を紹介させていただきます。

ensueloでは、滋賀県栗東市にある西口左官株式会社の「どんな土でも塗る」技術を用いて、依頼者の思い出の地の土壌を用いた左官アートパネル「Soil Piece」を作製しております。（今回のリターン品は簡易版の「Soil Piece-m」であり、「Soil Piece」ではありません）

「Soil Piece」は、実家などの思い出の地を手放す際に、どうしても寂しい気持ちになってしまうとの相談から誕生しました。思い出の地の土壌を使って作る、左官アートパネルです。

職人が、依頼者の思い出の地に出向き、依頼者とヒアリングを重ねてデザインし、理想の形になるまでじっくり時間をかけて作製します。

（注）写真は「Soil Piece」の一例であり、今回のリターン品ではありません。

「Soil Piece」は職人さんの手間も多大となり、大量に受注できず、また、どうしても高価なサービスとなってしまいます。

思い出の地を手放す際に寂しい思いをされている方はたくさんいらっしゃると考え、今回は、makuake用に、セルフ土壌採取キットを用いた簡易版の「Soil Piece-m」をご用意しました。

「Soil Piece-m」は、ご自身で採取いただいた土壌を西口左官へお送りいただき、その土壌を用いて、職人さんが丁寧に作製するアートパネルです。デザインや額縁の種類を絞り込みセミオーダー形式とすることで、価格も抑させていただきました。

土壌の上に建つお家で育ち、土壌の中で作られたお野菜を食べる。意識することは少なくとも、土壌はいつもあなたを育んでいたはずです。

あなたの”土壌”を使ってつくるアートパネルを、あなたのお手元に残してください。

Soil Piece-mの特徴

あなたの”土壌”を使ってつくるアートパネルです。

就職を機に離れてしまった実家、懐かしいおばあちゃんの家など、皆様それぞれ思い出の地があるかと思います。しかし、様々な事情で、思い出の地を手放さなければならない場合もきっと出てきます。

「Soil Piece-m」は、ご自身で採取いただいた土壌を西口左官へお送りいただき、その土壌を用いて、職人さんが丁寧に作製するアートパネルです。大人になってマンション暮らしをしていると、なかなか土壌を触る機会もないかと思います。この機会に、ご実家などで土壌を触ってみてください。

土壌は、採取場所によって異なり、できあがったパネルも当然異なった質感になります。どのような作品に仕上がるのか楽しみに完成をお待ちいただければと思います。

職人歴20年以上の左官職人が一つ一つ丁寧に心を込めて作製します。

今回、作製いただくのは、土に慣れ親しんだベテラン左官職人さんが多数在籍される西口左官株式会社です。（競馬好きの方には有名な）栗東トレーニングセンターの目の前に、今年4月に移転されました。

「Soil Piece」で用いる土壌は、それぞれの思い出の土地の土壌であるため、畑のような肥えた土壌、粘土質でカチカチな土壌、砂と砂利ばかりの土壌など、多種多様であります。また、採取場所によっては汚れや臭いなども気になる場合もあります。

「どんな土でも塗る」ということの難しさに直面することになりましたが、西口左官株式会社にて開発いただいた土壌の洗浄・精製方法により、どのような土壌でも、美しいアートパネルの形にできるようになりました。

日常生活に溶け込む、シンプルモダンなデザインです。

身近に飾ってもらいたいので、シンプルモダンなデザインになるように心がけました。デザインは3種から選んでもらえます。

※色は採取いただいた土壌のままの色となります。（写真は、3種類の異なる土壌で作成したパネルです。）

賃貸マンションの石膏ボードにも飾れるように、軽量化も心掛けました。

Soil Piece誕生・開発ストーリー

進学、就職などで実家を離れ、気づけば実家も空き家に…。

管理もままならないし売却に踏み切るしかないとわかっていながら、思い出の詰まった実家、いざ手放すとなると心苦しい…。

近年、報道にもあるように、空き家問題は国レベルの問題となっております。

実家が空き家になってしまった場合、管理の時間・費用に固定資産税その他もろもろ合理的に考えると、売却したほうがよいケースは決して少なくありません。

頭では納得の上だったとしても、いざ実家売却が決まると「やっぱり寂しいね。手放してしまって心苦しいね」の感情がこぼれてしまうものです。

少しでもその寂しさを紛らわすため、実家の一部でも手元に残しておけないかとのご相談の中で、Soil Pieceのアイデアが生まれました。

解体後の端材、瓦など、残す方法はいろいろあるけれど、結局形の大きいものは倉庫に入れたままで忘れられてしまう。形の変えられる土を絵画のように飾るのはどうか？しかし、そのままの土を貼り付けるだけでは、どうしても工作のようになってしまい日常生活に溶け込まない。

土の扱いのプロである西口左官株式会社さんと一緒に検討を重ねました。

ベテランの左官職人さんとはいえ、その辺り自然の土を使って左官の作品を作るというのは困難を極めました。

通常、左官仕事は、左官用に精製された土を選び、必要あればブレンドして使うことになります。左官用の土であれば、特性も頭に入っているので問題なくプロの仕事を進めることができます。

