​大学生・若手社会人とプロがつくり上げる日本初オリジナルミュージカルで、「就職活動」や「働くこと」にまつわる様々な社会問題をみなさんと一緒にたくさんの人に伝えたい！ 

『就活ミュージカル！！』、略して“就ミュ（しゅうみゅ）”では、趣旨にご賛同いただけるみなさまから公演のための支援を募っています。

支援をいただいた方には、一緒に舞台をつくり上げる「Support Member」としてプロジェクトのサポーターになっていただきます。

“就ミュ”は経験ゼロからスタートした若手プロデューサーたちと、「働くこと」の入り口に立っている大学生や若手社会人たちが、プロの方々の力を受けながら手探りでつくり続けているソーシャルミュージカルです。

出演キャストとスタッフは未経験ながら、新しい時代の新しいミュージカルのつくり方として、一人のスターや大手の配給会社に頼ることなく、みんなで夢を共有して実現することを目指しています。

どうかみなさんの力を舞台制作にかかる費用に使わせてください！

（前回公演より：9人の若者たちがそれぞれの想いで歌うー“働くってなんだ？”）

「働くとは何か？」

そう問いながら、姿を変え続ける“就活”に翻弄される大学生、オトナたち…

シェアハウスに集い、他愛ない話に花を咲かせて心から仲間と笑い合えた若者たちも、いつしか就活の渦に巻き込まれ、一人、また一人と自分の答えを見つけられずに迷い、悩み、やがて予想もしなかった異変が起きる。

葛藤の末、彼らが手にした答えとはー？

（前回公演より：メインテーマを伝える曲の一つ『見えない戦争』）


「社会に出てみてどうですか？」　～"働くってなんだ？"～

初めまして！ SSI（就職戦線異状アリ）渉外プロデューサーの櫻井俊介と申します。

私たちは、社会の様々な問題の中でも「働く」ということに着目し、それをテーマにしたオリジナルミュージカルを上演するプロジェクトを手掛けています。

作品のタイトルは、『就活ミュージカル！！～たったひとつの答えを探して』。

今年3月18日～20日、銀座・博品館劇場にて上演いたします！

突然ですが、みなさんが社会に出るとき、どのような気持ちでしたか？

希望に胸をふくらませてそのときを待った人もいるでしょう。その一方で、たくさんの不安を抱えていた人たちもいると思います。

就職した人たちは、「辛いんじゃないか」「自分と合わない会社かもしれない」「希望どおりのところに行けなかった」「本当にこれでよかったのか」・・・

就職活動をしない道を選んだ人は、周りから何かを言われて迷ったり、不安になったりすることはありませんでしたか？

そして今、みなさんはどんな気持ちで日々を過ごしていますか？
自分にとって居心地のいい場所を見つけて、幸せを感じることができていますか？ 

大学生が思う「就職活動」の現実　～"シューカツコワイ"～

私たちは、このプロジェクトを遂行するために、100人以上の大学生一人ひとりに会い、就職活動に対する想いを調査してきました。

(調査記事の一部をサイトで紹介しています）
http://shushokusensenijoari.org/research

その中で、「就職活動がうまくいかなかったら人生が終わる」、そう思う学生が数多くいる現実を目の当たりにしました。

「私は一体何がしたいんだろう？」、わからないまま何十社にもエントリーする人、「自分が価値のない人間に思えてきた」という人、誰にも相談できずに就職活動をやめてしまったり、うつ状態になってしまったという人もいます。

