プロジェクト実行者
ストーリー
このプロジェクトは、小児がんや心臓病などの重い病気をもつ子どもの「きょうだい」のための小冊子「きょうだいさんのための本」を3000冊増刷することを目指しています。
子どもが大きな病気になると、家族の生活は一変します。病気になった子ども自身も親御さんもつらい闘病生活を体験することになりますが、病気の子どもに兄弟姉妹(きょうだい)がいる場合、その子たちも同じように傷つき、時には寂しさや不安をがまんしながら、がんばっています。
私たちは、そんなきょうだいたちに「ひとりじゃないよ」と伝えたくて立ち上げたボランティアグループで、活動を始めて11年になります。代表の清田は心臓病の弟を亡くした「きょうだい」で、弟が入院している病院の廊下で見た、幼いきょうだいたちが毎日何時間も泣きながら待っている光景、それをなんとかしたいと思った気持ちが「しぶたね」の芯になりました。スタッフ4名と、ボランティアさん50名ほどで以下のような活動をしています。
■「きょうだいの日」の開催
年4回、病気の子どものきょうだい向けのワークショップを開いています。きょうだいが主役になり、同じ立場の子どもと出会い、安心して思い切りあそびきることができる場を目指して、秋は小学生のきょうだい同士であそぶプログラム、春はきょうだいと親御さんとの絆を深めるプログラム、夏と冬は中学生以上のきょうだいが集まるプログラムを開いています。依頼に応じて出張「きょうだいの日」も行います。
■病院でのあそびの活動
中学生以下のきょうだいは感染予防のため病棟に入ることができません。
そのため、月2回、小児病棟前の廊下で、面会中の保護者を待つきょうだいが安心して楽しく過ごせる場をつくっています。
■たねまき活動
寄稿や講演などを通してきょうだいのつらさと頑張りを伝えています(講演先は保健所、大学、病院、関連学会、親の会等)。
活動を続ける中で、小さなきょうだいさんたちが、お医者さんや看護師さんがにっこり微笑みかけてくれたとか、名前を覚えてくれたとか、お母さんお父さんが頭をなでてくれたとか、病院から帰ってきて「ただいまー」とぎゅっとしてくれたとか、小さく見えることがすごく大切なことなんだと教えてくれました。そんな小さくて大切なことを詰め込んだものを作りたくて、「きょうだいさんのための本」がうまれました。
・病気の子どものきょうだいたちに向けたメッセージ
「病気はあなたのせいじゃないよ」「寂しい時は寂しいって言ってもいいんだよ」
・病気の子どものきょうだいたちが、寂しい時、ひとりぼっちだと思う時、親御さんをはじめ、たくさんの人から注がれている愛情を確認できるページ
「あなたがうまれた時、私たちはこんな気持ちだったよ」
・甘えたい気持ちを抑え込んでしまいがちなきょうだいさんが、親御さんに気持ちを伝えるきっかけになるような「おねがいクーポン」や、親子であそべる簡単なゲーム、きょうだいさんの可愛いところや大好きなところを称えるための表彰状などからできています。(こちらから全ページ見ることができます。http://blog.canpan.info/sib-tane/archive/225)
助成金をいただいて7000冊作成し(2011年4000冊、2013年3000冊)、必要なきょうだいに届くよう無償配布とカンパ販売を行ってきました。病院や保健所、学会、患者会などでも配っていただき、おかげさまでもうすぐ在庫がなくなりそうです。
たくさんの方が冊子を受け取ってくださいました。病院から離れたお家で留守番しているきょうだいさんのために書き込んで送ってくださった方、きょうだいさんのお誕生日プレゼントにそえてくださった方、同じ病室の親御さんにも渡したいのでとたくさん申し込んでくださった方…親御さんからこんな嬉しいメールもいただきました。
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下の子はまだ4歳ですが、この本を読むと涙をぽろぽろと流し、最後は大号泣…どちらも大切だよ~と伝えてきてたつもりだったけど、思った以上に4歳のちいさい心でもいろんなことも考えているんだなと、私自身考えさせられました。
下の子は「○○の宝物の本」としぶたねさんの冊子を呼んでいます。
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いつも冊子を送りながら、この冊子をつくるため、たったひとりのきょうだいさんに渡すために、本当にたくさんの人が支えてくださっていることを想っていました。
「この感じ、もっときょうだいさんたちに伝わるようにできないだろうか?」
「もっともっとたくさんの人にきょうだいさんの頑張りを知ってもらい、応援してもらうことはできないだろうか?」
そこで、この増刷プロジェクトに協力してくださった方の人数分のイラストを入れたカードを冊子に挟み込み、きょうだいを応援する人がたくさんいることを視覚的に伝えることを思いつきました。
このカードにたくさんの人の応援の気持ちをぎっしり描き込んで子ども達に渡し、子どもも大人もみんなで一緒に笑顔になれたら嬉しいです。
きょうだい支援の分野はまだまだ光が当たり始めたところで、病気の子どものきょうだいのための団体は日本でも数えるほどしかありません。このような活動があること、頑張っているきょうだいさんがいることを知っていただくだけでも大きな一歩です。
すべての子どもたちが安心して、愛されて、だれかに支えられ、だれかの支えになり、明日が来るのを楽しみに生きてほしいと願っています。
どうかお力を貸してください。なにとぞよろしくお願いいたします。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll or Nothing型です。プロジェクト成立のためにはプロジェクト終了日の2015年05月07日までに目標金額が達成となる必要があります。
「きょうだいさんのための本」とカードのセット
1,080円(税込)
(更新日:2015年07月22日)
・増刷した小冊子「きょうだいさんのための本」1冊
・冊子に挟み込むカード1枚
の基本のセットを郵送させていただきます。
冊子セットとシブレンジャーバッジ
3,240円(税込)
(更新日:2015年07月22日)
・増刷した小冊子「きょうだいさんのための本」1冊
・冊子に挟み込むカード1枚
の上記の基本のセットに加え、
シブレンジャーバッジを郵送させていただきます。
シブレンジャーはきょうだいのためのヒーローで、しぶたねのオリジナルキャラクターです。バッジを見たきょうだいさんにたくさんの人の応援の気持ちが伝わるように、この企画のために描きおろしたイラストです。
冊子+バッジセットとつぶたね付箋
5,400円(税込)
(更新日:2015年07月22日)
・増刷した小冊子「きょうだいさんのための本」1冊
・冊子に挟み込むカード1枚
・シブレンジャーバッジ
に加え、オリジナルキャラクターつぶたねたちが宇宙を楽しむ柄の付箋(カラー、71mm×71mm、20枚綴り)を郵送させていただきます。
冊子+バッジ+付箋+「ワンポイント描き足します」
10,800円(税込)
(更新日:2015年07月22日)
・増刷した小冊子「きょうだいさんのための本」1冊
・冊子に挟み込むカード1枚
・シブレンジャーバッジ
・宇宙なつぶたね付箋
さらに、カードに、ワンポイント描きこんだあなただけのオリジナルキャラを加えさせていただきます。
たとえば、「めがね」「頭に動物をのせる」「うさ耳帽子」など…実行者よりメールにてご連絡を差し上げます。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 社会貢献カテゴリの 「病気の子どもの兄弟姉妹がたくさんの人の愛情を感じられるように、小冊子を増刷したい」プロジェクト詳細ページです。