しかし、今回のようにどのような土壌が送られるのかわからない状態で、本当に安定した品質のパネルを作製できるのか。商品化を決断するには時間を要しました。

ひび割れ、剥がれ、変色、失われる質感…。いったん成功しても、土壌が変われば、また剥がれたり…と、たくさんの失敗が累積されることになりました。

そういった試行錯誤を繰り返した後、徐々に土質による精製パターンがつかめてきました。一つ一つの土壌を見極めながら、左官仕事ができる土へと精製します。

また、パネルに仕上げる際も、土の状態やその日の天候によって、のりの配合や塗り方が変わってきます。

今回得たデータと職人さんの経験を基に、土質を見極めて配合や塗り方を選択できるようになりました。西口左官の「どんな土でも塗る」ことができる技術と「Soil Piece」の誕生です。

思い出の地を手放す前に、是非「Soil Piece」をお手元に残すことをご検討ください。

利用方法

リターン品の「Soil Piece-m」は額装した状態でお届けします。

重さは約1.1kgと軽量化を意識しましたので、石膏ボード用の細いフック等でも飾ることができます。※フックは添付しません

仕様

デザインは3種から選んでいただけます。額縁は3色から選んでいただけます。

デザイン3種（左から、葉脈、波、水流）

額縁3色（上から、白、ナチュラル、黒）

商品サイズ・重量等（額縁に収納した形での納品になります）

・額縁の外寸：320mm×320mm×35mm

・額縁込みの重量目安：1.1kg（デザインや土壌によって異なります）

・額縁の材質：木製（原産国ベトナム）

・表面カバー：1.8mmUVカット強化アクリル

（参考）

・アートパネルのみの外寸：200mm×200mm×15mm

・アートパネルのみの重量目安：0.3kg （デザインや土壌によって異なります）

※アートパネルは、お送りいただいた土壌によって色やひび割れが異なってきます。個性として、それぞれの風合いをお楽しみください。

台紙の色は、原則ベージュ色になります。スウェードタッチの台紙です。※最終のバランスを見て、紺色の台紙を使うことがあります。

スケジュール

お申し込み時に土壌の発送予定日（原則2023年11月20日～2024年2月29日の期間）を登録していただきます。

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発送予定日の１～２週間前を目途に、土壌採取キットをお送りします。

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土壌を採取いただき、同封の返送用伝票にて西口左官株式会社へ返送ください。（衛生問題もありますので、土壌採取後は速やかに送付ください）

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西口左官株式会社で土壌受取後、約3ヶ月で製品を発送予定です。

※土壌送付タイミングが混みあった場合などは、発送が遅くなる可能性があります。その場合はわかり次第、ご報告させていただきます。

FAQ

Q.土壌の発送予定日の目途が立ちません/予定日の変更はできますか？

A.土壌発送予定日は、プロジェクト終了後3か月以内の日程を想定しておりますが、それ以降の日程をご希望の方や、予定日を大幅に変更される場合は、contact@ensuelo-soil.comへご連絡ください。個別に対応させていただきます。

Q.どのように土壌採取すればよいですか？

A.土壌採取キットとして、土壌を入れる容器と、スコップ、ザル、返送用伝票をお送りします。土壌採取時は土壌が湿っていることが多いので、恐れ入りますが、採取した土壌を新聞紙などに広げて乾燥いただいた後、ザルで砂利など粒の大きな土壌を取り除いていただきます。ザルでふるい落としたサラサラの土壌を返送ください。（※送付いただいた土壌に砂利などが多く含まれていた場合、パネル作成に十分な土を精製することができなくなり、追加の土の送付をお願いする可能性があります）

Q.落として割れたりした際、修繕はできますか？

A.初期不良以外は有償になりますが、可能な限り修繕を試みます。製品と一緒に修繕時に用いる精製後の土を同封してお送りしますので、大切に保存してください。

Q.台紙の色は指定できますか？

A.原則はベージュの台紙を想定しておりますが、完成したアートパネルの色合いによって紺色の台紙を用いる場合があります。もしベージュor紺色での指定があれば、備考欄にてお知らせください。可能な限り対応します。

リターンについて

Soil Piece-m　1個　 88,000　円

Soil Piece-m　2個　140,000　円（1種類の土壌で2個のパネルを作成します）

Soil Piece-m　3個　190,000　円（1種類の土壌で3個のパネルを作成します）

実行者紹介

「Soil Piece」を作製する西口左官株式会社です。

Nishiguchi Sakan – Nishiguchi Sakan Official Website

滋賀・京都のお客様を中心に左官のお仕事をさせていただいております。

この度、初めてMakuakeに挑戦いたします。皆様のお声を聴いて、よりよい製品づくりに励もうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

西口左官のメンバーと、ensuelo企画担当（兼顧問税理士）の山口です。

https://ensuelo-soil.com/