はじめに

はじめまして。シンシアのシェフ、石井真介です。
1年以上前から構想し、密かに計画していた新店のプロジェクト。
途中、何度も壁にぶち当たりましたが、ようやく自信をもって出せるお店に仕上がりました。
食に関わる、すべての人にご満足いただけるお店ができたのではないかと思います。

今回、よりたくさんの人に想いを届けて、僕たちの活動を応援してくれる人を募るべく、クラウドファンディングににチャレンジします。

お店のこと、僕が考えていることを、広報担当がうまく文章にまとめてくれました。

最後に、僕からの想いも書いています。
ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。

海の未来を考え続けてきたシェフ・石井真介だからこそ実現できる、新しいレストランのカタチ

この秋、ミシュランの星付きシェフが手掛ける、新しいビュッフェスタイルのレストランが誕生。

星付きクオリティの料理を好きなだけ、しかもカジュアルに楽しめて、それが食に関わる全ての人を幸せにし、海の未来を守ることに繋がる、まさに「食」の理想系とも言えるお店です。

店の名前は、「Sincere BLUE（シンシアブルー） 」。
ミシュラン一つ星を獲得した予約困難店「Sincere（シンシア） 」のシェフ石井真介が手掛ける新店です。

シェフ石井真介は、かつて渋谷で「予約が取れないレストラン」として伝説となった店「バカール」を営んでいた経歴の持ち主。
その後にオープンした北参道のシンシアでは、バカールをさらに進化させ、独自の世界観を追求してきました。

今回の新店シンシアブルーは、大人でさえも心が躍るテーブルビュッフェスタイル。
もちろん従来のビュッフェスタイルとは形を変え、テーブルに料理を運び、一人ずつトングを渡すなどコロナ対策も万全です。

これまでの流れを受け継ぎながら、独創性溢れるシェフの料理を好きなだけ、カジュアルにお楽しみいただけます。
シェフの代名詞とも言われる、鯛の形をした「魚のパイ包み」やウサギの形をした最中は、もちろん、新店でも健在です。

実は、今回の新店シンシアブルーは、新たなチャレンジをします。

それは、海の環境資源を考慮した「サステナブルシーフード」を、多くの人に楽しみながら知ってもらうということ。

シェフの石井は、これまでもシェフという枠組みを超えた活動を行ってきました。

コロナ渦においては、新型コロナウィルス感染症と最前線で闘う医療機関の皆さまに、料理を届け、感謝と応援を伝える「Smile Food Project」を牽引。多くのマスメディアに取り上げられました。

そして、ライフワークとして手掛けるのが、「Chefs for the Blue」。
「100年経っても、豊かな海を」をミッションとして掲げ、「カンテサンス」岸田周三氏や、「日本橋蠣殻町すぎた」杉田孝明氏など約30人もの有名シェフやフードジャーナリストとともに、持続可能な海を目指した啓発活動を行っています。

今回の新店シンシアブルーはこれまでの活動の延長線上にあり、「サステナブルシーフード」という未来でも魚を食べ続けていくことができるように、漁獲量や自然環境に配慮し、適切な方法で獲られた魚介類を積極的に取り入れていれます。

将来も日本の美味しい魚を食べることができるよう、料理人だからこそ、いま、できることがあるのではないか。

石井はそんな想いを原動力に、このシンシアブルーを創りました。

「美味しく・楽しく・カジュアルに」食べてもらうことで、100年後の海の未来を守ることができる。
2020年の秋、東京・原宿に、シェフの領域を超えて活動してきた石井だからこそ実現できた、新しいレストランのカタチが生まれます。

「美味しく・楽しく・カジュアルに」食べて、100年後の海の未来を守る。今回限りのリターンについて

この度、当店の新しい挑戦を応援していただきたいという想いから、クラウドファンディングにチャレンジすることに決めました。
クラウドファンディングで集まった資金の一部は、海の未来を守る活動を行う「Chefs for the Blue」の活動資金に充てさせていただきます。

当店の新しいチャレンジを応援してくださる方に、ご支援いただいた以上のお返しがしたいという想いから、今回限りの特別なリターンをご用意。
テーブルビュッフェが通常よりお得に楽しめるだけでなく、会員限定料理教室や、ランチ限定メニュー「ブイヤベースラーメン」がディナーのテーブルビュッフェでも楽しめるようになる今回限りの特別会員も募集いたします。