そして、見過ごすことのできない就活を原因とした若者の自殺という現実。

（前回公演より：就活を始めて周囲と自分を比べ何にも持っていないと悩む女子大生）

就活の闇を経験した若手社会人にとっての働く意味とは～"大人だって悩んでいる"～

「働く」ことにまつわる問題は、就活生だけではなく若手社会人にも影を落とします。

「自分を偽ってなんとか入った会社」「人気があるから入った会社」で毎日やっている仕事が、会社や自分のどんな将来につながっているのか全くわからない。

「一生このままでいいのか？」「学生時代、私は一体何をやってきたのか？」
無力感や自己不信感にさいなまれて起こる「早期離職」。

それはもしかしたら、「甘い」「ゆとり」という言葉で片付けられてしまうだけの話なのかもしれません。

けれども、こんな想いを抱えて日々悩み苦しむ若者が大勢いることもまた事実なのです。それは、社会に順応できない本人の弱さだけの問題なのでしょうか。

（前回公演より：就活のスタートを表現する歌とダンス『就活百景・そのはじまり』）


SSI（就職戦線異状アリ）の立ち上げ　～"答えはひとつじゃない"～

現在の就職活動をただ批判したいのではありません。

私たちは、現代社会において「就活」に何が起きているのかという事実や、若者たちを取り巻く社会、彼ら・彼女らの苦悩、情熱を少しでも知ってほしいという想いから、2012年12月にSSI(就職戦線異状アリ)を立ち上げました。

そしてその第一弾プロジェクトとして『就活ミュージカル！！』の公演を企画しました。


(今年度説明会より：実行委員会から参加希望者にプロジェクトの詳細を説明。プロの先生による歌とダンスの公開レッスンも。今年の“就ミュ”はここから始まった)

就活ミュージカルプロジェクトとは？　～なぜ"ミュージカル"なのか？～

SSIは、「世の中にはいろいろな働き方、生き方がある」、ということについて考える機会をつくることを目指しています。

けれども、単に若者たちの働き方をまとめて原稿にしたり、講演会のように一方的に話をしたりするだけでは、その「実態」をイメージしづらいのではないかと思います。

また、ニュースで就活のことが扱われても、それが実際に大学生や若手社会人にどのような影響をもたらすかについて、リアリティを持って受け止める機会は少ないのではないでしょうか。

そこで私たちは、「ミュージカル」という誰もが楽しめる表現手段を使って、社会全体でこの問題を一緒に考えるきっかけをつくりたいと考えました。


（前回公演より：さまざまな世代の人々が仕事と人生への想いを歌うフィナーレ）

『就活ミュージカル！！』、二度目の挑戦へ

2014年にはじまったこのプロジェクトは、2015年3月に『就活ミュージカル！！〜たったひとつの答えを探して』全9公演を上演、約1000名の方にお越しいただき、大好評の中で無事初演の幕を閉じました。

観劇者からのアンケートには、
「就活中で周りに合わせることに必死でしたが、自分を持つ大切さや周囲への感謝の気持ちを再認識しました」
「就活生の娘をしっかりサポートしたいと思いました」
「望んだ就職先ではなくずっと不満でした。苦労して就職したことを思い出し、自分なりに満足できる答えを見つけて仕事をすることが大事だと気づきました」
といった感想が数多く寄せられました。

参加したキャストからも、「公演終了後就活をしましたが、本当にこの作品のとおりでした。でもそれを知っていたから、必要以上に悩まず強くいられました」という話を聞きました。

そのようなたくさんの声を受けて、私たちはこのプロジェクトを今後も継続していくことを決意しました。

（前回公演より：たくさんの拍手をいただいて感謝をお伝えしたカーテンコール） 

元劇団四季をはじめプロの方々の協力を得て渦中の若者たちが学びながら舞台をつくり上げます　～表現を通して生きる力を学ぶ～

今私たちは、2回目の公演に向けて、大学生・若手社会人約100名、劇団四季で活躍されていた方々をはじめとするプロのみなさん、そして企業・団体のご協力のもと、初演公演よりもさらに多くの人々を巻き込んでプロジェクトを進めています。

★ご協力いただいているプロスタッフの方々

（今年度オーディションより：みんなの適性を見極めるプロスタッフ達）

（初年度オーディション後：脚本家の目黒淨華先生から、参加者全員にフィードバック。各自が熱い想いで作品づくりに臨む土台に）

（今年度稽古後：音楽監督・編曲の平岩嘉信さんが、オリジナルの楽曲を使って歌うことへの心構えを伝える）

（今年度演技レッスンの様子：講師の南谷朝子先生から、演技における声の出し方、表現を学ぶ）


（初年度歌稽古の様子：舞台で歌ったことはもちろん、声の出し方すらわからないところから。歌唱指導は山崎さと子先生）

（今年度ダンスレッスンの様子：基礎の柔軟や身体づくりからスタート。講師は橋田康先生）

（昨年度公演後より：忙しい中、応援にかけつけてくれたダンスの中島康宏先生）

出演者・制作スタッフの半数以上が舞台未経験ではありますが、稽古を重ね自己表現力や本物のコミュニケーション力、物事を進めていく姿勢や自己肯定力を身につけて本番に挑みます！

★キャストたちの歩み

（初年度キックオフ：就活に光を当てたいという呼びかけで集まった最初の仲間たち）


（今年度オーディション：『就ミュ2016』出演のため3日間に渡って選考が実施された）

（今年度稽古より：新キャストが決まり2016版の台本での初の読み合わせ）


（今年度稽古より：演出の野垣真実生先生がキャスト一人ひとりと立ち位置や演出を確認）


（今年度稽古より：仲間たちが集まるシェアハウスのシーン。掛け合いでの笑顔）

「働く」ことへの価値観や社会の在り方を少しでも変えていきたい
『就活ミュージカル！！』は、2016年3月18日～20日に銀座・博品館劇場にて再演します！

私たちは本作品を、就活を控えた大学生や若手社会人たちだけではなく、高校生や教育関係者、その他たくさんの人々に観ていただきたいと考えています。

銀座・博品館劇場は1公演につき約300名が鑑賞可能で、3日間約1,800名の動員を見込んでいます。

『就活ミュージカル！！2016 ～たったひとつの答えを探して～』 
★日時：2016年3月18日（金）〜20日（日）
★上演時間：2時間（予定）
★チケット：4,000円（前売り）／4,500円（当日）
★座席：全席自由
★出演：トリプルキャスト（team LOVE、team WIN、team PEACE）
　2016年3月18日（金）
　　【1】14：00　team LOVE
　　【2】19：00　team WIN

　2016年3月19日（土）
　　【1】14：00　team PEACE
　　【2】19：00　team LOVE

　2016年3月20日（日）
　　【1】11：00　team WIN
　　【2】16：00　team PEACE

★劇場情報：
銀座 博品館劇場
〒104−8132 東京都中央区銀座8−8−11
http://theater.hakuhinkan.co.jp/

★アクセス：
○銀座駅から
・東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A2出口より徒歩5分

○新橋駅から
・JR「新橋駅」→銀座口より徒歩3分
・東京メトロ銀座線「新橋駅」→出口1より徒歩3分


（今年度公演の劇場：数々のミュージカルが上演されてきた銀座・博品館劇場）


私たちは、現代社会に広く浸透した就職にまつわる問題に向き合うためには、公演を継続的なものにしていく必要があると考えています。

しかし、1回のオリジナルミュージカル公演には、劇場利用料や稽古場代をはじめ、制作、上演に1,000万円もの費用が必要とされるのが現状です。

現在、劇場も決まり、出演者たちは役づくりの真っ最中。
脚本や役と真剣に向き合い、制作スタッフも懸命に宣伝活動を行っているのですが、劇場利用料や装置等の一部の資金が不足しています。

今年度は作品のクオリティをあげ、よりリアリティあふれる舞台にすることで、観てくださるお客さまの心をより一層動かしたいと思っています。

そんな私たちの想いに、少しでもご協力をいただけないでしょうか。

★舞台を裏から支える制作スタッフ

（2015年10月12日に行なわれた今年度の“就ミュ”キックオフの設営。スタッフとしても学生、若手社会人の有志が多数参加した【左】）​
（キックオフパーティでプロデューサー陣からご挨拶と説明。たくさんの方々に支えられて、プロジェクトが動き出した【右】）​


（プロデューサーたちが集まり定期的にミーティング。各セクションのメンバーともLINE等でやりとりしながら【左】）​
（キャストやスタッフ志望者にプロジェクトの説明をする河野プロデューサー。リアルな就活の実態を伝える作品に、翌年から就活する3年生や大学院生とエピソードトークで盛り上がる【右】）​