■テーブルビュッフェ利用券

平日のディナー、休日のランチとディナーでお使いいただけるテーブルビュッフェ利用券です。
シンシアに負けずとも劣らない料理を好きなだけ食べられて、価格は通常1人前4,900円（税サ別）。
フリードリンクは、1人前追加で3,013円（税サ別）です。

当店のビュッフェは、コロナ禍での懸念に対応した「テーブルビュッフェ 」というスタイル。

お客様の各テーブルにその日の出来立てのお料理を10種類以上、次々とお運びいたします。
お客様一人一人にマイトングをお渡しし、テーブルの上でビュッフェをお楽しみいただけます。
一通りご提供した後、お好きな料理を、再度お代わりのオーダーができるという仕組みです。

お客様のお声がけに合わせて、メインの一皿をご提供。
こちらは肉を使った料理とシンシアのスペシャリテである鯛焼き型の「魚のパイ包み」からお好きな料理をお選びいただけます。

そして、最後にとっておきのデザートをお楽しみいただくという流れになります。
ワクワクが止まらない料理の数々を、思う存分お楽しみください。

■シンシアブルー特別会員特典

さらに今回、私たちの活動を応援してくださる方を大切にしたいという思いから、【ここで支援していただいた方だけ】への特典として、以下のような特典が得られる会員権利も付与させていただきます。
こちらの会員になれるのは今回限り。

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【シンシアブルー特別会員特典】
（1）会員限定の料理教室や貸切イベントなど、会員限定イベントに参加できる権利
※参加費は別途頂戴します

（2）ランチ限定メニューのブイヤベースラーメンを〆としてサービス
※要予約
※1組4名様まで

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※ランチ限定メニューのブイヤベースラーメン

テーブルビュッフェ利用券、特別会員権をセットでお得に手に入るのは今回限り。
この機会をお見逃しなく。

「おいしい」、「楽しい」が心を動かす。シンシアブルーのテーブルビュッフェスタイル

「サステナブルシーフードの存在を多くの人に知ってもらいたい」
これまでの活動を経て、そんな思いが石井の心に芽生えましたが、それだけでは、お客様の心を掴むことは難しい。

どんなお店にしたら、お客様に喜んでサステナブルシーフードを召し上がっていただけるだろうか？
サステナブルシーフードを使うことに社会的な意義はありますが、「おいしい」とか「楽しい」とか、心が動く瞬間がなければ、なかなか人の心に浸透していきません。

そこで思いついたのが、ビュッフェスタイルで、美味しく楽しくサステナブルシーフードを味わってもらうお店でした。

テーブルに運ばれてくる料理は、通常のビュッフェスタイルのお店が出すそれとは一線を画すクオリティ。

たとえば、魚の身をパイで包み、鯛の形に焼き上げた「魚のパイ包み」は、シェフのスペシャリテ。
また、ウサギの形をした最中にフォアグラをぎっしり詰めた逸品は、乙女心をわしづかみにするキュートなフォルム。
そのほか、濃厚な蟹味噌のバーニャカウダや、うまみたっぷりのローストビーフなど、シェフ石井のアイデアがギュッと詰まった料理が、テーブルいっぱいに並びます。

シェフ石井が料理を作る上で一番大切にしていることが、「お客様をワクワクさせること。」

シンシアの遺伝子を受け継ぎながらも、シェフが独自の発想力でさらにチャーミングに仕立てた料理が、テーブルいっぱいに運ばれてくるのです。

お客様の前で料理を仕上げたり、あっと驚くような仕掛けを料理のなかに潜ませたり……。
そうした経験から生まれたシンシアブルー。

「五感で驚き、喜び、感じる」料理を好きなだけ。
それが、サステナブルシーフードを知ってもらうために導き出した最適解でした。
大人でさえも心躍る料理の数々を、ぜひ一度、お試しください。

原宿の注目商業施設に登場。開放感が心地よい、海をテーマにした異空間

シンシアブルーが店舗を構えるのは、2020年９月、東京・原宿にオープンする新しい商業施設。
食に特化した18店舗が集まる、「JINGUMAE COMICHI（じんぐうまえ こみち）」にオープンします。

テーブルは全26席ですが、ソーシャルディスタンスを大事に考え、ゆったりとした席配置に。
星付きクオリティの料理を味わうのにふさわしい、最高のシチュエーションでお客様をお迎えします。

お店のインテリアは、少しでも水産資源に目を向けてもらいたいという思いから、海を意識。
著名なフラワーデザインが手掛けた、魚を模したドライフラワーが店内に彩りを添えるほか、壁にかけた絵も海をモチーフにしたもの。
ドライフラワーの下からは、魚のイラストがひょっこりと顔を覗かせます。