（お茶の水の路上でプロジェクトを宣伝。リクスー（リクルートスーツ）姿でダンスフラッシュモブ【左】）​
（グラフィックデザイナーを講師に招き、広報クリエイティブ勉強会（Illustrator&Photoshop講座）【右】）​


（演出チーム、音楽チームがキャストに台本と楽譜を手渡し。裏方として稽古をサポート【左】）​
（演出家の野垣真実生先生と稽古前の打ち合わせをする水野プロデューサー【右】）


（“就ミュ”の作曲家・南谷朝子さんのラジオ番組（中央エフエム『うら！のーと みなみずむ』）に集客スタッフが出演（2015年2月28日）【左】）​
（新聞、ネットニュースでもたくさんの記事が。毎日新聞にはキャストとスタッフのインタビュー記事が掲載された（2015年2月27日）【右】）​

（稽古場で、キャストたちと音取りをする音楽チーム【左】）​
（社会人音楽スタッフと、練習に励むキャストたち【右】）​​​


（役ごとの演技の注意点や、出はけを台本に細かく書き込む演出部スタッフ【左】）​
（稽古場にて、演出家と立ち位置を確認する舞監助手【右】）​


(劇場入り後、舞台仕込み。プロスタッフの間近で助手を務める大学生メンバー【左】）​
（場当たり。各スタッフも持ち場に就いて本番に向けて準備【右】）​


（昨年度ゲネプロ。キャストもスタッフも緊張感に包まれながら、最終確認【左】）​
（昨年度の公演では音楽も生演奏。音楽チームがサポート【右】）​

（昨年度ゲネプロ後、初日を翌日に控えての円陣。キャスト、スタッフ一丸となって【左】）​
（昨年度公演当日、賑わう会場受付。受付も座席案内も有志スタッフが担当。公演の前後で多くのお客様から直接感想や応援のことばをいただいた【右】）​​

ご支援いただけましたら多彩なリターンをご用意しています！

公演プログラム、DVDや特別鑑賞券の他、公演の様子を凝縮してつくるオリジナルフォトブック、稽古場見学といったギフトもご用意いたしました！！

◆運営プロデューサー：水野健太
◆集客プロデューサー：河野宏基
◆広報プロデューサー：水村陽治
◆調査プロデューサー：小山聖

◆渉外プロデューサー：櫻井俊介
　※本クラウドファンディング実施統括を担当しています。
＜プロフィール＞
群馬県出身。漫画を読むのが大好きで、特に『バガボンド』はことあるごとに何度も読み返すくらい好きです。
就職活動や働く中では、私自身も大いに悩みましたが、会社では新卒採用も経験し、他にも悩む若者をたくさん見てきました。
今の就活が悪いとか社会が悪いといったことではなく、現代社会がどうなっているのかという事実を知ってもらい、一人ひとりが「働くことをとおして自分の納得できる人生をどう送っていきたいのか」について、考えるきっかけにしてほしいと思っています。
どうか、みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

  働くということへの答え。体験の中にしか生まれない答え。

  セリフはみんなの生のことばたちを並べた。
  わたしのメッセージは歌詞にこめた。

  人生は、とりわけ仕事をして生きる人生は、とても立体的なものであり、
  それは演劇に似ている。

  すぐに出ることのない答えはたくさんある。

  性急な答えに飛びついて不自由になるよりも、わからないことと共存できる
  強さを。

（脚本家のことば：初演公演メッセージより抜粋）

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世の中には、答えのない問題がたくさんあります。

それを解決するためには、私たちが協力し、ともに働くことが大きな力になります。

「仕事をして生きるというのはどういうことか？」
「私たちは何のために働くのか？」

このような問いに、学生・若手社会人のキャスト・スタッフ一同全力で向き合っていきます。

そして、観に来てくださるみなさまにも、「働いて生きる」という重要なテーマに向き合うきっかけの一つにしていただけるようにと考えています。

ぜひみなさまからのご支援、ご協力のほど、よろしくお願いいたします！！

（今年度稽古場より：今年の“就ミュ”にも、ぜひみなさまからのたくさんのご支援をよろしくお願いいたします！）