天井が高く広々とした空間は、まさに、広大な海を彷彿とさせ、開放感がいっぱい。
オープンなテラス席も備えているので、青空の下でのランチや、星を仰ぎながらのディナーも楽しめます。

100年経っても、豊かな海を。シンシアブルーが使う『サステナブルシーフード』 とは

シンシアブルーで使用する魚介類は、サステナブルシーフードがメイン。
サステナブルシーフードとは、海の環境資源を考慮し、一定のルールに則って捕獲された魚介類のこと。
日本ではまだ聴き慣れない名称ですが、海外、特に欧米では広く知られています。

実は日本の海で獲れなくなりそうな魚があるのを知っていますか？
ホッケは大きいものが取れなくなっていますし、本マグロや鰻はすでに絶滅危惧種となっています。

「日本は、四方を海に囲まれた島国でありながら、魚がどんどん捕れなくなっているのは、一体なぜなのだろう？」
シェフの石井は、もうずいぶん前からこのことに疑問を感じていました。

問題提起をしてくれたジャーナリストとともに皆で学んでみると、日本の漁業は、制限しながら漁をする海外と違い、早い者勝ち。そのため乱獲が起こり、水産資源が枯渇していました。しかも乱獲の結果、品質が悪く、おいしくない魚が市場に出回ってしまうのです。

そこで、100年経っても、豊かな海を守るべく「Chefs for the Blue」が立ち上がりました。石井は仲間のシェフたちとともに、漁師や漁業関係者と真摯に向き合い、また食べ手への啓発を通じて、日本の水産資源の減少を食い止め改善するための活動を行っています。

そして、その活動の延長線上に今回のシンシアブルーがあります。

シンシアブルーでは、信頼のおける国際認証を取得した魚介類をメインで使用しますが、残念ながら国産は数が少ないために多くは海外産。
冷凍状態で入荷されるので、まず高級店では使われません
しかし、冷凍の魚でも生状態の魚以上のおいしさに仕立てるのが、シェフの技術。

「漁獲量が減っているから食べる量を減らす」のではなく、「適切な方法で魚を獲る漁師さんを支援するため、素材の選び方を考える」のが石井流。

サステナブルシーフードを使うこと、そして、お客様に食べていただくことが、海の未来を守る取り組みになります。

そして、お店にいらしたお客様にも、サステナブルシーフードについて、興味を感じていただければと思います。

楽しく・美味しく食べることが、未来の海を守ることにつながっていく。
それが、シンシアブルーのめざす考え方です。

最後に：このプロジェクトへの想い

はじめまして。シンシアのシェフ、石井真介です。
今回、シンシアの新業態店舗、シンシアブルーをオープンすることになりました。

シンシアブルーには、「サステナブルシーフード」をたくさんの人に知ってもらうというミッションがあります。
料理人としての僕自身のチャレンジでもあり、また、日本の海洋資源を考えて、未来に続くチャレンジでもあります。

サステナブルシーフードというエシカルなテーマは、人間にとってとても大切。
でも、「おいしい」とか「楽しい」とか、心が動く瞬間がなければ、なかなか人の心に浸透していきません。

そのためには、ワクワクと心を弾ませる料理こそ、サステナブルシーフードに対する関心を持っていただくには最高の演出になるはず！

料理という入り口を通して、お客様にサステナブルな未来を考えていただくきっかけが作れればと思い、今回、この店をオープンすることを決めました。

どんな料理にも、それが生まれた背景には「物語」があります。
シンシアでも、以前のお店バカールでも、その季節や食材が発する言葉を「料理」というストーリーに仕立て、お客様にプロデュースしてきました。
その姿勢は、このシンシアブルーでも変わりません。

お客様をワクワクさせるのにふさわしいテーブルビュッフェというスタイルで、海のことや魚のこと、そして地球の未来が紡ぎ出す物語に耳を傾ける。
シンシアブルーで過ごすひとときが、お客様にとって、新たな「物語」への第１章になればと思っています。
みなさまをお迎えできるのを楽しみにしています。

【店舗概要】

『Sincere BLUE（シンシアブルー）』

住所：東京都渋谷区神宮前1-23-26 JINGUMAE COMICHI 2F

営業時間：

11:30-14:00 close

17:00-23:00 close

定休日：月曜日

電話番号：03-6434-0703